神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
婚姻・・・結婚すること。夫婦となること。一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生まれた子供が摘出子として認められる関係。民法上は、戸籍法に従って届け出た場合に成立する。
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朝起きると、おっさんが工廠でごそごそやっていた。
「何やってんの?」
「ん?装備類を整理しているんだ。使っていないものは解体しようと思ってな。」
「ふぅーん。」
昼食を食べて執務室に戻ると、今度は余所の提督とチャットで罵りあいながらシミュレーションをしていた。
『おまえの覚悟を見せてみろーっ!!』
「捻り潰してくれる!」
覗きこんだ感じだと海軍本部から支給される、戦略シミュレーションだったけど・・・あそこまで燃える要素ってあったっけ?
夕方。突然の出撃命令が出た。オリョール海を制圧してこいっていうもの。
『神武、本艦隊は見つかったか?』
「ううん、まだ・・・あ、発見したよ。」
『そうか・・・。よし、暁の水平線に勝利を刻みつけてやれ!!』
「・・・うん。」
・・・なんか今日はいつにもまして熱いなぁ。
夕方七時。太陽が半分程沈んだ時、敵艦の掃討が終わった。
司令官室の支給ベッド(一人用)の中。
「おっさん、今日は何だったの?様子がおかしかったけど。」
「・・・そ、そうか?」
完全に狼狽えている。・・・怪しい。
「・・・今は秘密だ。時がきたら話す。」
「時って?」
「お前の練度が最高に達した時だ。」
なにそれ。
「・・・私、まだ70にもなってないんだけど。」←67
「わかってるさ。だが、これははぐらかしているわけではないよ。」
「・・・そっか。ならいいや。」
99になった時にびっくりするのはまたいつかの話。
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長門・・・①旧国名。今の山口県の西部・北部。古くは穴門(あなと)。長州。
②山口県北西部の市。青海島や温泉などがあり、観光地。人口4万1千。
③日本海軍の戦艦。基準排水量3万9千トン、40センチメートル砲8門。1920年竣工、長く連合艦隊の旗艦を勤めた。同型艦に「陸奥(むつ)」がある。(広辞苑第六版)
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「私が戦艦長門だ、よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ。」
ながもんがあらわれた!
大和達が来ないかと思って建造してみたんだけど・・・。
「どうしようおっさん!ながもんがきた!」
「落ち着け、まずは駆逐艦娘を避難させるんだ!」
「非常に不名誉な会話がされている気がするのだが・・・?」
さっと目をそらす。
「まぁいいさ。ところで陸奥のやつはいるのか?」
「むつ?69年生まれだから妖精は造ってくれないと思うんだけど。というか商船だから戦えないし。」
「ん?」
「へ?」
「・・・長門、陸奥はいない。それから神武、長門が言っている陸奥とは彼女の姉妹艦のことだよ。」
「え?おばあちゃんに姉妹艦いたの!?」
「・・・ああ、ただ言いづらいんだが・・」
「それから先は私が説明しよう。あいつは沈んだんだ・・・。」
え?
「でも、おっさんが前に大東亜戦争で沈んだ戦艦はいないって言ってたよ?」
「あいつは戦いの中で沈んだのではなく・・・その、謎の爆沈を遂げたんだ・・・。」
・・・。・・・へ?
「謎の爆沈?」
「ああ。第三砲塔がいきなり爆発。それから誘爆して沈んだらしい。」
「・・・。」
パンパンッ!!
おっさんがいきなり手を叩いてこのしんみりした空気を変えた。
「さぁ、長門が来たんだから歓迎会をしよう。神武、間宮と伊良湖に何か食べものを用意してもらってくれ。ついでに駆逐艦の避難も任せた。」
「待て、何故避難させる!?」
「おばあちゃん、酔っ払ったら絶対絡むでしょ?」
「大丈夫だ、私のモットーはYes駆逐!No!お触りだからな!!」
「「アウツッ!!!」」
私が北上さんと結婚できたら、小沢さんもプロポーズします。
長門がやっときたよ!!司令部レベルは75。階級は少将。秘書艦は北上96。大型建造でなにかこないかなーと思って4000/5500/7000/2000/20を突っ込んだら出てきました。
ちなみに神武がおばあちゃんと呼んでいる理由。
1947年。
「ながと?ながもん?」
「ながもんはやめろ。・・・そうだな、おばあちゃんとでも呼べばいい。」
「金剛おばあちゃん?」
「Shut up!!レディーに対しておばあちゃんとは失礼ネ!!」
感想がほしいです・・・。