機動戦士ガンダムSEED DESTINY ZIPANGU   作:後藤陸将

14 / 37
お久しぶりです。忙しさともう一本の連載のせいで更新が遅れました。
久しぶりでちょっと書くのに苦労しました。


PHASE-7 戦神の星

『まずい!!全機、高度を下げろ!!敵の対空砲火が来る!!』

 甲田は異形の敵機の頭部に設置されている多数の砲門を見て叫んだ。シンたちは高度を下げ、地表すれすれまで降下する。そしてその直後、火星の赤い空に幾条もの閃光が奔った。

「なんて火力だよ……不知火じゃなかったらどっか掠ってたな」

 シンはコックピットの中で冷や汗をかいていた。彼は敵の陽電子砲の回避時にかなり高度を高くとっていたため、三本脚(トライポッド)の砲門が開いたときには絶好の的だった。敵の砲火を潜り抜けるために彼は『祭』噴射ユニットの大出力に物を言わせた無茶苦茶な機動をしていたのだ。

 常識を無視した機動は並の人間以上の体力を持つ彼にも少なからざる肉体的、精神的消耗を強いていたのである。

 

『低空から三本脚(トライポッド)に近づきましょう!!上から行ってもやつらの的になるだけです!!接近戦であれば、不知火弐型の敵ではありません!!』

 佐伯が甲田に意見具申をする。それに対し、甲田はしばし考えを巡らせる。未知の敵が相手である以上、対処法を間違えれば大損害を被りかねない。安易な行動はできなかった。

『いや……やつが頭を水平方向に向けられる可能性もある。もしも敵が頭部を水平に向けられれば、俺たちは文字通り対空砲火の壁に潰されかねない。それに、敵の数が多すぎる。ここは一時撤退だ』

「甲田大尉、対地砲撃支援は受けられないのですか?何もここで引かなくてもいいのでは?」

 甲田の意見に内心不服だったシンも佐伯に続いて意見具申をする。ここで尻尾巻いて逃げることは彼の性格にも合わなかったからだ。それに、これまで多くのダガーLを葬ってきたという実績が彼に自信を抱かせていた。

 卒業前戦闘技術特別審査演習で帝国最強のパイロットにあれだけへこまされたというのに、再び過信に近い自信を抱くところからして、彼の性格はあまり成長していないらしい。

『対地砲撃支援は無理だ。響隊長のところには主力の陸戦戦力が集中しているらしい。対地砲撃はあちらに優先されている』

『しかし、あれをこのまま進軍させるわけにも行きますまい!!この資源地帯の喪失は、我が国にとって、余りにも大きな損失です!!我々が一歩も引く気がないことをここで知らしめねばなりません!!それが、我々の役割です!!』

 甲田はシンに続いて口を開いた佐伯の進言に首を横に振った。

『……佐伯、国益を重視するのは帝国の安寧と繁栄を守護する帝国軍人として当然のことだが、その手段を間違えるな!!この場で俺たちが玉砕してやつらを食い止めることが必要不可欠なのか!?』

『我々の戦力で立ち向かえないと考えるのは早計です!!こちらは最新鋭機の不知火弐型です……副隊長もこいつのスペックはご存知でしょう?身体能力だけが取り得のマーシャンのMSに接近戦で不覚を取ることは――』

 その時、敵の機体が一斉に飛び上がった。同時に、彼らの機体のコックピットにけたたましい警報音が響き渡る。

「陽電子砲!?第2射か」

『各機、散開!!』

 陽電子砲を各機は左右に動いて避けようとするが、敵艦は艦首を横に振って陽電子砲で大地を薙ぎ払った。上方に飛べば三本脚(トライポッド)の餌食ということもあり、彼らは左右に避けるしかない。噴射ユニットを全力で噴射して射線上からの離脱を試みる。

 だが、逃げ場が限られている以上、敵が網を張ることも当然のことだ。三本脚(トライポッド)は頭部を傾け、彼らの進行方向に対空砲火の網を張る。

『やはり射角が広い!!水平にも撃てるのか!!』

 甲田たちは上下左右の微妙な移動で敵の攻撃を回避する。不知火弐型の姿勢制御プログラムの賜物である。

 

『副隊長!!これ以上ここで陽電子砲を撃たれるのはまずいです!!放射能汚染で資源回収に影響が出かねません!!今ここで叩かなければ!!』

 佐伯が重ねて攻撃を主張する。マーシャンの使用する陽電子砲は一射で周囲に大きな影響が出る兵器だ。その兵器に地表を深く抉られれば、資源採掘計画に支障が出るのは当然予想されることだった。

 甲田は揺れる。彼は人情に篤く、部下や仲間の命を何よりも優先するタイプの人間だ。勿論、命令となれば断腸の思いで部下を玉砕させる決断も下すのだろう。だが、命令でもない限りはそれをなんとしてでも避けたがっていた。

 勿論、佐伯も彼が如何なる人間かは理解しているし、隊の全滅の可能性のある策を彼が忌避していることも察していた。ただ、佐伯には多少の犠牲は覚悟してでもここで敵陽電子砲を沈黙させる必要があるのだ。ここで接近戦を挑めば陽電子砲は撃たれないだろうという確信もあった。

 火星人を殲滅し、火星の資源地帯を我が手にする。それが彼を火星に送り込んだ者達の意思であり、佐伯の最優先目的なのだ。

 

『駄目だ……ここは撤退する。初陣の新兵を抱えたままでは危険度が高すぎる。迅速に撤退しなければ全滅だ』

 甲田が険しい顔を浮かべながら告げた結論に、佐伯は内心で舌打ちをする。この甘さは佐伯らの思惑にとって害でしかない。ただ、その甘さ、人情ゆえに彼を信頼しているものは基地の内外に存在する。

 彼の決断は帝国にとっては喜ばしいものではないことは確かだが、彼は軍法会議も覚悟で部下を生かすことを優先するだろう。佐伯も軍人である以上、命令には逆らえない。ここで逆らったとしても新兵は彼に従わないだろうし、そのまま単機で火星人の三本脚(トライポッド)に戦いを挑んでも特攻が関の山だ。命令に背くことはできず、さりとて国益を捨てることも適わず。佐伯は非常に厳しい二択を突きつけられていた。

『佐伯、俺とお前で殿を務める。飛鳥とマナンダルは前衛だ。後退のスピードは俺達に従うんだ』

 甲田からの命令に従って、佐伯は断腸の思いで退却を決める。そして佐伯は飛び交う閃光を交わしながら機体を新兵たちの前に進ませた。

『飛鳥、マナンダルは俺の合図でアンチビーム爆雷ディスチャージャーを散布、その後は俺達の速度に合わせながら後退だ。誤射の危険があるから、前衛のお前達は発砲するなよ』

 シンたちも彼の命令に従い、彼らの機体の後ろにつく。

 だが、甲田が撤退の号令をかけようとしたその時だった。敵機の放った攻撃が掠ったタリサの右噴射ユニットが停止してしまったのだ。

『なんだ!?クソっイーグル12、右噴射ユニットに故障発生!!異常加熱状態です!!』

 タリサの焦った声がスピーカーから発せられる。そして、動きが鈍ったタリサの機体に三本脚(トライポッド)の砲火が集中する。タリサは即座にアンチビームシールドを構えてその影に入るが、凄まじい数のビームを受けたシールドは廃熱が間に合わずに赤熱化する。そして、敵の放ったスキュラを受け止めきれずに爆散した。

 シールドが爆散する直前にタリサはシールドの影から逃げ出し、残った左の噴射ユニットだけで敵の追撃を巧みに回避する。だが、その動きからも彼女の必死さが窺える。あの様子では長く持ちこたえることはまず不可能だ。

 

『副隊長!!』

 佐伯は天の与えたビッグチャンスに内心でほくそ笑みながら甲田に呼びかける。

『我々で敵部隊を襲撃しましょう!!』

『何を言っている!?すぐにマナンダルをカバーして撤退を』

『無理です!!マナンダル機の左噴射ユニットの推進剤の量では、基地までもちません!!』

 佐伯の指摘に甲田は険しい顔を浮かべる。確かに、この状況では一人もかけずに撤退を成功させることは難しい。だが、敵の新鋭機相手に戦いを挑んでも勝てるかどうかは未知数だ。未確定情報を元に、一か八かの賭けに出ることは避けたいのが彼の本心だった。

 

『自分も佐伯大尉の意見に賛成です!!どのみちこの機体ではもうそう長く逃げられません……なら、死中に活を見出すしか!!』

 タリサからも佐伯を援護する意見が出る。これ以上決断を迷っていればこちらはその分だけ砲火に曝されて消耗するだけだ。一刻の猶予もないと判断した甲田は声を張り上げた。

『くっ……分かった!!イーグル10、11は盾を捨て、二機連携(エレメント)を組んで突っ込め!!イーグル12は二人から回収した盾を構えておけ。俺は掩護射撃をする!!』

 甲田の命令を受けた佐伯は口角を上げる。戦力は僅かに低下したとは言え、こちらの望む展開になったのだ。後は陽電子砲の射線に敵機を巻き込みながら蹴散らすだけだ。

『了解した!!イーグル11、いくぞ!!』

「了解!!」

 シンが威勢のいい答えを返すと、佐伯は乗機の両手に突撃砲を抱えながら最大加速で敵の砲火に正面から突っ込んだ。

 

 

 

「チクショウ!!弾ばら蒔くことしかできないくせして鬱陶しい!!」

 シンは超過密な弾幕をGを無視した強引な機動で何とか回避しながら前の進む。だが、前後左右不規則にジグザクに進む機動は推進剤の消費も激しい。できればすぐに敵に取り付きたいのだが、中々その隙が見つからない。

 甲田の掩護射撃も時折あるが、敵の頭部の重装甲に阻まれて牽制の意味も薄い。正直、こんな状況での突撃に賛成した先程の自分と佐伯大尉を殴り飛ばしてやりたいとシンは思っていた。

「掩護射撃だって焼け石に水だろ!?」

 ジリジリと敵機との距離を詰めるが、距離と反比例して砲火は激しくなるばかりだ。既に数え切れないほどの閃光が不知火弐型の装甲を掠め、傷を刻んでいる。コックピットは先程から警告音(アラート)が鳴りっぱなしだ。

 そして遂に、佐伯は一瞬の隙をついて三本脚(トライポッド)に肉薄した。スライディングする形で肉薄した佐伯の不知火弐型は、足の付け根に向けて下方からビームを叩き込んだ。ビームは脚部の装甲を貫通し、動力炉を破壊して三本脚(トライポッド)を劫火で包む。

 味方が派手な爆炎を吹き上げながら撃墜される場面を目撃した僚機にも隙ができる。シンはその隙を見逃さずに敵機に急加速し、佐伯と同様に機体をスライディングさせながら敵機に肉薄した。

「下ががら空きなんだよ!!」

 三本脚(トライポッド)の砲門は頭部に集中しており、その射角は限定されている。頭部を動かすことで一定の範囲に射角を広げることができるが、それでも水平方向より下はカバーできない。

 不知火弐型の突撃砲から放たれたビームは下方から三本脚(トライポッド)の頭部を貫き、頭部を爆発炎上させる。劫火に包まれた頭部がよろめき、三本脚(トライポッド)は力尽きたかのように崩れ落ちた。

 シンは止まらない。離脱しながら次の目標に向かい襲い掛かる。

「まだまだぁ!!」

 シンは突撃砲から長刀に換装し、そのまま目の前の敵にむけて下方から勢いよく振り上げた。74式近接戦闘長刀の刃に展開されたビーム刃が勢いよく敵機の装甲に迫る。

 だが、ここでシンは予想外の攻撃を受けた。ビーム刃が敵機の装甲を切り裂こうとするその瞬間、敵機の盾から突起物が展開しそこから光波シールドが展開されたのだ。光波シールドによって長刀は弾かれ、さらに側面から襲ってきた円盤が不知火の左腕を斬り飛ばす。体勢を低くしていたために何とか堪えることができたが、凄まじい衝撃にシンは思わず顔を歪める。

「な……何が!?」

 シンは襲撃者の方を向きなおって目を見開いた。そこには先程まで対峙していた三本脚(トライポッド)の姿はなく、見慣れた2足歩行タイプの兵器――MSの姿があったのである。

 いつのまに敵の増援が来たのか――とシンは驚愕する。確かにレーダーも正常に働いていたし、通信にも敵増援の知らせはなかったはずである。

 では、こいつはどこから来たのか。動揺するシンだったが、彼の抱いた疑問の答えは直ぐ目の前で明かされることで解消されることとなる。先程彼が狙っていた三本脚(トライポッド)は装甲をパージし、脚を一本収納、さらに頭部が分離されてその下からツインアイの頭部ユニットが出現したのだ。

 しかも、問題はそれだけではない。敵機の頭部――今は盾となっている部位は光波シールドを展開しているのだ。先程不知火の左腕を斬り飛ばしたのも光波シールドを展開した盾だった。

「変形機能を持つMAだと……!?それにあれはアルミューレ・リュミエールか!?」

 シンも航宙学校時代にアルミューレ・リュミエールの存在は習っているが、実物は初めて見る。帝国軍ではアルミューレ・リュミエールを搭載した機体は公式には存在しないためである。だが、対峙したことはなくともその対処法は既に習っている。実体兵器である74式近接戦闘長刀ならば光波シールドを貫き、発生装置を破壊できるのだ。そのために74式近接戦闘長刀の先端部は態々実剣となっている。

 対処法を考えるシンに対し、変形した三本脚(トライポッド)達はMA形態時には頭部となっていた盾を構える。そして、盾に設けられた砲門からビームを発射する。変形時にいくつかの砲門もパージしているため、先程のような文字通り横殴りの雨のような砲火ではないが、かといって簡単に避けられるものでもない。

 ただ、どうにもあれはMSにしては動きが緩慢な印象を受ける。おそらく、変形機構に適した構造であるために動きの制約がついているのだろう。つまり、射撃戦以外では圧倒的にこちらが有利にある。

 長刀から突撃砲に換装するだけの隙もないと判断したシンはそのまま長刀を残った右手で握り、前方に急加速する。敵機は慌てたかのようにシールドからビームの矢を連射する。しかし、シンはそのビームの矢が迫り来る中で思い切り左に跳んだ。急激な方向転換によって発生した凄まじいGがシンを襲うが、シンの握る操縦桿の動きは普段のそれと全く変わらない。全身を圧迫される苦痛に顔を歪ませながらも、その目を瞑ることはない。目標は、最初から正面ではなく、自身の側面にいる機体だ。

 そして彼は慣性に任せて強引に長刀を振り、その切っ先を油断していた敵機の胸部装甲に叩き込んでそのまま両断した。まさか自分が狙われていると思っていなかったのだろう。盾で防御する構えも見せずに敵機は討たれたのである。

 爆散する敵機を振り返ることもせず、シンは先程まで相対していた機体に再度視線を向ける。

「次は……お前だぁぁ!!」

 シンはその手に持つ長刀を投擲し、敵機の持つ盾に展開されたアルミューレ・リュミエールにぶつける。さらにシンは長刀に貫かれて破壊された光波シールド発生装置に肉薄し、同時にガンマウントを機動する。そして腰部に展開した突撃砲から至近距離でビームを放った。ほぼ0距離で放たれたビームはアルミューレ・リュミエールに僅かに穿たれた穴を通って敵の装甲を貫いた。

 

 

 

「何だ……そんな、馬鹿な!!」

 ノクティス・ラビリンタス奪還部隊司令部のあるアキダリア級巡洋艦2番艦アマゾニスの艦橋は暗く、重い空気に支配されていた。ダガーLJGの不甲斐なさから、虎の子であったガードシェルまで出したのだ。

 だが、結果はこの様である。既にダガーL部隊は壊滅し、リニア榴弾砲部隊もダガーL部隊を蹴散らした増援のTypeー04部隊によって大損害を被っている。虎の子のガードシェル部隊も既に8機が撃墜されている。

「フォーリー司令……このままでは」

 副官が言い辛そうに口を開く。無論、フォーリーも阿呆ではない。彼が続けて言わんとしていることも察しがついている。既に部隊が壊滅している以上、これ以上の交戦は全滅しかありえないのだから。

「おのれ……忌々しい劣等人種どもが!!」

 フォーリーは怒りのままに拳を肘掛に叩きつける。

 敵の戦力も分析し、確実に勝てるだけの戦力を揃えたはずだったし、確実に先手を取るべく奇襲までした。にもかかわらず、こちらは被害甚大、全滅判定だ。負ける要素がどこにあったのかが分からない。

 ただ、自身の判断で誇り高き火星の戦士を多数死地に送ったことと、こちらの機体がType-04に文字通り歯が立たなかったことは確かだ。

 

 

「撤退するぞ、信号弾放て!!同時に収容作業準備!!だが、敵の領域で長々と収容作業をするわけにもいかん……10分で離脱だ!!収容しきれん機体は甲板に乗せたままでいい!!」

 彼の命令と共にアマゾニスは信号弾を発射する。そしてアマゾニスは帰艦機の収容作業に入った。といっても、帰艦可能なのは数機のガードシェルとダガーLJGだけなのだが。ダガーL部隊は後方のMS輸送船で運ばれてきたものだが、ダガーL部隊は壊滅状態のため、態々輸送船に収容せずとも帰艦可能機はアマゾニスで十分に収容可能だと判断した。

 そして慌しくなる艦橋を他所にフォーリーはメインモニターに映し出される戦士たちの姿に視線を移す。黒煙を吐き出しながら戻ってくる艦載機をその目に焼き付けながら、フォーリーは拳を強く握り締める。

 今回の敗因を分析して自分は絶対に戻ってこなければならない。例え一兵卒に降格されようとも、絶対にだ。それが自分にとってのけじめなのだから。

 

「このままでは……すまさんぞ!!ジャップめ、いつかこの雪辱は晴らしてやる!!」

 

 

 

 火星圏開拓共同体宇宙攻撃軍の撤退によってノクティス・ラビリンタス事変とよばれる武力衝突はこれで幕を閉じた。

 後の調査によると、この時日本側の損害は巡洋艦1隻撃沈、2隻中破、資源輸送船1隻撃沈、2隻小破、MS10機喪失となっている。一方、火星圏開拓共同体宇宙攻撃軍の損害は、巡洋艦2隻小破、MS輸送船3隻中破、MS64機喪失、自走砲100門喪失である。

 マーシャンの完全なる敗北であった。




7月は忙しいので、最悪次の更新は8月になるかもしれません。来週書ければいいんですけど……

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。