英雄伝説~紫炎の軌跡~   作:kelvin

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第101話 集い来る者

~グランセル国際空港~

 

三隻の『アルセイユ』……その登場に周囲の観衆だけでなく、エステルらも驚きを隠せなかった。

そこに、更に追い打ちをかけるかのごとく姿を見せた『彼女ら』の登場で、驚きに包まれた。

 

「エステルさん、それに皆さん。お久しぶりですね。」

「じょ、女王様!?」

「それに、クローゼ……いえ、クローディア姫とお呼びすべきかしら。」

そこに現れたのは正装に身を包んだアリシア女王とクローゼもといクローディア姫の姿であった。

国家元首とそれに連なる次期継承者の登場には、一同面を食らったのは言うまでもない。

 

「わぁ~、綺麗なドレス……見てるだけで感動しちゃいます。」

「ふふ、ありがとうティータさん。」

「……って、シオンは何か言わないのか?」

「話を振るな、リィン。俺にしてみれば“見慣れている”ものだしな……なぜそこで俺を見る、クローゼ。」

「むぅ……」

クローディアのドレス姿に感動に近い印象を持ち、率直に感想を述べるティータ。リィンはシオンに問いかけるが、シオンは怪訝そうな表情をしつつも事情を説明したが、それに納得がいかないクローディアはジト目でシオンのほうを睨んだ。

 

「ふふ、クローディアも青春を謳歌しているようで何よりです。クローディア、行きましょうか。それと、皆さんも護衛のほうお願い致します。」

「了解した。高貴なる女王陛下の名に恥じぬよう立派に務めることとしよう。」

「あのオリビエが……言ってることはまともに聞こえるんだけれど。」

「失敬な、エステル君。僕がここで恥をかいたらエレボニアの質が疑われてしまうからね。」

女王の言葉に誠意ある対応をしたオリビエにエステルは疑念の目を向けるが、オリビエは疲れたような表情をしつつ、いつもだとあまり見せない口調で述べた。

 

 

空港の飛行場から最初に姿を見せたのは、二番艦『シャルトルイゼ』から降りてきたカルバード共和国の国家元首、サミュエル・ロックスミス大統領の姿であった。その体格やにじみ出る雰囲気は“庶民派”と謳われるだけの印象を決定づけるのに十分であった。

 

「これは、女王陛下。それにクローディア殿下もお久しぶりでございますな。女王陛下に至りましては、風の噂で体調を崩されていたと聞きましたが、ご壮健で何よりです。」

「ええ、不可侵条約調印式以来ですね、ロックスミス大統領閣下。」

「お久しぶりです、大統領閣下。そちらも壮健のようで。」

「ハハハ、こう見えても少し痩せてしまうほどの忙しさですよ。今回のお招き、真に感謝いたしますぞ。」

女王やクローディア、ロックスミスのやりとり……単なる『国家を与る者』同士のそれに見えないだけに、周囲の観衆らはそれに気づかないものの、エステルらにはそれをひしひしと感じ取っていた。

 

「……あのロックスミスとかいう狸のおじさん、只者に見えないんだけど。」

「『狸のおじさん』は失礼よ、エステル。けれども、飄々としながらもその意志に揺らぎが見られない……カルバードという大国を与るだけのことはあるわね。」

「共和国は元から住む人や移民ら……多種多様な民族が居住してるのさ。それだけあって、遊撃士の忙しさはリベール以上かもしれんな。」

移民を受け入れる―――それは、多種多様な民族・文化・宗教・習慣の流入も意味し……それらによる価値観の違いが摩擦を生み、争いに発展することもある。カルバードとて、建国してから約100年という月日が経過しているが、その裏では血で血を争うという残酷な歴史がなかったとは必ずしも言えない。殊更、それが民族にとっての“存在”に関わるものであるならば、尚更だろう。

そして、その後ろから現れた二人の人物に女王が気付いて尋ねた。

 

「おや、そちらの方々は……」

「おお、そうでしたな。紹介しましょう。我が友人の子、ニコル君。そして、隣の彼はニコル君の護衛です。」

女王の問いかけにロックスミスは意気揚々とした口調で二人を紹介した。

 

「お初にお目にかかります、アリシア女王陛下、クローディア姫殿下。僕はニコル・ヴェルヌと申します。」

「これはご丁寧に。リベール王国女王、アリシア・フォン・アウスレーゼと申します。」

「クローディア・フォン・アウスレーゼと申します。成程、レオ先輩が仰っていた“新緑の貴公子”とは貴方の事でしたか。」

「いえ、それほどの事でもありませんよ。で、こちらが僕の護衛を引き受けてくれた……」

自己紹介をしたニコル、女王とクローディア。そして、ニコルが隣にいる人物―――ロイドのことを紹介するように言い、ロイドは自己紹介をした。

 

「ロイド・バニングスです。今回はニコルの護衛として参りました。よろしくお願いします、女王陛下にクローディア姫殿下。」

「ええ、こちらこそ。にしても、見たところクローディアと歳が近いようですが……」

「今年で16です。女王陛下も写真で拝見したのよりも綺麗で驚きました。クローディア姫殿下も実際にこうしてお会いすると、まるで宝石のような輝きを表現したかのような美貌を持っていますね。」

「ふふ、お世辞でもうれしいですよ。」

「あはは、恐縮です………(何と言いますか、エステルさんに対するヨシュアさんに近しい雰囲気を感じますね。)」

「ロイドは相変わらずですね。」

ロイドの自己紹介の後、ロイドの殺し文句にアリシアは笑みを浮かべ、クローディアは以前エステルからきいた話を連想させてヨシュアに近しい感じがすると思い、ニコルは息を吐くように出たロイドの言葉に半ば諦めつつ疲れたような表情を浮かべた。

 

「ハッハッハ!話は聞いていたが、流石ロイド君ではないか!」

「?は、はあ……どうも。」

ロックスミスの称賛に首を傾げつつも、頷いたロイド。その光景に……

 

「………なに、あの人。(というか、クラトスさんに近しい感じがするんですけど……)」

「なぁ、スコール。あの人は危険人物なのか?」

「………いや、多分あれは無自覚なんだろう。」

ロイドの言動というかその雰囲気にエステルはジト目でロイドを睨み、リィンは引き攣った笑みを浮かべつつスコールに尋ね、その問いかけに我に返り、ため息を吐きつつ答えたスコール。

 

「あの物言い……誰かさんにそっくりね。」

「失敬な、シェラ君。いくら僕でもあそこまでストレートに物言いは出来ないさ。」

「あの、えと……個性的な人みたいですね。」

その光景にシェラザードはオリビエの方を見つつ呟き、オリビエはその言葉に反論し、ティータは言葉に迷った挙句ロイドのことを個性的と評した。

 

「やれやれ……あの言動は兄そっくりのようだな。」

「って、ジンさんは知ってるの?」

「ああ、数年前にな。それ以降も度々顔を合わせてたんだが……」

彼が自分の知る彼の兄に似てきていることにジンはため息を吐き、サラの問いかけに彼の兄であるガイと面識があったことを明かした。

 

「あはは………」

「変わってないというか、寧ろ悪化してない?」

「俺に聞くな…俺だって頭が痛いわ。」

「その気持ちわかるぜ……」

“原作”以上に拍車がかかっていそうなロイドの性格にアスベル、シルフィア、レイア、シオンの四人は揃って彼の人となりに頭を悩ませていた。

 

ロックスミス、ニコル、ロイドの三人はジンら三人と共にその場を後にして共和国大使館へと向かった。

 

すると、次にお目見えしたのは三番艦『サンテミリオン』から降りてきた方々……帝国宰相名代にして帝都知事であるカール・レーグニッツ帝都庁長官、彼の息子であるマキアス・レーグニッツ、ラインフォルト社の代表として派遣されたアリサ・ラインフォルトの姿であった。

 

「はじめまして、アリシア女王陛下。それと、クローディア姫殿下。帝都知事カール・レーグニッツと申します。この度は帝国宰相ギリアス・オズボーンの名代として参りました。」

「これはご丁寧に。リベール王国女王、アリシア・フォン・アウスレーゼと申します。」

「クローディア・フォン・アウスレーゼと申します。で、そちらの方々は?」

三人が自己紹介をした後、カールから一歩引いた感じで立っていた二人が自己紹介をした。

 

「マキアス・レーグニッツと申します。そ、その、お会いできて光栄です。」

「アリサ・ラインフォルトです。ま、まさか女王陛下や姫殿下とこうして対面できるとは……」

緊張しているマキアスとアリサ。彼等の反応に関しては無理もない話だ。自分らの身分からすれば、帝国で言えば皇族……皇帝陛下と謁見するに等しいからである。

 

「ふふ、そこまで畏まらなくてもよいのですよ。」

「そうですね……公的な場では致し方ありませんけれども。話は聞いていると思いますが、三人には護衛をつけさせていただきます。」

その反応に笑みを浮かべる女王とクローディア。そして、クローディアは更に話を続けた。

 

「これはこれは……といいますと、王国軍なのでしょうか?」

「そうですね……軍属とも言えますが、彼らの本分は“遊撃士”です。それと、もう一人そちらの出身者がおりますので、その方にもお願いいたしました。」

「遊撃士……ですか。」

カールの問いかけに女王が説明を加える形で話し、マキアスは帝国で最近聞かなくなった“遊撃士”という言葉に考え込む。

 

「三人はお若いですが、実力は保証いたしますよ。」

クローディアのその言葉を聞いて近づいた三人の姿……アスベル、シルフィア、リィンが自己紹介をする。

 

「遊撃士協会ロレント支部所属正遊撃士、アスベル・フォストレイトです。」

「同支部所属正遊撃士、シルフィア・セルナートと申します。」

「協力員、リィン・シュバルツァーと申します。」

三人はそれぞれ自己紹介をした。すると、リィンの家名―――“シュバルツァー”という名前にカールらは反応した。

 

「お若いのに遊撃士とは……ところで、そちらの少年なのですが、今『シュバルツァー』と聞こえたのですが……」

「ええ。尤も、俺自身血は繋がっておりませんが。」

「成程、貴族らが批難していたシュバルツァー家の“浮浪児”でしたか……」

「そ、それはともかく……<五大名門>の御曹司!?(にしては、貴族らしい雰囲気が感じられないのだが……)」

「ユミルのシュバルツァー侯爵家……って、なんでそんな身分の人がこの国にいるのよ!?」

マキアスとアリサの言葉もある意味納得だろう。やんごとなき身分……それも、彼らの出身であるエレボニア帝国の貴族……それも、皇族の信頼を得ているシュバルツァー家の嫡子がリベールにいること自体、ありえないと思わざるを得ないだろう。尤も、彼ぐらいならばその驚きもたかが知れているのだが……

 

(貴族はともかく、皇族の『コイツ』がいるぐらいだもの……つくづくエレボニアという国が読めないわね……)

「やだなぁ、シェラ君。昼間だというのにそんな熱い視線は勘弁してくれたまえ。」

「じゃあ、今からロレントに行きましょうか?アイナもオリビエ相手なら喜ぶと思うわよ?」

「カンベンシテクダサイ。」

エレボニア帝国の皇族の一人……オリビエもといオリヴァルト・ライゼ・アルノール皇子。考えて見れば、そういった人たちの中心にいるのはエステルであり、彼女の『力』にシェラザードは少し恐怖を覚えたのは言うまでもない。

 

「あはは……とはいえ、宜しくお願いします。」

「あ、ああ……こちらこそお願いする。」

「そ、その、お願いするわね。」

アスベル、シルフィア、リィンはカール、マキアス、アリサを連れて帝国大使館へと向かった。その後、城に戻る二人とカシウスを護衛する形でエステルらも城に向かった。

 

 

~帝国大使館 客室~

 

カールに関しては駐在武官であるミュラーが護衛を務める形となり、マキアスはアスベルとリィン、アリサはシルフィアが守る形で大使館に泊まることとなった。その一室で、マキアスとリィン、アスベルが話していた。

 

「成程……風変わりな貴族もいたものだな。」

「まぁ、否定はしない。父さんも『位は上がろうとも、生き方は変えられん。他の連中が口煩く言おうが、ウチはウチだ。』といいのけてたぐらいだからな。」

「何とも、テオさんらしいセリフなことで……」

どうやら、マキアスに関しては貴族に対する恨み……“原作”よりは幾分か抑え目になっているものの、革新派である父の事もあってか、良い感情を持っているとまでは言えない……ただ、話せば解ってくれるというのは正直ありがたい話だろう。

 

「で、行きたいところとかあるか?こちらとしては行動の制限をしたくないしな。」

「そうだな……リベールにも温泉地があると聞いたのだが、其処でも構わないか?」

「別にいいけれど……カールさんの影響か?」

「そうかもしれないな……うちの父さん、休みが取れると温泉地や観光地を巡ることが多くて。」

カールとしては、家に閉じこもってばかりでなく外へ連れ出すことで見聞を深めるのも目的の一つかもしれないし、親として子であるマキアスに不憫な思いはさせたくないのであろう……その意味も感じ取れたような気がした。

 

「そういえば、リィンはユミルの出身だったか。」

「ああ。ま、田舎の小さな町という感じだよ。ちなみに、変に畏まられると俺も困るから、普通に接してほしい。」

「つくづく君という人間が皇族から信頼されている貴族とは思えないな……そう言うんなら、僕も努力しよう。よろしく、リィン、アスベル。」

「ああ、こちらこそな。」

「宜しく頼む、マキアス。」

遊撃士(軍人・星杯騎士)、貴族(皇族の分家の養子)、平民(帝都知事の息子)……つくづく濃い面子なのだと感じたアスベルであった。

 

その後、アスベルは部屋に入ってきたメイドから伝言を預かり、その伝言を見た後……リィンとマキアスに簡単に事情を説明し、大使館を出て大聖堂に向かった。

 

 

~グランセル大聖堂~

 

アスベルがグランセル大聖堂に着くと、其処にいたのは……

 

「ア、アスベル………よかった、お前だったか。」

「ルドガー……って、変に疲れてねえか?」

アスベルと同じ“転生者”にして『結社』の『使徒』第一柱“神羅”兼『執行者』No.Ⅰ“調停”ルドガー・ローゼスレイヴの姿だった。彼の表情を見るにかなり疲れていることが見て取れたので、そのことについて尋ねた。

 

「じ、実はな……その………」

 

―――第七柱“鋼”と第二柱“深淵”が既成事実を作ろうと迫ってきたので、ゼラム系アイテムを駆使しつつSクラ20発かまして逃げてきた……らしい。

 

「……だからって、リベールに逃げてくるなよ……」

「頼れるのがお前か“影の霹靂”、“絶槍”ぐらいだったから……」

何でも、盟主は二人の使徒を煽り立てたようで、他の使徒ら―――第四柱から第六柱の三人もそれに拍車をかける形で煽ったらしい。何故か近くにいた“仮面紳士”ブルブランも煽ってきたため、そいつに関しては腹パンかまして悶絶させたらしいが……

 

「で、あの眼鏡野郎(ワイスマン)は?」

「知らないと思うぞ……ここで騒ぎを起こしたら、あの二人を怒らせかねない。」

「ん?どういう意味だ?」

アスベルはルドガーの言葉の意味に首を傾げる。どうやら、あの二人の目的はあくまでもルドガー(性的な意味で)であり、それを邪魔しようものなら同僚であろうとも抹殺するのだと……盟主の許可も貰っているらしい。

 

「“深淵”はまだいい……“鋼の聖女”がそんなんでいいのか……?」

「それを言うな……何せ、部下の三人をボコボコにしてたからな……」

「というか、何でそんな事態になったんだよ?」

「ああ……」

それは、先日―――本拠地に戻った時の事だった。

 

 

~身喰らう蛇 本拠地 星辰の間~

 

『ご苦労様でした“神羅”……そういえば、ルドガーも18歳ですね。家族を持とうなどとは考えないのですか?』

「はい?いきなり何を言っているのですか?」

『『使徒』とはいえ、人間……ですが、性欲が見られないのも困りものです。もしや、そちらの気でも』

「ありませんから。」

事の発端は『盟主』の発言だった。いきなり何を言い出すのかと思えば……と思うルドガー。だが、盟主は更に言葉をつづけた。

 

『“殲滅天使”レンに惚れられているのに、手を出さない……親として心配です。』

「アンタは俺に何を望んでんだ。というか、それが『親』の台詞ですかコノヤロー。」

『無論、混沌(カオス)な幸福ですが?ううっ、そんな言葉遣いをする子に育てた覚えなどありませんのに……悲しいです。』

「よし解った、腹パンしてもいいよな?答えは聞かねえけれど……なっ!?」

上司と部下というよりは、ハチャメチャな親と常識的な子の遣り取り……ルドガーが盟主に対して青筋を立てて歩みだそうとしたその時、後ろから感じる獣のような殺気……それに驚きつつもルドガーが後ろを向くと、

 

「……“神羅”殿」

「ふふっ、御機嫌ようルドガー。」

第七柱“鋼”アリアンロード、第二柱“蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダの姿であった。

 

「な、何で二人が……」

「盟主にお願いされたのです。貴方の事に関して……」

「安心して、裏切者の始末じゃないわ。そもそも、ルドガーを裏切者にはできないし……今回は盟主と私らの利害が一致したの。」

「利害……おい、盟主!何を吹き込んだんだ!!」

ただならぬ雰囲気……まるで、全てを食らい尽くさんとするかのような覇気にルドガーは盟主に問いかけた。すると、盟主は笑みを浮かべたような口調でこう告げた。

 

 

『諭しただけですよ……手に入らぬのであれば、奪ってしまえばいいのですよ。貴方の遺伝子を……と。』

 

 

「カッコつけたつもりだろうが、それって既成事実作れば逃げられねえって言ってるのと同じじゃねえか!!アイネス、エンネア、デュバリィ!!こいつらを止めろ!!」

「無駄ですよ。既に私が気絶させましたので。」

「何やってんだ、アンタァァァァッ!!」

いつもならばそのようなことなどしないアリアンロード……だが、今の彼女は目的の為なら部下にすら容赦ない有り様にルドガーは叫んだ。お前聖女じゃねえよ!寧ろ悪魔だよ!!と言いそうになったが、余計こじれそうだったので内心に止めた。

 

「抵抗しても無駄よ、ルドガー……さぁ、私らとイイコトしましょうか♪」

「ああ……もう……俺はまだ青春を謳歌してえんだよ!!!」

……結果として、Sクラ20発……ヴィータはともかく、アリアンロードに関しては更に頑丈になっていたので苦労したが……何とか逃げ切った。

 

 

~グランセル大聖堂~

 

「とまぁ……今に至るわけで。」

「大変だな、ルドガー。今も昔も苦労してるんだな……とりあえず、明日エルモに行く予定だから……来るか?」

「ああ……宜しく頼む。」

彼の心労を察しつつ、アスベルは彼を労うために誘い、ルドガーもそのお誘いに頷いた。

 

 




後半に関してはある意味ギャグシナリオと言ってもいいかもしれません……ヴィータはともかく、アリアンロードも普段のタガが外れる+盟主の言葉という『大義名分』という感じで書いたらあんな感じに……『結社』の存在がお笑い集団になっているような気がします。その元凶は9割方カンパネルラとブルブランのせいですがw

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