シスコンでブラコンなお姉さま セリーヌたん物語 作:uyr yama
ギルティン・シーブライアからメンフィルに内乱の兆しありとの報が届けられた時、カルッシャ首脳部は楽観視していたのかもしれない。
一応念のためにと、セリーヌはともかく次期王妃であるイリーナの帰還命令を出したのを最後に、そのまま記憶の棚の奥へと仕舞い込んでしまったのだから。
しょせんはレスペレント辺境の反乱勢力。カルッシャでも随一の錬度を誇る近衛騎士団の護衛があれば、どうとでもなると思っていたのだ。
だが、
第2王女セリーヌ・テシュオス
第3王女イリーナ・テシュオス
両王女、メンフィル反乱軍に襲撃されるとの第2報に続き、
セリーヌ王女死亡
イリーナ王女拉致
と、セリーヌの命により開拓民の村の住人達を警護していた騎士3名及び、姫将軍エクリアと近衛騎士隊長ハーマン等からの第3報が届けられた時には、皇太子や宰相のみならず、完全に国政を放棄していた国王までもが顔色を失った。
そう、この時、王都ルクシリアに激震が走ったのだ。
祝福に湧いていた王都は一転、愛されていたイリーナ第3王女を失った悲しみに嘆きの声をあげ、王女たちの護衛という晴れがましい任務に付いた騎士達の家族は怨嗟の声を上げた。
王室でも、第2王妃ステーシアが娘の死に泣き崩れ、皇太子レオニードは怒りに我を忘れた。
すぐさまラッハート・アイゼン将軍が率いる黒雉騎士団にイリーナ救出を命じたのは、そのせいだろう。
後に準備不足であったと批判された黒雉騎士団の派遣は、あえなく失敗。メンフィル反乱軍の攻撃により全滅する。
しかもだ、その後も次から次へと伝えられる様々な報は、カルッシャ上層部の頭を抱えさせた。
死亡したセリーヌ王女の婚約者、メンフィル王子カリアスの戦死。
反乱軍によりメンフィル王都ミルスが陥落。
メンフィル国王レノン、反乱軍の首魁リウイ・マーシルンとの一騎打ちの末、壮絶な討ち死に。
マーズテリアの聖騎士シルフィア・ルーハンス、反乱軍に膝を屈し、魔王の臣下となる。
そして、魔王リウイ・マーシルン、メンフィル国王に即位。
辺境に位置するとはいえ、グルーノに続く魔族国の勃興に恐れ戦くレスペレント周辺諸国。
その頃には冷静さを取り戻していたレオニードは、それ等の国を纏め上げ、連合軍を結成。
魔王に占拠されたメンフィル解放を謳って侵攻を開始しようとするも、更なる報に方針を変えた。
……いや、変えざるを得なかった。
拉致され、その後の消息が不明であったカルッシャ第3王女イリーナが、新生メンフィル国王リウイ・マーシルンの妃となったのだ!
周辺諸国から湧き上がるカルッシャへの不信感は、連合軍の結束力に致命的なヒビを入れた。
これにより信用と面目を失うことになったレオニードは、連合軍を解散する。
しかし宰相サイモフは、それならそれで好都合とばかりに、経済封鎖によってメンフィルを干上がらせる作戦に出た。
長い時間はかかるだろうが、確実に彼の国を滅ぼす為に……
だが、それこそがリウイとイリーナの目論見であった。
現時点での軍による討伐を避け、地道に国力を回復させるための策である。
そしてその間に、ベルガラードやエディカーヌと言った闇夜の眷属の国と連絡を取り合い、力を蓄え、後の反攻に備えるのだ。
しかし、それを見抜いて居た者が、カルッシャには2人いる。
セリーヌの件で立場を危うくし、一時的にではあるが発言権を失わせていた姫将軍エクリア。
そして、面目を失ったとはいえ実質的に国を率いている皇太子レオニードである。
2人とも、それぞれの思惑の下に、この事態を受け容れる。
連合軍が解散となった今も、復讐心に燃え上がる臣民達の感情を宥めすかし、新たに軍を発することなく、冷徹な目で、新生メンフィルの動向を見守ろう。
姫将軍エクリア
皇太子レオニード
エクリアの目的はカルッシャによるレスペレント統一への道筋を作るため。
レオニードは復讐心を一先ず仕舞い込み、闇夜の眷属との共存共栄を目指して。
2人の出発点は同じだった。
カルッシャの失われた王女、セリーヌの切なる願い。
そして、それはメンフィル王妃となったイリーナも同じはず。
……同じ、はずだった。
カツン、カツンと、人気の少ない王宮の廊下に、足音を響かせ一人歩く。
いいや、例え沢山の人に溢れかえっていたとしても、彼は一人で有り続けるだろう。
むざむざと生き残った彼に対する蔑む視線。嘲弄の言葉。何より、セリーヌを守れなかったと罵倒する声。
それらをカルッシャ中の者達から浴びせられ続ける彼は。
しかし、彼自身もまた、国や皇太子に捧げていた忠誠心を失わせ、今の彼を支えるのはセリーヌの遺命だけであった。
『目の前の汚らわしき男を討て!』
『お姉さまを、よろしく……』
その言葉だけが、何度も何度も脳裏を過ぎる。
そして倒れていく部下達の無念、彼女の無念。
それら全てが彼を苛み、憎悪を膨れあがらせ……
誰よりも篤い忠誠心を王家に捧げていた男は、こうして狂った。
代々続く貴族の名門の名を捨て、ただのハーマンとなった彼は、狂ったのだ。
セリーヌが汚らわしき男と称した、ケルヴァン・ソリード。
セリーヌを殺した女、カーリアン。
それらの首魁、リウイ・マーシルン。
そして、唾棄すべき姦婦、イリーナ・マーシルン。
婚約者であったレオニードを裏切り、おぞましき魔族と通じた売国奴だ。
あの女の存在が無ければ、カルッシャは面目を保ったまま、メンフィルへと相対する事が出来たのに……
───この4人だけは、必ずや我が剣のさびにしてくれる!
それこそが、あの日散った仲間達とセリーヌ様への何よりの餞(はなむけ)となるのだ!!
怒りと憎悪以外の感情を失わせてしまった彼が従うのはただ一人。
セリーヌからの最期の願い、姫将軍エクリアである。
あの日見た強大な力は、ハーマンの最も欲するモノであった。
あれほどの力が自らにあれば、『あの日』汚らわしき魔族どもを殲滅出来たというのに。
「来たか、ハーマン。セリーヌの騎士よ」
生前のセリーヌは勘違いをしていた。
ハーマンが姉であるエクリアの腹心なんだと。
だが、それは違う。
彼女自身が変えた世界の歪みの証。
彼女が知らないままだった、歪みの象徴。
彼女の存在により、放蕩三昧だったレオニードにはならず、次期王としての自覚と誇りを持ったレオニードこそが、世界の歪みなのだ。
そんな彼に忠誠を誓った、若きカルッシャ貴族の一人。それがハーマン・ベルドーだった。
そして今では、姫将軍エクリアに付き従う、自らを死したセリーヌの騎士と謳うただのハーマンである。
「何の御用でしょうか、エクリア殿下」
「突然の話だがハーマン、貴様はセリーヌの願いを知っているのか……?」
「それは、魔族の殲滅……ではないかと」
「いいや、違う。あの優しい妹がその様な物騒な事を願う訳なかろう?」
僅かにだが、不快そうに眉を顰める。
ハーマンの脳裏に何度も蘇る、『あの日』の光景がそれを否定する。
天上の女神の如き美しさ。横殴りの風になびく金色の髪。
幼さを残した顔が厳しく引き締まり、細められた視線が汚らわしき魔族を射抜く。
振り上げた手の先は、戦神の加護を受けたのか、目映いばかりに輝きを放った。
その瞬間、病弱の姫などというセリーヌの評価は消え去り、戦乙女の如き凛々しい彼女に魂を奪われる。
だから……
そう! だからこそ!!
あの場に居た全ての騎士達が、いいや、騎士だけじゃない。
全ての戦士がギルティンを羨んだ。
───私のために、死になさい
そう言われたギルティンが、羨ましく、妬ましい。
セリーヌ王女の為に死ぬ。ああ、なんて蠱惑な響きか……
羨み、妬み、嫉み……
心から欲するその言葉。
我らは一様に期待を込めた視線を彼女に向け、そして叶った!
『目の前の汚らわしき男を……討て!』
風を切って振り下ろされた手。
その瞬間、歓喜が全身を駆け抜けた。
あの時の高揚感、誰にも否定させはしない。
言ったのだ、あの男……魔族を討てと。あの汚らわしき魔族を滅ぼせと!
何より、あのお方を殺したのは、その汚らわしい魔族の女剣士。
魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族魔族!!!
そう! 魔族だ!!
薄汚い魔族など滅びてしまえばいいのだ!
我が騎士達と呼んでくれたあの方を殺した魔族など、このディル=リフィーナに存在する事自体が間違いなのだ!
ハーマンは怒りに震え、目を血走らせる。
放っておけば、今すぐにでもメンフィルへ行って剣を振るいそうだ。
「落ち着け、ハーマン。何もキサマの復讐心を否定している訳じゃない」
「……復讐心などと、心外であります」
これは、セリーヌ殿下の命。
このハーマン・ベルド―を始めとする【戦士】たちが、あの御方から直々に下された命なのだ!
そんな頑なな態度を崩さないハーマンに、エクリアは軽く首を振って否定した。
「妹が良くイリーナとレオニードに聞かせていた話、聞くか……?」
「ハッ」
セリーヌを何も知らないハーマンである。聞かないわけにはいかない。
だが、それを聞いても尚、彼の憎しみは止まる所を知らないだろう。
それはエクリアも解っている事だ。
だが、一応は言っておかねば。
【それ】は、けしてセリーヌの望む所ではないと。
だがエクリアは、その復讐心こそ必要としていた。
カルッシャを、このレスペレントの覇者とする為に。
その時こそ、本当の意味でセリーヌの願いが叶うのだ。
カルッシャの力で平和になったレスペレントこそが、セリーヌが望んだ平和な世界なんだと、堅く信じて……
そして、そのセリーヌの言葉こそが、
───闇が邪悪だと誰が決めました? 光が正義だと誰が保障するのです?
いつの日か、光も、闇も、みんな、みんな、仲良くなれたらいいのにね───
イリーナのメンフィル。レオニードのカルッシャ。
双方が憎しみをもって争わないように、2人が小さい頃から、セリーヌが言い聞かせていた言葉だ。
セリーヌの転生前の知識で知る悲劇を、少しでも小さくしたいと願っての言葉。
「セリーヌ姉さまが、いつも私とレオニード王子に聞かせてくれた言葉です」
「……そうか、会ってみたかったな」
「ええ、本当に。あなたに会わせてあげたかった」
国民の感情を落ち着かせるために、とある場所へと慰問に向う途中、馬車の中から笑顔で手を振りながらの会話。
イリーナは、自らの隣で神妙に目をつぶる夫を愛してはいる。
だが同時に、未だ拭いきれない程の憎悪をも持っていた。
姉を殺した彼らが、憎くて、憎くて、憎くて……
自分の身体を穢したなどという小さいことは全て吹っ飛び、犯されながら寝物語のように聞かされる姉の最期に、どれだけ憤慨したことか。
だけども、知ってしまった。聞かされてしまった。憎い男の憎悪の源泉を。
幼き日のリウイ・マーシルンを。彼がどうして人間を憎んだのかを。
そうしたら、それ以上憎み切れなくなってしまい、憎かったはずなのに、気がついたら心が惹かれていた。
「本当に、素晴らしい人だったのだな……」
「それはもう。私が最も敬愛するお姉さまですもの」
彼に対する憎しみが完全に消え去った訳ではなかった。
それでも、彼を愛している心は本物なのだとイリーナは思っている。
だからこそ、姉が望んだ光と闇の共存を、彼ならば、半魔人で、人と魔の醜い部分をその目に何度も焼き付けている彼ならば……
そんな事を考えていたイリーナだったが、不意に視界の端に入った人の影に驚き目を見開いた。
その目に映ったのは……そう! 大好きな姉の、元気な姿!!
「セリーヌ姉さまっ!?」
馬車から身を乗り出し、身体を捻って後ろを振り返る。
でも、そこに彼女はいなく、いいや、居るわけなどあるはずがない。
彼女は、これからイリーナが赴く場所で、儚く散ってしまったのだから。
顔を力なく左右に振り、どうしたのかと心配そうに自分を見る夫に弱々しく、それでも健気に微笑みかける。
「……いいえ、なんでもありませんわ」
「そうか……」
そう言って厳しい目で正面を見るリウイ。
イリーナとリウイ。
互いに罵り合い、憎しみをぶつけ合った仲。
汚い部分を見せ合った2人は、だからこそ真に愛し合う事が出来たのかもしれない。
「すまない……」
リウイの言葉の裏に隠された、姉への真摯な謝罪の言葉。
聞きたくはない。今更なにを言っても無駄なのだから。
でも、こうも思う。
「どうしようもなかったのです。巡り合わせが悪かったのだと……ですが、だからこそ、私は……」
姉の幻を見たのは、自らの胸に染みついて消せない罪悪感からなのか……?
祖国を裏切り、夫となる筈だったレオニードを裏切り、何より、愛する姉の仇に通じた。
だからこそ、その姉の望んだ平和な世の中を創り上げたい。
輪廻転生、いつか彼女が生まれ変わって来たその時に、平和な世界を見せてあげたいと思うから。
「光と闇の共存共栄。必ずそれを叶えてみせる。それが、お前と、そしてセリーヌ・テシュオスへの、俺から出来るたった一つの償いだ……いいや、違うな。俺が見たいのだ、償いとか関係なくな。俺とお前と2人で、この夢が現実になる所を見たいのだ……」
リウイの言葉に、先程までの弱々しい笑みは完全に消え失せ、イリーナは柔らかく微笑んだ。
そして、ジッと彼の瞳を見つめる。愛する人の、愛した人の、愛してくれる男の瞳を、優しく、優しく……
ガタガタと揺れる馬車の中、イリーナは心から思う。
(この人ならばきっとお姉さまの夢を叶えてくれる。ですから、見ていてくださいね、お姉さま……)
《カヤ嬢ちゃん、どうかしたのかの?》
「う~ん……今のお姫様、なんか妹って感じしない?」
《確かに外見は似ておるが、気品がまるで違うからのー》
「なにその失礼な言いぐさ!」
《事実だの》
「あ~、ハイシェラみたいなお婆ちゃんには分かんないかもね、この溢れんばかりの高貴さがっ!」
《目を開けたまま寝言とは、随分と器用なものじゃな》
「むっかーっ!!」
端から見れば、旅の連れ合いの懐の小剣に向かってブツブツ怒りの声を出す少女。
正直不気味である。
そう、少女と談笑しているのは、旅の連れの男の腰の剣。
魔剣に身をやつす魔神ハイシェラ。
悠久を過ごす男の相棒である。
だがしかし、かの魔神の声は、本来、男にしか聞こえないはずの心話。
だからこそ、その声を聞き、そして話す少女の姿は余所から見れば不気味にしか見えない。
ふと気づけば、道行く人々からいた~い視線を向けられる少女だったか、それにも気づかず。
男としても、さほど気にはならなかったのだが、流石に注目が大きくなってしまい、遂には少女を連れてこの場から離れる事を決意した。
「カヤ、行くぞ……」
「あっ、うん、ごめんね? 私のせいで迷惑一杯かけちゃってさ」
少女の言う迷惑とは、周囲の奇異の視線ではない。
少女の、身体のことである。
「気にするな」
男の本心からの言葉。
実際、男はあまり気にしてなどいなかったのだ。
「うん、実はあんま気にしてない」
テヘヘ、と可愛らしく笑う少女。
少女は旅慣れぬどころか、少し歩いただけで息を切らし足をくじく生粋のお嬢様っぽい少女。
っぽいと言うのは、少女自身、自らが何者なのかを知らないが為だ。
そんな少女の体力は、メンフィルのとある滅びた村の跡から、この王都ミルスへの間だけで、3ヶ月あまりの時間がかかるぐらいにまったくない。
男はそんな少女を保護し、彼女の失われた記憶が戻るまでの間、共に過ごすと約束したのだ。
「んじゃ、行こッか?」
《目的地は、イオメルの樹塔だったかの?》
「うん。なんかさ、そこに行かなきゃー、って気がするんだよね」
《エルフの聖地だからのう。そう容易く入り込めはせんぞ?》
「まあ、入れなかったらそれはそれで良いよ。近くに行くだけで、何か思い出せるかも知れないしさ」
姦しく話し続ける2人に、男は無言の抗議として少女を自らの胸に抱き寄せ、外套の中にしまい込んだ。
少女は話を止めると、慣れた調子で腰にしがみつき、男の歩みに合わせて足を動かす。
男もまた、少女の歩幅や体力に考慮しながら、ゆっくりと歩き出した。
「ね、ね。お姉ちゃんはー、なんか甘い物が食べたいです!」
「次の街に着いたらな……」
「えへへ~、あんがとね、『おとうとくん』」
感情を失わせている筈の男の口元が、僅かに緩んだ。
その事に、男も、少女も気づきはしない。
だが、魔剣ハイシェラだけはそれに気づき、嬉しそうに2人を見守る。
少しでも長く、この状況が続けばいいのに……
そう、誰とも知らぬ何かに、願いを込めて。
キャラクター・データ(戦女神VERITA風味)
カヤ
LV.10
HP 80/ 80
MP 246/246
TP 0/ 0
熟練度
小型武器 E
中型武器 E
魔術・強化 E
魔術・火炎 E
魔術・地脈 E
魔術・純粋 E
魔術・招聘 ─
魔術・招聘
???招聘 ???の為に命を捨てた英霊騎士を招聘して戦闘に参加。MP50
???騎士団招聘 ???の為に命を捨てた戦士達の英霊軍を招聘して戦場に参加。MP500
スキル
病弱 Ⅰ 常時衰弱状態、及び、HP,MP,TPが15%低下
虚弱 Ⅰ 経験値・熟練度の入手が通常の50%、及び全パラメータが15%低下
復活 Ⅴ 戦闘不能になった時点で発動し、発動するとHPが50%で復活
神秘の防護 攻撃対象時に確率で発動し、発動すると味方全員ダメージが半分になる
HP再生Ⅰ 一定フレーム毎or一定歩数毎にHPが回復
MP再生Ⅰ 一定フレーム毎or一定歩数毎にMPが回復
賢者の魔力Ⅰ 消費MPが10%軽減される
テシュオスの守護Ⅰ 防具の属性に左右されず、常に『万能+1』の防御属性になる
弟が大好き パーティ内に弟がいる場合、攻撃力と防御力が10%上昇
称号
神殺しの姉気分 枷が外れた衝撃で、前世の『自分』の影響が色濃く出ている記憶喪失の少女の称号