ファイアーエムブレム~凍土の剣~   作:whiterain

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ユーリ


初期パラメータ

剣士
Lv 1 属性 氷

HP  18
力   7
技   8
速さ 12
運   0
守備  4
魔防  1
体格  7
救出  6
移動  5

剣D

初期装備
倭刀
きずぐすり

性別 男性

属性 氷


1人で旅をしている青年。
髪は白く、肩より少し伸ばしている。瞳は紅眼。
人当たりは良いが、1歩退いて人と接しており、自分のことを口にすることはほとんど無い。
仲間を護るためなら自分の身を省みずに突っ込む。
かなりの悪運の持ち主であり、トラブルに巻き込まれるの日常茶飯事である。
もし彼がデビルアクスを使えたなら、ほぼ使い手を傷つけるだろう。
背中に1本の剣を背負っていて、どんな時でも身体から離すことはない。
だが、戦闘中にその剣を抜くことは無い。





リン編
序章 少女との出会い


序章 草原での出会い

 

閉じていた瞳を開ける・・・

見える光景が変わることはない。

 

目の前に広がるどこまでも広がるのではないかと思う草原と、美しい青空。

 

 

『・・・・・ちょっと、不味いかなぁ』

 

 

いま、この青年ユーリは草原の中を空腹で倒れる寸前の状態で歩いている。

ユーリがこんな状態になっているのか・・・。

それはユーリの悪運に他ならない。

 

 

ユーリが前の村に立ち寄ったときのことだった。

その村は山賊に襲われている最中であり、ユーリからすれば見慣れたくもない見慣れた光景だった。

ユーリはその山賊を1人で討伐した。

それは1人の剣士として、悪を見過ごすわけにはいかないという殊勝な考えのものではなく、自分の悪運が原因か?

と疑う心と、あわよくばお礼にただで食料GETという考えだった。

 

 

しかし現状ユーリは空腹で倒れる寸前の状態に追い込まれている。

 

 

それはこの村が田畑を荒らされた後の状態であり、彼らの満足な食料もあるのかわからない状態で、食料くださいと

言えるほど心の持ち主では無かったユーリであり、お礼の言葉だけを受け取り立ち去った。

 

 

身体を動かせば、より早くお腹が減る。

それは当たり前なことだ。

 

 

『馬は草を食うけど・・・人間が食っても平気かなぁ・・・』

 

そろそろなりふり構わなくなってきたとき、

 

 

キィン・・・・ガキィン・・・

 

 

『・・・・・!?』

 

 

どこからか聞こえてきた、金属同士がぶつかる音。

聞きたくない金属音だった。

音がする方へ残る力を振り絞って向かうと、

 

 

「ハァッ!!」

 

「ガハッ!?」

 

 

予想通り戦闘中だった。

山賊らしき風貌の男達と戦っていたのは深緑の髪をした少女であり、傍にはローブを纏った男性の姿もある。

 

『結構やるな・・・あいつ』

 

 

少女の動きを見て感嘆の声が漏れた。

服装から察するにサカの生まれの少女は素早い動きで山賊達を翻弄していた。

 

『おっと・・・さすがに見ているだけというのも悪いかな?』

 

ユーリは背中に背負っている刀とは別の腰に差した倭刀を鞘から抜き走り出した。

 

 

 

 

 

 

少女Side

 

「くっ・・・・」

 

目の前の男を前に顔をゆがませる少女。

山賊の親玉というだけあってこの男は他の山賊より遥かに強かった。

 

 

しかし、ここで退くわけにもいかない。

村で助けを待っている人がいるから、後ろには共に戦うと言ってくれた人がいるから

 

 

そして山賊には絶対に負けられない!!

 

「マーク、もし私がやられたら・・・1人で逃げて約束よ!」

 

「そろそろ終わりだぜぇ!」

 

キィン!

 

 

山賊の斧が無慈悲にも少女の剣を弾いた。

 

(やられる・・・・)

 

 

私は死ぬの?

 

まだ何もしてないのに

 

 

父さんと母さんと、部族のみんなを殺した奴らに復讐だって出来てないのに

 

 

 

そして山賊の無慈悲な斧が振り下ろされ・・・

 

 

 

 

ザシュ・・

 

 

 

なかった。

 

 

『勝ったと思って油断したな? だから俺の接近にも気づかなかった』

 

 

目の前には腹から剣を刺された山賊の親玉と、

白い髪をした碧眼の青年だった。

 

 

 

 

 

ユーリSide

 

『大丈夫か?お二人さん』

 

二人に問いかける。見たところ、細かい傷は受けているが大きな外傷は無さそうだ。

 

「ありがとう、おかげで助かったわ」

 

「感謝するよ、ありがとう」

 

『なぁに、気にするな・・』

 

フラッ・・

 

言葉の途中でユーリが倒れた。

 

 

一度違うことに集中して忘れていたユーリだが、

集中が切れれば襲ってくるのは極度の空腹・・・。

 

 

どうやら限界が来たらしい。

 

 

最後にユーリの視界に移ったのは慌てている二人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず復活(^_^;)

いろいろあって書く暇ないけどがんばってみる!

また優しい対応お願いします・・・

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