リリカルなのは アナザーダークネス 紫天と夜天の交わるとき   作:観測者と語り部

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●図書館での出会い

 その女の子と出会ったのは単なる偶然だった。

 でも、困っている彼女を助けたのは必然だ。

 見て見ぬ振りをするなど、どうしても出来なかった。それは、運命に翻弄されたあの子を見捨てるのと同義だったから。

 

 少しばかりのお節介。だけど、あの時のように簡単に手を差し伸ばすことは躊躇われた。

 だって、わたしの手は赤い血がずっと滴り落ちてるんだから。

 こんな穢れた手で誰かを握ったら、その人が不幸になるんじゃないかって怖くなる。

 だから、少しだけ助けて、それで終わりにするつもりだったのに……

 

 その子の笑顔はわたしには眩しすぎたんだ。

 わたしを惹きつけてしまうくらいに綺麗だったんだ。幸せそうだったんだ。

 

 例えるなら太陽。彼女は表という光の道を歩いている眩しい人。

 闇の側にいるわたしは、路地裏の影からそれを眺めているだけで良かったのに。

 あろうことか、その子は、穢れたわたしに手を伸ばした。

 

◇ ◇ ◇

 

 彼女との出会いを一言で表すならば、"驚愕"。

 

「本を、取りたいのですか……?」

「おわぁっ!?」

 

 だってそうだろう。いきなり気配もなく背後から声を掛けられれば、誰だって心臓が飛び跳ねるくらい驚くに決まっている。それが平気だとしたらよほど肝が据わっている人物に違いない。少なくとも八神はやては、その例外に該当しない一般人。唯の子供。普通の人間とちょっと違う事情を抱えただけの女の子だった。肩をびくりと震わせて大げさに驚くのも仕方がない。

 

 声を掛けられた方向を"見上げる"。そこに居たのは同い年くらいの女の子だ。この辺でよく見かける白を基準とした立派な制服を着こなしている。確か私立聖祥大学付属小学校という海鳴市でも有名な学校の制服だったと、はやては記憶している。

 

 肩のあたりまで伸ばした暗めの栗色の髪。人形みたいに整った顔立ち。立っているだけなのに、姿勢はすごく綺麗で、最近家族になった侍みたいな女性のように美しいと、はやては素直に感心してしまう。思わず、はわ~~、と吐息が漏れてしまった。

 

(この子、すごく悲しそうな顔してる。どないしたんかなぁ)

 

 だけど、その子は今にも泣きそうな表情をしていて。何か嫌なことでもあったんだろうかと、どうにも心配してしまうはやてだった。

 

「……余計なお世話だったでしょうか」

 

 困っていた自分を助けようと親切に声を掛けてくれた女の子が不安そうな顔をしたので、はやては慌てて取り繕った。いけない。こんな風に誰かに声を掛けられたこと自体、久しぶりの事だったので、つい呆けてしまった。

 

「あっ、ごめんなぁ。考え事してたんよ。わたしが読みたい本はそれや。でも、もうちょいで手が届かなくてな。取ってもらってもええやろか?」

「……ええ、少しお待ちを」

 

 大抵の人は車椅子のはやてを好奇心と哀れみに満ちた目で見るが、向こうから関わってくることは稀だ。余計なことは背負い込みたくないという事だろう。はやても慣れている。だけど、親切心から助けてくれる人もちゃんといるのだ。もっとも偶にが付いてしまうが。

 

 だから驚くのも無理はなかった。それも同い年くらいの女の子に助けられたのは初めてのことだ。嬉しさよりも、戸惑いの方が大きい。

 

 声を掛けてくれた女の子はは少しだけつま先立ちをすると、手を伸ばして目当ての本を掴んだ。幅が五センチ位ありそうな分厚い本だ。はやてが無理して取ろうものなら、誤って床に落としてしまったかもしれない。素直に図書館の司書さんを呼べばよかったかと、はやてはちょっぴり反省する。

 

 だけど図書館の司書の人は忙しそうにしていたのだ。今の季節な夏で、どこの学校も長期休暇に入っている。だから、勉強や暇つぶしなど、用途は様々とはいえ普段よりも利用する人が多いのだ。当然、貸し出しの受付をする件数も増える。自分の読みたい本をとってもらうために声を掛けるのは気が引けた。

 

 本当なら付き添いの優しい家族が居るのだが、最近は忙しいのか、はやてに秘密で何処かに出掛けている。今日も出かける様子だったので、家で待っているのは退屈だからと、迎えに来るまで図書館で本を読んで過ごすことにしていたのだが、まさかこんな所で見知らぬ女の子に助けて貰えるとは思ってもみなかった。

 

 はやてには両親がいない。幼い頃に交通事故で他界してしまった。

 

 手紙でしか知らないギル・グレアムという両親の遠い親戚の人が遺産の管理をしてくれて、月に送られてくる充分な生活費を自分でやりくりしながら、はやては日々を生活している。食材の調達はデリバリーサービスを頼り殆ど外に出たことがない。

 

 本当であれば学校に通うべきなのだが、幼い頃から原因不明の足の麻痺が進行して、今では自分で立つことさえもできなくなってしまった。

 

 車椅子を自分で動かして移動するというのは大変な労力を要する。急な坂道などは人の助けがなければ登れない。必然的に遠出するにはバスやタクシーなどの交通機関を頼らなければならなかった。これでは学校にも満足に通えない。

 

 私立聖祥大学付属小学校はバスの送り迎えをしてくれるらしいが、問題はそこだけではなかった。車椅子では別の教室に移動するだけでも苦労するだろう。階段に直面しただけでアウトだ。上級生は必然的に上の階にある教室を使わねばならないので、進級する度に階段という壁が立ち塞がる。他にもたくさんあるが、学校に通うための問題は解消しなかった。

 

 だから、通信教育が精一杯で。そんな彼女に友達ができる環境など巡ってくるはずもなく、はやてには友達と呼べる子供が一人もいない。同じ年の頃の子供は公園や広い草原で球技を行い駆けまわって遊ぶか、仲のいい友達同士、家でゲームをするのが主流だ。

 

 そんな子達に声を掛けて混ぜて貰うほど、はやてには勇気がなかった。この足では満足に駆け回ることすら出来ないのだから。

 

 けれど、家で一人でいることが長すぎた少女は人肌が恋しかったのだ。そして、望外にも家族が出来たことで、もっと欲しくなってしまった。友達という温もりが。友達という絆が。

 

 そんな境遇だった八神はやてにとって、目の前で起きている出来事は千歳一隅のチャンスでもあった。わざわざ困っているような所を助けてくれる。今どき珍しい親切な女の子。暗い雰囲気と悲しそうな表情が気になるが、もしかしたら。

 

(友達に……なれるかなぁ)

「……お待たせしました。どうぞ」

(でも、断られたらどないしよう……?)

「……あの、どうかしましたか? どこか具合でも?」

 

 少女に読みたかった本を差しだされていることに気が付いて、はやては慌ててそれを受け取る。いけない。また、考え事に没頭していたようだ。せっかく助けてくれたのに、あまりにも失礼な態度ではないか。

 

「あっ、ごめんな。わたし、また、考え事に浸ってたみたいや」

「考え事ですか? もし宜しければわたしが……」

 

 そこまで言いかけて、親切な少女は口を閉ざした。小さな声で呟かれた声は良く聞こえなかったが、まるで自分自身を自虐しているような言葉をはやては聞いた。

 

「……いえ、何でもありません。それでは、わたしはこれにて失礼いたします」

「あっ、待って!」

「……何か?」

 

 咄嗟に親切な少女を呼び止める。ここで別れてしまったら、もう二度と会えないような気がしたから。誘ってみるなら今しかない。勇気を振り絞って言うのだ。わたしと友達になってくれませんか、と。

 

「その、もしよかったらで、構わへんよ? その、えっと、少しだけ話し相手に、なってくれへんかな~~なんて?」

 

 なに怖気づいてるんや、わたしのばか。心の中でそう自分を罵倒しつつ。しどろもどろになりながら、はやては少女に付き合って欲しいと誘う。

 

 ああ、せっかく助けてくれたのに無駄な時間に付き合わせてごめんなさい。本当は友達に成って欲しいんです。でも、なかなか素直に友達になって欲しいという言葉が出て来ない。初対面の人に緊張して声が出せないのだろうか?

 

 違う。本当は、はやては怖いのだ。もしも、友達になって欲しいとお願いして、女の子からお断りしますと拒絶の言葉を向けられたらどうしよう、と怯えている。だけど、このまま別れたくはない。そんな曖昧な選択をした結果。見知らぬ女の子とお喋りしたいという見苦しい選択をしている。

 

 少女は顎に手の甲を当てて考え込むような仕草をした。はやてを見つめていた視線が逸れて、どうしようかと悩むように瞳が揺れる。

 

 困ってしまったのだろう。制服の裏に隠れて見えなかった少女の首に掛かっている紅い宝石のペンダントを握りしめると、考え込んでしまった。

 

(あのペンダント。シグナムやヴィータが持ってたデバイスっていうのに似とるなぁ。同じくらいの大きさだし、何となくやけど雰囲気がそっくりや)

 

 思案する少女を見つめながら、はやてはそう思った。あのペンダントは自らの家族が持っていたデバイスというのにそっくりだったのだ。はやては気が付いていないが、それは魔導師としての片鱗が捉えた感覚だった。少女のデバイスから漏れる魔力をおぼろげにだが感じ取った結果。

 

 そうこうしている内に答えは決まったのか、少女が顔を上げると真っ直ぐにはやてを見つめた。

 

「わたしなんかで宜しければ構いません」

「ほんまにっ!?」

 

 自分でもびっくりするくらいの喜色を帯びた声があがった。どうやら、はやては彼女とお話できることが相当に嬉しいらしい。思わず車椅子の取っ手を掴んで、立ち上がるように上半身をずいっと伸ばし、少女に顔を近づけてしまうくらいに。

 

 少女が戸惑うような表情を見せる。はやての勢いに退いたというよりは、自分なんかとお喋りするだけなのに、そんなに喜ぶことなのだろうかと困惑している様子だった。瞳が落ち着かないように揺れ動き、はやてから視線を逸らしてしまう。

 

「あっ、ごめんなさい。わたしったらつい……」

「いえ、少々驚いただけですから、お気になさらず。ですが、わたしなんかと話しても楽しい話題などありませんよ? お恥ずかしい限りですが、俗世に疎いので」

「ううん、そんなことあらへん。実はわたし、同い年の女の子とお話するの、初めてなんや」

「えっ……?」

 

 はやての告白に衝撃を受けたかのように固まる少女。本当にびっくりしたみたいで、目を白黒させていた。

 

「はっ、んんっ。失礼しました」

「ん~ん、気にしんといて」

「はい。それでは、何処で話しましょう?」

「ん~~、人様の勉強や読書を邪魔するのもあれやし……そやね、どこか人が少ないテーブルにでも移動しよか」

「そのように。では、差し出がましいようですが、わたしが貴女の車椅子を押させて頂きます」

「あはは、どうも親切に。ありがとなぁ」

 

 話し合いの場所を決めると、少女はしっかりとした足取りではやての後ろ側に回る。そして、車輪のストッパーを外すとゆっくりと車椅子を押し始めた。好奇心旺盛で、車椅子を勢いよく押そうする子供とは違う。相手のことを思いやって、静かにゆっくりと。少女の気遣いと優しさが伝わるような押し方だった。

 

 二人はゆっくりと目的にテーブルまで向かう。周囲には殆ど人もおらず。小声で話せばあまり迷惑は掛からない。興奮して、はやてが騒がなければ追い出されるような事態にはならないだろう。

 

「そういえば自己紹介がまだやった。わたしは八神はやていいます。よろしくなぁ」

「なのは。わたしは不破なのは、です」

 

 はやての顔が上機嫌でにこやかになる。少女の名前を知れたことが嬉しかった。

 

「ん、不破ちゃんって呼べばええんかな?」

「な、なのはで結構です。その、わたしもはやてと、名前で呼ばせて頂きますので」

 

 知り合って間もない子にいきなり名前で呼ぶのは急すぎるかなと、名字で遠慮しようとするはやてだったが、帰ってきた返答は恥ずかしそうに、名前で呼んでほしいという答え。気になって首を回して後ろを見れば、なのはと名乗った少女の頬が微かに高揚していた。

 

 はやてと瞳が合うと、なのはは恥ずかしそうに瞳を逸らす。だから、はやては何も見なかった事にしてあげた。

 

(意外と照れ屋さんなのかなぁ?)

 

 そんな事を思いつつも、はやては目的のテーブルまで押して貰った。邪魔な椅子を隣にどかして、代わりに車椅子を止めて貰う。

 

 なのはは、はやての対面の席に座ると丁寧に腰を下ろす。互いに向き合った形だ。

 

 照れた姿は何処へやら。既に、なのはの表情は落ち着いていて、無表情の、良く言えば落ち着いた雰囲気を晒し出していた。

 

 はやてもにっこりと柔和な笑みを浮かべる。第一印象は大切だから。名前を教えてくれた女の子に嫌われたくないから。この子に好かれたいから。

 

「ッ、それでは、はやて。聞きたいことがあれば何なりと仰ってください。答えられることであれば応えてあげます」

「そやなぁ……わたし、こんな足やから、学校に通えないんよ。だから、学校生活がどんなものなのか知りたい」

「学校生活、ですか?」

「なのはちゃんが、普段どんな学校生活を送っておるんかでもかまわへん。何でもええから聞かせてなぁ」

「そうですね……」

 

 そこからは、はやてにとって楽しい一時始まりだった。一時間にも満たない短い間だが、同年代の女の子との会話はなんて心躍るんだろうかと、感嘆の息を漏らしてしまうくらいに。

 

 なのはの話してくれる学校生活は、はやてが頭の中で描いていたものよりもすごかったのだ。

 

 クラスの男子を差し置いて、なのはとお淑やかな女の子がドッチボールで超人的な接戦を繰り広げたとか。なのはの気の強い友人が飼育委員を務めた時、動物に懐かれ過ぎてハーメルン状態になってしまいクラスでひと騒動あったとか。学校に在籍していない外国人の子がいつの間にか授業に紛れていて。先生の出した問題に手をあげた瞬間、授業がフリーズして、あなたは誰ですか状態になったりしたとか。

 

 とにかくなのはの学園生活は色々とすごいらしい。はやての想像もおよばない程ドタバタしていて、聞いているだけで楽しそうだった。

 

「ええなぁ。すごく楽しそうや。わたし、学校に通えなくてもええから、その子達とお喋りしてみたい」

「宜しければ今度紹介しましょうか?」

「ほんまにっ? でも、わたしなんかと友達になってくれるやろか……?」

「大丈夫ですよ。少なくとも二人は馬鹿みたいにお人好しですから」

「クスっ、なのはちゃんも人のこと言えへんよ。困っている人を助けてくれる優しい女の子や」

「……そんなこと、ないですよ」

 

 はやての素直な褒め言葉に、なのはは顔を寂しそうな微笑みを浮かべるだけだった。まただ、どうしてそんなに悲しそうな表情をするのだろう。気になったはやては、一歩踏み込んでみることにした。

 

 お節介かもしれないが、どうしても放って置けなかったのだ。

 

 でも、それは。

 

「はやてちゃ~~ん」

 

 迎えに来た女性の声によってタイミングを見失ってしまった。はやては顔を上げる。なのはも声をした方に振り向く。そこには涼しげな白のブラウスにジーンズを着こなした金髪の女性が居た。

 

 はやての大切な家族のひとり。シャマルだ。

 

「あっ、シャマル。もう用事は終わったんか?」

「ええ、待たせてしまってごめんなさい。これから皆で昼食にしましょう。あら?そちらの女の子は」

「この子はなのはちゃん。困ってたわたしを助けてくれたとっても親切な友達なんよ」

「そうですか、はやてちゃんがどうもお世話になりました。ありがとう、なのはちゃん」

「いいえ、此方こそ。わたしもはやてに世話になりましたから。シャマルさん」

 

 なのはが椅子から立ち上がり、握手を求めて手を伸ばすと、シャマルもそれに応えた。その時の視線の交差を何と評すれば良いのか、はやてには分からない。

 

 しいて言うならば戸惑い、だろうか。なのはとシャマルは互いに顔を見ながら握手しているのに、困惑したような表情を浮かべていたからだ。それを問う暇もなく流れは推移していく。なのはが別れの挨拶を告げたから。

 

「わたしもそろそろ御暇させて貰おうと思います。元々友達の付添いできたものですから。はやて、また会いましょう」

「そっか、ほんまに楽しかったで。なのはちゃん」

「わたしもですよ。はやて」

「今度会ったときは、わたしの家に来てな? 前から友達を家に誘うのが夢やったんよ。それと、なのはちゃんの友達の紹介、楽しみにしとるなぁ」

「ええ、その時は是非。それでは失礼します」

 

 自分の座っていた椅子を元の位置に戻し、机から一歩引いて深く深くお辞儀をしたなのはは、振り返らずに去っていく。

 それを、はやては姿が見えなくなるまで、見送っていた。

 

 礼儀作法からして立ち振る舞いが丁寧な彼女は、きっと良い所のお嬢様なんだろう。そんな彼女が庶民で平凡な自分と友達になってくれた事が嬉しくて、はやては満足げな笑みを浮かべるしかない。友達なんて一生縁がないものだと諦めていたから。その喜びは一押しだったのだ。

 

「なぁ、シャマル? こんなわたしでも、初めての友達が出来たんよ? 今、すごく嬉しいんや」

「はい、大変めでたい事だと思います。良かったですね、はやてちゃん」

「えへへ~~、わたしは幸せもんや。家族が出来て、友達も出来た。ほんまに幸せもんや」

 

 はやては知らない。この出会いが運命の邂逅だということを。

 この瞬間から未来は劇的に変動したということを。

 闇の書という事象の中心に居る彼女は気が付かない。

 

(あの子、魔導師ね。どうしてこんな所に? 管理局かどうか分からないけど、とても勘が鋭い子だった。あの視線、私のことを疑っていたのかしら?)

「シャマル~~、どないしたんかぁ? 難しい顔しとるよ?」

「ああ、ごめんなさい、はやてちゃん。ちょっと昼食の献立で考え事を」

「あはは……シャマルは、もう少し料理の勉強しようなぁ……」

「もう、酷いですっ、はやてちゃん。私だってやるときはやるんですからね?」

(シグナム達と相談して、どう対応するか決めておかないと。場合によっては……)

 

 運命の歯車は動き出す。

 




ちなみに友人の付添いはもちろん。すずか嬢。

学校の宿題を終わらせる&趣味の読書の付添い&アリシアの面倒を見る&子供の体調を落ち着かせる方法さがしといったところ。

フラグ1 はやてと友達になる。
フラグ2 ヴォルケンリッターとの邂逅。

守護騎士による襲撃フラグが立ちました。
アリシア死亡フラグが立ち掛かっています。
なのは、復讐者になるフラグが立ち掛かっています。
なのは死亡フラグが立ち掛かっています。
美由希の復讐フラグが立ち掛かっています。

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