if√ラブライブ!   作:流雨

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第10話

穂乃果「そういえばさ」

 

風音「どったの?」

 

あの後も穂乃果はいくつか和菓子を持ってきてくれた

それらをあったかいお茶と一緒にゆっくり食べた後に穂乃果が喋りかけてきた

 

穂乃果「風音ちゃんって私達の動画みたことある?」

 

風音「動画?」

 

ことり「えっとね、ことり達の歌と踊り、PVのこと何だけどね」

 

風音「そんなの撮ってるんだ、エリチは知ってた?」

 

絵里「え、えぇ、一応知ってるわよ」

 

ん?絵里の様子がちょっとだけ変わった気がする

 

絵里「せ、せっかくだから見せてもらえば?」

 

風音「そうさせてもらいますか、穂乃果みせてー」

 

穂乃果「ほいほい、これだよー」

 

そういってノートパソコンを前に置いてくれた

某有名動画投稿サイトみたいだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風音「なんだか元気がでてくる、そんな勢いが表情とか動きに出てる、風音は好きだな、こういうの」

 

みせてもらったPVは2つ、STRAT:DASH!!とこれからのSomedayという曲だ

最初のSTRAT:DASH!!、これは3人の曲でこれからのSomedayは7人に増えたみたいだ

 

風音「そうだな~、皆楽しそう、なにより元気になれるんだけど」

 

穂乃果「だけど?」

 

風音「何かが足りない…」

 

振りのキレなのかも知れない

表情、歌声、振り付け、これ自体は何も問題ない

ただ踊りにキレが足りない気がする

 

風音「一番踊りがうまいのって誰?」

 

穂乃果「えっと、凛ちゃん!この子が一番かな?」

 

風音「ふむふむ」

 

ショートヘアで綺麗なオレンジ色の髪の女の子

言われたとうりこの子が一番キレがある、でも

 

風音「う~ん」

 

なんだろうか、凄くもやもやする

まだ伸びるのに、もったいない気がする

 

風音「ことりん、ちょっとここの振りなんだけど」

 

結局色々言ってしまった

 

風音「ここ腕はさ、こう緩やかを少し加えてさ…」

 

ことりん「じゃあここもそうゆう風に」

 

風音「そっちもそれで大丈夫なんだけど、ここは逆に少し溜めてから一気に…」

 

絵里「それならここも少しメリハリをつけたほうが…」

 

穂乃果「でもここはこのままでも…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風音「風音が思ったのはこれぐらいかな?少し細か過ぎかも知れないけど」

 

一見すると普通のアイドルなんかには引けを取らないレベルなのだけど、やはり少しだけ緩く感じてしまう

 

ことり「かなり参考になったよ、ありがとう風音ちゃん、会長!」

 

絵里「別にお礼なんていらないわ…」

 

穂乃果「二人とも凄い!何かやってたの?」

 

風音「ちょっとね、お姉ちゃんが教えてくるんだ、無理やり…」

 

絵里「昔に少しバレエをやってたのよ、だから少しキレというか緩急に敏感なだけよ」

 

そういえばいつの間にか絵里も入ってきてて焦った、的確な指示だったので気にはしなかったけど

 

風音「μ'sにはそういう子いないの?」

 

穂乃果「いないな~、でもでも真姫ちゃんは凄いよ!歌もすっごく上手だし、何より作曲できちゃうんだよ!」

 

風音「もしかしてこの曲二つとも?」

 

穂乃果「そう!真姫ちゃんだよ!ほらほらこの赤い髪の…」

 

μ's、もしかしたら予想していた以上にしっかりしたグループみたいだ

磨けばもっともっと凄くなる気がする

彼女らなら廃校を止めれるかも…

 

 


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