ねむいっ!それもこれも半沢直樹の最終話が面白いせいだっ!借りてきたDVD見てました、自業自得ですね
と思いながら書いたのですが…
まあ、お楽しみください
『ほわあああぁぁ!』
見た目は人間っぽいのですがしっかり魔物な盗賊が猛然と鉄球をふるいながら飛びかかってきます
「てっ!やっ!」
それを武闘家に転職したガボさんが両手に装備した鉄の爪で器用にさばきながら接近戦を続け、私とマリベルさんから遠ざけます
『ちっ!厄介なやつらだぜ!』
「ええまったく同感よ!『メラミ』!」
そう言いながら空中を横回転で飛んでくる鎧を被った騎士をマリベルさんがおぼえたてのメラミで撃ち落としました
「え〜と…とりあえず『バギマ』で…」
何にもしていなくても勝てそうでしたが、さすがに何もしないというのはまずいと思ったんですよ
…結構な勢いで腐った死体のような盗賊が飛んで行って、無惨な感じに脳髄をぶちまけながら塀にぶつかりましたが…まあ不可抗力だし!自己防衛だし!正当防衛だし!何も!問題!ありません!
「いや、おおいに問題ある気がするんだけど…」
そんなことを言いながらもしっかり盗賊もどき達にカシムさんが使っていたのと同じ、疾風づきを叩き込むアルスさん……戦闘になるとあなたも十二分に容赦がないと思います
「…ちくしょう、手ぶらじゃあ親分に顔向けできねえが今回は相手が悪かった見てえだな……」
魔法使い風の格好をした盗賊がそんなことを呟くと突然思い立ったように
「よし!ものども撤収だ!アジトまでにげるぜ!モタモタしてんじゃねえ!早く逃げるぞ!」
そう叫んでさっさと一人で逃げて行ってしまいました…
「…あなたたちも苦労してるんですね…」
「う、うるせー!」
「あにきー!置いてかないでくださーい!」
「おぼえてやがれ!」
まったく、ダメな上司を持つと部下も大変なんですよね
「ふんっ!たいしたことない腰抜けどもね!」
「…にしては結構強かったぞ!」
「そうですね、結構しぶとかったです…毒も効きませんでしたし」
若干一名怖いこと言ってますが、まあスルーして行きましょう
ここは現代のダーマ地方…といいますか正確に言うと吹きだまりの町があった所なんですが
「盗賊やら山賊やらはいましたけどすっかりなくなっちゃってますね」
「うん、スイフー達がいた証拠も…この町の塀だったものくらいしか残ってないね」
グリンフレークの時も思いましたが…いちど少しでも住んでいた所が跡形も無く消えるというのは寂しいですね…
「まっ〜たく!なにしょぼくれてんのよ!あの町がなくなったってことはもう魂砕きみたいな事は起きなかったて事なんだからいいことなのよ!」
マリベルさんがいつもよりも明るく声をかけてきます…まあそれもそうですね
「せっかく『転職』もできましたし…せっかくですからさっきの山賊?アジトに行ってみませんか?」
この空気を変えるためなのかカヤさんもやけにテンション高めですね…ですがその提案はいいですね
「じゃあ行ってみましょうか!
さっきの盗賊のアジトに!」
わたしもその雰囲気に乗って出発を促しましたが…
「まあ…いいんだけど、今夜はここで野営だね…」
あっ!
空気変えるのに失敗すると地味に恥ずかしいですね
そのあと慰めてくれるつもりなのかピエールが肩を叩いてきましたが…なぜかよけいに心が痛んだ気がします
私!よくがんばりました!もう寝ます!
ちなみにアルスさんは『戦士』ガボさんは『武闘家』マリベルさんは『魔法使い』カヤさんは『盗賊』
…ピエールは…どうしようかな…とりあえず『戦士』で