これが書きたいがために中忍試験に参加させたといっても過言ではないレベルで大好きなシーンです。
好きすぎて長くなってしまい、その分投稿も遅れました………まあ、遅れるのはいつもの事なんですが。
『天無くば智を
地無くば野を駆け利を求めん
天地双書を開かば危道は正道に帰す
これ即ち“人”の極意
・・・導くものなり』
三代目火影様の言葉です。
第二試験を暗喩する言い回しがやや難解ですが、要するにこれは中忍の心得です。
天とは知識、頭脳のことで、地とは身体を示しています。
つまり
中忍たるもの文武両道であるべしってことです。
もちろん、これはあくまで理想です。
天は二物を与えないからこそ、二物を与えられた天才は特別なんです。
では天から一物しか与えられていない凡人は中忍にはなれないのでしょうか。
天才でなければ“人”足りえないのでしょうか。
もちろんそんなことはありません。
1人で無理なら助け合えばいいのです。
お互いを支えあってこそ“人”です。
そも、これまでの試験はどれもこれも私1人ではどうしようもないものばかりでした。
時に助けられて、時には逆に助けたり、そうやって第9班はやってきたのです。
だから、これからの試験もきっと乗り越えられるはずです。
仲間とならきっと………
「あ………えー言い忘れていましたが
(終わった………)
第三次試験“予選”審判、月光ハヤテさんの説明を聞いて悟らざるを得ませんでした。
どうやら
“死の森”の中央にそびえる巨大な塔。
その塔の中のある広い部屋。
そこには第二試験を突破した総勢24名の受験生と、それぞれの上司と思われる上忍、試験を運営する試験官、そして火影様が勢ぞろいしていました。
そこで火影様から聞かされる驚愕の試験の裏の目的………いや個人的にはそれほど驚愕でもないですね。
同盟国間の戦争の縮図、自国の忍びの実力を他国へ見せつけることによる外交的圧力。
それらの大人の政治的陰謀が渦巻いていることは
この辺りは今更ですね、むしろ驚愕なのは生き残った受験生の顔ぶれの方です。
(見てくださいよ。木ノ葉の同期メンバーが全員残ってます)
(………前々から思ってたけど、やっぱりおかしいでしょこの世代)
さらには
残るべくして残ったって感じですね。
………いや待ってください。
強い人が残ったのなら絶対にいるはずの人が見当たりません。
「………あのむっちゃ強い草忍さんは?」
あの忘れもしない恐怖のヘビ使いの草忍さんはどこに?
「………ひょっとして、本当にいない?」
「そんなはずは………でも、ありえなくはないのか? 第二試験はチーム戦だったし1人だけ強くても他が足を引っ張った可能性も………」
「いやいるわよ?」
「どこに?」
「あそこに」
「………?」
「そっちじゃないわ、教師陣のほうよ、音の額当てつけてる人………また顔が全然違うけど」
カナタの示す方を見てみるとそこには音の額当てをした上忍? さんが………確かに雰囲気は似て………ますか?
いや全くわかりません、変化の術は使っていないようですし、いったいどうやって顔を………そもそもなんで教師陣の方に?
実力的にはむしろ納得なんですけど。
「ひょっとして、第一次試験の時みたく受験生に紛れ込んだ試験官さんだったのでしょうか」
「………そうか、ペーパーテストの時と同じか」
「覆面試験官さんだったんですね。いやはや道理で強い訳です」
「覆面………確かに
妙に歯切れの悪いカナタのセリフに反応してか、私の右腕がまたしてもびくっと震えました。
火影様の話も終わり、次はいよいよ第三次試験についての説明………かと思いきやそうはなりませんでした。
突如、火影様のセリフを遮って前に出た“審判”を名乗る顔色の悪い木ノ葉の特別上忍さんが第三次試験の予選の開始を告げたからです。
月光ハヤテさん。
その病人にしか見えない風貌は見ていて物凄く心配させられるのですが………大丈夫なんでしょうか。
(いや、あれ半分くらいは相手を油断させるための仮病だ)
(そうなんですか………って半分は本当に病気なんじゃないですか)
(マイカゼはなんでそんなに詳しいのよ?)
(そりゃ兄だからな)
(………………ええ?)
よく見れば顔色以外は似てないこともない………のでしょうか。
印象が違い過ぎてまるでつながりませんでした。
まあ、それはそれとして予選です。
今すぐ行われるそうで………急すぎです。
まるでもともと予定になかったけど急遽必要になったからスケジュールの隙間に無理やりねじ込んだかのような強引さなのです。
ハヤテさん曰くなんでもこのまま第三次試験をやるには人数が残りすぎたからそれを減らすために必要なのだとか。
だから、ヤマト先生にカカシ先生とイルカ先生も空気が重いというか妙に物々しかったんですね。
そしてこの場所、明らかに戦闘を想定していると思われる広い空間、頑丈な床、高い天井、左右に設けられた見学スペース。
そして、部屋の奥にそびえる印を結んだ腕だけの巨大な石像。
あの印もよく見たら和解の印じゃないですし、むしろ決闘前にするやつです………
(どうしましょう………もう札がないんですけど)
(私も刀なしじゃ………)
(というか、なんでカブトさん棄権したんでしょう………)
遠目からなので詳しいことはわかりませんが………ボロボロなのは見た目だけで実はものすごく余裕ありますよね?
少なくとも私たちよりよほど………何か考えがあるんでしょうか。
(………もうヤダ)
(カナタ? 急にどうしたんです?)
その後カブトさんに続くように手を挙げたチームメイトのツルギ・ミスミって人は本当に余力がなくて棄権したっぽいですが………というか、やったの私たちですし。
第二試験で襲ってきたのを返り討ちにしたのは私たちですし。
思えば、今私たちがこうしてここに立っていられるのってほとんど彼のおかげなんですよね………
それはナルト君、サスケ君、サクラさんたち第7班の応急処置がひとまず完了して別れた後のこと。
かろうじて半化の術の効果時間が過ぎて元の体格に戻ったとはいえ、マイカゼは刀なし、私は札なし、さすがのカナタも策なし。
巻物も草忍の襲撃で全部なくしてしまいましたし試験突破は絶望的と言わざるを得ませんでした。
現状、私たち第9班はもはや誰にも勝つことができません。
『いや、ヘビとかなら今でも勝てるんじゃないか? あとはほら、触手とか』
『そういえば、私たちが戦ってきたのってイカとかヘビとかそういうのばっかりでしたね………』
それ系への対策だけは死ぬほどやりましたからね………手を抜いたらそれこそ死にかねなかったから別に後悔はないんですけど………
『ニョロニョロ対策だけ万全とか………どんだけピンポイントなのよ』
『全くです』
『つまり、“そういう系”の敵が天地の巻物を耳ぞろえた状態で私たちに襲い掛かってきてくれれば………』
『ないわよ! どんな確率よそれ!?』
そんな諦めムードが漂っていたまさにその時。
ツルギ・ミスミさんが天地の巻物両方を揃えた状態で私たちに襲い掛かってきたのでした。
『俺は情報収集のため身体をどこにでも忍び込めるように改造している! あらゆる関節を自在に外し、グニャグニャになった身体をチャクラで操れるのさ。悪いがここでお前たちはつぶさせてもらう。悪く思うな………っ!? バカな、な、なぜ俺の拘束をこんな的確に………ま、待て参った、ギブアッ、うわああああああぁぁぁ………』
カモがネギしょって棚から牡丹餅と一緒に落っこちてきたみたいな話でした。
「(勝手な行動をとるな。大蛇丸様の命令を忘れたのか)」
「(ここは任せるよ。ヨロイさん、貴方の能力があれば問題はないはず。ちょうどいい力の見せ所ですよ。最近僕に先を越されてイラ立っている貴方のね)」
「(フン、大蛇丸様のお気に入りが………図に乗るなガキめ)」
「(わかりましたよ。先輩)」
以上、私こと空野カナタが盗み聞いた、薬師カブト先輩と赤胴ヨロイの別れ際のやり取りである………
(………もうヤダ)
薬師先輩、いい人だって、親切な先輩だって思ってたのに。
こんな裏事情知りたくなかった。
(カナタ? 急にどうしたんです?)
放っといてください。
後日聞いた話だけど、コトは一目見た瞬間から薬師先輩がただものじゃないことに気付いていたらしい。
そういうことは早く教えなさいよ! いや知りたくはなかったんだけど!
そんなこんなで実は意外と身近にいた木ノ葉の闇に慄いている間に壁の電光掲示板に予選第一回戦の対戦カードが表示された。
ウチハ・サスケ VS アカドウ・ヨロイ
(いきなりすぎるわ………本当にランダムなのこれ?)
カナタが妙に挙動不審なんですが、それはそれとして予選の試合は順調(?)に消化されていきます。
第1回戦のサスケ君とヨロイ先輩の試合はサスケ君の勝利で終わりました。
ヨロイ先輩は触れた相手のチャクラを吸引するという珍しい術を使い最初はサスケ君を追い詰めたのですが、写輪眼でその術のメカニズムを見抜いたサスケ君が体術で圧倒。
眼にも止まらぬ、文字通り触れることすらできないほどの体術で翻弄されたヨロイ先輩はそのまま天高く蹴り上げられた挙句、身動きの取れない空中でオリジナル連撃技『獅子連弾』によりあえなくダウンしました。
間違いなく完全勝利、呪符の封印がちゃんと機能しているようで何よりですよ。
………サスケ君はいつの間にリー先輩の体術をコピーしたんでしょうか。
第2回戦。
木ノ葉の同期の1人である蟲使いの油目シノ君と音の3人衆の1人、ザク・アブミ君の対決。
最初はザク君が調子よく両の掌の穴から放たれる衝撃波でシノ君の使役する小さな蟲『奇壊蟲』の群れを豪快に吹き飛ばしていたのですが、いきなり衝撃波が出なくなってからは試合が一転、シノ君の逆転勝利となりました。
「なんで急に衝撃波を出せなくなったんだ?」
「安全装置が働いたからでしょうね。たぶんですけど、シノ君は掌の排空口に蟲を詰まらせたんですよ」
「ああ、それで………ってちょっと待ちなさい。コトはなんで
「そりゃ取り付けたの私ですから」
「………………ハイ?」
「いやだから、私がつけたんですよ。第二試験で手当てした時に」
「いや何やってんのよアンタ!?」
「必要な細工だったんです! もしあの時処置をしてなかったら今頃行き場を失ったチャクラでザク君の腕がバーンってなってたかもしれないんですよバーンッて」
腕を精一杯広げて『バーン』の規模と危険さを懸命に訴えてはみたものの………いまいち伝わりません。
気付けば、カナタやマイカゼだけでなく、後ろにいるヤマト先生やナルト君たち木ノ葉の下忍、果てはザク君の仲間であるはずの音の2人までもが私を変なものを見る目で見ています。
激しく心外です。
いや本当に実際危なかったんですよ?
下手すれば腕が弾け飛んでましたし。
………いえ、危なかった、じゃないですね。
安全装置を取り付けるなど可能な限りの応急処置を施した今でも現在進行形で危ないです。
最初見たときはあまりの手抜き工事ぶりにびっくりしたものです。
あの砲身は言ってしまえば簡略化されたチャクラを衝撃波に性質変化させる補助器具なんですが………はっきり言って成長期の子供の人体に埋め込んでいいような代物じゃありません。
今はまだいいでしょう、でも数年後………いえ、早ければ数か月後には影響が出ていたでしょう。
少なくとも腕の骨格の成長に歪みが生じるのは確実、神経が接触すれば痛みが発生しますし、最悪の場合は血流が断線して指先から壊死………そう遠くない未来、ザク君の両腕は使い物にならなくなっていたはずです。
「………そのこと本人は?」
「知らないと思います。詳しく話したわけじゃないので憶測ですけど」
ザク君は、あのお方に将来を期待され云々言ってましたけど………施術したのがその人なのだとすれば、たぶん『あのお方』とやらはザク君の将来なんて全く考えていません。
今さえ使えればそれでいい、みたいな思考が透けて見えました。
「………なんというか憐れね」
「木ノ葉に裏表があるみたいに、きっと音にもいろいろ事情があるんでしょうね………ってあれ? 音の上忍さんがいない?」
「サスケとカカシ先生も見当たらないな………あ、戻ってきた」
「どこ行ってたのかしら?」
「たぶん、痣の封印ですよ………これでサスケ君も一安心ですね」
「君たち、他人の心配をするのは勝手だが、そろそろ自分の事も考えた方がいいよ? 特にカナタはね」
「私? なんで………って、あ」
ヤマト先生に促されてカナタは今気づいたとばかりに電光掲示板をポカンと見上げました。
『ソラノ・カナタ VS カンクロウ』
「それでは第3回戦、始めてください」
「よろしくお願いします」
「よろしくされる言われはねえな。速攻で
「はい、お互いに全力を尽くしましょう!」
「………なあ、なんでカナタはあんなに礼儀正しいんだ?」
「たぶん、木ノ葉の忍びの一員として恥ずかしくないようにとかそういう理由じゃないでしょうか」
黒子装束を身にまとい顔に隈取をした砂の下忍、カンクロウさんに対し終始笑顔で対応するカナタ。
猫かぶり、というよりある種のプロ意識ですかね。
いるんですよね~見当違いの努力をして明後日の方向にかっ飛んでいく人。
「お前………変な奴じゃん」
カンクロウさんは毒気が抜かれたような顔で背中に背負った忍具と思わしき得物を外しました。
人の身長ほどもある包帯グルグル巻きの太くて長い何か………中身はいったい何でしょう。
下した時の音からしてそれなりの重さ、シルエットから類推される形状、カンクロウさんの言動その他もろもろから推測するに………
そんなことを考えているうちにカナタが動きました。
ポーチからクナイを抜き放ち、投擲。
「何?」
ただしそれはカンクロウさん本人ではなく、件の忍具に向かって。
突き刺さるクナイ、意外と柔らかいのかその衝撃でくの字に折れ曲がる忍具。
カナタは追撃の手を休めません。
棒立ちのカンクロウさんを完全に無視して、ひたすら忍具のみを攻撃。
体術の教本に乗っているような基本的なパンチ、キック、流れるような連撃。
対象が動かないサンドバッグだからこそのタコ殴り。
そして発せられるうめき声。
「武器破壊を優先する作戦か?」
「いえ、これは………」
吹き飛ばされた忍具がゴロゴロと転がり、巻かれていた包帯が解かれました。
中から現れたのは困惑の表情を浮かべたカンクロウさん。
最初からいた方のカンクロウさんの表面がボロボロと崩れ落ち、中から現れたのは4本腕の異形の傀儡………これが答えですね。
こっちが本物で最初のカンクロウさんは分身の
恐らくカンクロウさんはこの欺瞞に絶対の自信があったのでしょう。
戸惑いを隠せないまま叫ぶようにカナタに問いかけます。
「っく、なぜだ? なぜこっちが本物だと分かった!?」
しかし、肝心のカナタはというと。
「……ん~………強いて言うなら、鼻? でしょうか。ちょっと高いかな」
「………………ハァ!??」
「あと顎? 輪郭に違和感」
生意気な子供を諭すような、あるいはテストを採点する教師のような。
「カナタはふざけているのか?」
「いえ、あれは間違いなく素です」
「指とか? 微妙に長いかな、小指とか特に。その他骨格、パース、色合いもろもろを総合して貴方の変化のクオリティは………おおまけにまけて………7点!」
「ふざけるなぁ!」
美術品を寸評する批評家のようなカナタのセリフに激昂するカンクロウさん。
無理もありませんね。
煽ってるようにしか聞こえませんし。
それにしても7点って………
(………辛口すぎるだろ)
(相変わらずカナタの採点は鬼ですね~)
(………そういえば、カナタだけは騙されなかったっけ。コトがどんな分身を作っても)
(7点! ハッハー! 勝ったな。あいつの分身も大したことないってばよ!)
(白眼………ではないな、無論写輪眼でもない。つまり素の状態で………なるほど。面白い奴だ)
(あのコトのキチガイじみた水分身ですら68点だったんだ。今更あんな、表面に砂を塗して見た目を取り繕っただけの分身で欺けるはずがない)
(観察眼、というよりむしろ審美眼か? どちらにせよ異常だぞこれ)
(ほほう、こりゃまた稀有な才能じゃわい)
「ち、畜生! マグレだ! なんの術も使わずに俺の変化を見破れるはずがあるか!」
逆切れしたように叫び煙球を投げつけるカンクロウさん。
そして煙が晴れるとそこには、5人に分身したカンクロウさんが。
「ハッハッハッハ! さあ、どれが本物か当ててみろじゃグバッオォ!?」
「2点。さっきよりクオリティ下がってます。やり直し」
現われた5人を完全無視してその後ろの、迷彩系の術で見えなくなっていた本物のカンクロウさんにクナイを投げるカナタ。
転がるようにしてクナイを避けるカンクロウさん。
崩れ落ちる5体の砂分身。
うん、今のは私にも見えました。
変化や分身はともかく、隠形系の術はまだ修行中なのでしょう。
それにしてもカンクロウさんは相性が悪かったですね。
カナタが、ではなくこの試合形式そのものが。
隠れる場所のない空間での個人戦、接近戦が苦手な傀儡使いはどうしようもなく不利です。
「つまりカナタが有利! 勝てますよ!」
カナタは耳だけでなく眼も良かった。
それも純粋な視力とか動体視力みたいなものではなく、もっと観念的な意味で。
大蛇丸の変装を初見で見破ったりといろいろ伏線はありました。
なお、カナタの評価は本当の本当に鬼レベルなので5点もあれば変化は十分に実用範囲です。
以下カナタの勝手に評価ランキング(現時点)
80点オーバー エビス
68点 コト(実用度外視水分身)
<54点> 大蛇丸(変装)
45点 ヤマト(木分身)
12点 ナルト(影分身)
10点 カナタ(自己評価)
6点 マイカゼ
3点 赤丸
0点以下 朧
朧は第二試験でナルトに化けて近づくもあっさりサスケ(写輪眼なし)で見破られた雨隠れの下忍。
論外、採点価値なし。
赤丸は犬にしてはなかなかといったところ。
本人は10点と本人基準でもそれほど高得点ではないです。
カナタは変化に関してはあくまで批評家であり、それがコンプレックスでもあります。
本当は芸術家になりたかった………という裏話。
ナルトの12点は努力の賜物です。
凝り性ヤマトの木分身は過去にカカシ先輩の写輪眼すら欺いたことがあり、密かに自慢でしたが45点でちょっとへこんでます。
大蛇丸のそれは本物の皮を顔に張り付けているのでカナタからすれば反則です。
写実絵画コンクールに写真を持ち込むような暴挙ですが、それでもあえて点をつけるとすれば50点くらいです。
コトの水分身クラスでようやく赤点を免れ及第点に。
堂々のトップがエビスです。
教科書忍術を使わせて彼に勝てる忍びはいません。
エリート家庭教師は伊達じゃない。
なお、この評価はあくまで外見のクオリティの評価なのでどれだけ点数が高くても感知忍術などを使われるとあっさり見破られる模様。
さらに言えば、採点できるということは見分けられるということなので。
仮に100点を超えてもカナタは普通に見分けます。
「いや、どんなにリアルでも実写と
「そんな普通知らない………」
以上、カナタに変化は効かないという話でした。