魔導変移リリカルプラネット【更新停止】   作:共沈

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久々更新。やはり政治は苦手だ。どうもキレイ事ばかり言ってる気がして。

イノセント2巻読みました。色々と設定なぁなぁにしてますがなのはシリーズ的にあれはかなり良好な状態だと思います。なのはが御神流使えるってあたり、もうこれ2次でやる必要あるのかな?;とも思ったり。あの描写は射抜ですよね?


Council for future

 新暦65年(2005年)6月某日――

 

 地球では魔導ブームのさらなる加速に向けた大会の準備に入ろうとしていた頃。同時に時空管理局も多忙の極みにあった。つい先ごろに起きた局内での激動、後にハラオウン革命と呼ばれるそれは好悪様々な事態をもたらしている。まず前者は局内主派閥の違法局員を一斉逮捕にこぎつけたこと。これにより横行していた汚職はピタリと止み、スッキリとした健全な空気を局内にもたらした。またクライドが主導する非魔導師の活用推進も高圧的な一部の魔力主義者たちがいなくなったことで前進を始めていた。

 

 では悪い方は、と言われると判断に難しい問題がいくつかある。わかりやすいものであれば逮捕できなかった元局員が何人かいること。念入りに裏を渡り、自分に銃口が向けられていると感づいたものは早々に高飛びしてしまっている。また逮捕しようとしたあの瞬間に隙を付いて逃げてしまったものもいる。実に勘のいいことだ。これは主に暗部の工作員と、実力のある若い連中による暴走によるもので実働的な人間が多い。監獄につっこまれているのが老骨ばかりなのがいい証拠だ。

 そしてそれらの影響による欠員は当然人員配備にも問題が出ている。カバーしなければならない範囲が増え、一人あたりの作業量が前にも増してさらにブラック企業のような有り様を出してしまっている。しかしこれは再生の前の破壊であり、これからに対するクライドの働きに期待がかかっているため大事にはなっていない。それだけ信頼が厚いと見れるが、もしもこれを失敗してしまえば暴動もやむなしだろう。

 

 下位局員に関しては仕事量の増加程度で済んでいるが、最も忙しいのは上位に設置された今後のための対策会議だろう。例年ならば意見陳述会を年に1、2度開けばいいが、今回ばかりはそうもいかない。

 

 なぜなら、管理局そのものが解体の憂き目にあっているからである。

 

 確かにハラオウン革命は成功した。これからの管理局はより良い方向に進めるであろう、と誰もが思う。しかし市井の人間にとっては、局内でのそれほど多くの不祥事が顕になったことにより、局に対する信頼が地に落ちてしまった大事件であるのだ。それが原因で各地でデモが起こり、局内の責任問題に発展する。しかし誰が責任を取るのか、となれば指の向けどころが全くないことに皆が気づく。そもそも現在の最高責任者のクライドはこの革命によって局内を一掃した功績者であり、前任のギル・グレアムは既に前線から引いている。悪意の温床を築き上げた悪人どもは皆檻の中。それ以外のほとんどは汚職があったことすら知りもしない者達。さて、じゃぁ誰に対してこの鬱憤を晴らせばいいのか?

 

 答えが出るまでには幾分かかかったが、その矛先は「管理局」そのものと資本を提供する「第一世界ミッドチルダ」に向けられた。

 

 そもそも管理局の成り立ちは、元最高評議会の3人を柱とした時空航路の運営をしていた一公共団体による躍進によるものだった。次元の海は各世界が存在する「宇宙」を内包する3次元空間の上位に存在するものであり、宇宙を構築する元である。そのため内包された宇宙からロストロギア等で干渉されると、壊れることはなくともたわみが生じてしまう。これが航路に障害を生み、あるいは世界崩壊の一因を生み出してしまうのだ。

 では次元干渉なんのそのなロストロギア同士で戦争しまくるとどうなるか?もちろん世界の破滅レベルどころでは無い大津波が起こってしまうだろう。航路の安定化作業に関わる人間からすればそれはもう恐々とするような事態であり、管理局の前身からすれば何もせずにはいられないような状態だった。その結果、人々の安全を守るためについでに世界も守ってしまったのが、最高評議会なのである。こうしてみれば神話クラスの超英雄なのだが、あのように手段を選ばぬ人間?になってしまうとは老いとは恐ろしいものである。

 

 話は戻して、この公共団体を運営していたのは現状からわかる通りミッドチルダの政治組織である。政治的にミッドチルダはこの公共団体によって必然的に戦勝国とされ、疲弊した各世界をどうするかという問題に迫られた。しかし疲弊しているのはミッドチルダとて大差なく、結局は妥協に妥協を重ねて緩やかな植民地化を行うことになった。その舵取りとして件の3人とその組織が選ばれ、管理規模と解釈の拡大によって単なる公共団体は航路+次元世界の統合と管理番号の付加、ついでにミッドの政治組織を組み込むことに。これがいわゆる管理局の発祥というらしい。当時はぶっちゃけこの政治組織よりも公共団体のほうが資金を持っていたがゆえの決断だったのだが、それは多大なる出費と人口の変動による税金の増加により立場が逆転。だがその頃には議会と呼ぶべきものは完全に組み込まれて分けて考えることが不可能になっていた。そして現在は後から組み込まれた次元世界を含め復興した世界は数多くあり、それらが手を組むと確実にミッドチルダを追い込めるレベルになっている。これを好機として手の早い次元世界は市民と一緒になってミッドチルダを糾弾。管理局は政治機能を剥奪されることになる。ついでとばかりに司法機能も疑惑によって制限され、現状では現場での簡易権限しか残されていない。

 

 実はこれほどスピーディに事が進んでいるのはやはり、裏にクライドの活動があったことが原因だろう。あらかじめこのように非難されることを予想していたクライドは各世界を巡回している時に協力的な著名人、政治家に何かあった時は頼むと暗に告げていたからだ。脱出不可能な次元航行艦から奇跡の脱出を遂げたクライドはある種英雄的な立ち位置として見られ、非常に多くの人々から会わせてくれと要望が殺到。その中からこの人は、とクライドは協力的な人間を見つけ出し、声をかけておいた。それにピンと来た協力者はこうして精力的に活動しているということである。

 

 そのためこんな状況でも未だに上に誰かを置くことなく、クライドは管理局という組織の頂点に座していた。いずれ監査組織やなんらかの仕組みが出来るであろうが、制限された中であってもクライドにとって再編という今の時期は確実に好機だった。様々な権限を剥奪されたとしても管理局という組織は既に無くてはならない市民の防衛組織なのである。解体されこそ、再編が行われるのは当然の成り行きであり。その方針を明確に固めて計画を打ち立てておけば、邪魔されるどころか追い風が吹く勢いで事が達せられるだろう。

 

「――と、いうのが管理局の今の状態だ。我々は以後、組織名を改め「時空防衛管理局」とし、治安維持と航路の安定化、防衛等に特化しそれに基づいた施策を行っていく。おそらくこれからは各世界において現地民による刑事組織が作られていくようにはなるだろうが、我々はそれらを統括、指導していく立場になるだろうな。それ以外ではあまり今までと大差はないが、何か意見はあるか」

 

 そう言うクライドを見る者達の表情は様々。多くは好意的であり、しかし中にはしかめっ面を崩さないものもいる。この構図はもともとクライド派閥の者と、そうでなかった者の生き残りであり後者は純粋に魔力至上、あるいは英雄的思考に傾倒しているだけで犯罪に加担していなかった者達だ。今まで最大派閥だっただけにいきなりこのような状況に陥ったことに恨みを抱かないものはいない。が少なくとも、現状維持が管理局にとって良くないものだとわかっていた者達は今と比較して悩みを浮かべていた。その中で男が一人手を挙げて意見を述べる。

 

「私からはひとつ。少年少女たちの就労年齢に制限をかけてほしい。現在文化的にも子供を技能、あるいは才能によって独立出来る場合一人の大人として扱っているが、彼らが就労し数年立って士官位になった時の学力の低さが問題として取りざたされている。極端ではあるがそれによって起こる権力の振りかざしや横暴が目立つようだ。個人的な意見として言わせてもらえれば、通常の教育課程を混ぜて就労は訓練校卒業後の15歳を基準にして欲しいところです」

 

 発言したのはランドル・バルクレア。かつて訓練校で教官を行っていたクロノの恩師の一人である。局内での左遷にあい訓練校に飛ばされていた彼は、今回の人事異動によってクライドの部下として返り咲いていた。そして彼は戦力不足を理由にした子供のスカウトを止めようと活動している。彼が上げる理由としてはこれ以外にも子供のからだが出来ていないうちから戦場あるいは現場に出すのはいずれ無理をして支障をきたす等様々に子供を心配している様子があった。偏に彼は子供思いなのだ。

 

「わかった。今度の議題に上げておこう。……しかし、そうなると私の息子も年齢的には問題だな。親としては子供らしく暮らしてほしいところだが、長期航行の間にいつの間にか入って卒業してしまっているのだから困ったものだよ」

「はは、申し訳ない。教官をしている以上、育てるしかやることがありませんからな。彼は実に優秀で模範的な生徒でした」

 

 ちょっとした冗談に議会の輪から笑いが広がる。しかしその中で、一つのシミのように違う表情を見せていた老将がプルプルと震えながらテーブルを叩き、とうとう雄叫びをあげた。

 

「ええい!いい加減にせんか!あれだけの局員を更迭してまたさらにこれから魔導師たる人員を減らすだと!?貴様らどうかしているのではないか!?」

 

 空気を読まない声が、穏やかなムードに待ったをかける。叫んだ彼は敵対派閥において叩き上げによって上り詰めた三佐であり、有力な魔導師として現場指揮に当たり続けている老人である。そのせいもあって年季の割に未だに階級は低いのだが、故にあれこれと暗躍していた高官達とはあまり関わらなかったようで派閥の高官としては逮捕されなかった稀有な人物である。もちろん本人の善性もあるのだろうが、彼自身は実力でのし上がってきただけにやはりまずは力あってこそという思想はあちら寄りであった。

 

 発言により彼を睨むような空気が醸成されようとするなか、気にもせず老将は爆発する。

 

「ハラオウン顧問官……確か貴官の政策は文官が装備によって治安維持に加われるようにすることだったな……。だがこうして汚職に加担していたとはいえ多くの魔導師が逮捕され、それまでやってしまっては確実に文官は我らを舐めた態度で見るようになってしまうではないか?自分たちも力を振るえるようになったとな。それは魔導師の威信と尊厳を貶める行為ではないのか!?」

 

 実のところ、彼は不安だったのだ。この数十年を魔導師達によって築き上げた現実が、確実に母体数の多い文官に侵されることが。現在既にいくつかの兵装の研究は完成しており、せいぜい陸戦Dランク程度までならなんとかなるようになっている。今は試験部隊と称する地域の治安維持組織によってテストが行われており、たとえ魔法を使われたとしても軽犯罪程度であれば取り押さえは可能だ。本来ならもう少し早く配備が進むはずだったのだが、各デバイス開発企業は多くの技術を魔法による行使に頼っていたため技術力がイマイチ低かった。どちらかといえば彼ら企業は武器ではなくハードウェア企業なので魔法を用いない飛行技術やFCSなど武器もろもろに関する開発は非常に難航していた。これらは大半が魔導師の才能で補っていたことや武器に対する過去からの忌避感が原因であろう。

 

 が、ここに最近地球から売込みを掛けられた装備がいくつかある。特にホワイトバード関連、小型魔力炉であるMGドライヴなどは技術競争を促すには良い材料だとも言える。そしてその裏でクライドは別の展望もしていた。後に未来においてヴァンディン・コーポレーションが復活させるとジェックに予言されているエクリプス技術。いわゆるEC兵装の封じ込めである。この企業は武装開発に重点をおいている現代では珍しい企業であり、これらの地球産技術を見れば簡単に手を出すに違いない。それによって営業利益が見込めるならばわざわざECなどという危険なものに手を出さない、あるいはそのキャパシティを奪えるのではないかと考えていた。件の首謀者であるハーディス・ヴァンディンは未来において専務取締役でこそあるものの、現在はキレ者という印象こそあるもののまだ少年の面影が抜け切れていない人物という調査結果がある。彼がどのような経緯によってEC技術に手を出したのかは不明だが、そも企業とは利益を見いだせないのであればわざわざ危険に手を出す理由もない。出したとしても、現時点からAEC、もしくは物理兵装への転用も考えた兵装を研究しておけば対処もなんとかなるはずだ。一応かの企業に対してはマークをし続けているので、なんらかの不透明な資金運用があれば強硬査察に入ってもいいだろう。

 

 マルチタスクでそのような思考もしながら、クライドは剣呑な雰囲気になりそうな議会に待ったを入れて発言した。

 

「それについては特に問題無いと考えてます。仮に転向した士官が一斉に蜂起したとしたも、強力な魔導師の優位性を崩すには相応の戦略と力が必要になるでしょう。――しかし三佐、もうそのような考えを持つのはおやめになりませんか」

「何ぃ?」

「確かにこの数十年、世界を維持、管理してきたのは我ら管理局の有力な魔導師達であることは変わりないでしょう。しかしそれは、長い戦争による兵器への忌避感もありますが、安定をなしうるだけの装備が充実していなかったのが問題でした。結局我々はおのれの肉体に頼る他無く、それこそがステータスであるように錯覚しつづけていたのです。お聞きしますが三佐、あなたは過去、一日に何回緊急出動をしたことがありますか?」

 

「……7回だ。それがどうした」

 

――7回、とあちこちからざわめきが漏れる。

 

 彼が若く全盛期であった当時、レジアス・ゲイズ達が語っている通り最も忙しく暗黒期であったことから御多分にもれず彼も度重なる出動に悩まされていた。人員不足も原因の一つであるが、何より問題だったのは金回りの悪さから治安が良くならず、あちこちにスラムや犯罪拠点が出来てしまっていた事だろう。おかげで一人あたりの出動回数はブラックを通り越す程になっていた。今では改善しつつあるが、それでも国家予算が極端に管理局に傾いていたせいで廃墟などはあちこちにある。

 

「おそらくはその中であなたが出動しなくても、見合ったレベルの人員がいれば解決できた件はいくつかあったでしょう。現在でも魔導師一人あたりの負担は非常に多く、年間での魔導師の死傷者や退職者は一向に減りません。しかし魔導師自体の総数は非魔導師と比べると明らかに少ない。かつてそれ故に我々は多くの特権を認められていたわけですが、その結果が今回のような数多くの汚職につながってしまったのだが、……話がそれました。つまり、このままでは将来的に見て魔導師頼みの方針ではダメだということです。先のバルクレア二佐の発言通り、大人の足りない部分を子供でカバーしてしまっている現状はまず確実に破綻します」

「ぬぅ……だが、本来守られるべき魔導師でない人間を現場に出すなど……」

「それは、世界を守りたいという覚悟を持って入局してきた非魔導師である局員達の意志を蔑ろにするということですか?」

 

 ――。老将は言葉が出せなくなった。その思いは自身が才能に寄って入局したとはいえ原初に抱いていたものだったから。

 

「彼らの、たとえ力がなくとも治安維持に関わりたいという願いを無視するわけにはいきません。確かに、管理局の高い給金が目当ての人間もいるでしょう。入局者のほとんどがミッド世界の人間である以上、高い税率から逃れることは出来ないでしょう。そして彼らの血税の殆どは、今まで管理局の維持にあてがわれてきました。ミッドにはそれほどに余裕がなく、廃墟になった街は復興せず、そのままスラムと化してしまうケースも少なくなかった。それはそのまま犯罪の温床になり、危険な日々に市民が怯えていたのはあなたも知ってのとおりです」

 

 有力な魔導師は危険故に非常に給金が多い。だがそれらは市民からの搾取によって生まれたものであり、しかも忙しさにかまけて貯めこむばかりで一切の還元を行っていなかった。経済は金をはき出し回さなければ生活を豊かに出来はしない。無論そんな義理はないが、そんな現状を生み出してしまったのは何もしてこなかった自分ではないか、と老将を苛む。

 

「世間では度々高ランク魔導師による犯罪が起こっている。管理局に入局さえすればその能力を活かし生活を保証されるとわかっているのに、だ。それがどういうことかわかりますか三佐?

 彼らの多くは、そのスラムで育ったからです。人は生活環境、宗教、あるいは価値観や異質な教育などにより「常識的」な人間の思考から離れていきます。結果ああも簡単に犯罪者を醸成してしまう。そうすることしか知らない、出来ないという人間もいるでしょう。

 それらを覆すには、今回のような抜本的な改革がどうしても必要だった。どれだけの醜態を晒そうとも膿を排し、金銭の流れを正常化させ、局、または世界の幸福度の均一化を図らねば、これから先のっぴきならない状態になりかねなかった。

 時代は……変わったのだ三佐。ただ力で抑えつけるだけで無く、多くの人々の手で犯罪を抑止する時代にな。何、だからといって我々魔導師の仕事が無くなるわけではない。給与こそ下がるかもしれんが、どのみち高ランク魔導師に対して我々が駆り出されるのは変わらんからな。多少楽になったと思えばいい」

 

 クライドはニッと子供のような笑顔を見せた。それは上層部を糾弾した時の顔ではなく、ただただ世界の幸福を考える心優しい男の顔であった。あっけにとられた三佐はすっかり気が抜けてしまい、やれやれという疲れた顔でボリボリと後頭部をかく。

 

「……では、貴官の体制に問題があったらどうする気だ?」

「その時は、アナタが私を弾劾すればいい。もっとも、そうならないように努力はするつもりだがね」

「ふん、……いいか、わしは貴官を認めん。だが世界がより安定するというならば手を貸さん訳にはいかん。ゆめゆめその志を忘れんことだな」

 

 それだけ言ってドッカリとイスに座り込む三佐。その時、他の局員は全員が同じ思いを抱いたという。

 

((デレたな……))

 

 もちろんそれは口に出さず、少しばかりにやけた顔のまま会議は滞り無く次の議題へと移っていった。その中へは地球に対する補償なども含まれている。まずは技術交流をはじめとしたものや、次元航行艦アースラを一時的な地球での大使館として機能させること。地球人の異世界調査のための無人惑星の土地の一時的賃貸、次元漂流してしまった難民の帰還に関する問題など様々にあったという。それらはこれからの次元世界のありかたを大きく変えるだろうという思いを多くの人間に思わせた一幕であった。

 




書いては直し書いては直し、話したいことは色々あるがやるたびに逸れるので書き直し。やっと必要な分だけ入れてあちこちオミットして出来たのがこれ。なんとも微妙な気分である。

次こそは……次こそはアメリケン!

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