執筆で時間が掛かっているので、間を埋める形で短編を入れてみました。世界はかの戯言シリーズや新本格魔法少女りすか、近年では化物語や刀語で人気を博した『西尾維新』先生による三作目の漫画、『めだかボックス』です。
作者は原作を三巻辺りまでしか読んでいませんので、簡単な短編として纏めました。
●本日の思いつき その①
・士郎の少ない魔力 → 宝具投影 → 『壊れた幻想』 → 宝具という魔力の塊の大爆発により、大気(大源)へ大量の魔力が放散
おいおい、無限増殖か?
『無から有を生む』とすると、これって第一魔法の『無の否定』を超えてるんじゃ……?
それとも、使用した魔力って完全に『無くなる』のだろうか?
燃焼みたいに、別の形になって存在するのではなく。
そうなると魔法使いみたいに莫大な魔力を使用する輩って、魔術師全体の寿命を縮めてる?
本日の思いつき その②
時計塔と並ぶ魔術の本山“アトラス院”。
ここの魔術師達は昔に予言された世界の破滅を何とかする方法を、具体的には、どうにかする為の道具とかをひたすら作っているそうな。
そういや世界の破滅って、そもそもなんぞ?
他惑星のアリストテレス襲来とかは、破滅後の生き残り達の話だったような気がする。となると、一般人が全滅して、魔術師が生き残るような『何か』が起こったとなる。
そんな事するのって魔術師とか聖堂教会とか、そこらの魔術狂いだけなのでは……
アトラス院がやるべきなのは、何千・何万年後かへ向けて武器やら作るのではなく、魔術師やら教会やらを虱潰しに全滅させる事なのではないだろうか?
そうすれば、星の代弁者や霊長類の守護者といった抑止の力に襲われる事も無く、変な危険も起こりよう無く、星の寿命まで健やかに長生きできるのではないだろうか。
唐突だが、私は幾つもの世界を巡り歩いている。
ある時の事だ。訪問する世界の選択で変わった事がしたくなり、ランダムで選んだ世界を訪れようと思いついた。我ながらいい考えだ。
そう思っていたのは、実は最初の世界三つくらいまでだった。
訪れた先の世界について理解が出来ず、困惑しきりとなる事ばかりなのである。
私の言っている事自体、訳が分からないかも知れないが、実の所、改めて考えれば酷く当たり前の話でもある。
確かに創作物と似通った世界の中から選んで訪問したとは言え、実際にはリアルの世界でもある。
そこが困った点だ。
凶悪な超能力が一山幾らで転がっていたり、国どころか大陸、果ては惑星すらも崩壊させるほどの超人がそこらに居たりするのだ。最悪の部類では、世界法則そのものが違っていたりする。
正直参った。
しかも、大抵の人物がアクが強い性格をしていたのだ。
物語としては面白いだろう。
だが、実際に向き合ってみると困る。話が通じない。双方向のコミュニケーションが成り立たない人物の何と多い事か……
「
そう、これである。
現在はこの世界の中心と思われる学園にて、園長に請われて学園の教師をしているのだが、やたらガタイのいい生徒と行き会って一言目が、コレである。
いったいこの学校の教育はどうなっているのだろう。
「聞こえなかったか?
王たる俺の前に跪け」
確かに怪しいとは思っていたのだ。
街を散策中に突然スカウトされ、二つ返事で承諾したまでは良いのだが、初日に授業風景を含めた学園内を見て驚愕した。
何と言おうか、言うべきか。
一見何でも無い様なのだが、それこそ世紀末の物語もかくやといった雰囲気が漂っている。
凄く物騒だ。
原因は明白。何と日常生活に支障をきたすレベルの精神病患者を療養させず、通園させているのだ。中には割と危険な人物も居て、他の生徒をペナルティもなく傷付けていたりしたのを見た時は、思わず目と学園理事の正気を疑った。
そして本日。
通勤四日目にして自らを王と名乗る『高校生』と出合ったのであった。まる。
「王を無視するとは、良い度胸だ。
俺自らがその思い上がりを粛清してやろう」
はぁ……
考える事は唯一つ。
(生徒指導って特別手当に入らないよなぁ)
神、空にしろしめす。なべて世はこともなし。
本来の視点はその上ではあるのだが、現在からすれば到底頷けない世の中の世知辛さである。