PARALLEL WHITE ALBUM2(仮題) 作:双葉寛之
この場所を、覚えている。
中学の時、荒れていた俺を、俺のギターの音色をどうにかしようと、親父に連れて来られた所。
この場所を、覚えている。
たった一日だけど、俺のすべてを受け入れて、そして全力でぶつかってきてくれた人が住んでる所。
この場所を、覚えている。
たった一日だけど、ギターを手に取るたびに蘇る。少しだって記憶の色褪せていない所。
この場所を、覚えている。
俺にとっての今までで唯一人と言える恩師が住んでいるこの場所。
この場所を、覚えている。
俺にとって――経験したことがなかった、年若くだがそれでも母親のような暖かさを与えてくれた人が住んでいるこの場所。
多忙故に会えないと聞くも、何度も家の前まで訪れ。玄関のボタンを押すこと無く帰ったこの場所……。
ここは――
「うそ……だろ?」
「やっぱ何度見てもすごいよなぁ」
「心配しなくていいぞ、浅倉。誰だって最初はそんな反応示すんだから」
"冬馬 - TOHMA -”
そう大理石で誂えた表札を掲げているこの邸宅を眺めながら拓未は、それまで疑問に思いつつも放置していた事が頭のなかで急速に解決していく。
出会った最初から特に考えず、彼女のことを『かずさ』と名前で呼んでいたので苗字などどうでも良かった。
彼女を知る他の者達が『トーマ』と呼んでいたが、あれから3年も時を経た自分にとってまさか『トーマ』が『冬馬』だとは思いもしなかった。
そこらの素人とは隔絶したそのピアノの素質――それこそ全国コンクールクラスにエントリー出来る程であろうと拓未は見込んでいたのだが、この家を見ればなるほど、よくわかる。
彼女は、かずさは世界的ピアニストの――
「なぁ……かずさ」
「うん、どうした」
門を開け広げたまま敷地に入り、鍵を取り出そうとするかずさ。
慣れた様子でその後ろに続く春希。
対称的におっかなびっくり入っていく武也。
その彼らの後に続かず、門の外でぼおっと目に入りきらないその邸宅を眺めながら拓未はかずさに自分の考えが正しいかと確認する。
「お前さ、もしかしてだけど。
曜子さん――冬馬曜子の親戚?」
閑静な住宅街に、綺麗に縦に並んだ3人の盛大にずっこける音が響いた。
◇
「まったく、あんたは人の親のこと何だと思っているんだ」
「いや、だって。俺の知ってる曜子さん――かずさの母さんは3年前だけどビックリするぐらい若かったんだぞ。
まさか曜子さんがかずさの母親だったなんてな……これっぽちも思いもつかなかった」
「……浅倉さ、お前らが最初に知り合った時とか、俺達が冬馬冬馬って呼んでてさ、その可能性は考えなかったのか?」
先程の部活での拓未の怒りを見てからなのか、帰りの電車で拓未は雪菜に今日は春希と用事があると伝えると彼女はおとなしく末次町で一人降りていった。
依緒も自分から飛んで火に入ることも無いと岩津町で降りる事無くそのまま帰るつもりだと敬遠した。
一方武也だが、先日の自身が受けたアドバイスの事を考えて期待したのだろうか。それとも拓未の怒りの行く先を怖いもの見たさで知りたいのか、春希達に付いていくと決める。
そんな武也は入ってきてから繰り広げられる拓未の勘違いっぷりに「今更すぎるだろ、何を言ってるんだ」と続けながら呆れ返る。
「会った時は、苗字はよく聞き取れなくてな。聞き返すのもめんどくさいから名前でいいやって思ってそれっきり。
それに、俺にとっては冬馬曜子……ではなくて曜子さん。だったからな。冬馬と聞いてもピンと来なかった」
「拓未……。あんた
「……昔。少しだけ会ったことがある人、だな」
「……」
盛大に転げ――しかししっかりとピアニストの命である指を守るために全身で衝撃を受け取ってしまったかずさ。
こちらはにわかギタリストの意地だろうか……いや、単に壊れたりでもしたらお金が心配だったんだろう。ギターを守るように倒れた春希と武也。
倒れながらも見事にそれぞれの大切なモノを守った3人を見て拓未はその意地をある種の感動を以て讃えた。
復帰が早かったギタリスト二人を置いて、身体を打ち付けたかずさを起こそうと手を伸ばす。
『親戚じゃなかったのか……。まさか妹!?』
『冬馬曜子はあたしの親だよっ!!』
そんな過去を経て冒頭の会話をしながら屋内の、地下スタジオを目指す一同。不慣れの為かそわそわとしている武也とは反対に拓未は、懐かしさを感じながらリラックスして後を付いていく。
――そう、そうだ。右手側がミキサー室で、突き当りの扉の向こうには……。
久しぶりに、3年ぶりに訪れた冬馬邸の自宅スタジオ。
その部屋内を天井のスポットライト達が暖かな電球色で隅々まで照らす。
入ってすぐ右にその存在感を強烈にアピールするグランドピアノ。
パーティション越しには、これがドラムの代名詞と断言していいくらいに有名なPe○rlのドラムセット。
アンプの配置など所々変わった点はあるが、間違いなく拓未があの日過ごした部屋だった。
「拓未、どうしたの」
「あ、あぁ。わりぃわりぃ。普通の家じゃあり得ない光景だったんでな。驚いて声が出なかったよ。
つか地下にグランドピアノ? 24時間湿気に気を使わないといけないのに。まぁ確かに防音性を考えるならこっちがいいだろうが……。やることすげぇな」
「このスタジオは、以前この家の所有者だった時からあるからね。そういった辺りの話はよくわからないけど」
かずさに自分の想い出を語るのも恥ずかしい。
拓未は初めて来たような態度を取りつつ、春希に「お前こんな環境で練習とか羨ましいな!」と絡んだりすることで自分のさっきまでの感情をごまかす。
胸のあたりにチクリとした痛みが走る……これはきっと、かずさに嘘をついた痛みだろうか。
「へぇ……。しかしこれだけの設備があればかずさのその腕前も頷けるもんだな。曜子さん――かずさの母さんも鼻が高いだろ」
「――ん……ない」
「ん」
「あたしはもう
「お、おい……」
「っ……ごめん」
適度な吸音、適度な反射を考えた部屋の作りは。スタジオ独特の響きで――かずさの叫びを伝える。
その突然の感情の発露に、予想をしていなかった反応に拓未はどうしていいものか戸惑うものの、かずさの謝罪を聞いて慌てて雰囲気を変えることにした。
「そ、そうだ。せっかくきたんだ、早速練習しようぜ。
ほら北原、はやく準備しろよ。俺はお前と違って忙しいんだぞ、わかるか」
「……あ、あぁ。浅倉、昼に言った通りにだ。よろしく頼む」
春希は学年内で自他ともに認める『いいんちょ』である。時にはお茶を濁さず追求する姿勢を求められるその称号だが、今回は空気を読むことで緊張感を少しでも和らげることを選んでくれた模様だ。
察することの出来る『いいんちょ』は優秀だな。拓未はとりあえず春希を評価した。
◇
苦手なポイントを列挙し、今までどういったことをして練習に取り組んでいたのかを春希の口から聞く拓未。
拓未は予想よりも春希が真剣にギターに打ち込んでいた事に軽く驚く。
彼の考える北原春希というのは何事においても勉強が最優先であり、次に優先度が高いと思えるところとしては武也達との交友のための時間。
そして残った時間でその他の趣味――つまりはギターの練習に取り組んでいるものだとばかり思っていた。
かずさの家で練習していると聞いても、だ。もっとも、男女が同じ部屋でただ練習しているだけでは済まないと考えてもいたが、それはかずさのことを信じたいという願望も混じって排除することに決めていた。
そんな予想を裏切るかのように、春希は実は1日6時間近くも練習に取り組んでいたのだことを拓未は知る。
そこまでやってあの腕前だということにセンスがないにしても程があるとは思いつつも、拓未自身の過去から一つの予想を、見栄もあってさぞ正しい回答だとばかりにアドバイスする。
「そりゃあれだな。レベルアップ出来てねぇからだ」
「レベルアップ? それをするために練習しているんだろ」
「うーん、なんていうの? 昔のロープレの黎明期とかさ、経験値貯めたらレベルアップを自分で選択しなくちゃいけなかったってのもあったな。
そういや、レベル神に祈ってレベルアップとかいうゲームも――」
他ブランドの話題はやめろ!と武也の叫びが拓未の長ったらしくなりそうな説明を中断させる。
慌てて我にかえる拓未。脳裏に先程まで、某不思議の国のタイトルになった少女が手を振っていた光景が浮かんでいたのだが、武也によってそれは霧散された。
「あ、あぁ。悪ぃ、飯塚。俺どうにかしてたみたいだ。
つまりだな、上達に必要な練習は既に十分積んでいるんだが、お前はレベルアップするためのトリガーが引けてないんだよ」
「じゃあ、どうすればいいんだ」
「そりゃー、何かきっかけが無いことにはどうしようもねーな。俺にはわかんね」
何なんだ。さっきまで勿体ぶって話を引き伸ばして、結局答えはわからない、だと?
そんな剣呑な空気を醸し出す春希と武也。
拓未はだってこればっかりはしょうがねぇんだと言い訳しつつ言葉を続けた。
「基本的に、かずさの指導は間違っちゃねぇと思うよ」
「た、拓未。本当?」
「あぁ……。だからそんな自分が至らないみたいなことは考える必要はないぞ、かずさ。
だけどな、本人を前にして言っちゃアレだが、かずさは培った下地の結果かもしれないが、才能がある。今までの弾き方から考えるに天才肌だと思っている。
そんなかずさだから、練習の先には上達があること以外、考えることは出来なかったと思うんだよなぁ」
「どういうことなの、練習したら上手くなる。それは当然でしょ。才能が無くても練習すれば少しずつ上達する。
……それが、選ばれるまでに間に合うかどうかは知らないけど……」
「……うん? いや、そうだな。それは当然だと思う。だけどな、俺ら凡人にはそこに至るまでにもう1つのステップが必要なんだよ。
それがレベルアップのトリガー。きっかけってのが要るんだ」
いまいち理解出来ていない3人、そりゃそうだよな。と思いながら実例を挙げてみる。
「例えばさ、あるところが上手く弾けなくて、練習にも疲れてちょっと休憩する。そして再び何となく弾いてみたら「アレ? 出来た?」ってそんな経験はあるかとおもうんだが」
「あー、それならあるかも。次の日に急に出来ていることがあるよな!」
思い当たる節があるのか頷く春希に賛同する武也。ようやく話しの糸筋が掴めてきた事に拓未は安堵した。これで伝わらなかったらどうしようもなかったな、と。
「それは休んで他のことに取り掛かったっていうトリガーがあったから出来るようになった、と思ってくれ。
あとはソロとか早弾きが出来なくてもう適当にいいやって脱力したら素直に弾けた、とかな。
それらは練習しないともちろん成し得ることは出来ないが、練習以外で何かきっかけが必要となるんだ」
合点がいったとばかりの表情を二人は作るも、かずさだけはピンと来てはいないようだ。
だからこそ才能に恵まれているのだとは思うが――
「ま、そういうわけでな。春希や武也の答えってのを俺が出してやることは出来ないが。まぁ、きっかけになりそうなことを提案することは出来る」
「お、おう。例えば……」
拓未は、「ん」と頷くとかずさにピアノで何か適当な音を4分でゆっくりと弾いてくれとリクエストする。
あまり把握していないようだが、とりあえず弾けばいいんだね、とかずさは椅子に座ると無難な音を出そうと鍵盤を叩く。
「その1つが……これだ!!」
1拍目、両手を握りながらその位置は肩の前まで持っていき両肘は左右に、肩が水平になるように広げる。腰は左に「くの字」に突き出す。
ん。といいながら手の位置はそのまま、肘をおろしギュッと脇を締める。腰は直立に戻す。
2拍目、先ほどと同じように肘を肩に水平に広げ、腰を左に突き出す。
ん。といいながらまた脇を締めて腰を正す。
3拍目、手は1拍目と同じだが今度は腰を右に突き出す。
ん。という後は同じ動作。
4拍目、これも3拍目と同じ。
気持ち程度だが、拍とともに首をかしげるその動きは、女の子がやれば可愛らしいの一言だが、いかんせんやってる人間は、遺憾ながら可愛いと評価されることもあるが、男。しかもヤンキー。
「……プフッ!」
「そこぉ! 笑うなぁ! しっかり弾き続けろぉ!」
あまりのキモさに笑いをせき止めることが出来ないかずさが噴き出す。それをリズムに合わせながらビシッと指を指して注意する拓未。
笑いながらもリズムを崩さないかずさは流石だが、キモいと笑われながらもリズムに乗って怒る拓未もよっぽど流石だ。
「ほら! お前らも! 俺に続け!」
えぇ、俺達にもそれを、しろと……?
拓未が挙動不審な動作をし始めてから薄々と感づいていたが、やはりやらされるのか。春希達に軽い絶望感が襲った。
なるべく右手――拓未達を見ないように首元に力を入れピアノを弾くかずさ。だがしかし、拓未の「こらぁ!」とか「腰を突き出せ!」とか、なぜか「笑顔を見せろ!」という声が聞こえるたびに思わず振り返ってしまい笑いが噴き出す。
「だ、ダメ……もう、あたし、無理!!!」
笑いを抑えることが出来ず、遂にピアノを断念するかずさ。拓未達とは反対側を向いて手を口元に当てながらプップフフックッと笑い声なのか嗚咽なのかわからない音を漏らす。
「ふぅ。ま、こんな感じで”ウラ”を取る事を身体で覚えさせるのも1つのきっかけだな」
そういって他には、と今度は右手を下げて「ウ、ウン!ウ、ウン!」という声と共に手をそのまま右肩を上下させる拓未。
――あ、あの浅倉が。あ、あの浅倉が。ウッウン!ウッウン!
踊ったためか――おそらく羞恥心からだが息を切らしながら顔を赤くしていた春希達はそれを見て今度こそ噴き出した。
頭を押さえる春希と武也。久しく受けたことのない、げんこつの痛みに笑いとは違う涙目を浮かべている。
「お前ら、親切に実演してやったのに、笑うとはいい根性じゃねぇか」
「いや、あんなことをしといてこの仕打ちってそりゃ酷いってもんだぞ……」
頭をさすりながらあれを堪えるのはさすがに無理だと反論する武也。笑っちゃダメなシリーズじゃないんだからと付け加えもするが。
「まぁいい、お前らギターを手に取れ。実際に弾きながらさっきのリズムを思い出せ」
その後も「口に出せ」とか「ウ、ウン!だ」とか「ウー、ウン!」だとか拓未とは思えないセリフを聞き、笑いを止められないかずさ。
しかし意外にも、指導を受けている当の本人たちは既に笑うことをやめている。
特に春希はウラを取りながら伸ばすというそれまで感覚を掴むことが出来なかった難題に解決の糸筋を見つけようとしていた。
◇
「いや、浅倉。さっきは笑ってしまって済まなかったな。
お陰で、何となくだが感覚が掴めてきたみたいだ」
あまりに不意に、そして奇抜だった……というかキモかったばかりに笑ってしまったが中々どうしてか普段練習するよりも何倍もの効果が得られたような感じを春希には与えていた。それこそ口で呟くよりも遥かにわかりやすいと思わせるほどに。
そんな様子をみて、結果は好感触だったみたいだと拓未は判断する。そして指導をしているうちに他の課題も見えてきた。しかしわかってしまえば後は簡単。伝える方法を考えるのみだ。
「おう。とりあえずあの感覚を忘れないようにして練習してみろ。常に頭のなかで拍を数えろよな」
玄関で靴を履きながら帰る支度を整える春希達。時間は23時を迎えようとしている。女性の部屋にいていい時間ではない――もっとも、武也にとってはこれからが勝負と思わせる時間だったが。
だが拓未は振り返るとかずさに向かってちょっと、二人で話したいことがあるが良いか? と尋ねた。
春希と武也が帰った静けさを帯びた広い家。
いつもならかずさ一人で過ごす夜の時間。リビングでごくごく近い距離で並び座る拓未とかずさ。
「なぁ、かずさ。お母さん、帰ってこないのか?」
「知ってるだろ……。あの人はウイーンに活動の拠点を移してるって」
「やっぱりそうか。……その、お前は一緒に暮らさないのか?」
「ッ……。
あの人は……、母さんはあたしを捨てた。
あたしは必要ないから――連れて行く意味が無いからって」
ムキになって怒鳴ることも考えられた。というより知り合った当初のかずさだったらそうするだっただろうと拓未は判断していた。
それでも、感情が昂ぶり涙目になりながらだが、必死に堪えながら話すかずさ。
春希たちの出会いが4月の、自分と知り合った刃物のような鋭さをもったかずさを、こうまで和らげたのか。
若干の嫉妬に似た感情を感じながら拓未はかずさに、思いを吐き出しても良いんだと。受け入れるぞという目で見つめる。
それに、拓未にとって到底信じることの出来なかった独白の真偽を確かめたかったのもあった。
「あたしは、一緒に付いて行きたかった!でも、でも母さんはあたしをいらないって!
ピアノも食事も家事も、必要な人は全部至れり尽くせり手配してくれるけど。そんなの要らないから母さんと一緒にいたかった……。一緒にいたかったのに!」
感情の決壊を迎え拓未に泣きつくかずさ。
それを髪を撫でながらあやす拓未は、やはりかずさの言うことを信じられる気にはなれなかった。
呆れる曜子。冷めた目で見る曜子。罵る曜子。煽る曜子。そういった激しい感情を見せる曜子。
だけどその一方で、叱咤する曜子。見守るように見つめる曜子。そして、あやすように微笑む曜子に、よくやったと褒めてくれる曜子。
中学の初めまで祖父母と九州で暮らし、その後は父親とこちらで過ごす拓未。
たった一日だが自分に怒り、叱り、最後は自分を褒めてくれた曜子という先生は自分にとって生まれてこの方知らない”母親”のようなものを拓未は感じていた。
だからこそ今でも強烈に印象が残っているし、憧れている冬馬曜子。
「母さんに認められないならピアノを続ける必要も無くなった。
あたしはレッスンを辞め。発つ前に言われるまま入学した、惰性で続けてた音楽科も辞めて。
ただこうしてお遊びでピアノを弾いてるだけなんだ……」
いつのまに落ち着いたのか、かずさは頭を撫でられながら自嘲するように呟く。ますます母さんにとって興味のないあたしになってしまった、と。
そんな悲しい顔を見せるかずさを拓未は認められない。そしてそんな母親としての曜子の態度を拓未は信じることなど出来ない。
だから拓未は、かずさの両肩に手をやってかずさを見つめる。今見ている現実は、真実ではないと確かめるために。
「かずさ……。曜子さんの、電話番号を教えてくれ」
ちょっと急すぎる感。
今までの間に拓未の過去を挟めたかったのですがプロットと実際の執筆内容との乖離がここにきて出て来た。
そんなことより弥生ちゃんと卯月ちゃんが出ないのが私に焦りを感じさせるのですが。
大和? どうだっていいのだよ、そんなおっきい娘は。駆逐艦こそ至高。
追記 サブタイトルをEPISODE:13に変更