風音「おっはよー」
絵里「あら、おはよう風音」
希「風音ちゃんおはよー」
今日も今日とて早朝から生徒会へ
風音「今日はのんたん最後まで大丈夫なの?」
昨日は結局μ'sっていうグループの様子を見に行って帰ってこなかったので聞いてみた
希「ごめんな風音ちゃん、今日はにこっちに勉強教えなあかんねん」
風音「あらま…」
絵里「大丈夫よ風音、もともと今日で生徒会は試験休みにはいるから」
風音「そうなの?」
絵里「えぇ、試験の結果が心配なら勉強することね、と言ってもあなたなら心配する必要はないでしょうけど」
風音「風音はテストダメダメだよ?」
やっぱり勘違いされてたみたいだ、風音はテストになるとやる気というやる気を全てなくしてしまう
そしてついたあだ名はテストエスケーパー略してテストパー
あながち間違ってないので否定できなかった
絵里「…ちなみに点数は?」
風音「オール零!!」
希「あかん!風音ちゃんの0が痛々しい0や!」
絵里「頭が悪いようには見えないのだけども」
風音「テストになると途端にやる気がなくなって、気づくとテスト期間が終わってるんだよね…」
希「まさかの日数またいでスキップ!」
風音「放心状態におちいるらしいの、中学校の頃あの手この手で解決しようとしたけど…」
絵里「だめだったのね…」
希「はいはい!しつもーん」
風音「はい、のんたん」
希「どうやって前の高校にはいったん?テストは無理でも入試やったら大丈夫やったん?」
風音「入試はだめだったんだけど、ネタで書いた論文が前の学園長のお父さんの眼にとまってたらしく、特待生として入学できたんだ」
希「どんな論文なん?」
風音「男女における容姿と性格について」
絵里「確かにネタだわ…」
風音「さすがに学園長が反対したんだけど、何故か進級を賭けて学園長の願いを聞けばオッケーということになった…」
絵里「ハ…ハラショー…」
風音「去年の一学期にまずストーカー撃退、二学期に生徒会のバックアップ、三学期に各クラブの助っ人」
絵里「そして今回のこの件ってわけね…」
風音「でも今回成功したら卒業を約束したから実質最後になる…かな?」
絵里「なるほど…」
風音「ここの理事長と風音の所の学園長は知り合いって言うか親友みたい、何度か母娘で学園に来てるのを見たことがある、っていうかことりんとは友達なんだけどね」
希「エリチ!」
絵里「えぇ!」
風音「どうしたの?」
希「昨日一緒のクラスにおらんかった?ことりんって子」
風音「さぁ…」
なぜこんなにも焦っているのだろうか…
穂乃果「おっはようございまーす!」
風音「ああ、高坂さんおはよ」
絵里「高坂さん!南さんをすぐに連れてきて!」
穂乃果「えっ!?」
希「いいからはよ行くで穂乃果ちゃん!」
きたばっかりの高坂さんとのんたんが足早に去っていった