ハイスクールD×D 古今無双の系譜   作:解読

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皆さんこんばんは

昨日(1月20)艦これの提督に着任いたしました。
艦これ拒絶症状(艦これ画面に行くと全身が震える)がなくなったので手を出して見ました。

これは長時間かけてやるゲームですね


それでは本作をお楽しみください。


光 槍 今日の一面

 

 

 

 

 

 

 

《熱愛発覚!? 鑢 八交と木場 郁陽 親に挨拶まで行ったとの声が!?!?》

 

 

 

 

学校の掲示板にデカでかと貼られている新聞部によって作られた週一新聞

 

「ちっ、面倒くせぇ」

 

こうボヤいた俺は悪くねぇはずだ。

あの剣道場の一件から大体一ヶ月過ぎ、二~三回木場と試合をしたくらいで何も問題は起こってない

それなのに周囲のやつは勝手に勘ぐるから面倒くせぇ。

 

「おはよう、鑢君」

 

「あぁ」

 

「な、何か僕がわることしてしまったかな?」

 

「あ?てめぇじゃねぇよ。これだよ」

 

そう言って俺は背にある掲示板に視線を向けるように木場に手で合図を送る。

 

「何々、熱愛発覚 鑢八交と木場郁陽ってなんなんだいこれは!?」

 

「新聞部の捏造」

 

「鑢君、捏造って」

 

「捏造以外何があんだよ?偽装か……偽装だと何か真実があるわけだしな、あぁ面倒くせぇ」

 

「その、何かごめんね」

 

「あ?なんでてめぇが謝んだよ」

 

「僕が誘ったせいでこんな事になってしまったからね」

 

そう俯きながら言ってくる。

ちっ、面倒くせぇな

 

「周りがきゃあきゃあ勝手に鳴いてるだけだろ、ほっときゃ収まんだろ」

 

「ふふっ、ありがとう鑢君」

 

「はっ、じゃあな」

 

ほっときゃ収まると思っていた時期が俺にもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは事実なのかしら鑢八交君」

 

「はぁ面倒くせぇ」

 

今俺はオカルトチックな文様が書かれた部屋にいる。

何故こんなところに居るかというと

 

 

 

家に帰ろうとして下駄箱の所について靴を履いて学校からおさらばって思ったら目の前を赤髪の巨乳と黒髪の巨乳と木場が道をふさいでいて

 

「あなたが鑢八交君?少しオカルト研究部まで来てくれないかしら?」

 

 

 

って言われて拒絶することも叶わぬまま拉致されたわけだが。

まったく何だってんだよ、面倒くせぇ

……全力で逃げてみるか?

いや、それこそ後々面倒な事になりそうだしなぁ

 

「聞いているのかしら?鑢八交君?」

 

「聞こえてますよ」

 

「で?これは事実なのかしら?」

 

「木場と親しいなら木場に聞いたらいいんじゃないですか?」

 

「郁陽にも聞いたけど、貴方が脅してないとも限らないじゃない」

 

「脅してもいませんし熱愛なんて事実はどこにもありません、これで満足ですか?」

 

「その証拠は?」

 

「あぁ~少し下品ですけど木場ってまだ処女でしょ?」

 

少しニヤケながら言ってやる。

事実無根の事に拉致られて、尋問されたんだ。

これくらいの反撃があってもいいだろ?

 

「な!?」

 

「あらあら」

 

「まったく君ってやつは」

 

面食らってるのが一人だけってのが少し気に食わないっちゃ気に食わないが、一番やり返したい奴を驚かせたからそれでいいや。

 

「じゃ、帰っていいですか?急がないと特売終わっちゃうんで帰っていいですか?」

 

「はぁ、いいわ。そんなふざけた事が言えるって事はこれは本当に嘘みたいね」

 

「えらく簡単に信じるんですね」

 

「貴方をここに呼んだの本当の理由はこの事を聞くためじゃないの」

 

「は?」

 

って事はこんなふうに尋問されてたのは無駄って事か。

……ったく、時間の無駄遣いじゃねぇか。

 

「それに貴方の事はずっと郁陽から聞いていたから今回のこれはちょっとした悪戯よ」

 

「……」

 

本気(マジ)でウゼェ

ウィンクしながら指立てていう事かよ、美人じゃなかったら確実に殴り飛ばしてるな。

それによぉ~ここまでの尋問が全部無駄ってなんでここに拉致られたんだよ。

 

「今回、貴方をここまで連れてきたのは朱乃が貴方に聞きたい事があるっていったからなのよ」

 

「えっとさ、朱乃ってどなたさん?」

 

「もしかして私たちの事を知らないのかしら?」

 

「知りませんけどもしかして有名人でした?」

 

「!?」

 

赤髪の女が少しびっくりした顔をしてんだけど、ほんとに有名人なのか?

まだ入学して数ヶ月なんだが。

……ってことは木場以外の二人は先輩って事か?

 

「だから言ったでしょう、鑢君は知らないって」

 

「ええ、郁陽の言った通りの人みたいね。自己紹介が遅れてごめんなさい、私はリアス・グレモリーよ。学年は貴方の一つ上で二年生よ」

 

「あたしが姫島朱乃ですわ。学年はリアスと同じく二年生です」

 

「あ~、もう知ってると思いますけど、鑢八交です。学年は一年生……で姫島先輩みたいな美人さんが俺みたいな奴になんの御用ですか?」

 

グレモリーが目配せをすると木場と共に部屋から出ていった。

少しの間部屋に静寂の時が訪れる。

 

(なんだよこの空気)

 

「鑢君一つだけよろしいかしら?」

 

「それを答えて早く帰れるなら答えますよ」

 

「昔の事ですが、貴方は昔神社で母娘(おやこ)守った事はありませんか?」

 

「……知りませんよ」

 

そう言って顔を背ける。

 

「真面目に答えてください!」

 

そう言って顔を両手で押さえて強制的に姫島の方に向けさせられる。

ってすっげぇ顔近いんですけどぉ~キスしそうなくらい近いんですけどぉ~。

そしてものすっごく泣きそうな顔してるんですけどぉ~。

こちとら思い出したくない時期の話だっつぅのによ。

 

「はぁ、わかったよ。確かに昔神社で殺戮事件を起こしましたよ」

 

「やっと、やっと会えましたっ!」

 

そう言って何故か顔の距離がゼロになった。

 

(ああ、今俺キスされてるわ~)

 

ただただ冷静に考えている俺がいた。




お読みいただきありがとうございます。

ワタクスも書いててびっくりの超展開でした。
八交君は口で先輩をつけて心の中では呼び捨てにガンガンするタイプ人間です。

次回主人公などの設定をお楽しみに

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