機動戦士ガンダム U.C. HARD GRAPH 名も無き新米士官の軌跡 作:きゅっぱち
お互いの明日を懸け、両軍が北大西洋で激突!!
大西洋が血に染まって行く様を、どうぞご覧ください。
地球全土の役七割を占める、海。
かつての大戦では主戦場となり、各国が覇権を求め争った。
海を制する者が世界を制する、そう信じられていた。
時代は変わり、主戦場は空へ、宇宙へと移ろって行った。
海戦が覇権を決める時代は終わりを迎え、進化はそこでピリオドが打たれたはずだった。
だが、また時代は動き出した。
戦場を選ばぬ、MSの登場によって。
U.C. 0079 6.11
それは突然だった。ジオン軍海軍基地を潰し、カリブ海を出て大西洋へ向かった矢先の事だった。
「エマージェンシー!!」
"アンデス"艦橋内に響いた声は、新たな戦場を少尉達にもたらした。
「どうした!?」
「ぜ、前方を警戒していたバロール2との連絡が途絶!!それと同時に付近のミノフスキー粒子濃度が急激に上昇中!!4秒に3%という速度です!!」
「! 提督、まさか……」
「……はい、"パナマ・ベース"の時と酷似しています。至急戦闘配備を!!」
「聞いたか!!総員!第一種戦闘配置!!"ドン・エスカルゴ"に
「中佐!!護衛機をつけて下さい!!恐らく敵戦力には戦闘機が配備されています!!」
「"リーヴェニ"より入電、『コウセンヲサケルコトヲカンコクス』です」
「バカめ……」
「は……?」
「バカめ、だ、そういってやれ……分かった。行け、提督。ここは任せろ。
…………海での戦いを教えてやる。Z旗上げい!!」
「はっ!」
連絡を絶ったバロール2、つまり"ディッシュ"は鈍重な非武装の警戒機だ。連邦の潜水艦に対空攻撃兵装はない。つまり敵は潜水艦から発艦させたに違いない。"キャリフォルニア・ベース"で鹵獲された潜水艦にはその装備がある。おそらくそれに手を加え、MS運用能力を付加したに違いない。
人が走り回る中をすり抜け格納庫へ。その途中で軍曹、伍長と合流する。走りながら話し合う。というより騒がしいため怒鳴り合うようになる。
「少尉!何です!?こんな海のど真ん中で!!」
「だからだろ!!」
「どーゆー事です!?」
「……敵主力は、潜水艦。教えたぞ……」
「だから何でです!?」
「……恐らく…ジャブローへ向かった部隊と……」
「そうだろうな、前潰した基地は空だった。その帰って来た奴らとカチ当たったんだろ!!」
「成る程!!納得です!!」
「遅いわ!!」
一を知って十を知れとは言わないが一を知ったら三ぐらい知ってくれ!!
「でも!私達に出来ることは!!」
「ある!!航空機展開後!甲板で砲台だ!!」
そう、これは前から中佐、おやっさん、軍曹と話し合っていた事だ。伍長は船酔いでぶっ倒れてたけど。
"ゴッグ"の解析で、魚雷は駆逐艦を軽く沈め、腕部"クロー"は少尉の"ザクII"の肩を吹き飛ばした威力からのシュミレーション結果は、"ジュノー"級潜水艦の対水圧外殻を突き破る。水中移動能力の高さは魚雷を避けるだろう、となった。
そのための対抗策として、近寄られたら負けに近い事、対空攻撃能力が無い事に目を付け"ドン・エスカルゴ"の対潜攻撃で炙り出し、そこへ飽和攻撃を加える、という事になった。"ドン・エスカルゴ"は"アクティブソナー・ブイ"を備え、一方的に水中の機影を捉えられる。船団に近寄られない限り一方的に叩けるはずだ。そのため飛行機が出た後、"ロクイチ"など出せる陸上戦力を全力展開、艦砲と共に射撃する予定だった。それは"リジーナ"、"スーパージャベリン"もだ。
問題は、敵にも航空戦力がある事だった。これでは足の遅い"ドン・エスカルゴ"は敵戦闘機に一方的に落とされるだろう。護衛をつけても、それだけ敵を捉えるのが遅くなる。少しの遅れが"ゴッグ"の接近を許し船団を全滅させる結果となるだろう。
「急げ!早くしろ!!敵はすぐそこだ!!」
「遅いぞ!!急げ!!」
「2番機推進剤充填間に合いません!!4番機を先に回して下さい!!」
「ここの23番ソノブイどこやった!!」
「ミサイルはいい!!機銃弾だけ補充させりゃ十分だ!!早く出させろ!!」
格納庫はてんやわんやだった。エレベーターはフル稼働し、"ドン・エスカルゴ"、"TINコッド"をピストンのように甲板へ送り出していた。甲板上で待機していたのは全て出たのだろう。
「大将!!やっと来たか!!」
「すみません!!装備は前決めたヤツで頼みます!!」
「もう始めてるよ!!後は乗るだけだ!さぁ!行ってこい!!壊すなよ!!」
「はい!!」
トレーラーに載せられ、仰向けの"ザクII"のコクピットへ飛び込み機体を起動させる。トレーラーのエンジンもかかり、少尉の準備は終わった。
《敵艦影確認!!敵艦は我が軍の最新鋭艦Ⅷ型潜水艦4隻!!繰り返す!!敵艦は我が軍の最新鋭艦Ⅷ型潜水艦4隻!!総員気を引き締めろ!!》
「……やはりか!」
《イエロー2、ブルー3の反応ロスト!!敵戦力には航空機がいる模様!!手隙の兵員は
《そんなに……僕たちの力を見たいのか……》
《こちら"ガスコーニュ"。対空迎撃へ移る》
《敵艦の位置情報はまだか!!》
ジオンの奴ら、"キャリフォルニア・ベース"の潜水艦部隊丸々鹵獲しやがったな!!つーか爆破処理ぐらいしろよ無能共!!最悪のシナリオじゃねーか!!
《少尉!!聞いた!!どうしよう!!》
「慌てるな!!」
《……そうだ。俺たちに出来る事は少ない。それさえやればいい……》
既に伍長は浮き足立っていた。まぁ仕方が無い。何もしなくても沈められるのに、ほぼ何も出来ないのだ。そのもどかしさは痛いほどに理解できる。
「おやっさん!!装備に対空装備を追加してくれ!!」
《……分かった、なるべく急ぐ!》
航空機があらかた出撃し、少尉と"ザクII"の載ったトレーラーも動き出す。
《ゴールド3反応ロスト!!敵航空戦力の抵抗により"ドン・エスカルゴ"が近づけません!!》
《こちら"オンタリオ"!左舷に被弾!CIWSが一部使用不可能だ!!フォロー頼む!!》
《こちらブルー1!!敵が多過ぎる!!抑えきれない!!》
《"アカギ"了解!"オンタリオ"のフォローに入る!!》
《ミサイル接近!!衝撃に備えろ!!》
くそッ!!劣勢だ!!早く!頼む!!
《トレーラー!前へ!急いで下さい!!》
《了解!少尉!!出ますよ!》
「頼む!!」
トレーラーがエレベーターに乗り、ゆっくり上昇、甲板へ出る。そこは既に戦場だった。空は爆煙で汚れ、あちらこちらで爆発が起き、煙が上がる。
少尉は"ザクII"を立ち上がらせ、装備をトレーラーから取り出す。"ザクマシンガン"ロングバレル改造型に、カウンターウェイトのためのラスト一本の"ムラマサ"、MS用グレネード、それに足元に2発入った"ザクバズーカ"だ。両脚には残弾5発の"フットミサイル"をつけた、砲撃決戦仕様となっている。
《こちら"ラッパーホルン"!!艦橋付近に着弾!!艦橋大破!!CICを第二艦橋とする!!》
《レッド9よりイエロー8へ!迂闊だぞ!!出過ぎるな!!》
《"ドン・エスカルゴ"隊ソナーブイ投下開始!!データリンクまで残り18秒!!》
《ファイアー!!》
《こちら"アカギ"!対空迎撃が間に合わない!!防空隊は何をやっている!!》
《浸水してるぞ!!早く!!》
《こいつをCICから叩き出せ!!》
《ダメージコントロール班!!右舷後部へ迎え!!火災が止まらない!!》
その"ザクII"の横に"ロクイチ"が3両、"マゼラ・アタック"が2両、"マゼラ・アイン"が2両。それに整備兵達が"リジーナ"、"スーパージャベリン"を抱えどんどん走り出て、置いては引っ込んで行く。既にカオスだ。
トレーラーが往復し、
「甲板作業員、戦闘員は退避しろ!!対空迎撃を始める!!」
《左舷弾幕薄いよ!!何やってんの!!》
《こちら"オンタリオ"!!左舷スクリューに異常発生!!速力低下!!》
《や、やられる!!》
《各員!衝撃に備えー!!》
《こちら"アキズキ"!!機関部に被弾!!損傷甚大!!航行不能!!傾斜が酷い!!もう……!!っあぁっ!!》
《次弾装填急げ!!敵は目の前だぞぉ!!》
マズっ!! あ…………。
轟音と共に"アキズキ"が轟沈する。マズイ!!防空網にも穴が空いた!!
《"アキズキ"轟沈!!》
《CIC!状況を知らせい!!》
《"ガスコーニュ"!!"アキズキ"乗員の救助へ!!》
《こちら"アンデス"!"ガスコーニュ"、"アキズキ"の穴を埋める!!前へ!!》
《やってくれるぜぇ……》
《第7ブロック浸水!!ムリだ!!引き返せ!!》
《こちら"ガスコーニュ"!救助活動へ移る!!援護頼む!!》
《てぇーっ!!》
《溶接剤足りないぞ!!早く!!》
"ザクマシンガン"を敵戦闘機へ向ける。前もやった、
3点バーストで射撃!射撃!!射撃!!!
よし、やはり効果的だ!!落とせる!!
「航空機隊へ!!"アンデス"周辺防空は任せろ!!離れている"オンタリオ"、"ラッパーホルン"、"アカギ"、"ドン・エスカルゴ"を!!」
《こちら"アカギ"!対空砲座の銃身が限界だ!!フォローを!!》
《雷音接近!!デコイ射出!!》
《第2防水区浸水!!閉鎖急げ!!》
怒鳴りつけつつ射撃を続行する。通信はほぼパンク状態だ。あちらこちらで怒号と叫び声が飛び交っている。耐えてくれよ……。頼む!!
《こちら"ヴァジュラ"!!エマージェンシー!!聞いた事のないデカイ音紋を複数確認!!魚雷じゃない!!"ゴッグ"だ!!》
《"リーヴェニ"同じく!!接敵予想時間はおよそ8分!!》
《こちら!"ガダルカナル"!!傾斜角が25°を突破!!艦首沈下!復元ならず!!遺憾ながら本艦を放棄する!!総員甲板へ退去!!!急げ!!》
《傾斜復元急げ!!注水遅いよ!!この"オンタリオ"を沈めるわけにはいかん!!持ち堪えろ!!》
《死傷者多数だ!!応援を!!》
艦隊に衝撃が走る。遂に来た!!海の悪魔が!!情報は!!
《来ました!!前線の"ドン・エスカルゴ"より!!"ゴッグ"と敵潜水艦の位置です!!》
《水雷確認!!回避だ!取ーり舵いっぱァい!!》
《バープル3の反応ロスト!!パープル小隊壊滅!!》
《くそ!もっと人手を!!》
《"オンタリオ"!!"ガダルカナル"の救助を!!》
《第2砲塔へ火が回る!!消火剤をもっと!!》
来たぁ!!やっとだ!!さぁて!!反撃と行こうか!!
《……よぉーし!!全艦!!ポイントフォックストロット57へ飽和攻撃開始!!弾をケチるな!!うちーかたはじめー!!!》
その時、艦隊が一斉に火を吹いた。
その光はまるで艦隊そのものが吹き飛んだのかと錯覚するかのような凄まじい閃光だった。
主砲が、ミサイルが、速射砲が、あらゆる破壊をもたらす弾丸が降り注ぎ、炸裂する。
まるで海そのものをひっくり返したようだ。
少尉の"ザクII"も"フットミサイル"を撃ち放し、パージする。とどめとばかりにグレネードを投げ込んで行く。
「………やった、か……」
誰もが勝利を確信したその時、通信に悲鳴が響いた。
《こちらイエロー6!!"ゴッグ"はまだ3機健在!!繰り返す!!"ゴッグ"はまだ3機健在!!》
《ちっ、近づけさせるな!!"ヘッジホッグ"!!"ADSLM"全力展開!!》
《2番砲塔に直撃!!被害確認急げ!!》
《少尉!!今の!!》
「聞いている!!弾幕を張れ!!無いよかマシだ!!」
くっ!!あれだけやってまだか!!何てヤツを開発しやがった!!
《こちら"リーヴェニ"!!船体側部に衝撃!!隔壁閉鎖間に合いません!!》
《"アンデス"へ寄れ!!引き付けるんだ!!》
《こちら"オンタリオ"!!"アカギ"の船体に"ゴッグ"が張り付いている!!指示を!!》
《こちら"ガスコーニュ"船体側部に被弾!!ダメージコントロール間に合わない!!助けてくれ!!》
《"アンデス"!!"ゴッグが向かっているぞ!!》
《救護班!!こっちだ!!早く!!》
その時"アカギ"に張り付いていた"ゴッグ"が爆散した。自爆覚悟の決死の反撃を行い、ズタボロの"ゴッグ"と轟沈、運命を共にする。
《"アカギ"轟沈!!》
《"ラッパーホルン"機関停止!!傾斜角18°!!》
《第5セクション被弾!火災発生!、負傷者多数!!救援を!!》
《こちら第4銃座!!弾が足りない!!送ってくれ!!》
《こちら"ガスコーニュ"!!傾斜回復!!何とか持ち直した!!継戦する!!》
ぐらり、と地面が揺れた。いや、違う。"アンデス"の左舷飛行甲板の端に、"クロー"が覗いている!!
「退避しろ!!"ゴッグ"に取り付かれた!!」
《今の音はなんだぁ!!》
《機関室浸水!!出力低下!!》
《こっちでも火災だ!!消火!消火ぁ!!》
言うのが早いか"ゴッグ"がその巨体をさらし、メガ粒子砲を撃つ。巻き込まれた"アンデス"主砲、"ロクイチ"、"マゼラ・アタック"が爆散する。
「よくも!!これでも!!喰らえぇ!!」
"ゴッグ"へ"ザクバズーカ"を放つ。手をクロスさせた"ゴッグ"の両腕を吹き飛ばすも、機体はまだ動いていた。
「どけどけどけぇ!!うおぉぉぉぉお!!」
突っ込みながら"ザクマシンガン"をフルオートで撃ち込む。既にダメージを喰らっていた"ゴッグ"に120mm弾が降り注ぎ、その巨体が震える。
「バぁケモノめぇ!!………………っ!だらぁっ!!」
走りつつスラスターを吹かし、"ザクII"の出来る最大限の力で体当たりをかます。"ゴッグ"の巨体が揺らぎ、"アンデス"から落ちて行く。着水後、その巨体が爆散、派手な水飛沫を散らす。
「伍長!!軍曹!!無事か!!」
《な、何とかぁ〜……》
《……問題ない。戦闘を継続する…》
良かった!!ほんとに良かった!!無事か!!
《こちらタイガー2!!敵潜水艦2隻が轟沈!!》
《待ってくれ!!まだ!あいつが!!閉鎖をやめてくれぇ!!》
《アリゲーター6だ!最後の"ザク"をヤッた!!後は潜水艦のみ!!》
《こちらイエロー4!後ろに付かれた!!援護を!!》
《面舵20!戦列を乱すな!!》
"ドン・エスカルゴ"も戦果を上げ始めていた。制空権の確保に手間取ったが、よくやってくれた!!
「……後、1機!!」
《こちら"ヴァジュラ"。敵潜水艦撃沈。追撃する》
《敵を本艦に引き付けろ!!》
《こちらゴールド1!敵戦闘機撤退しつつあり!!追撃指示を!!》
《……うぅ、気持ち悪い……》
ボゴンっ!!足元から激しい振動が来た。ぐらりと甲板が再び揺れ、妙な浮遊感が………ん?
まさか!!
《少尉ぃ!!》
《……!! 少尉!》
《"ザクII"が落ちたぞ!!》
《海水注入開始!!急ぎ撤退せよ!!》
やっべぇ!!ヤられる!!"ザクII"に勝ち目は無い!!
《早く上がれ少尉!!"ザクII"じゃ!!》
「くっそ!!制御が! !」
目の前を何かが高速で通り過ぎ、機体が揺すぶられる。
目の前の暗い水の中、怪しく輝くモノアイ……。
「っ!! 逃げっ!」
激しい衝撃。"ゴッグ"が"ザクII"の左脚を掴んでいた。ダメージアラートが鳴り響き、左脚が軽く握り潰され圧壊。千切れる。
"ゴッグ"の"クロー"が目の前で翻り、まさに今少尉を串刺しにせんとしていた。
「………死ぬ……?」
不思議と冷静だった。アラート音も通信機からの悲鳴も何故か遠くから聞こえる様だ。目の前がスローで動く。何もかもが、ゆっくりと……。一度経験した、死へ近づいた時に似ていた。
なぜか、とても懐かしい………。
……俺は………
やる事が分かった気がした。それより先に身体が動く。右足が勝手にフットペダルを蹴飛ばし、腕は操縦稈を動かしていた。
回る様な最低限の動きで"ザクII"が身を逸らし、"クロー"が擦る。
「……沈め………!」
その流れる様な動作のまま、一回転した"ザクII"が勢いを殺さず"ムラマサ"を"ゴッグ"腹部中央のコクピットへ突き立てていた。
泡を吹き、ゆっくり沈み行く"ゴッグ"から離れ、"ザクII"がスラスターを吹かし上昇、離水する。
片脚を失った"ザクII"が甲板に崩れ落ち、その背後、遥か後方で水柱が立つ。
その水柱は、ジオン潜水艦部隊が遂に壊滅した事を告げていた。
"ザクII"へ人がどんどん集まり、走り寄って行く。
少尉はその事を知らない。
気絶した少尉が目を覚ますのは、まだ先の事だった。
『水は生きている。生きて、呼吸をして、揺れている。人は、ただそれに身を預ければいい』
海は、再び静かに揺れるのみ……………………
疲れました。
少尉がなぜゴッグを倒せたか、解説は次回に…………。
ちなみに少尉がゴッグには対空能力が無いと言っていますが、背泳ぎのような状態でメガ粒子を上空に放てます。しかし命中率は低く、ドンエスカルゴのいい的だったということです。
ではでは。読んでいただきありがとうございました。感想、ご意見待ってます。
次回 第二十五章 赤道の彼方へと
「……そっすか……俺ってホントバカ……」
お楽しみに!!