私と俺の蒼天教室   作:フェリックス=サン

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二問目
有希と露無の距離が縮まります
前々回に書き忘れたのですが、露無の召喚獣の武器はもう少し多いです


二問目

「あっ・・急に引っ張ったりしてごめん・・なさい・・」

ある程度離れた場所で有希が気づいた

「いや、全然気にしてねぇよ(女の子と手繋いだ事無いから逆に嬉しかったです)」

「気づいたらもうこんな時間なんだね・・」

「あぁ、そろそろ昼飯食べるかな、有希一緒にどうだ?」

「え・・私も、良いの・・?」

「おう!一緒に食べようぜー」

「あ、ありがとう・・嬉しいな・・」

有希は少し顔を赤くした

 

 

 

「さーってと、今日の昼飯はー・・」

食パンの耳

 

「・・・・・」

「あ、あの・・露無君・・」

「やめて!俺をそんな目で見ないで!」

「ねぇ、もし良かったら・・」

ん・・・?

「これとそれ、交換しない?・・」

有希は自分の唐揚げと俺の食パンの耳を指した

 

め、・・女神様や・・・

 

「ありがとう、有希・・・」

何でこんな良い奴を裏切ったんだが・・気が知れないな

 

「おお!美味い!」

「そっそうかな・・少し自信が無かったんだけど・・」

これ、普通にレストランとかのレベルだろ・・

「自分で作ったのか?」

「うん・・家族居ないし・・これでも料理好きだから・・」

そう言うと有希は俺のパンの耳を食べ始めた

「家族居ないって事は、一人暮らしか何かか?」

有希は少し暗い顔してから、答えた

「・・うん、一人暮らしなんだ・・」

ふむ・・これも何かありそうだな・・今は詳しく聞かない方がいいかもしれない・・

 

 

「食った食った、放課後はどうするんだ?」

 

「私は屋上に戻ろうかな・・成績も取り敢えず問題ないし・・」

 

「そっか、もう少し聞きたい事があるんだが、ついて行って良いか?」

 

有希はコクコクと頷いた

 

結局俺達は放課後もサボった

次の日から、俺達は当たり前のように授業をサボった

たまに鉄人に見つかったが、事情を話し、何とか許してもらってる

有希に変化があった、そう、瞳に光が戻ったのだ

俺にも変化があった、有希が好きになっていた

そしてある日の事

 

 

「学園長、ここどうします・・?」

 

「ふむ・・使う事が無いのなら取り壊すしかないね」

 

「あれ?鉄人とババア長、どうしたんです?」

 

「西村先生と・・学園長・・こんにちは」

 

「神田!俺の事は西村先生と呼べ!」

 

「口が悪いねクソガキ、まぁ、いいさね。ここを取り壊すか迷ってるのさ」

人の事言えねぇだろこのクソババア・・

ここって倉庫かな?

「倉庫ですか?」

「そうさね、新しい倉庫を作ってから使わなくなったからね」

ふーん、成る程ね

「学園長、お願いがあります」

有希はキョトンとしていた

「ここ、使わないなら俺達に使わせて貰えませんかね」

「神田・・それは無理だと・・」

「ふむ、いいさね!ただし条件がある!あんたも観察処分者になりな!」

鉄人の言葉を切るように学園長が言った

「それでも構いません、ここを俺達だけの教室にしたいんです」

皆ビックリしてる、当たり前だな

「あんたらは確かサボリ魔だったね、ここでしっかり勉強するんなら好きに使いな、オマケに西村先生に道具も手配しようじゃないか!」

ほう、何か裏がありそうだが・・

「良いだろう、契約成立だ、それと、俺達の居場所は秘密にしておいてくれ、勿論先生の間でもだ、理由は聞かないでくれ」

ババア長は少し有希の方を見てから

「仕方ないねぇ・・西村先生、よろしく頼むよ」

とババア長は帰って行った

「はぁ・・分かりました、学園長・・」

そう言うと鉄人も後を追うように帰って行った

 

 

「ね、ねぇ・・露無君?・・」

 

「お?どうした?・・」

 

「ここ教室にするって・・?」

 

「あぁ、ここは俺達の教室にする、名前はだな・・

 

蒼天教室だ」




三問目に続きます

露無「(有希可愛い有希は俺の嫁有希を虐める奴は俺が殺す・・」
有希「殺す・・?」
露無「しまった・・(後の事口に出してた・・)いや何でもない」

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