シスコンでブラコンなお姉さま セリーヌたん物語   作:uyr yama

10 / 24
9話目

 

 

 

不穏な空気に包まれ静まり返る街。

住民の多くは、これからこの街を訪れる存在に対し、恐怖の感情を隠しきれない。

 

メンフィル国王リウイ・マーシルン。

現在、このレスペレントにおいて、魔王とも称される恐るべき存在である。

 

彼は国民から愛されたイリーナ王女を浚い、闇に堕とし、病弱なセリーヌ王女を殺害した残虐な魔王として、ここカルッシャのみならずレスペレントの人間族の多くから忌み嫌われ、恐怖されていた。

だからこそ、街は恐怖と魔族への嫌悪の感情に溢れかえっている。

その街の名はユーリエ。

ミレティア保護領を抜け、王都ルクシリアへと向う途上にある街である。

 

自分達が忌み嫌われているのを知っていて、メンフィル王がカルッシャに訪れるのには理由があった。

凶悪な魔族としてではなく、闇夜の眷属として、レスペレント一の大国であるカルッシャとの和平締結を望んでいるのだ。

もちろん、一番の重要事はメンフィルに敷かれた大封鎖を完全な形で解くことにあった。

すでにエディカーヌ、ベルガラードと言った闇夜の眷属の国の援助のお陰で形骸化しているとは言え、物資の流通は滞ったままなのだから。

しかし、ここでカルッシャとの和平が締結されれば、隣接するレスペレント都市国家群との交易を開始出来る。

人と物、何より闇夜の眷族がどういった存在なのかという情報を流し、少しづつ、だけども確実に自分達を知ってもらおう。

 

我々は決して邪悪な存在ではないのだ。

共に手を繋ぎ歩んでいけるのだ。

 

そう信じて、知って貰いたい。

 

カルッシャに、レスペレントに、このラウシュバール大陸全ての光の陣営に。

光と闇、その相反する存在との融和と共存を目指す理想に燃えて。

 

その第一歩として、メンフィル王が直々に敵対国であるカルッシャの王都へと向かっている。 

歴史に残るだろうこの会談に赴くメンフィル国王を歓待する為に、カルッシャ王国の重鎮、宮廷魔術師テネイラ・オストーフが其処を訪れていた。

平和を望む皇太子レオニードの名代として、何より、闇夜の眷属との共存を目指す理想を現実の物にするため、メンフィル王の為人を知りに来たのだ。

その他にも姫将軍エクリア、そして先行してルクシリアに入っていたメンフィルが重鎮、ケルヴァン・ソリードもまた、この地を訪れようとしていた。

 

メンフィルの民はこの会談に希望と自国の繁栄を望む。

逆にカルッシャの民は、無残に殺されたセリーヌ王女のこともあってか、この会談に得も知れぬ不安を感じていた。

 

そして、その歴史に残るだろう会談が、遂に始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫将軍エクリアが、目的地であるユーリエへと向かう途上に立ち寄った街に、とてもかる~い空気を纏った旅人が居た。

カルッシャ随一の実力者の姿を一目見ようと沿道に押しかけた民衆に混じり、屋台に売られていた甘味を呑気に貪り食べる金髪の女。

 

 

あむあむあむあむ……

 

 

口いっぱいに甘味を詰め込み、頬を膨らませてモギュモギュ食べる。

小動物じみたその姿で、浮かべる笑顔は童女のように愛らしく微笑ましい。

何気に周囲の男共の視線を集めていたが、隣に立つ外套を被った不審人物から発せられるプレッシャーに気後れし、男達は近寄ることさえ出来ない。

 

その男が、不意に周囲の目から隠すように女を自らの外套の中へと仕舞い込んだ。

 

女は特に抵抗する様子を見せず、素直に男にしがみ付き、全身を外套で覆い隠される。

周囲の男達は舌打ちをしたくなる衝動に襲われるが、力なく首を左右に振ると、諦めて姫将軍エクリア一行へと関心を戻した。

 

何故なら、その姫将軍がもうすぐ目の前を通るのだ!

 

姫将軍エクリアと言えば、この国で最大の人気を誇る王族の軍人である。

 

攻めの姫将軍、守りのテネイラ。

 

この2つの剣と盾が有る限り、カルッシャの栄光と勝利は絶対だと信じている。

例え、相手が恐ろしい魔族の王といえども、必ずやこの2人が何とかしてくれる。

その姫将軍が目の前を通る。しかも、臣民達の歓声に応える様にと、軍馬に騎乗した凛々しい姿を見せながら。

こうして周囲の関心が、外套を被った男と金髪の女から逸れ、姫将軍を一目見ようと夢中になった。

 

そんな時、外套の男は群集から少し離れた所で、女を隠したまま静かに佇む。だが、視線は常にある一点。

姫将軍の一行に目立たぬように混じっている魔族の男が、強烈な殺気を外套の男に放っていたのだ。

そしてその魔族の男ケルヴァン・ソリードが、ワザとらしく男の目線よりやや下を見た。

外套に隠された金髪の女がいるだろう場所に目線を送り、再び男と視線を交差させる。

ニヤリ。口角を上げて、男に凄惨な笑みを向けると、興味を失くした風を装い前を見た。

 

 

───成る程な。刺客が帰らぬ訳だ。

 

 

ケルヴァンは男から完全に視線を外すと、額から滲み出る汗を手で軽く拭う。 

外套の男の体に内包される、凄まじいまでの魔力。

これほどの魔力の持ち主は、このレスペレント広しと言えどもそうは居ない。

 

 

往年のカルッシャ王ラナート・テシュオス。

 

フェミリンスの後裔、カルッシャ姫将軍エクリア・テシュオス。

 

カルッシャ宮廷魔術師テネイラ・オストーフ。

 

カルッシャ宰相サイモフ・ハルーイン。

 

グルーノ魔族国を力と恐怖で支配する魔神ディアーネ。

 

そして彼、混沌の策士ケルヴァン・ソリード。 

 

 

レスペレントどころかラウルバーシュ大陸全土で見ても、確実に上位陣に入るだろう錚々たる顔ぶれだ。

そんな彼らをしても、あの外套の男には遠く及びはしない。

彼に匹敵する存在をケルヴァンが挙げるとするなら、かつての彼の主、魔神グラザがそうだろうか?

いいや、神にも匹敵する程の魔力を持ち合わせていたグラザとて、及ばない。及ぶはずがないのだ。

あの男は、神に匹敵する魔力の持ち主どころか、まさに神と言ってもいい程の絶大な魔力の持ち主。

そんな規格外、ケルヴァンは一人しか知らない。

 

伝説に詠われた災厄の神殺し。

 

ケルヴァンは嗤う。

このレスペレントに集まりだした力と、災厄に。

 

彼が望む、真の王を生み出す土壌として相応しい舞台が整いつつあるのだ。

 

 

 

 

───リウイよ、早く目覚めろ。古の魔王の器として相応しい、真の姿に。

 

強大な魔神と、脆弱な人との間に生まれた半魔人。

 

光と闇の共存を目指し、その理想を叶えんとする王。

 

だが、貴方の真の姿は、そんなちっぽけな存在では無い筈だ。

 

俺には分かる、解るのだ。伝説の熾天魔よ……

 

貴方は恐怖と力でレスペレントを、いいや、ラウルバーシュをすら支配出来うる資質を持つのだから。

 

 

 

 

 

だが、それには邪魔なモノがある。

 

リウイの妻、イリーナ・マーシルン。

 

彼女の存在が有る限り、リウイは光を求め、闇にその身全てを委ねない。

 

それではダメだ。ダメなのだ。これでは古の魔王の器として、相応しくあろうはずがない。

 

ならば……

 

再び視線だけ僅かに向ける。

神殺しに守られる一人の姫君に。

その血、その存在、その在り方。

全てがケルヴァンと相反する存在の女。

 

だが、だからこそ、この女が在れば……

イリーナを闇に堕すことも、熾天魔の予備である姫神に対しての切り札としても……

 

何より、全てが終わったその時は、強い子供を産ませる為の母体として、実に相応しい女。

姫神の時代から続く魔術の大家テシュオスの血を色濃く受け継ぎ、その姫神の血さえもその身に宿す女、セリーヌ・テシュオス。

そして、魔神に匹敵する……、いいや、魔神と呼ぶに相応しい力を持つケルヴァン・ソリードとの間に産まれる子供。

その産まれるだろう子の格を思うと、ケルヴァンの心が奮え、躍る。

古の魔王の器すらも越えるかもしれないと、魂が震えるのだ。

 

 

───神殺しよ。今はキサマに預けよう。

 

だが、時が来れば、必ず貰い受けに参上する。

 

その時まで、せいぜい仲良くするんだな……

 

 

 

 

セリカに見せるように、唇を動かす。

 

セリカの殺気混じりの視線を浴びせられながら、ケルヴァンは心底楽しそうに嗤ってみせた。

 

そうして、前を見る。

 

『今』は、キサマに関わりあっている暇などないのだと、そう言わんばかり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《どうやら、『アレ』がそうみたいだの。どうする、セリカよ》

「関係ない。来るならば、滅ぼす。そう言った筈だ」

 

2人の物騒な会話に、コテンと首を斜めに傾けるカヤ。

何の話か問いたいのだけども、聞いてもお腹が痛くなりそうな雰囲気がぷんぷん。

少しだけ気が引ける。

でもだ、どうやら自分に関わり合いがある話のようで、聞かない訳にはいかなかった。

 

「ね、何の話ですか?」

《ん? まあ、カヤ嬢ちゃんは大人しくしておれ。セリカが張り切っておるからのー。のう、セリカ》

「……ああ」

 

セリカは外套の中で、意味わかんないよー、なんて言いながら身をよじり暴れだす一歩手前のカヤの腰に手を回し、グイッと力強く抱き寄せ、カヤを大人しくさせた。

そうして視線を再び前に戻す。ケルヴァン・ソリードの姿は既に見えず、代わりに姫将軍エクリアがセリカの視線の先を通った。

一瞬だが視線が交差する。それはセリカの一方的なモノだ。エクリアにとっては、大勢いる民衆の一人と認識され、記憶に残ることすらなく、ただ通り過ぎる。

だがセリカには何か感じるものがあったのか、彼の永遠の相棒たるハイシェラにしか分からないぐらいに小さく心を震わせた。

 

《セリカよ。あの嬢ちゃんが……だとしても、少し気が多すぎるのではないかの?》

 

わざと省かれた言葉。

しかし、セリカには正確に伝わった。

 

カヤの姉。

 

セリカはハイシェラに対し、小さく否定の意を伝える。

 

ただ、何か引かれたのだ。

 

カヤとは違う意味で。自らの在り方と近い『何か』を、カヤの姉であるエクリアに感じた。

もしもこの時、カヤにセリーヌとしての記憶があれば、イリーナがリウイの下へと到った時と同じ気持ちになっただろう。

この世界に転生する前は、ただの一度も信じなかった『運命』と言う導きを感じて……

だが、今のカヤにはそんな記憶はない。ないったらないのだ!

 

「可愛いお姉ちゃんを抱きしめながら、他の女にうつつを抜かすたぁー、いい度胸ですっ!」

 

外套の中から、セリカの顔を目掛けてカヤの拳が唸った。

 

ぽすぽすぽす。

 

正確に3発。頬にカヤの可愛い打撃が綺麗に入る。

セリカは小さく溜息を吐くと、既に視界から消えてしまったエクリアの方を遠く見た。

 

そして、

 

「しばらく、この地に居ようと思う」

「……おんな?」

《カヤ嬢ちゃん、何度も言うが……》

 

そうして何時ものやり取りが始まる。

ハイシェラはカヤにセリカとの関係をそれとなく迫り、カヤはお姉ちゃんだからと拒否する。

 

拒否してはいるのだが、ハイシェラには分かる。

抵抗の度合いが段々と弱くなっていることに。

このまま攻め続ければ、落ちる日も近いだろうとほくそ笑んだ。

でも同時に、そうなってしまえば、この楽しいやり取りが出来なくなるのだと思うと少しだけ残念に思う。

だからずっと忘れない。この楽しかったやり取りを。

事実、ハイシェラはこの先何百年経とうとも、忘れはしなかった。

 

カヤとこうして過ごした年月を。

 

ずっと、ずっと……

 

いやみ臭く、ネチッこく、いつまでも、いつまでも。

 

忘れ得ぬ大切な思い出として、セリカの代わりに、ずっと、ずっと……

 

ほんっとーにいやみッたらしく。

 

 

 

 

 

 

 

 

うっさい! えろババア!

 

こらセリーヌ! そんな言い方がありますか!

 

そ、そうですよ、セリーヌさん。ハイシェラ様も大切な思い出として……

 

うっさいうっさいうっさーいっ!

 

セリーヌ母さま、怒ったらやーですぅ。

 

ああ、違うのよサリア? 私はサリアに怒ってるわけじゃないのよ?

 

……ほんとーですか? サリア、嫌いになりませんか?

 

あったりまえだよ! だってね、私はサリアのこと大好きだもん。

 

わーい。サリアもセリーヌ母さまのこと大好きですっ。

 

はあ、もう好きにやってなさいよ……

 

まあまあマリーニャさん、仲よしさんはいいことですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん? なにかの、今のは……

いつか訪れる、約束の地での出来事かの?

にしても……みな、幸せそうじゃ。あのセリカでさえも笑っておるではないか……

 

そんな、どこか遠くに思いを馳せるハイシェラだったが、カヤの声に現実に戻された。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、そうだ。私ね、ユーリエの方にはあんまり行きたくない……かな?」

《どうしてだの?》

「正確にはユーリエじゃなくって、その北の方……ううん、足元から気持ち悪い何か……でも、とても懐かしくて愛おしい何かが、私を見ている気がして……私が、私じゃなくなっちゃう気がして……怖いの……」

《足元のう。それがカヤ嬢ちゃんの、やらねばならない事なのかの?》

「ううん、違うと思う。そっちのは、ユーリエの街で何かが起きて、それが私に関係するんじゃないかと……」

《では行くかの、ユーリエへ》

「え? 嫌だって言いましたよ、私!?」

《さっさと終わらせねば、お主を連れて遠く旅に出られぬわ。諦めるんだの》

 

でも、セリカの足の向く先は、ユーリエとは反対方向である王都ルクシリア。

 

《セリカよ! 過保護なのも大概にせんかっ!!》 

 

ハイシェラの抗議も空しく、ルクシリアへと足を進めるセリカとカヤは、こうして惨劇の幕開くユーリエから遠ざかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これより数日後、宮廷魔術師テネイラと、メンフィル王リウイの間で開かれた会談は、血に染まり終わりを告げる。

カルッシャの盾と詠われた宮廷魔術師テネイラが、暗殺されたのだ。

 

犯人は……メンフィル王リウイ。

 

その一報が王都ルクシリアに届けられ、皇太子レオニードの怒りの咆哮が王宮に響き渡る。

姉であるセリーヌに続き、彼にとって後見人にして師でもあったテネイラまでもが殺されたのだ。

 

嘆き、悲しみ、そして怒りに憎しみ。

堪えに堪えた感情が……爆発した。

 

その様子を見て、苦い顔をする宰相サイモフ。

何故ならば、今回の事件に彼は係わっていたのだから。

 

姫将軍エクリア暗殺計画。

 

それを逆手に取られ、尚且つ、彼にとって友であり、共に皇太子を支える両翼であったテネイラを殺されてしまった。

それを成したのは、間違いなくエクリアであるとサイモフは確信している。

だからメンフィルが無実であると、サイモフには当然に解っていた。

元より姫将軍暗殺の罪を擦り付けるつもりでもあったのだし。

サイモフにとっても、闇夜の眷属……魔族との融和政策は時期尚早と見ていたからだ。

自らが育て、なのに排除すると決めた『殺戮の魔女』と同じで。

 

とは言え、サイモフとて、戦端を開くつもりなどなかった。

 

せいぜい外交的に強い立場に立ち、そうして10年、20年、そして100年先のカルッシャの将来を見据えての行動のはずだった。

自ら生きている間に、魔族との共存共栄を叶えさせるつもりなどない。だが、自分が死した後まではそうさせるつもりはなかった。

時間と共に、ゆっくりと魔族への恐怖の感情から、闇夜の眷属としての朋友の認識へと昇華させていけば良い。

 

それが未来のカルッシャ王レオニードの役割だと思っていたのだ。

だが、こうなっては仕方あるまい。

殺戮の魔女、姫将軍エクリアの思惑通り、カルッシャとメンフィル……いいや、レスペレントで戦の炎が上がる。

 

ならば、負けるわけにはいかない。

例え何を踏みつけようとも。

そうして、諦める訳にはいかない。

 

殺戮の魔女の排除を。

 

そうせねば、カルッシャはこの魔女に滅ぼされてしまう。

彼、サイモフは、姫将軍を殺せる人材を捜さなければならない。

 

あのテネイラを殺せるほどに強力な魔女を、殺せうる者を……

 

 

 

 

 

 

 

 

レスペレントを覆う謀略の影が蠢き始めた。

 

クラナ王国ジオ・ニークがドラハカナ・ドワーフ領を侵し征服すれば、フレスラント王国がスリージ・バルジア両王国に圧力をかける。

同時に、ティルニーノ部族国のエルフ達が、凶悪なグルーノ魔族国の魔族に襲われ、フレスラントの後押しを受けたバルジア王国が、セルノ王国討伐の軍旅を発する。

そして遂に、この大戦の元凶たる一方の国、メンフィル王国がレスペレント都市国家郡に駐留するカルッシャ王国軍との戦端を開いた。

 

 

姫将軍エクリアと、混沌の策士ケルヴァン・ソリード。

この2人の思惑通りに、後に幻燐戦争と呼ばれるレスペレント全土を覆った大戦の幕が開き、

 

 

 

炎に彩られた大地を、地下深くから楽しそうに眺める。

この存在が知っていた、幻燐戦争を楽しそうに、興味深そうに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これが終われば迎えに行くから。

 

だから、待っててね、おねーちゃん────────────

 

 

 

 




完全なオリキャラじゃないです。
ついでに言えば、この手の存在はセリーヌと彼だけです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。