転生先は…えっDQⅦですか!?   作:三麟

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第三十四話…VSコロ…コルネリ!はっじまっるよ〜

感想くれた方!ありがとうございます!
そしてできれば評価もお願いいたしまさあ!


第34話

 キイィィぃぃぃぃぃん

 

 予想よりも遥かに速いスピードで飛びかかってきたため危うく躱しそこね、天罰の杖で受け止めることになってしまいましたが…

 

「ぐぬぬぬぅう……」

 

「グアアアアァァァ!!」

 

 さすがは前衛職……筋力ではまったくかなう気がしません

………武闘家かなにか修めておけばよかったですね

 

「くらえ!『』」

 

 必死にグロい魂の剣を受け止めていると、カシムさんが黄色っぽい光をまといながら疾風のごとく飛びかかり、目にも留まらぬ早さで脇の下や膝の裏、足の腱などをレイピアらしき剣で突きます

 

「グアッ!!」

 

 私が必死に持ちこたえていたおかげなのか、全ての箇所を的確にレイピアが貫きコル…コルなんとかをダウンさせました

 

「どうしたのリン!」

 

「何があったんですか!」

 

「いかがされた!」

 

 ちょうどいいタイミングでいつものメンバーとザジさん…そして、今さっきまで寝ていたはずのネリスさんまで顔を出しています

 

「チクショウ、チクショウ!!アトヒトリデタマシイクダキガセイコウスルトコロダッタノニ!」

 

 力が入らず地面に倒れ込んでいたコルなんとかさんが聞き取りずらい声で叫ぶと突然上半身を起こして

手からこぼれ落ちていた魂の剣を握りそのまま投げつけ……

 

 ネリスさんを深くつきささっ…た様に見えたのですが、咄嗟にネリスさんを突き飛ばしたザジさんの肩を貫き地面に突き刺さりました

 

 貫かれたザジさんは糸が切れたように地面に崩れ落ちそうになったところをガボさんに支えられましたが完全に意識を失っています

 

「おいザジ!しっかりしろ!ザジ!」

 

 大声でガボさんが呼びかけますがまったく反応がありません

 

「…ヤッタゾ!……ツイニ5ニンノタマシイヲクダイタゾ!サアマモノタチヨ!オレノチカラヲカエシテクレ!」 

 

 そう大声でコルなんと「コルネリよ」…コルネリさんが夜空に呼びかけると上空から三匹の小さな羽をつけた悪魔が降りてきました

 

「…残念だったな人間よ、最後に貫いた人間はあたりどころがよかったのかまだ魂を砕かれきっていないぞ!」

 

「ナ、ナンダト!」

 

 悪魔の言葉に動揺したコルネリさん…その機を逃す我々ではありません!一気に仕留めようとおのおのの武器を構えましたが

 

「しかしなかなか見どころのある奴だ、特別に連れて行ってやろう」

 

「ホ、ホントウカ!」

 

 そう悪魔が言うと、コルネリの体がふわりと浮き上がりゆっくりと消えて行きました

 

「ああ、そちらの小僧ももらって行ってやるぞ」

 

 一瞬なにを言われたのか分かりませんでしたが、次の瞬間、宙に浮き上がったザジさんを見て咄嗟に魔法の杖の一つを発動させましたが、残念ながら消えて行ってしまいました……

 

ーーーーー

 

「くそっ!オレが出し惜しみしなければ!」

 

 そう言ってカシムさんは机を叩きいきり立ちます、

どうやら原作の通りカシムさんはダーマ神殿の神官騎士の一人だったようで、ここ吹きだまりの町に潜り込んでいたようです……おかげで特技やら魔法やらが使えるのですが、僧侶系にはなったことが無いらしく回復はできないようです

 

「ああ、ザジ…無事なのかしら…」

 

 ネリスさんも昨夜からほとんど寝ようとしません…体によくないと思うんですけど…

 

「ザジのやつ…だいじょうぶかな」

 

 こころなしかガボさんまで元気がありません

 

「で、これからどうするんですか?」

 

 そう私が部屋にいる全員に聞くと示し合わせたかのように一変に「ザジを取り返しに行く」と言いました……やれやれ、どこにいて何をしてるのかも分かんないのにどうするつもりなんですかね…

 

「…心当たりならあるぞ!」

 

 そういってカシムさんが立ち上がります

 

「きっとザジはダーマ神殿の闘技場に連れて行かれているはずだ…しかしそこに行くにはフォズ大神官の持っているダーマの鍵が無くては…」

 

「う〜ん、どこにいるのか分かんないのよね?」

 

「いや、分かってはいるんだがそこに入るまでに扉があってそこの鍵を開けられる人物が必要なんだ」

 

「心当たりはあるんですか?」

 

「…ああ、フーラルという盗賊が鍵あけの技術に長けていると聞いたことがある、一度こちらから話しをしてみよう」

 

 そういったカシムさんの一言で状況が変わりました

 

「じゃあさっさと調べてきなさいよ!」

 

「そうですよ!そこまで話しが進んでるなら問題ないじゃないですか!」

 

 おもわず声を上げる私とマリベルさんにたじたじのカシムさんでしたが、

 

「ま、まあ待ってくれ、話をつけるのは簡単なんだが扉を守っている魔物がとてつもなく強くてn「それこそ私たちの出番ですよ!」…勝てないんだが…」

 

 そんなこんなで、カシムさんは酒場にフーラルさんを探しに、私たちは魔物の情報を集め、装備を整えに町に行き、日が暮れるまでいろいろ買い物をして過ごしました

 

 

 

 




さ〜て!次回の三麟さんは〜

リンです!洞窟に入ったはいいけどとっても強い魔物に出くわして私が大ピンチ!いったいどうなるんでしょう!

次回は『フーラルあらわる』『ゴンズとイノップの脅威』の二本です!

明日もまた見ててくださいね!ジャン!ケン!ポン!うふふふふ〜

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