僕とSHUFFLEと召喚獣   作:京勇樹

11 / 68
今回を含めて、二、三程おまけを挟む予定です


おまけ編
閑話 明久に関して


皆さん、どうも初めまして

 

私の名前は瑠璃=マツリと申します

 

若輩ながら、明久隊長率いる合同近衛部隊の副隊長を勤めさせていただいてます

 

なお、合同近衛部隊の副隊長はもう一人居ますが、そちらは後に紹介することになるかと思います

 

しかし、なぜ私なのですか、作者殿?

 

『俺は瑠璃=マツリが好きなんよby作者』←カンペ

 

そ、それは、ありがとうございます……

 

さて、気を引き締めて、今回は明久隊長の一日を教えたいと思います

 

明久隊長の始まりは早く、毎日朝の四時五十分に起床します

 

そこからよほどの事が無い限り、10キロメートルの走り込みと素振りを千回行います

 

その後、六時半に合同近衛部隊各員の一日の予定を確認

 

7時から陛下方の朝食を作ります

 

時折、リシアンサス様が先に作り始めてることがあるので、手伝いに回りますね

 

平日の場合は、朝食後に着替えて登校しますね

 

そして、学校での授業が終わると、殿下方と稟殿と一緒に下校します

 

場合によっては、下校時に買い物をしますね

 

この時、買い物の荷物は全て明久隊長が持ちます

 

帰宅しますと、まず先に学校の提出物を手早く終わらせますね

 

大体、三十分あれば終わってます

 

そして時々ですが、殿下方の提出物を手伝ってる場合もあります

 

そして、大体六時頃から陛下の奥方様達と一緒に夕食の準備を始めて、七時頃に夕食

 

食べ終わったら食器を洗い片付けて、陛下方の翌日の予定を確認します

 

その後、時々ですが陛下方の手伝いをします

 

そして、夜九時頃に隊員達からの報告を聞いてから反省会などを行います

 

この時、明久隊長が相談に乗る場合があります

 

こういうケアを忘れないので、明久隊長は基本的に隊員全員に慕われてますね

 

この後、大体十時から十一時半頃まで隊員達と訓練を行い、どこを直すべきとかを指摘します

 

そして、十二時から一時半頃まで書類を片付けて、軽く湯浴みをし、翌日の準備をして就寝します

 

本当に、明久隊長には頭が下がります

 

書類仕事は私やもう一人の副隊長のフリージアさんも手伝いますが、はっきり言って激務です

 

私達が五枚終わらせてる間に、明久隊長は優に四倍から五倍近く終わらせてました

 

その光景を見て、フリージアさんは一度

 

『隊長って、本当に人族?』

 

と呟いてました

 

しっかりと人族ですので、安心してください

 

そして、明久隊長の休日ですが、基本的に朝は変わりませんね

 

朝の走り込みと素振りが終わった後、明久隊長は汗を流してから読書をすることが多いですね

 

読んでる本の種類は幅広く、何らかの学術書から小説まで読んでます

 

以前に私が見たのは、所謂SF物でしたね

 

ロボット同士による戦争の物語でした

 

読書が終わると、大抵で明久隊長は瞑想を始めます

 

この瞑想は魔法の基礎訓練です

 

使い手の熟練度によっては、近くに寄った人に使い手の心象風景を見せることもあります

 

私が見たのは、とても綺麗な海辺でした

 

私はその風景に心を奪われました

 

白い砂浜に透き通った海

 

穏やかに寄せては引いていく波

 

私は昔、明久隊長が通っていた学校での噂を知っていました

 

<人殺し>

 

私も当時は、バカ正直にそれを信じていました

 

しかし、当時の明久隊長を見て違うのでは?

 

と思いました

 

なにせ、明久隊長の眼はとても澄んでいて、優しかったからです

 

しかし、私が行動を起こす前に明久隊長は行方不明になってしまいました

 

私は酷く後悔しました

 

どうして、あんな噂を信じたのだろうかと

 

稟殿や興平殿と同じように、明久隊長を守ればよかったと

 

しかし、数日後に私は驚きました

 

なにせ、明久隊長が魔界で保護されたからです

 

保護された場所は、魔王陛下の別荘地近くの湖畔だったようです

 

私は身元確認の為に呼ばれて、魔界に向かいました

 

そして、思わず崩れ落ちました

 

明久隊長は確かに無事でした

 

ですが、痛々しいくらいに頭部の半分近くが包帯だらけでした

 

特に、左目はもう治療不可能だったみたいです

 

それに、名前以外は何も覚えてませんでした

 

それがより一層、私の無力感を掻き立てました

 

その後、私自ら願い出て、明久隊長の世話をすることにしました

 

しかしある日、私とお父様がほんの僅かに離れていた間に賊が襲撃

 

明久隊長は重傷を負いながらも、一緒に居た殿下方を私達が到着するまで守ってました

 

傷だらけの明久隊長を見て、私は思わず泣きながら明久隊長を抱き締めました

 

また、失うのかと思いました

 

ですから私は、出来る限り近くに居るようにしました

 

まるで、もう一人の弟が出来たようでした

 

しかし、私が気づかない内にお父様から神剣一刀流を習い始め、気づいた時にはかなりの腕前となってました

 

っと、話がそれてしまいましたね

 

瞑想が終わると、明久隊長は大抵は軽く寝てますね

 

やはり、普段の睡眠時間が短いからでしょうか?

 

『俺の平日の平均睡眠時間は三時間ですby作者』←カンペ

 

作者も寝てください

 

お昼寝している時の隊長の顔は、本当に年相応と言えます

 

優しそうで、少し無邪気な感じです

 

起きると軽く昼食を食べてから、トレーニングをします

 

その日によってトレーニング内容はまちまちですが、内容的には筋力トレーニングですね

 

その後、魔王陛下の奥方様と料理談議を展開することもあります

 

あれほどの激しい議論は、私には無理です

 

そして談議後は、夕食作りに掛かります

 

明久隊長の料理の手際は良く、凄く様になってます

 

私も料理はしますが、明久隊長ほどは出来ません

 

魔王陛下曰わく、王宮の料理人すら凌ぐと言ってました

 

私も時々頂きますが、本当に美味しいんです

 

夕食が終わると、自室にて勉強してますね

 

大体、一時間ほど

 

以前に内容を見せてもらいましたが、難し過ぎて解りませんでした

 

後で聞いてみましたら、大学レベルだそうです

 

勉強が終わると入浴して、就寝します

 

明久隊長の一日はこんな感じですね

 

明久隊長は全てに於いて高い技量を誇ってますが、これは全て日々の弛まぬ努力で成り立っています

 

それを知っているからこそ、私達近衛部隊の隊員は明久隊長を尊敬し、慕っています

 

人というのは、努力次第で限界を超えられるものと明久隊長は自ら示してくれています

 

私達近衛部隊の隊員は、そんな明久隊長の顔に泥を塗らないために努力を怠りません

 

私達を選抜してくださった陛下達を守る為に、明久隊長を補佐し任務を完遂する為に

 

私達は日夜頑張っています

 

今日はこんなところでしょうか

 

それでは、また会う日まで

 

瑠璃=マツリでした




途中で出てきたフリージアさんの見た目は、<夜明け前より瑠璃色な>のエステルさんをイメージしてください

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。