神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
馬力・・・①仕事率の単位。〔丸太などを巻き上げる装置につないだ馬の仕事率に由来〕
A:仏馬力。735.5W〔=75kgの物体を1秒間に1m上げる仕事率〕。
B:英馬力。745.7W〔=550ポンドの物体を1秒間に1ft上げる仕事率〕。
②〔仕事をする〕精力。活動力。「―が有る/―をかける」
③荷馬車。「―屋」
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タウイタウイ泊地・食堂前
「おらぁ!誰かかかってこいやぁ!!」
机の前に座って叫ぶ最上。机の横には『勝ったら間宮さんとこで最上がおごります。一回百円(作者注:現代の価値と同じとしてください。)』と書いてある紙が張ってある。そして周囲には倒れ伏す艦娘達。
「な、なけなしの百円がぁ・・・!」
「手が、手がぁ!!」
行われているのは、そう、腕相撲だ。
<時間経過>
艦娘達の山が増えた頃、一航戦・二航戦の四人が通りかかった。
「あ、腕相撲。・・・あれやってみません?」
「勝手にしなさい。」
「面白そうですよ?」
「そう。」
「勝ったら間宮さんのところでおごって貰えるのね・・・、アイス食べたいなぁ・・・。」
「やりましょう。鎧袖一触です。」
「「チョロっ!?」」
チャリンッ!!
「赤城さんのためにも勝たせてもらうわ。」
「僕金欠だからさ、負けるわけにはいかないんだよね。」
二人が互いの手を握り合いひじを机につけると、どこからともなく猫を連れた少女(以降猫娘とする。)が現れ、両者の手を包み込む。
『れでぃー・・・ごー!!』
猫娘が手を離した瞬間に勝負は決した。
「加賀さん、よっわ!」
「!?これは!?・・・ふはははは!!奴は我ら四天王の中でも最弱の存在!!」
「加賀ったら使えないわね。もういいわ、私がいく。巡洋艦に負けるなんて、ね。」
「あ、赤城さん・・・!!・・・・・・二航戦後で絞める(ボソッ」
「「あは、あはははは・・・・飛龍(蒼龍)のせいよ!」」
赤城対最上の結果。
最上の勝ち。
「そ、そんな・・・ありえない。」
「慢心、ここに極まれり・・・。」
「赤城さん・・・、っ!私が仇を討ちます!!」
「勝てると思っているのかい?」
蒼龍対最上の結果。
最上の勝ち。
「「「・・・・・・。」」」←倒れ伏す正規空母三人。
「例え最後の一艦になっても、叩いてみせます!」
「返り討ちだ!!」
飛龍対最上の結果。
最上の勝ち。
「「「「・・・・・・。」」」」
「あっはっははははははは!!!大漁大漁!!!」
「くっ・・・このまま最上に好き放題させるって言うの!?」
「誰か、誰か奴に勝てる娘は!?」
魔王のように高笑いする最上と嘆き悲しむ艦娘達。そこに現れたのは・・・。
「・・・皆、何やってんの?」
「何かの勝負ですか?」
神武と翔鶴だった。
「よっしゃこれで勝つる!!」
「最上なんて一捻りだ!!」
「げっ・・・やば・・・。」
かくかくしかじか
「腕相撲ですか・・・。」
「まったく、何やってんだか・・・。」
「お願いします、神武さん!」
「私達の仇、討ってください!!」
「こないで~こないで~」
「え~めんどい。翔鶴、任せた。あ、これ私の分ね。」
チャリンッチャリンッ!
「そ、そんな・・翔鶴さんが・・・!?」
「正規空母四人が既に負けているのに・・・。」
「だめだ・・・もう終わりだ・・・。」
「よっしゃ勝てるぞ!!」
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「では、私と神武の分ということで・・・頑張りますね?」
「はっはっは!!154226馬力の真髄を見せてやろうじゃないかぁ!」
『れでぃー・・・ごー!!』
猫娘の合図で始まる。
「・・・・・・(ニコニコ」
「ふぬぬぬぬ・・・!!」
若干最上が優勢で、徐々に傾きつつある。やっぱり駄目かと皆が諦め始めたその時。
「翔鶴ー。さっさと終わらせて間宮のところに行こうよ。」
「もう神武ったら。でもそれもそうですね。」
バチンッ!!
「ぐぁ!!ま、負けた・・・!?」
あっさりと翔鶴が押し返し、そのまま勝負がついた。
「私はアイスをお願いしますね?」←160000馬力
「じゃあ私もアイスで。さ、最上、おごってもらうよ~。」
「・・・・・・。」←真っ白に燃え尽きた最上。
固まった観客の中、最上を引きずって神武と翔鶴が悠々と去っていった。
加賀127400馬力
赤城133000馬力
蒼龍152483馬力
飛龍153000馬力
最上154226馬力
大和153553馬力
武蔵150000馬力
神武??0000馬力
シリアスの続き?今・・・500文字ぐらいかな。