ついにっ!ダーマ編に入りますっ
ああ、ここからのパワーインフレが怖すぎる…
き、気をつけながら行ってみましょう!
グランエスタード城に行った後、私とアルスさんは一旦フィッシュベルに戻りその日のうちにエスタード島を後にし、ユバールの地に出発しました…
ーーーー海上
「なんだかんだ言ってアルスさんと二人で旅をするのは初めてですね…」
「そう言えばそうだね…」
ザザァァァ……ザザァァァ……
魔物の襲撃も無く、静かな海をゆっくりと帆船が進んでゆきます
ーーーーー数日後
そろそろ食料が減ってきてアルスさんの釣り上げる魚の割合が増えてきた頃
「あっ!島ですよアルスさん!」
「島っていうか大陸だけどね…」
ユバールの地が見えてきました、オルフィーよりもさらに遠かったので長い航海になりましたね
「やっと着いた訳だけど、あんまり風景は変わってないね…」
「そうですね、最初に来た時は夜だったんで分かりずらかったですが、昼間なら位置ぐらい分かりますね」
数日前の記憶をたよりにユバール族に初めて出会ったテント群のあったところに行くと…
「あれ?なんだか鉱山みたいな感じになってますね…」
「こんなところは無かったはずだけど…」
しかし、それなりの人数の人がテントの前に並んでいます
「と、とりあえずどうなっているのか聞きましょう?」
「そうだね!こんなとこでボーっとしてても時間の無駄だしね」
そんな訳でテントの入り口のすぐそばで大声を上げている商人風の格好をした男の話をまとめると…
1、珍しい化石が出た
2、見たければ5ゴールドはらえ
な〜んかいかがわしい感じのする商人ですが、5ゴールド位なら日頃冒険している私たちにとって安いものです…
「じゃあ、5ゴールド払うので入れてもらってもいいですか?」
「はい、ありがとうねー
はるばるきた旅人さんにサービスして先に見せたげるよー」
そういって私たちをテントの中に進めますが…ああ!並んでいた人の視線が痛いっ!
そんな苦しい思いをしながらテントに入ると、それなりに若そうなのに禿げている学者風の男がぶつぶつと独り言を言っていました
「ワニ……いやトカゲか?…さっぱり分からん、わしゃ生物は専門外なんじゃ」
じゃあなんで調べてるんですか!
……なんて事を言わずに話しかけようとすると、
「おや?見学者か?珍しいな、いくら見て行ってもいいが決して素手で触れるんじゃないぞ」
といって指差す先には金色の角を持った恐竜の頭蓋骨のような化石?が置いてありました
「…これですか、アルスさんこんなの見たことありますか?」
「いやないけど…やっぱりこの近くから見つかったんですか?」
学者風の男にアルスさんがきくと鬱陶しそうに
「ああそうだよ、そこの出口から行けるから見てきたらどうだ!?ただし決して発掘場所に立ち入るんじゃないぞ」
まあ、そう言われたからには行ってみましょうかね
テントを裏口のようなところから出ると、暑い日差しが照りつけてきます
「ここが採掘現場ですか?」
ちょうど近くに立っていたごろつきっぽい格好の男に聞くとまさにここがその採掘現場だそうですが、やはり立ち入りはできないようです…結構ガッカリです
「まあまあそんなに落ち込まないで」
「…そうなんですけど、もしかしたらという気持ちもありましてね…」
ですが、井戸の中に落ちていた石版も見つけましたし今日はこのあたりで野宿でもして明日からまた船での生活ですかね〜
そんなことを考えながらユバールの元休息地を後にしました
ち、ちくしょー
ダーマの石版を書くとこまで体力が持たなかった!
予告詐欺になってしまい申し訳ない…
さて!次回『魔法少女ふぉずか☆マギカ』お楽しみにっクラスのみんなには内緒だよっ!
嘘ですwwww