魔法少女リリカルなのはStrikerS 信念の刃   作:sufia

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もう3月も終わりですね~


サウンドステージ編も後半です


第13話 ≪出張任務Ⅲ・食事とお風呂と≫

「お~・・・なかなか見事な包丁さばきやね~」

「どうもです」

 

はやてが鉄板焼きを作っている横で野菜を切っていく綾人

 

その手さばきは、はやても驚く程かなりの熟練者のものだった

 

「しかも、My包丁・・・」

 

そう、綾人は荷物の中にMy包丁のセットを持ち込んでいたのだ

 

「よくもまぁ、もって来れたな・・・」

「こういう物がありまして・・・」

 

ヴィータがあきれながら言うと綾人は一枚のカードを見せる

 

「これは・・・許可証?」

「ええ、包丁を転送するための許可証です。225隊にいた時に取ったんですよ」

 

225隊にいた頃にはいろいろな世界への出張があり、現地での料理を振舞う機会があった

 

そして、その時に自分の包丁について教えた時にマークの勧めでこの許可証を取ることになったのだ

 

「ふむ・・・見事な刃だな・・・」

 

シグナムが一本取りだし、包丁を吟味している

 

「よく使うものですからね、手入れは何時も丁寧にやってます」

「へぇ~」

 

なのはもシグナムの後ろから覗き込む

 

刃はどれも新品のように光っていた

 

「さて、後は焼くだけですね」

 

会話をしながらも野菜を切り終え焼く準備に入る綾人

 

「こっちも終わりました!!」

 

スバルたちもバーベキュー用の串に野菜や肉を刺す作業をしていた

 

「それじゃあ、調理開始!!」

 

アリサの声を合図に熱した網に次々と串を乗せる新人達

 

「こっちももう少しやね」

「ええ」

 

はやてと綾人も仕上げに入る

 

ちなみに綾人のメニューは焼きそばである

 

 

少し離れた鉄板ではシャマルが少し不穏な動きをしていたが誰も気付かなかった・・・

 

 

「さて、大体の食事と飲み物は行き届いたかな?」

「う~んと・・・うん、大丈夫!」

 

はやての言葉にすずかが確認する

 

「さて、では皆さん! 任務中にもかかわらず、なんだか休暇みたいになってますが・・・」

「丁度、サーチャーの反応と広域探査の結果待ちということで、少しの間休憩できますし・・・」

「六課メンバーは食事で英気を養って、引き続き任務をがんばりましょう!!」

「「「「はい!」」」」

隊長陣の言葉に返事を返すフォワード陣

 

「現地の皆さんはどうぞごゆっくり!」

「「「「「は~い!」」」」」

 

現地メンバーもスタンバイが完了していた

 

「で! せっかくの機会なので協力者の皆さんと六課メンバー、初対面組みの各自の自己紹介などを・・・」

「では、そっちの端っこから、どうぞ?」

「はい!」

 

なのはに促され立ち上がり自己紹介を始めるアリサ

 

その後、すずか、アルフ、エイミィ、美由希の順で現地メンバーの自己紹介がされ、フォワード陣の番となり、スバル、ティアナ、エリオ、キャロの4人が済ませ、綾人の番となった

 

「それじゃ、最後は綾人君ね?」

「はい」(大トリか・・・)

 

立ち上がりながらいらんことを考えている綾人

 

「スターズ分隊03、天童綾人です。名前からもお分かりかと思いますが、自分も地球の生まれです。今日任務とはいえこの町に帰ってきて、美由希さんをはじめとしたなのはさんのご家族やアリサさんにすずかさんと・・・知り合いが多くて人の縁ってすごいなと思いました」

 

そう言って苦笑いする綾人

 

すずかやなのは、美由希も少し苦笑い

 

「父も同じ局員で、自分もいつか父のようになりたいと思って今の仕事に就きました。一応、フォワードメンバーのリーダー兼教官という中途半端な立場にいますが、自分は人に指揮するのが苦手なのでうまくいってるかはわからないんですが」

「そんなことないですよ!」

「そうです! 綾人さんも頼りになります!!」

 

エリオとキャロが慌ててフォローしている

 

「ありがとうな・・・と、なぜか自己紹介から脱線してしまいましたね・・・これで終わりにします!」

 

話を中断し、席に着く綾人

 

「それじゃ、自己紹介もひと段落ということで」

「そろそろ、始めましょうか?」

「では皆さんグラスを持ってください!」

「それじゃあ・・・かんぱ~い!!」

「「「「「「「「「「「「「「「「かんぱ~い!!」」」」」」」」」」」」」」」」

 

グラスを掲げる一同食事開始である

 

 

「八神部隊長の鉄板焼き美味しい~~!!」

「本当!!」

「綾人さんの焼きそばも!!」

「美味しいです!!」

「おう、どんどん食えよ」

 

フォワード陣は始めて食べるはやてと綾人の料理に舌鼓を打っている

 

「はい! すずか」

「ありがとうアリサちゃん。あ、エイミィさんそのお肉焼けてますよ?」

「うん、ほら! アルフも」

「やっぱ肉だよな~!」

「これ、お父さん達に持って帰ろうかな?」

 

現地メンバーも楽しんでいるようだ

 

「な!? ヴィータ、それは私が・・・」

「早え者勝ちだ! 鉄板の上は戦場だからな!!」

「にゃはは・・・ヴィータちゃん大袈裟だよ?」

「シグナム・・・こっちのお肉、食べますか?」

「ほい、リイン? 焼けたよ」

「わぁ! ありがとうです~はやてちゃん!!」

 

隊長陣たちは軽く修羅場っていた

 

そして、綾人たちに怪しい影が近づいていく

 

「みんな! これも食べてみて?」

「あ、シャマルせんせ・・・!!?」

 

スバルが振り向きながらその声の主・・・厳密にはその手にある物を見て固まった

 

「これ・・・さっきの・・・?」

「ええ、もったいないから焼いてみたの」

 

ティアナが指差す『ソレ』は、先ほどシャマルがラー油と醤油を間違えたありえない料理(?)だった

 

先ほど何かやっていたのはこれを焼いていたのだ

 

しかし、調味料が一種類違っているだけなのになぜかはやてと同じ料理には見えず、他の全員がソレを見て驚いていた

 

「えっと・・・」

「その・・・」

 

エリオとキャロも軽く引いていると

 

「じゃあ、遠慮なく」

 

綾人が皿を受け取り、口に入れる

 

「おい、綾人!!」

「早まるな!!」

 

ヴィータとシグナムが慌てて駆け寄るが、綾人は気にせずに咀嚼を続け、飲み込んだ

 

「・・・・・・」

「あ、綾人・・・?」

「大丈夫・・・なのか・・・?」

 

リアクションしない綾人を見て死んだのかと思っているヴィータとシグナム

 

 

フォワード陣、現地メンバー、隊長陣も固唾を飲んで見守っている

 

「ふむ・・・不味いですね・・・かなり・・・しかもラー油がすべての味を殺している」

 

綾人は真顔で感想を言った

 

「お前・・・」

「なんともないのか?」

「? ええ、まぁ不味いですが毒が入ってるわけじゃないですから・・・それに、出された食事は全て食べるモノですよ」

 

天童家の家訓の一つ

 

(こいつは・・・大物だ!!)

 

ヴィータは心の中でそう評価した

 

おそらくこの場の全員がそう思ったことだろう

 

シャマルは真正面から不味いと言われ、膝から崩れ落ちていた

 

そんな感じで食事が続いていく・・・

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「ごちそうさまー!!」」」」」」」」」」」」」」」」

 

それから数分、鉄板の上の料理が綺麗さっぱりなくなった(シャマルが創った料理も綾人が処理を終わらせている)

 

「さて、サーチャーの反応を監視しつつ、お風呂済ませとこか?」

「「「「「はい!」」」」」

 

はやての提案に嬉しそうにしている一部の女性陣

 

「まあ、監視と言ってもデバイスを身につけていれば、そのまま監視できるし」

「最近はホント便利だよね~」

「技術の進歩です!!」

 

なのはのこの言葉に少し離れていた綾人はまた

 

「やっぱり発言がオバさん臭いな・・・」

「綾人君? 何か言った?」

 

距離は開いていたはずなのに一気に距離をつめ綾人に笑顔で聞いてくるなのは

 

「あ、聞こえませんでした?」

 

だからなぜ謝らない

 

他の皆も「黙っていればいいのに・・・」と呆れていた

 

「あ~・・・でもここお風呂ないし、湖で水浴びって季節でもないし・・・」

「そうするとやっぱり・・・」

「あそこですかね?」

「あそこでしょう!」

 

現地のメンバーが何を言いたいのかをなのは達も気付き

 

「それでは、六課一同、着替えを用意して出発準備!」

「これより、市内のスーパー銭湯に向かいます!」

 

なのはとフェイトの言葉を聴いたスバルとティアナは首をかしげていた

 

「スーパー?」

「せんとう?」

「ああ、あそこか・・・」

 

綾人も気付き手を打った

 

「綾人さん、スーパー銭湯ってなんですか?」

「まあ、大きな風呂屋だな。簡単に言えば」

「へぇ~お風呂ですか~」

 

エリオとキャロにも説明する

 

「とりあえず、着替え用意してきな。スバル達もな」

 

そう言われ、4人は着替えを取りに行き、なのは達に連れられ目的地へと向かった

 

 

~海鳴スパラクーアツー~

 

「いらっしゃいませ~! 海鳴スパラクーアツーへようこ・・・団体様ですか~?」

 

店に入ると受付の人が珍しい団体客をみて一瞬ひるんだがすぐに接客を再開した

 

「えっと、大人13人と・・・」

「子供4人です」

 

はやてフェイトが人数を受付に言う

 

「エリオとキャロと・・・」

「私とアルフです!」

「うん!!」

 

リインとアルフが手を挙げて言う

 

「ヴィータ副隊長は?」

「私は大人だ!!」

 

綾人を睨みつけるヴィータ

 

「あ、はい! では、こちらにどうそ!!」

「お会計しとくから、先行っといてな?」

 

はやての言葉に全員が「はーい」と遠足に来た小学生と引率者みたいな会話に綾人は少し苦笑いしていた

 

しばらく進むと脱衣所の前に到着し目の前には「男」「女」とかかれた暖簾がありそれを見たエリオは

 

「よかった・・・ちゃんと男女別だ・・・」

「まあそりゃな・・・でなきゃ俺だって困る」

 

綾人とエリオがそんな会話をしていると

 

「広いお風呂だって、楽しみだね? エリオ君!」

 

ワクワクしながらエリオ達に近づいてくるキャロ

 

「あ・・・うん、そうだね。スバルさん達と一緒に楽しんできて?」

「え・・・エリオ君は?」

 

キョトンとした顔で聞き返してくるキャロ

 

「ぼ、僕はホラ! 一応、男の子だし・・・」

「う~ん・・・あ、ホラ! アレ!」

 

キャロがある一点を指差しその方向を見るエリオと綾人

 

「注意書き? えっと、“女湯への男児入浴は11歳以下のお子様のみでお願いします”・・・?」

「ふふ! エリオ君10歳!!」

「なるほど」

「あ!! えっと!!」

 

嬉しそうにしているキャロとなぜか納得している綾人

 

「せっかくだし、一緒に入ろうよ?」

「フェイトさん!!」

 

キャロに援護しようと現れたのは2人の保護者でもあるフェイトだった

 

「い・・・いえ・・・あの・・・ですね・・・! それはやっぱり・・・スバルさん達とか隊長達とか、アリサさんたちもいますし・・・」

 

必死に逃げ道を模索しているエリオだが

 

「別に私は構わないけど?」

「て言うか、前から『頭とか洗ってあげようか?』って言ってるじゃない」

「うっ!!」

 

ティアナとスバルからの入浴許可が下りた

 

2人もエリオを男として見ていない様だ

 

「私等もいいわよ? ねぇ?」

「うん!」

「いいんじゃない? 仲良く入れば?」

 

アリサ、すずか、そしてなのはからもOKが出た

 

ヴィータやシグナムも気にしないようでエリオはだんだん追い詰められている

 

「そうだよ、エリオとお風呂は久しぶりだし・・・入りたいなぁ?」

 

フェイトがトドメといわんばかりに甘えた声で言っている

 

(無意識ですごい技を・・・恐ろしい人だな・・・)

 

傍で見ていた綾人は苦笑いしていた

 

「あ・・・あの・・・お、お気持ちは非常に・・・なんですが・・・えっと・・・あ、ほら! 綾人さんが1人になっちゃいますし!!」

 

最後の手段とばかりに隣で傍観している綾人を引き合いに出したエリオ

 

「俺は別に構わないんだが・・・ま、諦めろキャロ・・・」

「えぇ・・・」

「10歳だといっても、エリオも男だ・・・大勢の可愛い女の子の裸なんて見たらぶっ倒れるぞ?」

「むぅ・・・」

 

綾人に言われてもまだ少し納得出来ていないキャロ

 

 

「まあ、そういうわけだ。また後でな?」

 

エリオの手を握って男湯へと入っていく

 

「あ・・・エリオも行っちゃった・・・」

 

少し残念そうなフェイトとキャロだったが、キャロは注意書きを見て何かに気付いたのか計画を練っていた

 

 

~男湯~

 

「それで、ここをこうして・・・閉める。開けるときは・・・こう。わかったか?」

「はい!」

 

エリオにロッカーの開閉方法をレクチャーしていくと・・・

 

「は~い・・・どうぞ?」

「ありがとうございます」

 

男湯には似合わない声が聞こえてきた

 

「「え?」」

 

2人同時に声のいたほうに向く

 

「キャロ!?」

「えへへ、来ちゃった」

「キャ・・・キャロ・・・ふ・・・服!!」

「うん! 女性用更衣室のほうで脱いできたよ? だから・・・ホラ!」

「止めなさい」

 

タオルを取ろうとしているキャロの手を押さえる綾人

 

この子はなんてことをするんでしょう

 

「えへへ・・・」

 

そして何故はにかむキャロ

 

「キャロ、こっち男湯だぞ? どっから来た?」

「女の子も11歳以下なら男性用のお風呂に入っていいって・・・」

「あぁ・・・そういえばそうだったな・・・」

 

ある種の裏技

 

「はぁ・・・エリオ、ここでお前に妥協案がある」

「え?」

 

綾人はエリオに1つの提案をした

 

 

それは『キャロと一緒に子供用の露天風呂に入る』ことである

 

このままキャロを男湯に入れるのは綾人も流石にマズイと感じたのだろう

 

そこにはエリオ達と同い年ぐらいの子供しかいないので、まだ緊張は少ないだろうとも思ったのだ

 

 

エリオも悩んだが、最後には綾人の提案にのってキャロと共に子供用露天風呂へと向かった

 

「うん・・・落ち着くな・・・こういう広い風呂は・・・」

 

1人でのんびりしていたらエリオからのSOSが入る

 

<綾人さん!! 助けてください!!>

<どうした?>

<フェイトさんとアルフが・・・僕を女湯のほうに!!>

 

2人で入っていたところにフェイトとアルフがやって来てキャロと3人でエリオを連れて行こうとしているらしい

 

<諦めろ、俺はそこにいけないからな・・・>

<そんな!?>

<観念して、子供の特権を活用しとけ>

 

そう言って一方的に念話をきる綾人

 

「はぁ~いい湯だねぇ~」

 

客も少なく、平和そのものという感じの男湯だった・・・

 

 

【女性陣SIDE】

 

~女湯~

 

綾人がのんびりと浸かっているその隣の女湯では、なぜか1つの話題で盛り上がっていた・・・

 

「そういえば・・・なのはちゃん」

「なに?」

 

すずかが何か思い出しながらなのはに声をかける

 

「綾人君ってどういう人?」

「え? 綾人君?」

「うん。一緒に働いてるなのはちゃんの目から見て綾人君ってどんな人?」

「う~ん・・・正直な子・・・だね・・・良くも悪くも・・・」

 

毎回放たれる綾人の一言に苦笑いしながら答えるなのは

 

何気になのはへの一言は一段と容赦がない

 

「そういうのは、多分付き合いの長いスバルとティアナの方が詳しいんじゃない?」

「そうですね・・・でも、あたし達もなのはさんと同じ感想ですね・・・先輩を一言で表したらまず“正直者”って出ます」

 

隣で聞いていたティアナが頷きながら答える

 

「キャロとかエリオはどう?」

「そうですね・・・訓練の最中とかにもアドバイスとかしてくれたり・・・訓練の後にも気さくに話しかけてくれますし・・・・・・」

「先輩、昔から子供の相手が上手かったしね・・・先輩の前で泣き続けた子っていないハズだし・・・」

 

また明かされる綾人の特殊スキル

 

「好きな人っているのかな?」

「どうなんですかね・・・先輩のそういう話聞いたことないですね・・・」

 

よく一緒につるんでいたラウスとクリスのカップルにばかり目がいっていた為に綾人のそういう噂はまったく出てきていない

 

「そういえば・・・聞いてみたことありますね・・・確かその時は・・・」

 

 

~数年前・訓練校~

 

「恋人?」

「はい・・・先輩はいないんですか?」

 

休憩時間、クリスにぶっ飛ばされてるラウスを横目に綾人に聞いてみたティアナとスバル

 

「いや、いないよ」

「そうなんですか? 先輩ならすぐ出来そうですけど」

「もしかして・・・女の子に興味ないんですか?」

「誤解を招く言い方をするな」

 

しかし、よく一緒にいる女の子が彼氏持ち・・・それ以外で一緒にいるのがリョウであるために実は影でよからぬ噂が立っているとかいないとか・・・

 

「まあ、今のところ“恋愛的な好き”っていう感情を感じたことはないな・・・」

「それって、“親愛的な好き”なら感じてるって事ですか?」

「ああ。俺的にはお前達にもそっちの方の好きって感情なら感じてる・・・リョウやラウスとかと同じぐらいに」

 

つまり、ティアナとスバルに恋愛感情を持っていないという意味である

 

「ま、そういう相手ってのは・・・自然と見つかるかもしれないから焦って探すことはしないだろうな・・・」

 

 

 

「みたいな事を言ってました」

「へ~・・・」

「でもすずかちゃん、なんでそんなことを?」

「え? ほら、綾人君って傍目から見たら結構カッコイイ部類に入るでしょ? 『そういう人っているのかな?』って思って」

「なるほどね・・・確かに見た目は得点高いわね・・・」

 

隣のアリサも頷く

 

「料理も得意やし・・・あの様子やと家事全般はこなしそうやね・・・それにさっきのティアナ達の話も合わせれば子供の相手も得意・・・・・・理想的な主夫になりそうや・・・さらに、“裏切りを何よりも嫌う”ってマーク先生も言ってた・・・これなら浮気の心配もないな?」

 

突如会話に乱入してきたはやて

 

綾人の性格などを考慮した上で少し未来設計をしている

 

「でも、もし結婚したらほぼ毎日先輩のキツイ一言もらうことになりますよ?」

「あ・・・それがあったか・・・」

 

その設計も、ティアナの言葉に少し修正を加えることになった

 

その後、綾人を中心に話が弾んでいくのだった・・・




どうも


綾人君の強靭な胃袋によりシャマルクッキングまさかの不発


父子家庭に近い形で育っている綾人君は、はやてさんと同じ様に家事スキルはかなり高いです


設定が色々あって、最終的に『管理局員である必要性』を疑ってしまいそうですけどね


まあ、色んな世界で通用するスキルだということで


女性の中にポツンといる男というのは、そういう会話の的になるものなのでしょうかね・・・


では、次回予告

束の間の休息で英気を養った機動六課

ついにその時が訪れる

「!! ケリュケイオンが・・・!」
「クラールヴィントにも反応! リインちゃん!!」
「エリアスキャン!・・・ロストロギア、反応キャッチ!!」

リラックスモードから仕事モードへシフト

「それじゃあ、行くぞ?」
「「「「はい!!」」」」

ロストロギア回収作戦が始まる・・・


次回、『出張任務Ⅳ・戦闘から銭湯へ、そして帰還』


戦闘は意外とあっさり終わります

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