さいきん忙しくてなかなか更新する時間が取れません、行き当たりばったりとはいえきついなぁ
ちなみにパソコンの調子も悪く、実況動画が見れないことが多くかなりきついです…ハァ……
森の中のたき火……その周りを数人の武装した人間が囲んでいます
「この洞窟から大神官のとらわれている牢獄に行けるはずだ」
「…で、そこにある扉を開けるためにオレの力がいるってわけだね?」
そういってカシムさんの取り出した地図を眺めながら言うのはフーラルと呼ばれていた軽装の盗賊です
「本当に大神官が助け出されたらオレを神殿騎士に推薦してくれるんだな?」
「もちろんだ、大神官が助けられたらな…」
どうやらカシムさんは神殿騎士への推薦をえさにこの盗賊を連れてきたようです
ちなみに今、私たちはネリスさんをなだめすかして吹きだまりの町を出発し、南西の方角に向かっている途中で野営しているところで、明日の行軍の確認中です
「この地図の通りなら、おそらく明日のうちにも洞窟にたどり着けるはずだ…さあ、もう夜も遅いはやく明日に備えて休もう」
といって休んだカシムさんを尻目に、テントを出て最初に私とカヤさん、そしてピエールが見張りとして周囲を警戒しながら、時々動く影に杖の魔法を放ったりします
……ゲームと違って一日で目的地まで着くことの方がまれですし、夜は魔物が活発化するので交代で見張りをするのが当然ですが、コレ、かなりきついんですよね
「明日までに着くんですかね?」
「まあ地図も完璧ではないですし、おくれるのは仕方が無いですね」
ああ、地図も結構あやふやなんですよね、この辺が結構、元の世界とのギャップを感じる所だったりします
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私たちと交代するために出てきたアルスさんとガボさんマリベルさんと交代して浅い眠りに着いたかと思うともう朝になっていました…大分疲れてたんですね
「さあ、もうすぐ着くはずだ出発しよう」
カシムさんは先を急ぎたいようでせかしますが、前衛職であるアルスさん、ガボさん、そして魔法戦士というぶっちゃけ微妙な職業だと言うカシムさんに結構手練の盗賊のフーラルさん…というメンバーの歩く早さはかなりのもので、後衛職の私とマリベルさんはもうぐったりとしていてついて行くのもやっと、唯一私たちの中でそれなりの体力のあるカヤさんに引きずられるように歩いています
「ま、まだつかないんですか?」
「もうすこしだ…多分」
いや、多分て…そこは断言するところでしょうが!
なんてことをかんがえている内に岩山の影がしっかりしてきます
「……ここなのか?」
「ああ、そのはずだが…」
岩山の割れ目のような洞窟はありましたが…かなり脆そうで今にも崩れそうです
「ま、まあここだって言うんなら仕方が無いわね!さっさと行きましょ!」
そう言いながらさっさと入って行ってしまったマリベルさんを追いかけるように洞窟の中へと進みました…
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かなりの深さまですでに潜ったと思うのですが、ここの魔物はそこまで強くなく、力を失ったアルスさんやガボさん、そしてピエールだけでほとんどの戦闘が終わってしまい、魔法組はやることがありませんでしたが……地下4階に降りた時に一気に気を引き締めることになりました
『んん!?おいイノップこんなところに人間が紛れ込んでやがるぜ』
『なに!?人間だと?…しかも襲撃の時に逃げたした奴じゃねーか』
そう言ってカシムさんのことを指差して下品にわらう二足歩行の豚と虎の皮を被った赤ら顔の魔物が立ちふさがりました
その時のカシムさんの顔は真っ青でふるえながら
「ま、まずいぞ、奴らは人間から奪った力で強化された魔物だ、いまの俺達じゃ勝てない!逃げるぞ!」
といいましたが、さすがに飛び込んできた相手を逃がすとも思えません
あっちもすでに自前の棍棒や爪を出して今にも襲いかかってきそうです
「…どうやらやるしか無いみたいですね」
「………ああ、そうらしいな」
そういって私は少し持ち手の部分にヒビのはいった天罰の杖をかざし一気に込められていた魔法を解放しましたが、
『んん?何かやったのか?』
『いや?何もやられてないと思うぞ?…クックック…』
さ、さすが強化されている魔物と言ったところでしょうかほとんど効いていないようです
そうして私の転生してからかなり久しぶりの負け戦が始まりました
やっとイノップさん達登場!
な、長いなダーマ編、本当に完結できるんだろうか…
な〜んて事をシナリオ攻略チャートを見ながら考えた私でした