ネギまとかいっこうに始まる気配がないのだが   作:おーり

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お久
ちょびっと長くなったけど楽しんでもらえるのなら多分問題無ーし


『ルネッサンスなPassion』

 

 贅沢は敵です。

 戦争が終わって間もない今の時代、たとえ王族といえども金にものを言わせた優雅な生活は言語道断。

 されども希少な物に値がつくのは世の道理、手にできない口にできないとなればそれに伴ってプレミアが付くのは至極当然の理屈。

 つまりは21世紀の日本のように、儲けようとする商人の手によって取引された高額商品が相応の市場に出回る、発展途上という甘美な言葉の誘惑の俎上に突き動かされる様もまた通過儀礼≪イニシエーション≫の一環とも呼べるのだろう。

 ――まあ難しい話はさておいて、

 

 

「ともあれ、本日はごちになりまーす」

「「「「「なりまーす」」」」」

 

「う、うむ。……いや、時代の理屈を並べ立てられると、そう簡単に受け入れて良いのか……?」

 

 

 俺らを接待したいと言い出したのは姫様なんすから。

 最初のgdgd喋っていたのは建前っすよ建前。

 

 ≪夜の迷宮≫で拾ってしまった現世界最大国家の第三王女、と最古の王国の姫殿下それぞれ2人。

 攫われて人質扱いとなっていたらしき御二方+マリーを偶然巡っていたダンジョン内にて発見した俺と典如は、ひとまずヘラスから褒章を貰い、その数日後にはアリカ姫からこうしてとあるレストランへとご招待されていた。

 レストランっつうか、リストランテ、とかってオサレな呼び名に言い換えても可笑しくないくらいには高級そうなお店である。

 テーブルマナーとか知らないよ俺たち。

 

 つうか呼び出されたのが、所謂『烏丸組』とも称せるくらいに馴染みのある面々。

 トライピースに所属しているディズィ・梅喧・ファウスト、そして俺と典如とマリー。

 インキュバスは用事があるとかで対応せず、カオス一歩手前の混迷感溢れるメンバーが一堂に会することとなった。

 もったいないよなぁ、こんな贅沢が味わえる機会なんてもうそうそうないと思うのに。

 

 

「……普通に師匠に関わりたくなかったからなんじゃ……」

「ディズィ? なんか言った?」

 

 

 後ろの方からぼそっと聞こえた、気がする。

 

 

「ともあれ、先日は助けていただいて実にありがたい。今日のこの席でもって礼とさせていただくので、存分に楽しまれると宜しい」

 

 

 咳払いをしてアリカ姫が音頭をとる。

 こっちが国家的上下関係に疎いものだと理解してもらっているためなのか、口調は若干歪でたどたどしい。

 相手に謙る、という行為を削ぎ落とすのが王族の礼儀作法なのかもしれんな。

 

 まあそんな社交辞令もそこそこに、コース料理が運ばれてきた。

 

 

「わ、私こういう料理初めてですよ……っ」

「安心しろ、アタシもだ」

 

 

 ディズィと梅喧が目前に並べられた、綺麗な料理が食欲をそそる前菜を前に戦慄の表情で囁きあう。

 そんな二人を見て微笑むのは、ヘラスの第三王女テオドラ姫だ。

 

 

「まあ細かいところは気にしなくても良い、これはお礼も兼ねた今後とも付き合いを良くして行こう、という席じゃからの。軽く無礼講ということで」

 

 

 難しい言葉知ってるなこの幼女。

 そんな会話が飛び交ううちに、全員の前へと皿が並ぶ。

 戴きます、と礼をし、なんだか長い名前の魚料理を一口大に切り分けて口にする。

 

 ――瞬間。

 

 口内に広がる爽やかな香りと甘みと旨味が怒涛の濁流のように口の中を蹂躙し咀嚼することを促すように唾液が溢れて次々と誘惑する妖艶な食感がぷちぷちと弾けるのは美女に誘われる洞穴の如き深淵の冷気が飲み込むことを必死で遮るように困惑する無貌なる混沌の坩堝と化す化生の祭典がイドへと通ずる深謀の囁きを願う謳歌の王子が真実の愛を物語る。

 混在するストーリーを体験させられたかのような、怒涛と表するに相応しい錯覚が、口にした己の心情を席巻した。要するに、

 

 

「――なるほど、これは旨い」

 

「「「「「「「それだけぇっ!!!!?」」」」」」」

 

 

 全員から総ツッコミを食らった。

 

 

「旨いの一言じゃ済ませられないよコレ! 旨いなんてもんじゃないよコレ! こんなの味わったことなんてないよコレぇっ!」

「これは再現不可能ですー!」

「生きてこんな味を味わえるなんて思ってもみなかった……っ!」

「うーーまーーいーーーぞーーーーー!!!」

「ばんな、そかな……っ!」

「う、腕を上げよったな料理長……っ!?」

「もうなにもこはくない……っ!」

 

 

 一部やばい台詞が飛び交っている食卓にて、一人だけ冷静というのは若干居心地が悪いが、

 

 

「ところでアリカ姫、さっきの御付きの人なんだけど」

「こんな状況で平然と二口目を切り分けられる上に話題を振る、だと……っ!? 主、どんな精神構造をしている……っ!?」

 

 

 なんか慄かれた。仕方なかろうよ、俺って結構味覚音痴な方なんだから。

 全ては幼少期の体験の所為だね。食うものに困る人生を味わったら、ちょっとやそっとの料理では驚けない自分が出来上がるわけである。

 まあいっぱしの概念使いだし、食に込められた感情程度ならば味分け(みわけ)るくらいのことなら出来るが。毒見の意味も兼ねて。

 ……折角OnOffを切り替えられるのだし、二口目からは純粋に味わおう。切り替えなかったから一口目から怒涛の旋律がカオス的叙事詩で襲い掛かってきたのだし。なんというショショリカ……。

 

 

「なんつったかな、あの銀髪オールバックのおっさん。なんか睨まれた気がしたのだけれど」

「(本当に雑談を続けるのか……)あ、ああ、朱雀院のことか」

「そうその厨二ネームのおっさん」

 

 

 間違ってもこの場に居ないから言える愚痴である。

 アリカ姫の背後に控える黒服らの中には居らず、先ほどの彼は店の外で巡回警備に当たっているらしい。

 

 

「なんか揉めてたみたいだったけど、なんかあったの?」

「む、いや、少し降格しただけだ。主が気にすることではない」

「降格?」

「こちらの恥になるが、私が夜の迷宮より主らに救い出されてからしばらくのこと、どうも仕事を放りだして一切連絡が付かなかったらしいのだ。それまでは一応乍ら私の護衛として働いてくれたわけであるし、気持ちの整理も兼ねてしばらく距離を置いてもらおうということに、な」

「そんな采配がまかり通るってことは、けっこう有能?」

「実力がそれなりにある。掌握術式の亜種を兼ね備えているのでな、乱戦の中下手に流れ弾を味方へ撃たないだけまだ使えるほうだ。性格はやや人を見下す傾向にあるが、まあ元貴族出身なのだし仕方ないのだろう」

「ふぅん」

「で、その朱雀院の何が気になるのだ?」

 

 

 随分詳しく教えてくれると思ったら、姫としてもこっちの思惑を図りかねているのかな。

 まあ、魔法世界出身でわざわざ日本名で名乗っているし、赤き翼にやたらと敵対心持っているみたいだし、ついでになんかアリカ姫に妙な執着をしているみたいだし。とどう見てもやや性格に難のある転生者っぽいから、注意を促そうと思ったのだけど。

 ……まさかそれを直に言うわけにもいかんしねー。あーいうタイプの人種は自分本位が多いから、騎士としていたとしてもそのロールプレイがいつ剥がれるか分かったものじゃない。つまり裏切りやすい、ってことなんだけど。それこそ言ったところで俺の言い分が通用するわけはない。まあ信用されなくっても個人的にどうということでもないから、

 

 

「気になるというか見せてくれたじゃんか、闇の剣だっけ? あーいう実力者がいて、なんでわざわざ『赤き翼』を味方に引き入れたのかなー、と思ってね」

 

 

 ドヤ顔で「見ろ!これが私の108の必殺剣の一つ、光をも斬り裂く黒刀剣・約束されし闇の剣≪ナハトヴァーレ・カリバーン≫だっ!」ってすんごい厨二を堂々晒すとは思わなかったから、ちょっとだけ引いたのは事実。……俺も傍から見たらあんななのかな。注意しよ。

 ちなみに俺に対抗意識持っていたおっさんは、その直後同僚の人らに引き摺られて仕事に向かったのだが。

 

 

「ああ、ナギらのほうか、気になったのは。まあ、やつらもまた実力者揃いであるしな。メガロメセンブリアに直接与せず、好き勝手動いて戦果も挙げられるのならば、注視する物好きもいるということだ」

「戦果のついでに戦火も広がっていたけどね、当時は」

「ぶっちゃけ、妾はアイツらは好きではない。特にジャック・ラカンのやつ、帝国民であるのに堂々と戦争中に寝返りおって!」

 

 

 テオドラ姫が口を挟んできた。

 あれ? おかしいな。アイツらに関する好感度が随分と下だぞ?

 

 

「ラカンは元々奴隷拳闘士だったと聞く、きっと奴にも相応の理由があったのだろう」

 

 

 いいえ、ノリで共同戦線張ってただけです。原作から記憶を見る限りは。

 

 そんな楽しい会話をしていた丁度その時、店全体が何某かの衝撃で揺れた。

 

 

 

     ×    ×    ×    ×    ×

 

 

 

「チッ! こんなところまで現れるとはつくづくゴキブリみたいな奴らだな! 目障りな赤髪一行めっ、テラフォーマーズとでも呼ばれたいかっ!?」

「誰が黒い悪魔だワラキアもどきっ! むしろオマエラがじょうじじょうじ鳴きやがれっ!」

「喧しいぞ雑種ども! 揃いも揃って喚き立てるな! とっとと我が覇道の前に道を開けぃ!」

「ここから先は一歩たりとも進ません! オール・ハイル・オスティアッッッ!」

 

 

 うわぁ。

 店の前にて転生者四人が一堂に会していた。

 見た目と言動で完全に転生者って捉えちゃったけど、別に問題ないよね。アイツらだけにしかわからんような会話で意味が通じ合っているのに、お互いがお互いを邪魔者だとして認識し合っているみたいだから結局ぶつかり合うしかない宿命。悲しいけど、これって二次創作≪神様転生≫なのよね。

 あれか、女性に飢えているからあんなに殺伐としているのか? どいつもこいつもイケメンっぽいけど、この時代的にメインヒロインクラスが少ないから、結局のところ取り合いになってるんだろうなー。件のメインは大概“主人公”に寄っちゃっているから、顔の良さだけで選別してもらえるというわけでもない、と。ふむ。

 考察はともかく、罵り合いながらもしっかりと魔法で応戦し合っているのは、バンパイアみたいなマントと黒髪の拳闘士と金髪の鎧と銀髪のオールバック。端の方では白い髪の多分アーウェルンクスシリーズっぽい1号と2号が、赤い翼の主戦力であるナギとラカンとぶつかり合っている。お、流れ弾がこっちへ来た。

 

 

「危ないっ!」

 

 

 それを翼で受け止めて吸収したのはディズィ。

 空間制御系の術だから出来る、いわゆる一つの“死出の羽衣”みたいな応用。

 使いこなしてるなー、その術式。

 

 

「なんて危ない……、この店が潰されたらとんでもない損失ですよ……っ!」

 

 

 え、そっちが理由?

 後ろを見ると烏丸組が微妙に奮闘すべくいきり立っている。美食を提供してくださったお礼に、拳を振り上げることも厭わないと、そんな理由っぽい。

 

 

「ん、じゃあ典如。実力お目見えってことで、あいつら無力化してみ?」

「わっかりましたー」

 

 

 ぐるぐると腕を回しながら典如が行く。

 はてさて、転生特典を使わずに何処まで使えるようになったかな?

 

 それぞれがそれぞれと対立しあっているのを見据えて、典如は悠然と懐から杖を出す。

 折角まともに人に教える立場となったので、そこらの魔獣の骨を削って作ってみた俺謹製の魔法杖である。

 あれ、そう考えると典如がまともな一番弟子なのか?

 

 

「インリー・イード・レシェ・イドラ、這いよる死者の手、拙い骸、容定まらぬ熟れの果て、我が声に応えて桜花と荒べ。

 ――灰の嵐≪キニス・テンペスタース・トルトゥーラ≫!」

 

「はっ!?」

「ぶわっ!」

「なんっぶ!?」

「ごふぁー!?」

 

 

 詠唱の果てに周囲から舞う粉塵が、広範囲に広がってその場にいる転生者“全員”を包んだ。

 ナギらやアーウェルンクスには届いてない、か。もう少し風系の術式を組み込むことを考慮した方がいいかな。

 

 

「なっ、なにをする貴様! ……って、お前はいつかの娘……!」

 

「お久しぶりだね吸血鬼もどき。死ね≪ファッシス≫!」

 

「くけっ!?」

 

 

 しっかりと距離を保ったままに術式の起動キーを唱えれば、そのままにバンパイアもどきの大仰なマント野郎が奇声を上げて呼吸困難に陥った。というか容赦ねーな典如。実はあれか、結構狙っていたのかアイツのこと。

 

 

「!? どうしたケントゥム! 障壁を通過されるなんてお前らしくないぞ!?」

 

 

 髪型からして2号かな。ラカンの攻撃をかわしながらマントの方を見て叫んでる。

 あ、よそ見してるから拳骨でぶん殴られた。こう、ぬぅん!って感じで。

 アイツらそれぞれに得意分野が違うんだから、対処している相手スイッチすればいいのに。確か1号は土系統で、2号が風? 対蹠的にもラカンとナギの相手をするのって、それぞれ別だろ。

 

 

「……っ!? い、一体何が……?」

 

「そっちの黒髪、弾丸として丁度良さそうだよね。吹っ飛べ≪ジャンプ≫」

 

「え、ちょまっ!?」

 

 

 ゴム毬のように跳ねて殴り飛ばされた2号と空中で衝突して錐揉み落ちた黒髪君。

 やったね!ラッキースケベフラグだよ!

 

 

「お、おおぅ……、さすがは師匠のガチ弟子、人を弾丸扱いするところまでしっかり継承ですか……」

 

 

 ディズィが震えた声で呟いた。うるさいよ。

 

 

「な、なんなんだ、これは……?」

「さっきから、いったい何が……」

 

「跳べ≪ジャンプ≫」

 

 

 そして理解できていない金髪と銀髪の2人が跳ねて、1号とナギへと纏めて殺到した。

 さすがはイケメン。モテモテである。

 

 

「……で、どういう術式なんだい、これは?」

「攻撃じゃねーから障壁にもスルーされる。そういうトリックだよ」

 

 

 胡乱な目の梅喧にさらりと説明する。何気に魔法世界っぽく作ってみたオリジナルスペルである。

 魔力を練った灰を周囲に漂わせて、“それ”に命令をする。するとその通りに包まれた灰が蠢くという、実は手品みたいな魔法だったりする。空気同然に且つ煙幕にもならないくらい薄まってばら撒かれるので、これに風を混ぜればもうちょっと使い勝手が良さそうになるはずなのだが。

 ……ただ、これのお蔭でかは知らないが、典如の属性が『灰』という土と火の中間かその先かみたいな新系統に特化してしまった。ネクロマンサー≪死霊使い≫の成り損ないみたいな魔法少女が出来上がってしまったのだが……。

 これは、そのうち卍解した流刃若火みたいな術式を覚えさせろ、との天の采配な気がする……っ!オラわくわくしてきたぞ!

 

 wktkしていると店から姫様らまでが出てきた。

 ちょっと困り顔の店主も一緒だから、多分押し切られたんだろう。

 

 

「……主ら、何をしている?」

 

「イテテ……あっ? 姫さんかよ、なんでこんなところにいるんだ?」

 

「それはこちらの台詞じゃ。私たちが攫われたときも探しに来ず、こんなところで遊んでいるとは……」

 

 

 ……ん? なんかアリカ姫微妙に怒ってないか?

 つーか探しに来ず、って……ああ、俺が見つけちゃったからニアミスしたのかな。

 

 

「は? 攫われてた? 帝国のと作戦会議していたんだろ?」

 

「知らんかったのか……、というかいつの話をしておる……」

 

 

 知らんかったんかい。それでよくこんな盛大に遊んでいられるな……。

 しかし距離を縮めないねお前ら。早くどっちか近寄ればいいのに……。

 あ、いつの間にかマントやアーウェルンクスが居なくなってる。逃げたか。

 

 

「で? 何故こんな場所で暴れておる。帝国領だから暴れていいというわけでもないぞ」

 

「いや、アルのやろーから、アイツらがこの店に来ているって情報があって、それを調べるために入ろうとしたら店に止められてさ」

 

「当然じゃ。此処はVIP御用達の店じゃ。紹介状が無ければ入ることは許されん」

 

「だから強行突破しようとしたんだよ」

 

「………………」

 

 

 おお、呆れた顔で頭を抱えた。何気にレアかもな、アリカ姫のこんな姿を見れるのって。俺別にこの人のこと何とも思ってないけど、原作を知る身としてはなんか得した気分になる。

 

 

「そしたら朱雀院のやつに止められてさー、言い争っているうちに店から出てきたアイツらと鉢合わせになってバトってたんだよ! やっぱり俺らの狙いは合っていたってわけだな!」

 

「………………そんな無茶苦茶な理屈を振りかざしてこの店に迷惑をかけたと……?」

 

「悪党の溜まる店だろ? 潰したところでへーきだろ」

 

 

 ぶちり。

 と、なんか血管の切れるような音が背後のいろんなところから聞こえた。

 あとはまあ、お察しである。

 不用意な発言をしてしまった赤毛は、そのまま惨劇の色へとシフトしていった、としか遺せる言葉は無いのであった。どっとはらい

 




~ショショリカ
 食品処理特殊科、の略。潔癖症で拒食症の緑でもやしな主人公が食と愛に向き合ってゆく、というポエムな料理漫画
 主人公の味蕾が特殊すぎて味わうごとに料理ポエムが押し寄せる、という設定を持つ

~約束されし闇の剣≪ナハトヴァーレ・カリバーン≫
 “闇の射手”を凝縮した黒い刀剣。ネーミングはともかく本当に光を斬れる。但し使い手が見切れたら、の話
 何気にちう凡にて強化したネギ坊主の弱点に成り得る剣。まあクロスする予定は無いけど

~灰の嵐≪キニス・テンペスタース・トルトゥーラ≫
 キニスは灰、テンペスタースはそのまま嵐、トルトゥーラは何気に拷問という意味がある
 効果は作中で説明した通り、魔力で練った灰が障壁を通り越して体に付着すると、そのまま単純行動を操作できる。火と土から派生している要するに火山灰なので、一旦付着するとなかなか取れない。ケントゥムの場合は灰が絡まって首を括った結果
 それより恐ろしいのは典如の属性が偏ってしまった現状。この状態で他の魔法へと転用して見ればどんな結果が出るのか想像もつかない

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