神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
ここはタウイタウイ泊地のとある一室
・・・の前。
「私、大丈夫ですかね・・・?」
「大丈夫ヨ、私がついてるワ。それに提督はGirlがVeryLikeネー!!特にオパーイが好きネー!」
・・・すごい不安になってきたんですけど。
「怖がらなくても大丈夫ネ!貴女のほうが強いネ。それに私はまだ触られてないヨー!」
「今まだって言った!絶対言った!」
「さぁ、行くヨー!」
バーンッ!!
・・・金剛さんもう少し丁寧に扉を開きませんか?
「提督ゥ!!New!!Face!!登場したヨー!!」
「ご苦労様。All7000に開発資材100の娘か。(・・・ゴクリ)初めまして、私は小沢治郎。君は?」
小沢・・・オザワ・・・。急速に意識が加速するような感覚がして。
「おっさん?」
「・・・へ?」
「おっさん!おっさんじゃん!おっさんも生まれ変わってたんだね?会いたかったよ!それにしても若くなったね!でもかっこいいよ!!またおはぎ頂戴!!それからえーっとえっととりあえずギュー!!」
「ちょっ・・・待っ・・やわらか・・・苦し・・・てか重い・・・。」
「Ah・・・。やっぱりこうなったネ・・。ッ!?Hey!!Stop!!Stop!!提督が死にかけてるネー!!」
「えっ?おっ、おっさん!?・・・って、この手はいったい・・・?」
「Oh・・・。無意識で、しかも初対面の娘のオパーイを揉み続けるなんてすごい執念ネ・・・。・・・私はいつでも待ってるのに・・・。」
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「改めまして、小沢治郎、25歳。階級は大佐で独身。童帝です。」
「・・・神武型一番艦、神武です。49歳、非処女です。」
「MaidenVoyageのことを言ってるならVirginの娘なんていないネー。」
「私ってこう・・なんていうか・・感じたことがなくて・・・。」
「神武は装甲が堅いからネー。」
「でもイクのは早いよ?」
「50knも出るからネ。」
閑話休題
「ところで神武、君はなにをすればいいか聞いてるかい?」
@@@@@@
あの日解体された後。私は気が付いたらドックのようなところにいた。周囲には妖精さん?みたいなのがたくさんいるけれど、仲間はいない。
「ずっと一緒って言ったのに・・・。」
何故、私はここにいるのだろう。不思議なことに精神体だった私の身体は質量を伴っていた。背中の艤装を重たく感じじることができる。本体はどこ?と探しかけてやめる。本能?的に私自身が本体なのだと悟った。
それにしても肩がこるなぁ・・・
カチャ!
ドアが開く音がして反射的に主砲を構える。
「お目覚めですかーって、はわわわー!!神武さんの主砲は危ないのですよー!!」
「あれ?電ちゃん?ってことはやっぱりここはあの世なの?」
「私も神武さんも生まれ変わっただけなのですよ。」
入ってきたのは電ちゃんだった。電ちゃんは第六駆逐隊に所属の駆逐艦。私が朝鮮戦争に出張った時の対潜部隊が第六駆逐隊だったので仲良くなったのだ。それにしても生まれ変わったってどういうこと?
「詳しいことは司令官と金剛さんに聞いてくださいです。・・・あと司令官さんにあってショックを受けないでくださいです。」
「・・・?」
@@@@@@
「という感じでここにきたんだけど。」
「わかった。三行で説明しよう。
深海棲艦というやつらが
現れて襲撃してくるので
撃破してください。
頑張ってね。」
「はーい。」
「ところで神武。」
「何、ジロー。」
「提督か司令官と呼んでほしいんだけど。」
「やだ。私の提督は小沢治三郎ただ一人だけだから。あんたなんかただのジローで十分。」
「だ、だけど規律として・・・!」
「ジロー、私をあまり怒らせない方がいいよ?」
私を止められるのは崇神だけなんだから。
ジローの耳にそう囁いて、部屋を出ていく。一目見て名前聞いて、おっさんだと思った。私達も生まれ変わってるしおっさんも生まれ変わったんだなって。でも、ぜんぜん違った。指示には従うけど、あいつを私の提督と認めるもんか。私の提督はおっさんだけだ。
さて、小腹がすいてきたし、おはぎでも食べようかな。
「おっはぎ、おっはぎ、おいしいおっはぎ♪」
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「提督・・・。」
「ああ、わかってるよ。けどね、神武の世界は狭い。私と崇神しかいない。君たちを仲間とは認めているけどただそれだけだ。あの娘には周りを見てほしいんだ、だから・・・。」
「シリアス入ってるとこ悪いんだけど電話よ、司令官。」
これ考えながら別物を考えてたり。例えばFate/EXTRAとかアクセルワールドとか。
ドレイクさんのガレオン船艦隊を次々と粉砕していく巨大な鋼鉄の島・・・ではなく戦艦。固有結界でできた海にワカメは沈みゆく・・・。