絵里と希に連れられて生徒会室を去ったあと
一番クラスの多く、一番残り在籍期間の少ない3年生から攻めて行こうと
出席番号の順番でめぐり始めた
風音「ごめんね、わざわざ助けに来てもらって」
絵里「えぇ、もっと早く風音が居なくなることがわかっていたら、もっと早く動けたのだけどね…」
風音「風音の問題だと思ったからね…、一人でなんとかしようとしてた、ごめん」
希「しかもあの会長さん…そうとう本気みたいやね?」
風音「うん、メンヘラ、ヤンデレ、そんな類だよ…」
絵里「私の片腕~とか言ってたものね」
希「エリチも言ってたやん…」
風音「ははっ、でも純粋に嬉しかったよ?」
絵里「私のは勢いもあってよ、でも本当の事よ…」
希「ちょっと妬けちゃうな…」
絵里「何言ってるのよ希、私と希と風音、この3人で一つなんだから」
風音「だね」
希「ふふっ、2人共なんてエリチは欲張りやね」
絵里「えぇ、この生徒会も、μ'sも、私に出来た最高の居場所なんだから、ちょっとだけ我が侭になってもいいじゃない」
希「ちょっとじゃなくて、かなりやね」
風音「そうだね…っと此処みたいだね」
一番最初の挑戦、うまくいかなければ終わりの戦いが始まる場所…
絵里「あまり深く考えないほうがいいかもしれないわ、さっと行きましょう」
希「プシュ!」
風音の返事を聞くまもなく、二人は呼び鈴を鳴らした
風音「って、えぇぇぇ!」
絵里「あっ、赤木友美さんの御宅でしょうか、音ノ木坂の生徒会なんですけど、お時間よろしいでしょうか?」
風音「勝手に進めようとしない!」
??「今の声ってもしかして風音ちゃん!?」
風音「えっ…あっ、はい…」
??「ちょっと待ってて!」
風音「…はい」
希「いまさらなんやけどいい?」
恐る恐る声をだす希、希にしては珍しい発言のしかただ
風音「どうしたの?」
希「聞いたことある名前やなぁ、って思ってたんやけど、この子もしかしたら…」
??「風音ちゃぁぁぁああん」
後ろから衝撃が来た、希と穂乃果の間ぐらいだろうか…
希「いま失礼なこと考えへんかった…」
風音「気のせい気のせい」
希「その子は音ノ木坂の風音ちゃん見守り隊の隊長さんやね…」
風音「ん!?」
友美「よくご存知で!総員30名からなる風音ちゃん見守り隊の隊長!赤木友美とは私のことです!」
絵里「しょっぱなから協力な助っ人かもね…」
風音「一歩間違えれば最悪の敵にもなりそうだけどね…」
友美「ってことは…風音ちゃんと合法的にあんなことやこんなことが出来るってことですか!?」
絵里「これちゃんと伝わってるのかしら…」
希「さぁ…」
友美「会員には伝えておきましょう!あと私の出来るかぎりの人には言っておきますよ」
風音「いいんですか!?じゃあ、えっと…」
なんだか凄く曲解してそうだけど、協力な助っ人には変わりないだろう
風音「これ、風音のアドレスです、チャットも同じアドレス使ってるんで、もし風音と直接あって聞きたい人とかいたら送ってください!」
友美「わかりました!」
とりあえず出だしは順調みたいです