if√ラブライブ!   作:流雨

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第47話

夜になって、皆で花火をすることになった

思い悩む

皆に話すべきかどうか

 

絵里「どうしたの?とても暗い顔になってるわよ」

 

花火を持ってすごくご満悦状態の絵里が話しかけてきた

 

風音「ちょっとね…」

 

持っていた火のついてない花火に絵里から火をわけてもらう

 

風音「そういえばね、花陽ちゃんにばれた…」

 

絵里「はぁ…、どうしてなの?」

 

風音「飛行機の情報入力」

 

絵里「あの時ね、花陽はなんて?」

 

風音「大丈夫だって、許してくれたよ」

 

絵里「そう、でも気をつけなさいよ」

 

風音「それなんだけどね、μ'sの皆には知っておいて貰いたいんだ」

 

絵里「…どうして?」

 

風音「これから風音はμ'sのサポートを全力でしようと思うんだ、A-RISEにはお姉ちゃんが付いちゃったから、きっと生半可なサポートじゃ勝てない」

 

絵里「えぇ…」

 

風音「隠し事しながら支えるのがなんだか申し訳ない気がしてね、だから皆には知っててもらいたい、反対されるかもしれない、でも…」

 

絵里「あなたが決めたことなら私はなにも言わないわ、きっと皆許してくれると思う」

 

風音「絵里…」

 

絵里「タイミングは風音が決めなさい、そのタイミングがきっと一番だから」

 

風音「ありがと、あっ、消えちゃったね」

 

絵里「取りに行きましょ」

 

皆に告白しよう、男だって、それで知ってもらおう

本当の風音を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風音「よしっ!」

 

廊下の雑巾がけ、窓拭き、水周りの掃除を終わらせる

少しの間だけどお世話になった場所だ、綺麗にして帰りたかった

 

真姫「別に掃除なんてよかったのに」

 

風音「お世話になった所だしね、それに風音だけじゃないよ」

 

希「二人やとそんなに時間は掛らんしね」

 

丁度帰ってきた希がそう言った

朝起きて掃除を始めようとしたら、全く同じことをしようとしていた希に会ったのだ

 

真姫「まぁ…ありがとね…」

 

希「ふふっ、お礼を言われるためにやったわけじゃないけど、やっぱり言われたら嬉しいもんやね」

 

風音「そうだね」

 

真姫「もう!いいから朝ごはんを作るわよ!」

 

風音「は~い」

 

 

 

 

 

 

希「じゃあ真姫ちゃんはこっちで味噌汁混ぜといて」

 

真姫「わかったわ、風音は知ってたけど希も料理が得意なのね」

 

希「まあね、そんなに凝った料理は出来んけどね」

 

風音「ここまで出来たら十分だと思うけどね、最近の子は料理出来ない子ばっかりだから」

 

真姫「悪かったわね…」

 

風音「大丈夫だって真姫ちゃん、最近料理頑張ってるってお母さん言ってたよ」

 

真姫「なんであんたが知ってるのよ!」

 

風音「メル友?」

 

真姫「っ~~!」

 

希「そういえば仲よかったもんね」

 

風音「お母さんにはお世話になったからね」

 

真姫「たしか昔看護されたことがあったのよね」

 

風音「聞いたんだ、そうだよ」

 

希「世の中意外と狭いもんやね…」


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