風音はその後も生徒指導の先生との打ち合わせ
各クラブの部長との交渉
各職員の事情把握と解決などなど
それらを何とかテスト開始までに全て終わらせた
風音「これで一軒落着だね」
ことり「おつかれさま、風音ちゃんすごいよ~」
風音「正直疲れたけどね、よし、明日からゆっくりするか…」
ことり「明日はテストだよ?」
風音「ソンナモノシラナイナー」
ことり「今日は穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒に勉強するんだけどね」
風音「ことりん!バイバイ!」
嫌な予感がしたので逃げようとしたのだが
ことり「風音ちゃんも一緒にどうかな~って」
がっちり捕まえられてました
風音「いや~、ね?」
ことり「しゅっぱ~つ」
風音「ちょっ!うわぁぁぁ」
穂乃果といいことりんといい何処からそんな力がでてるのか…
海未「それで引っ張ってきたのですか、はぁ…ことりも時々強引ですよね」
風音「ほんとにそう思うよ」
穂乃果「風音ちゃん!お饅頭食べる?」
風音「うん、もらうね」
ことり「穂乃果ちゃんはことり達より風音ちゃんが教えたほうが覚えがいいみたいだから」
海未「そうなのですか?」
ことり「掛け算すら怪しい穂乃果ちゃんが複素数を憶えれたからねできたからね」
風音「風音自体なにかしたわけじゃないと思うのだけど」
ことり「まぁとりあえずはじめよっか」
穂乃果「終わったぁぁぁ」
風音「お疲れ様、じゃあチェックするからちょっと待っててね」
穂乃果には風音が即興で作った基礎の問題を5問、応用の問題を3問やってもらった
海未「なるほど、夏本さんの考え方は理屈ではなく感覚でわかるように工夫されてますね」
ことり「ほんとにすごいよね」
風音「こっちのほうがいいかも~、とか、こっちでも解けるかもって考えてたら色々でてくるからね、その中で穂乃果が使いやすそうなものを教えてるだけだよ」
ぼ~ってしてると色々考えてしまう、それの中のひとつが数学や国語ってだけなのだ
基本的に風音は応用の問題を作るのは得意だけど解くのは苦手だ、いろいろ考えてるといつの間にか思考が脱線してたりする
たとえば風音はゲームしながらでも計算できる
ラジオを聴きながらテレビも見れる
本を読みながら人と会話できる
でもバランスを間違えるとかたっぽがおろそかになる
勉強しながらだとどうしても別のことに思考を飛ばしてしまう
単純計算ならともかく応用になるとバランスがすぐに崩壊するのだ
風音「よくできました穂乃果、満点だね」
穂乃果「よし!じゃあ今日はもう遊ぼう!」
海未「明日は試験なのですよ!」
風音「あまり詰め込みすぎるのはよくないかな、できれば明日の朝、試験直前にやったほうがいいと思う」
穂乃果「そうだよ、海未ちゃん」
海未「穂乃果は勉強したくないだけでしょうが…」
ことり「まぁまぁ、これだけ頑張ったんだから大丈夫だよ」
海未「そう…ですか」
穂乃果「じゃあ穂乃果トランプ持ってくるね!」
風音「1時間ぐらいしか時間ないけどね」
そのあとトランプで婆抜きやら大富豪やらをして解散した