絵里「~♪」
海未「穂乃果!少しずれましたよ!」
穂乃果「うん!」
絵里「ことりさん、今の所もう少し大きく」
長く話しすぎたことに気付いた風音たちは大急ぎで屋上に向かったのだった
その後、皆を指導していた園田さんを除いた8人でのダンスを園田さんの隣で眺めてた
穂乃果「~♪」
風音「凄いね、いいと思うよ」
絵里なんて踊りながらみんなの様子を見ていた、頑張ってるんだな…
絵里「風音、私が聞きたいのそんな言葉じゃないわ…」
風音「え?」
ことり「ははっ、アドバイスって言うか指摘して欲しいんだよ、風音ちゃんなら出来るでしょう?」
風音「そう…だけどさ」
まいったな、あんまり言い過ぎると嫌われないかな?
真姫「遠慮せずに言いなさい!私達はそんなやわじゃないわよ」
すこし息を切らしている真姫ちゃんがそう言ってくれた
風音「はぁ…じゃあまず真姫ちゃんから、真姫ちゃんは上半身の動きはいいんだけど下半身をもう少し意識してみて」
真姫「わかったわ」
風音「次に穂乃果は遅れることが結構あるね、すこしリズムを知ったほうがいいかも知れないから今度教えるね」
穂乃果「リズム?」
風音「人にもよるんだけど頭の中でその曲にあったリズムをとれると上達することもあるから」
海未「なるほど…」
穂乃果「海未ちゃんわかったの!?穂乃果さっぱりだよ」
風音「今度ちゃんと教えるから大丈夫だよ、それと凛ちゃん…であってるよね?」
うろ覚えながらショートカットの子に話しかける
凛「あってるニャー」
風音「凛ちゃんは元気いっぱいな分所々に力の抜けた踊りになる所があった」
凛「ならずっと元気に踊ればいいの?」
風音「ちがくて、その力の抜けた、少しだらっとしたダンスを習得出来れば凄い綺麗に見えると思うんだ」
絵里「そうね、そこは私が教えるわ」
風音「それと元気部分も少しエリチの様なキリってした動きも取り入れるといいかもしれない、まあそこはエリチと相談しながら決めてくれれば」
にこ「絵里と一緒にしたら凛の個性が薄くなるじゃない!」
風音「えっと…にこ先輩であってますよね?」
にこ「そうよ!」
風音「いつもキリッとして凛とした雰囲気の絵里と元気いっぱいの凛ちゃんが同じことしても受け取られ方は全然違うと思うんですよ」
にこ「…」
希「にこっちはヤキモチ妬きやねー」
にこ「な、なによ」
希「風音ちゃんはエリチ並にダンス上手やからね」
にこ「っ!」
希「にこっちは知らんと思うけど風音ちゃんは人に教えるがめっちゃ上手なんよ、だから心配せんでもいいやでー」
にこ「そんなんじゃないわよ!ただちゃんとわかってるかチェックしただけよ!」
希「へぇ~」
にこ「あ、あんた!私にはなんかないの!」
風音「えっと、にこ先輩は魅せ方が上手なのでそのままに、体力をもっと増やしてもっと自分らしい表現が出来るようになればいいです」
にこ「わかってるじゃない」
風音「それにたいして、えっと…」
あと一人の1年生、あの子の名前聞いたことないや…
希「花陽ちゃんよ」
風音「そう!花陽ちゃん!って今初めて知ったんだけど…」
希「まあまあ、それは置いといて」
風音「えっと花陽ちゃん?」
花陽「はい!」
風音「花陽ちゃんはもっと自分を出していって、きっと花陽ちゃんはにこ先輩と一緒で自分の魅せ方をわかってる、だけどまだまだ出し切れてないから」
花陽「そう…ですか」
風音「そうだな~、もっともっと自分に自信を持って!花陽ちゃんなら出来るよ」
花陽「わかりました!」
風音「これで大体オッケーかな?」
にこ「そうね、それより希、あんたどうしてそんなにダンス上手なの?」
希「ん?それはそこの風音ちゃんに教わってたからよ」
絵里「えっ!?」
にこ「絵里も知らなかったみたいよ」
風音「そんなにいっぱいやってた訳じゃないからね、休み時間とか昼休みにちょっとだけ」
希「あとは夜にいっぱい電話してるからその時にアドバイス貰ったりとかね」
希とは夜によく通話する
絵里のことを聞くために電話してから結構な頻度で喋っている
希と話すとついつい寝るのが遅くなってしまうのが難点だけど
にこ「なるほどねぇ、いきなりめちゃくちゃ踊れて不思議だったけど希も努力してるのね」
絵里「私は二人がそんなに仲がよかった事に驚きだわ…」
風音「仲の良さなら絵里も変わらないと思うけどね」
指摘の部分は割と適当です
作者がダンスかじってたのと
姉がガッツリダンスやってた時に見に行ったダンスの祭典みたいなもの
あとはキャラに合った"ありそうな弱点"考えながら書きました
たとえば穂乃果は全部感覚で憶えてそう
だから頭でリズムだけでもとれるとグッと変わるとか
そんな感じで書きました、これについては正直僕が"やりたかった1コマ"みたいなものなので軽く流してください