…ちなみに最近気になってきたんですが、日刊ランキングってどういう基準で判断してるんでしょうね?
UAの数なのか総評価数なのかそれとも評価なのか…わけがわからないよ
まあ、それはさておきそれではお楽しみください…
ーーーーーアルスside
「…つまりリンは一度死んでからもう一度生き返ったって事?」
「ええ、私が聞いた話では『神様』とやらにもう一度別の世界で生きてみることを提案されてこの世界に来たらしいです」
まさに衝撃の事実だ…異世界からの転生?そんなことがあるんだろうか
「…それが本当みたいだから困るんですよ、アントリアも言っていましたが確かに彼女の中には二つの魂…元の肉体に入っていた魂とリンさん本人の魂がたしかに入っています…恐らく今回の事は魂を操ることに特化した存在だったアントリアにそこの弱点を突かれたからこそ起きたことでしょうが、今後もそう言った敵が出てくる可能性は十分にあります…その結果リンさんが死ぬということも大いにあり得ます」
「そんな…」
いったん借りている神殿の宿屋の備え付けのベットに寝かせてあるリンの方を見ると、
フォズ大神官の魔法によって生き返りはしたようだけどまだ意識は取り戻していないようだった
「…まあ、リンさんにもあなたの方から話してください、きっと私が言うよりもいいと思いますから」
そういって部屋を出て行ってしまった…え!?まさか全部リンに僕が説明するの?
…自身のかけらも無いな
ーーーーーside out
ーーーーーリンside
「う、うん?」
重たいまぶたをあけてみると知らない天井だった…最近こんなこと多いですね…
「ああ、目が覚めた?」
ふと声がした方を上半身を起こしながら見てみると椅子に座ったアルスさんの姿が…あれ?アントリアは?戦いは?
「大丈夫?体は動く?」
「え、ええ、大丈夫ですけど…」
「よかった…!」
そう言いながら自然な感じに抱きしめら…え!?
「…あの〜アルスさん?」
「よかった…!本当に無事でよかった!もしかしたらもう起きないんじゃないかと思って…」
いや、まず何があったのかも分からないままぎゅっと抱きしめられてるって言うのも変な感じですね
……まあ、悪い気はしませんが
「……それはいいんですが、私が寝ている間に何が?それにアントリアは?」
「アントリアは無事に…と言っていいのか分からないけど、とりあえず倒したよ」
「ああ、それはよかった…」
そっと体を離して向き合うとアルスさんは真剣な顔で
「…それと、フォズ大神官に聞いたんだけど…転生したんだって?」
「……は?」
あれなんでアルスさんが知ってるんですか?自分から話すまでは黙ってるって言う話しだったと思うんですが…
「どうなの?」
うっ、そんな…もう全部ばれちゃってるみたいですね
「…そうですよ、私は一度死んで、この世界で生き返りました……」
「そのあとにパミラおばあさんの所で…」
「はい、転生して親もいない状況でしたからね…親が魔物に襲われて死んだという嘘を見ず知らずの人につくのは正直心苦しかったですが…」
はぁ、言うつもりは無かったんだけどな…
「分かりましたか?もともと私はこの世界にいないはずの存在で、神様が作った体に入っているだけの存在なんでs…」
言い終わる前にまた抱きしめられました
う〜、なんでですかね異様に顔が赤くなってる気がします
「…そんな事関係ないよ、リンはリンだ今までもこれからもね」
「……いいんですか?私は十年間もパミラさんをだましてきたような奴ですよ?」
「かまうもんか、僕にとってはリンはいつものリンにしか見えないよ、なにがあろうと例え転生していて神様製の体でもね」
そんな言葉を聞きながら、抱き合う(といっても一人は上半身を起こしただけですが)私たちは端から見ると結構シュールな光景だったんじゃないかと熱くなった脳みそで考えていました
多少でも砂糖が吐ければ幸いです
…あれ?そういう目的で書き始めた小説じゃなかった気がするんだけど…
まあいいか!感想、評価お待ちしてマース
ps、やっぱりシリアスなんて書くもんじゃないぜ!