穂乃果「たっだいまー!」
穂乃果に引きずられてる風音
その風音に引きずられてる絵里
それを傍目から見てることりん
とても残念な構図である
穂乃果ママ「あら?今日は変わったメンバーね」
穂乃果「まぁね」
店のカウンターに居る女性、たぶん穂乃果のお母さんであろう人
風音「初めまして!風音っていいます!」
穂乃果ママ「風音ちゃんね、うん、こちらこそあほのかをよろしくね」
風音「ははは」
穂乃果「あほのかじゃないもん!」
絵里は軽く会釈していたあたり、そこそこの交流が本当にあるのだろう
しかしなんだろ、絵里は軽い会釈が妙に映えるな…
ことり「ねぇねぇ」
風音「ん?どうしたの?ことりん」
ひじを軽くあて、小さい声でことりんが呼んできた
ことり「男だって訂正しないの?きっと間違えてるよ?」
風音「ちょっとね、流石に穂乃果が男を部屋に連れ込んだって思われるのはダメな気がして…」
ことり「そっか、うん、わかったよ」
風音「本当は訂正したくてたまらないんだけどね」
ことり「ふふふ、だと思ったよ」
穂乃果「二人とも~、はやくこっちこっち!」
いつの間にか移動を始めてた穂乃果に呼ばれたので足早に移動する
店と家が一緒になってる建物なんてそうそう見れないと思ったので少しキョロキョロしてるのはご愛嬌ということで許して欲しい
穂乃果「お待たせしました!穂むら名物、ほむまん!ご賞味あれ!」
穂乃果の部屋に案内されたあと、穂乃果はすぐさまほむまんを持ってきた
風音「おいしそう…」
出されたそれは…
おいしそう!
それ以上の考えはシャットアウトされました
風音「いただきます!」
風音はすぐに食べ始めた、絵里がなにか言った気がするが気にしない
穂乃果「どう?」
風音「あぁ、うまい…」
それは風音の食べてきた和菓子の中でも5本の指に入るおいしさだった…
風音「本当においしい!穂乃果はこれを好きなだけ食べれるなんてずるい!」
穂乃果「ははは、確かにおいしいけど流石に飽きたよ、ずっと食べてきたからね」
絵里「確かに甘いものってあまり高頻度で食べるものじゃないものね、甘さ控えめのものなら話は別だろうけど」
穂乃果「そうなんですよね、餡子三昧の日々にはもう飽きました!」
ことり「でも穂乃果ちゃん、そんなこと言いながら嫌いじゃないもんね餡子」
穂乃果「嫌いじゃないです!飽きただけ」
風音「うらやましい悩みだね」
ことり「ことりもたまに羨ましくなるかな?」
絵里「そうね、普通に羨ましいわ」
穂乃果「皆もいっぱい餡子食べたらそう思えなくなるよ…」