風音「あれ?お姉ちゃん何処行った?」
スタッフさん達の撮影準備を手伝っていたのだけど、途中でお姉ちゃんがいないことに気付く
池上「凪沙ならさっき、知り合いかもしれない人を見つけたってどこか行きましたよ」
風音「ははっ、自由人だね…あの馬鹿ねえは」
凪沙「へぇ~、じゃあやっぱりあの時の女の子であってたんだね」
凛「は、はい」
まさか凪沙さんを見に来てたけど、本人と対面するなんて
しかも風音ちゃんのお姉ちゃんだなんて穂乃果の頭が追いつけない…
凪沙「えっと、あなたは?」
穂乃果「あっ、えっと、高坂穂乃果です!」
凪沙「あぁ、じゃあ風音が穂乃果って言ってた子ね、いつも風音がお世話になってるわね」
穂乃果「いえっ、どっちかと言うと穂乃果のほうがお世話になってます、ははっ」
凪沙「二人はたしか知ってるわよね?」
知ってる?多分男の子ってことかな?
穂乃果「知ってますよ、男の子ってことですよね?」
凪沙「そうそう、今から風音と合流するけど現場でも女の子ってことになってるからよろしくね」
凛「わ、わかりました!」
凪沙「そんなかしこまらなくていいのよ?」
凛「えっと…はい!」
凪沙「あなたもよ?穂乃果ちゃん」
穂乃果「は、はい!」
凪沙「そう行ってる間に到着、ほらっ、あそこにいるでしょ?」
凛「風音ちゃんだ~~」
凛「風音ちゃ~~ん!」
急に聞こえてきた知ってる声
誰だったかなぁ、と思いながら振り向くと
風音「うわっ!!」
突然襲い掛かってきた衝撃、凛ちゃんによる抱きつき攻撃がヒットして思わずしりもちをついてしまった
凪沙「そんなに仲がよかったのね…」
続いてにやにやしながら何処かに行っていたお姉ちゃんもいた
風音「いやいや、そんなことよりどうして凛ちゃんがここに!?」
凛「凛だけじゃないにゃ」
穂乃果「や、やっほ~」
控えめに手を振る穂乃果がお姉ちゃんの後ろから現れた
凪沙「この前、凛ちゃんを家前に連れてきたことあったでしょ?」
風音「泊まりに行った時に1回だけあったはずだけど」
凪沙「あんたが準備してる間にちょっとだけ顔を見に行ったのよ」
風音「何してんのさ…」
凛「すごい美人のお姉さんでビックリしたにゃ」
風音「それで穂乃果は……一緒にいたんだね」
穂乃果「うん、凛ちゃんと一緒に来てたんだ、他のみんなも近くにいると思うよ」
風音「じゃあ、あれだね、μ'sの合宿場所と被ってたんだね…」
穂乃果「うん、希ちゃんが言ってた通りになったよ」
風音「のんたんが?」
穂乃果「風音ちゃんとは向こうで合流できるってカードがウチにそう告げるんや、って言ってたよ」
風音「のんたんが何者か気になってきた」
凪沙「みんなで合宿なんて気合が入ってるのね、もうすぐライブでもやるのかしら」
穂乃果「えっと…」
風音「どうせ屋上での練習が暑いとかなんとかでしょ?」
穂乃果「いや、今考えたよ!」
凛「今って言っちゃってるにゃ…」
穂乃果「それは!ラブライブに向けての強化合宿!」
風音「おぉ…穂乃果にしてはそれらしい理由だ」
穂乃果「あ~、風音ちゃん酷い、穂乃果だって立派なμ'sのリーダーなんだからね!」
凪沙「らぶらいぶ…ラブライブ…ラブライブ!」
風音「うわっ、急にどうしたのさ」
凪沙「どこかで聞いた名前だなって、思い出したよ」
凪沙「スクールアイドルの大会だよね?あの子達が言ってた気がするわ」
風音「その通りだけど…あの子達って?」
凪沙「えっとね、ほらっ、同じスクールアイドルの"A-RISE"」
「「「えっ!?」」」