if√ラブライブ!   作:流雨

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第61話

にこ「で?話しってなんなの?」

 

人のあまり居ない場所まで移動すると、にこちゃんが切り出してくれた

 

風音「うん、いまから話すことは嘘でもなんでもない、ずっとずっと隠してきた事実…」

 

いざ言うとなると、少し怖い…

にこちゃんに関して言えば、男をどう思ってるかわからないのでなおさらだ

 

風音「風音は…男です」

 

にこ「……」

 

雪穂「本当ですか!?」

 

……あれ?にこちゃんの反応がとても薄い…

 

風音「本当だよ、紛れも無く男だよ」

 

亜里沙「お姉ちゃんは知ってたの?」

 

絵里「えぇ、私と希は共犯だと思ってくれて差し支えないわ」

 

希「他にも穂乃果ちゃんとことりちゃん、一年生の3人は全員知ってるみたいやね」

 

風音「あれ?真姫ちゃんのこと希に話したっけ?」

 

希「なんとなく、雰囲気でそうかなって」

 

にこ「なんとなくだけどね…」

 

ふと、にこちゃんの口が動いた

 

にこ「なんとなくだけど分かってたわ、あんたが…風音が男だって」

 

風音「えっ?」

 

頭の中でその要因を探そうとしたのだが見つからない

いつだろうか…感ずかれた原因は

 

にこ「あんたに初めて会った時、どこかで見たことある気がしたのよ」

 

風音「えっと…昔に知り合いだったとか?」

 

にこ「違うわ、この町の何処かですれ違った程度、印象に残ってたのよ…男物の制服を着た可愛らしい男」

 

風音「前の学校の…」

 

にこ「あなたが来た時一応調べたのよ、制服の違いを、最近は女の子でもズボンを履くみたいだしね、でもリボンじゃなくてネクタイしてたでしょ?」

 

風音「うん…」

 

にこ「男装でもさせられてたんだって無理やり納得したんだけど、やっぱり男であっていたのね」

 

風音「これからμ'sを指揮していく身として、みんなには知ってもらいたくてさ」

 

にこ「にこが嫌だといったら?」

 

風音「その時は………諦めて去るよ」

 

ゆっくりとにこちゃんが近づいてくる、少し怖い…拒絶されたらって思うと思うように力が入らない

 

にこ「……馬鹿ね…泣いてたら説得力無いわよ、大丈夫、私は風音が男だろうと女だろうと気にしないわ」

 

にこちゃんはそう言って涙を指でぬぐってくれた

 

風音「うん、ありがとう…」

 

絵里「これで後は海未だけね…」

 

雪穂「また難儀そうなのを残しましたね…」

 

亜里沙「海未さん!」

 

にこ「あの子にもなるべく早く伝えなさいよ?仲間外れって寂しいと思うし」

 

風音「うん!」

 

雪穂「そういえば、お姉ちゃんはいつから知ってたんです?風音さんが男だって」

 

絵里「穂乃果は最初っからよ」

 

雪穂「うわぁ、じゃあ知り合って間もない男の人を自分の部屋に招き入れてたのか…我が姉ながら心配になってきたよ」






ラブライブの1stから4th2日目までの全部をコンプしたので(友達とあわせてですが)ライバーで集まって鑑賞会を行いました
すげぇ楽しかったですよ
皆さんも身近なライバーとどうでしょうか?

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