if√ラブライブ!   作:流雨

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第22話

絵里「で、どうして昨日はあんなに急いで帰ったのよ…」

 

風音「いやー、風音さんにも知られたくないことの20や30ぐらい…」

 

逃げ出したのはいいけど、普通に考えたら次の日も学校はあるよねー

 

希「カードに聞いてみたけどわからんかったんよ、なんでかなー」

 

風音「やっぱりスランプなんじゃない?」

 

希「それがな、前はμ'sを占って風音ちゃんが見えへんかったんやけどね、今回は風音を占ったのに何も見えへんかったんよ」

 

風音「風音にはさっぱりわからん」

 

希「まあ風音ちゃんやったら、直接聞いたほうがはやいと思ったから気にせんかったんやけどね」

 

風音「いや、理由なんてないよ、ただ急に帰りたくなったんだって、そういう時あるよね、絵里も」

 

絵里「なんで私に聞くのよ、私はないわよ」

 

風音「くそっ、とりあえず追求しないでくれると嬉しいなって」

 

絵里「わかったわ、どうせそこまで深刻なことでもないんでしょう」

 

風音「たぶんね、すぐにでもどうにかできるよ」

 

絵里「ならこれ以上は聞かないわ、ただし!ばれるかも知れないって時は頼ってよ」

 

希「その為の風音ちゃん親衛隊やしね」

 

風音「それは大丈夫、みんな頼りにしてるから、それよりオープンキャンパスまで後1週間ちょっとだけど練習は大丈夫なの?」

 

絵里「ええ、今日は1年生が少し遅れるって聞いたからこっちに寄っただけよ」

 

希「ダンスも前からきまっとった振り付けとあわせて、後ちょっとで完成なんよ」

 

絵里「最高のステージにするつもりだから風音もしっかり見てなさいよ」

 

風音「楽しみにしてるよ」

 

絵里がいるからダンスはかなり期待してもいいだろう、曲も歌詞も知ってるけどダンスは当日までのお楽しみとしておこう

 

希「そろそろ一年生も終わる時間やね」

 

絵里「じゃあ私達は練習に行くわ、じゃあね!」

 

風音「うん、また明日」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風音「さて今日もやってまいりました!恒例の何しよ暇つぶしターイム!」

 

絵里と希が練習に行ってから1時間、今日も今日とてノルマは終わり

暇な時間がやってきた

 

風音「昨日の失敗で風音がまたひとつ成長しました、今日はこれで音楽を聴きましょう!」

 

カバンを漁って取り出したのは

 

風音「ごまだれー!無線イヤホン!」

 

風音の持ってる無線イヤホンは片耳用なので反対の耳はフリーにできる

しかも無線なので髪で隠せば曲を聞いてるってばれない!

 

てかごまだれーって叫んだのはいいけど誰かに聞かれたら絶対不審者だな…

しかもここは女子高だから元ネタわかる人絶対いないし…

 

穂乃果「風音ちゃん?なんでゼルダなの?」

 

風音「知ってんのかよ!」

 

思わず突っ込んでしまった

 

風音「これで3日連続でμ'sのメンバーと会ってる」

 

穂乃果「真姫ちゃんに海未ちゃんだね、それよりなにそれ?」

 

風音「これは無線でイヤホンの役割をしてくれる優れものなのだ!しかもマイクも付いてるから会話だって可能なのだ!」

 

穂乃果「おぉ!すっごい!」

 

風音「でしょ、それより穂乃果はどうしてここに?」

 

穂乃果「そうだった!風音ちゃんに振り付けの確認をして貰いたいんだって」

 

風音「へぇ…」

 

当日を楽しみにしていた風音、バイバイ…

 

穂乃果「で、しばらく男の風音ちゃんとお喋りしてないだろうからって絵里ちゃんが穂乃果と」

 

ことり「ことりを迎えに行かせたんだよ」

 

風音「ことりん!」

 

急に後ろから現れたことりんに風音はビックリした

 

ことりん「それより風音君、宝箱を開けた時はちゃんと片手を上に上げなきゃだよ?」

 

風音「なんでことりんも知ってるんだよ…」

 

結論、割と女子高でもゲームのネタは通じる

 

ことり「後5分ぐらい時間はあるからお喋りしよっか」

 

風音「わかったよ、そういえば二人に聞きたいことがあったんだった」

 

穂乃果「なになに!」

 

風音「どうやって絵里をμ'sに誘ったの?」

 

あの日は結局寝てしまったからどうなったのかわかってなかったのだ

 

穂乃果「あの日だね、んっとね」

 

絵里先輩の指導の下始まった朝練

曲は決まってなかったんだけど、ある程度決まっていた振り付けの指導を受けていたんだけど

途中で絵里先輩がボーっとしだして

それをにこ先輩が突いたら

 

ことり「突いたって…注意したって感じかな?」

 

それを聞いて絵里先輩は

「頭を冷やしてくる」

って走ってどっか行っちゃったの

 

風音「待って、話をちょっと戻すけどにこ先輩ってあのツインテールの人?」

 

ことり「そうだよ」

 

風音「1年生とオモッテタ…」

 

穂乃果「それ絶対本人に言っちゃダメだよ!」

 

風音「うっす…」

 

穂乃果「じゃあ話を続けるね」

 

少しの間は直に戻ってくるだろうって練習を続けてたんだけど

希先輩から電話がかかってきて、説明してくれたんだ

「絵里は皆が羨ましかったんよ、やりたいことしながら学校を守ろうとしてる皆が」

って、穂乃果はそれを聞いてダッシュで絵里先輩の所に行って

「μ'sに入ってください!一緒にμ'sで歌って欲しいです」

そう言って勧誘したんだよ

 

風音「そんなことがあったんだ…」

 

穂乃果「その後は風音ちゃんを起こしに行ってだから話しならこのぐらいかな?」

 

風音「ありがと」

 

ことり「風音君に私から聞きたいことがあるんだけど…」

 

風音「どうしたの?」

 

ことり「海未ちゃんをどうやって籠絡したのかな~って」

 

風音「籠絡って聞きの悪い言い方!」

 

結局20分ぐらい話しに花を咲かせてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ウチの姫様が一番かわいいってアプリにえみつんが出てると本人のツイートを見てからずっとやってるんですが
わりと難しいですねあれ

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