転生先は…えっDQⅦですか!?   作:三麟

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第八話です。
連続投稿はっじまるよー


第8話

 sideアルス

 

 ん、もう朝かよく寝たな、

……なんだろうこの水色でやわらかい物は、抱き枕なんかあったけ?

なーんておもいながら目を開けると、そこには寝間着姿のリンがいた。

普段は無口で気がつかないけどこうやってみると、すごいきれいだよな……

 

 ってハア!?

 

 

 ……ふう、おちつくんだ、おちつくんだ

昨日の晩になにがあった?お父さんと話をして二階に上って『一人』で寝たはずだぞ

 

 まあ何があったかなんて、どうでも…よくはないけど、このままそっとまわしてしまった腕を抜けば……

 

「……あ、おはようございますアルスさん」

 

 で、ですよねーし、しまった起こしてしまった、どど、どうしよう

 

「…お、おはようリン」

 

 な、何をいえばいいのかわからないが、とりあえず怒ってないみたいだ

 

「怒ってないの?」

 

 と聞くと

 

「ああ、抱きつかれた時は驚きましたが、べつに怒ってはいませんよ?」

 

 という。ま、マリベルじゃなくてよかった…

 

「さてと、そろそろ朝食の準備の手伝いをしてきますね。」

 

 といってさっさと降りていってしまった。

 

ーーーーー

 

 着替えていると、下の階からいいにおいがしてきた。

 

「おや、おはようアルスやけに顔が赤いけど、どうしたんだい?」

とにやにやしながらかあさんがきいてくる

 

 …下手人はかあさんのみたいだ。

 

「べつになんでもないよ」

 

 と答えながらキッチンをみるとエプロン姿のリンが水色の髪を揺らしながら目玉焼きとベーコンを焼いている……かわいいな

 

「ん?どうしたんですか?朝食はもうできますから待っててください。」

 

 もしかしてじっと見すぎたかな?

 

「あ、そうだマリベルさんがさっき来て船で新しい島に行くって言ってましたよ、食べたらいつもの入り江に集合だって。」

 

「わかった、食べたら行こうか。」

 

 そんな会話をしていると、

 

「ふふふ、なんだか新婚みたいだね」

 

 なんてことをかあさんが言ってくる

 

 …はずかしいな、うん

 

 

 side out…

 

 side主人公

 

「おそいわよ、アルス、リン」

 

 仏丁面をしたマリベルはどうやら、朝早くから待っていたらしい

 

「キーファの事は待たないでいいの?」

 

「まあね、『仮にも』王子なんだしね、こうなることはわかってたわよ。

さっさと石版を集めにいきましょう…ところで何かしらこの音?」

 

 まるで、金槌のような音がひびきわたっている

 

「どうやら、心配する必要はなさそうですね。」

 

「どういうこと?」

 

「こんなところで、金槌を朝から振ってる人なんて、そんなにいないはずですよ」

 

「じゃあまさか…」

 

「ええ、早く行きましょう。」

 

「そうだね。」

 

 

 

 

「おっようやく来たな。すっかり待ちくたびれちまったぜ。」

 

 やっぱりそこにいたのは汗を垂らしながら、船の整備をするキーファだった。

 

「ね?いったでしょう?」

 

「そうだね、でもどうやってここまできたの?」

 

「ふふふ、よくきいてくれたな。

実は、昨日の夜遅くにこっそり城を抜け出してきたんだ。」

 

「まあ、来てくれるにこした事ないしね、さっさと行きましょう。」

 

「そんなこと言っちゃて…素直にうれしいって言えば良いのに」

 

「なにかいったかしら?」

 

「いや、何でもないよ」

 

 ようやく、船の帆をキーファさんが下ろし終わり、

 

「行くぞー」

 

「「「オォー」」」

 

 船は海へと滑るように出て行った

 

 

 

 

 

「うわあ……きれいですね」

 

「そうねーそういえば、船に乗るのはじめてなんだっけ?」

 

 そう、そうなのだ前世から数えても、木製の船に乗るのは初めてなので…

 

「ええとても新鮮ですね。」

 

 

ーーーーーーーー数十分後

 

 

 

「あの、だいじょうぶ?」

 

「もうだめです、死にます、おろしてください。」

 

 うえっぷ…まさか船酔いがこんなにひどいものだなんて知りませんよ

 

「もうねたほうがいいんじゃないか?」

 

「そうね、寝てる間はごまかせるし」

 

 くそう、そんな事で私の船デビューが邪魔できるなんて、おもうなよ!

 

「すみません皆さん、ちょ〜とはなれてて、もらってもいいですか?」

 

「いいけど?どうするつもりなの?」

 

 ふ、ふふ、ふふふ5年間の魔法の修行の成果その2!

 

「と『トベルーラ』だっ」

 

   フワッ

 

「やった成功しました!みてみて私飛んでるんで……ウップ、よけい気分悪くなった。」

 

  ガクっ

 

「ていうか空なんて飛べるの?」

 

「ええ、多少のMPがあってイメージさえできれば後は修行次第ですよ…ウップ」

 

「空を飛ぶなんて凄いな!オレにもおしえ…まあ今日のところはもう寝ろよ、な?」

 

「…そうですね、島にウップ、ついたら教えてください。」

 

 

 

 

 くそう私の初航海が…5年の修行が…あ、もうだめだ寝よう…

 

 

 

 

 

 




HAHAHAHAHA
キラークイーンッリア獣を爆破しろッ

なんて自分が書いたものに言ってもね…むなしいだけですね…ハハッ

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