ことりんの相談を受けた翌日
風音はことりんと共に穂乃果の所に向かった
風音「大丈夫?」
ことり「うん…」
家の前に着いたのだけど、入るのをすこし戸惑っている様子のことりん
昨日の相談の時点で、やはり一度皆に相談したほうがいいと思ったのでリーダーでもあり幼馴染の穂乃果を選んだ
雪穂「風音さん?」
急に扉が開いたと思ったら雪穂ちゃんが出てきた
雪穂「それで家まで来たんですか…」
なぜかその場の流れで雪穂ちゃんに相談してしまった
内心では穂乃果よりは頼れるかなって思ったが仕方ないことだと思う
ことり「穂乃果ちゃんはまだ寝てるの?」
雪穂「多分そうだと思いますよ、起こしてきましょうか?」
風音「いや、起きるまで待つよ」
雪穂「わかりました、じゃあ私は掃除して来ますんで」
そう言って立ち上がった雪穂ちゃん
さっき出てきたのは掃除するためみたいだ
雪穂「私の個人的な意見なんですけど」
部屋をでる直前で止まった雪穂ちゃん
雪穂「それって、あっちでしか学べないものなんですか?」
少しいたずらに笑った雪穂ちゃんはそのまま外に行ってしまった
ことり「ふふっ、確かにそうかもしれないね…」
風音「ことりん?」
雪穂ちゃんの言葉を聞いて、こちらは微笑むように笑った
その顔からは迷いは消えていた
ことり「向こうに行ってもね、絶対ことりのしたいように出来るわけじゃないかもしれない、穂乃果ちゃん達との時間を失くしてまでそんな賭けをするのは出来ないな」
風音「そっか、ことりんがそう思うならそれでいいと思うよ」
ことり「うん!」
穂乃果「…あれ?ことりちゃん?風音ちゃん?」
髪の毛がぼさぼさで目も半開きの穂乃果がゆっくりと現れた
風音「おはよー」
穂乃果「…?やくそくしてたっけ?」
ことり「してないよ、ちょっと穂乃果ちゃんの顔を見たくて来ちゃったの」
穂乃果「そっか…すぐ着替えてくるね」
穂乃果は来た方向に戻っていった
寝ぼけ穂乃果に少しドキドキしたのは秘密だ
風音「言わないの?」
ことり「もう解決したからね」
風音「そっか、今度雪穂ちゃんにお礼しないよね」
ことり「じゃあ今度お菓子を作って持って行ってあげよっか」
風音「雪穂ちゃんだけにあげると穂乃果が拗ねちゃうから穂乃果の分もね」
ことり「もちろんだよ」
穂乃果「お待たせ!」
10分程すると花柄のワンピースに薄手の黄色いベストを羽織った穂乃果が出てきた
風音「急に来たのにごめんね」
穂乃果「大丈夫だよ、みんなにこれを見てもらいたかったし丁度良かったよ!」
そう言って裾を少しあげてクルっと一周回った
風音「すごく可愛いね」
穂乃果「でしょ!昨日フラッとデパートに行った時に見つけたんだ」
ことり「可愛いぃ~」
穂乃果「じゃあ今からこの服が売ってた所に行ってみようよ!」
風音「オッケー」
服屋を回った後には他の皆にも見せたいと言った穂乃果の意見を尊重してμ'sの自宅訪問をして一日を過ごした
雪穂がことりをどう呼んでいたかわからなかったので濁して書きました
まず呼んでいたかどうか怪しい…