IS~衛宮の娘は遥か高き宇宙を目指す~   作:明日香

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このページはIS~エミヤの娘は遥か宇宙を目指す~の世界観の一部をまとめたページです。
この作品のネタバレやメタが多分に含まれます。
それが駄目な方は先に本編を読んでから閲覧されることを推奨します。
各章の終了後に更新する予定です


世界観設定(7/30更新)

【この世界について】

 

時間軸は第五次聖杯戦争から20年後。

本編開始の9年前に起こった【白騎士事件】によってISの製作者である篠ノ之束の思いとは裏腹に世界のバランスが大きく崩れてしまった。

女尊男卑への変化によって女性の発言権が非常に強くなり、男性を卑しい者と認識する女性が多数を占めている。

 

 

【白騎士事件の顛末】

 

世間にはISを開発した篠ノ之束のハッキングによるものと発表されたが実際は兵器としてのISの台頭を画策していた者による複数犯によって引き起こされたもの。

白騎士の迎撃は一夏達を守ろうとした千冬の独断によるもの。

 

 

【魔術について】

 

原作と同じ。

ISが登場してもあくまでISは物理法則の延長であるためまったく変化なし。

 

 

【英霊エミヤが何故いなくて別作品のキャラクターであるシン・アスカがアーチャーとして召喚されたのか?】

 

厳密にはこの世界の守護者の座にも英霊エミヤが“いた”。

答えを得た原作FateのUBWルートのトゥルーエンド後のため自分を殺すようなことなど考えず、とある並行世界に存在する月の超大型スーパーコンピューターに自身の助けを呼ぶものがいると知り、正義の味方として登録されて自身を呼んだ新たなマスターと共に三度目の聖杯戦争に参加しているため守護者の座に空きが出来た。

そのためエミヤシロウと非常に酷似した運命を辿った種世界のシン・アスカの可能性の一つを英霊エミヤシロウの“代理”として召喚したため。

 

『守護者シン・アスカ召喚の大まかな流れ』

 

エミヤ

『答えは得た』

某月の超大型オーパーツスパコン

『それじゃあうちの方で正義の味方として戦わない?君の助けを呼ぶ子がいるからさ』

エミヤ

『いいだろう』

守護者の座@IS衛宮娘

『この世界で第五次聖杯戦争が起こるのに肝心のエミヤ君の代わりがいない!どうしよう!?』

守護者の座@種世界

『うちのほうでそっちのエミヤって子とよく似た子がいるけどいる?』

守護者の座@IS衛宮娘

『マジで!?』

守護者の座@種世界

『うちのとこの神様が大好きな英雄の経歴にでっかい傷を作って嫌われた子でさ。』

守護者の座@IS衛宮娘

『そんな神様もいるんだねぇ』

守護者の座@種世界

『いつも “全てが終わった後”に呼ばれて嫌がらせをされていてね。で、丁度いい機会だから別の守護者の座に移籍させようとしてたんだ』

守護者の座@IS衛宮娘

『OKOK。一応念のためにエミヤ君が残して行った力の一部を移植させるねー。って、ヤバイもう聖杯戦争が始まる!?』

守護者の座@種世界

『早く移植を終わらせてすぐに出すんだ!!』

守護者の座@IS衛宮娘

『移植完了!いってらっしゃい!って、あ』

守護者の座@種世界

『どした?』

守護者の座@IS衛宮娘

『いや、あんまりにも急いでいたから座標を指定せずに放りだしちゃった!?』

守護者の座@種世界

『な、なんだってー!?』

守護者の座@IS衛宮娘

『シン君、大丈夫かな…』

シン@犬神家式の状態で遠坂家の屋敷に召喚される

「アンタって人は…」

 

『メタ的な意味』

 

明日香

「出したいから出した。以上」

シン

「アンタって人は!!」

 

 

士郎の【魔術】と真優の【魔術】シンの【魔術もどき】の違い

 

士郎の【魔術】

 

【無限の剣製】あり。

投影品は壊されない限り消えない。

作りだすのは贋作のためどうしてもランクが1ランク下がる。

【無限の剣製】発動時は剣が無制限、弾幕としても使える。

解析した宝具はいくらでも貯蔵可能。

剣以外の【投影】は負担が大きい。

【解析】【強化】【投影】の3つはあくまで【無限の剣製】のおまけ。

 

 

真優の【魔術】

 

【無限の剣製】は使えない(当たり前)

【投影】したものは放置しているとすぐに消える

【投影】で作り出すのは贋作ではなく習作であるため独自のアレンジが加えられる上に物によっては本家以上の能力を発揮することがある。

剣の数は有限、弾幕を張るなどもってのほか。

解析してもあくまで【投影】が出来る様になるだけ貯蔵できない。

剣だろうが盾だろうが銃だろうが天と地を乖離させた剣だろうが同じ負担で【解析】、【投影】できる。

【解析】【強化】【投影】がメイン。

 

真優の【魔術】?

 

第20話にて真優が覚醒させた魔術に似た何か。

今まで真優が扱ってきた投影魔術に似ているがその本質は全く違う。

投影魔術で作ったものとは違い、この魔術で作られた物は時間経過で消滅しない。

第20話で真優が無意識に作り上げたのが現在真優が所持している“アーチャー”のクラスカードであり、

その力を間近で見たラウラは本当に魔術なのかと疑われる程に【魔術】と毛色が違う。

何故真優が今までその力を使えなかった理由は物語が進めば明らかになっていく。

 

 

 

シンの【魔術もどき】

 

能力としては完全にデッドコピー。

英霊エミヤの能力が移植されたがあくまで一部なのでエミヤシロウのように能力が使えない。

使えるのは【投影もどき】のみ勿論【無限の剣製】なんて使えない。

作りだしてもほんの数分程度しか現界できない。

完成品も贋作の贋作なのでランクは最低2ランク下がる。

特性だけは確実に残るので相手のサーヴァントが嫌がる特性を持つ宝具を重点的に量産して弾幕としてブッパして壊れた幻想で消し飛ばす。

【無限の剣製】の代わりに使えるのが生前の愛機であったインパルスとデスティニーを宝具化したもの。

シンにとって【魔術もどき】はあくまで戦術の一つ程度。

シンが強いのはザフトの士官学校時代から叩きこまれたザフト式複合格闘術と各戦場でとりいれた様々な武術や戦闘術を地獄の様な戦場で研ぎ澄まされた末の極致へ辿り着いたため。

あとザフトの士官学校では爆発物処理なども教え込まれるため爆発物を使用した破壊工作も得意。

 

 

【シンの戦闘スタイルと移植されたエミヤシロウの力】

 

上記の【魔術もどき】の項目にあるようにシンの強さは移植されたエミヤシロウの力ではなく、延々と続く戦場と言う名の地獄で極限に研ぎ澄まされた戦闘技術とエミヤシロウの力の一部を戦術に組み込み、どのような状況においても臨機応変に対応することができる非常に高い柔軟性によるもの。

ISを纏ったテロリストをワンパンで無効化したのは物理的な防御力高いために絶対防御が発動しない腹部の装甲に強烈な振動を与えることでテロリストの身体全体に強烈な振動を与えて気絶させたため。

エミヤシロウの力が移植された最大の理由は対サーヴァント戦において戦いやすくするためであり、サーヴァント以外の戦闘ならばぶっちゃけあっても無くてもシンの強さはあまり左右されない。

寧ろエミヤシロウの力が一番濃く出たのは戦闘面ではなく家事スキル及び執事スキルであり、このスキルも元々家事が得意だったシンだからこそ効果があっただけで例えば家事能力が高い一夏に移植されればほぼ十全に使えるが家事能力0の千冬に移植されてもまったく使えない宝の持ち腐れである。

 

 

【英霊の座と守護者の座とシンが守護者になった経緯】

 

本作では各世界に英霊の座と守護者の座が認識されている、されていない関係なしに存在している。

シン世界の英霊の座と守護者の座は認識しているのがマルキオ導師のみであり、真優達の世界は魔術協会などが認識している。

シンは魔術的な力を何一つ持っていなかったが伝説的ともいえる経歴を残しているため守護者の座が反応し、死後の未来と引き換えに強力な力を得て、守護者となった。

ただしシンの経歴の一つである“自由殺し”がネックとなってキラを大層気に行っている神がシンへの嫌がらせの意味も込めて“全てが終わった後”に守護者として呼び出されていた(ただしシン自身は守護者となったことに後悔していない)。

 

 

【冬木の聖杯戦争の結末】

 

ぶっちゃけアーチャー(シン)が召喚された時点で聖杯戦争に異常が始まっていた。

言峰綺礼の急死を不審に思っていち早く聖杯の異常を見抜いた(ただし死因は知らない)アーチャー(シン)が凛には内密でキャスターと同盟を結び秘密裏に大聖杯の調査を開始、調査の結果聖杯が汚染されていることが判明したため正式に終了を宣言され、サーヴァントの脱落者なしという異例の形で終結、キャスターの手腕によって聖杯は浄化されアンリ・マユの浄化の際にできた魔力でキャスターが受肉した。

既に受肉しているキャスターとギルガメッシュ、凛のうっかりの被害に遭ったランサーとアサシンを除く全サーヴァントは元の居場所へ還っていった。

勝利者がいない聖杯戦争であったがあえて勝利者をあげるなら勝利者はキャスターとそのマスターの葛木宗一郎である。

 

 

【聖杯戦争終了後の各サーヴァントとマスターのその後】

 

セイバー:アルトリア・ペンドラゴン

 

士郎と凛との日常の中とアーチャー(シン)との激闘によって自らの答えを得てカムランの丘へ還り、伝承どおりの最期を遂げ、守護者の座にてアーチャーと再会を果たす。

そして、聖杯戦争から20年後にマスターである衛宮士郎の娘である衛宮真優と真優の親友である篠ノ之箒の呼び掛けに応え再び現世に召喚される。

 

衛宮士郎

 

聖杯戦争終結から4年後に恋人であった遠坂凛と結婚する。

魔術使いとしてではなく自衛官として正義の味方の生きる道を選ぶ。

結婚してから1年後に衛宮真優いう愛娘を授かる。

真優から生まれて5年後に起こった【白騎士事件】においてミサイルを迎撃するために出撃、ミサイル撃墜後を見計らって襲撃してきた各国の軍から白騎士の盾になって殉職する。

兵器としてのISの完全性をアピールするために彼の死は世間によって抹消された。

享年26歳。

 

 

アーチャー:シン・アスカ

 

やるべきことを終わらせてマスターである凛に別れを告げるとサッサと守護者の座に還った。

その後は己の生を全うしたアルトリアと再会を果たす。

そして、聖杯戦争から20年後にマスターである遠坂凛の娘である衛宮真優と真優の親友である篠ノ之箒の呼び掛けに応え再び現世に召喚される。

 

遠坂凛

 

セカンドオーナーとしての役目を果たし、聖杯戦争終結から4年後に恋人であった衛宮士郎と結婚する。

結婚してから1年後に衛宮真優いう愛娘を授かる。

真優が生まれた後は魔術師としての生き方をやめ、夫である士郎の妻として、娘である真優の母として、冬木のセカンドオーナーとして生きる道を選ぶ。

真優から生まれて5年後に起こった【白騎士事件】において自分達が住んでいた遠坂家の屋敷にミサイルが着弾、真優を守るために自身の魔術回路を全て真優に移植し、真優を庇って致命傷を負い、真優に『幸せになりなさい』と告げて息を引き取った。

尚、機械音痴は結局治らなかった。

享年26歳。

 

 

キャスター(メディア)

 

今回の聖杯戦争の勝利者。

聖杯の力で受肉、マスターである葛木宗一郎と結婚して葛木メディアと名乗り(戸籍は藤村組が用意した)2人の子供を授かり幸せな家庭を築く。

現在も宗一郎の妻として宗一郎のパートナーとして子供達の良き母親として生きている。

 

葛木宗一郎

 

聖杯戦争終了後メディアと結婚し、2人の子供を授かって幸せな家庭を築く。

現在も教師として活動している。普段は寡黙だけどいざとなれば頼りになる教師と評判。

衛宮夫妻がこの世を去った時は真優を自分達の養子にしようかと本気で検討していた。

真優の後見人が大河と決まった後は真優の相談に乗るなど現在も色々と気に掛けている

 

 

ランサー:クー・フーリン

 

凛の【うっかり】の犠牲者その1

聖杯戦争開始時からマスター不在の状態であった。

今回の聖杯戦争の結果に不満を持ちつつも潔く消えようと思った矢先に大聖杯の解体に立ち会った凛の【うっかり】によって聖杯から溢れた魔力で受肉してしまう。幸運Eはある悪い意味で伊達じゃない。

聖杯戦争後は藤村組が用意した戸籍で生活しており、現在は真優達が通う学校の近くで喫茶店を開いており、真優や箒をはじめとする多くの学生達の兄貴分として慕われている。

ランサー曰く今の生活は満更でもないらしい。

 

言峰綺礼

 

聖杯戦争開始直前にバゼットからランサーを奪った…までは良かったがアーチャーが呼び出された状況を報告されて大笑いしてしまい、それが原因で心臓を動かしていたアンリ・マユの呪いに異常が起こり心肺停止となって急死してしまう。

だが、死んだ当の本人はこのような死もありかとあまり気にしていなかった様子。

 

 

ライダー:メデューサ

 

慎二を少しボコった後、桜との別れを済ませてひっそりと英霊の座へ戻った。

この世界から去る時の表情はどこか満足した表情であった。

 

間桐桜

 

聖杯戦争終了後、士郎に告白しようとした時に凛から士郎と付き合うことになったと言われてしばらく寝込んでいたがとある最弱の魔術師と出会いで持ち直し、その魔術師と恋に落ち、その魔術師と結婚を果たした。

現在は夫を支えながら大河の秘書兼天敵として大河のサポート(制御)をしている。

 

間桐慎二

 

聖杯戦争終了後、士郎達と和解して魔術師から足を洗って機械産業の起業に成功し、起業した間桐グループをたった一代で世界に名をはせる大企業へと成長させる。

企業に成功した後もISの性能に目をつけてセンサー産業と医療産業のシェア第1位にまで上り詰める。

裏の事情も詳しく、白騎士事件で衛宮夫妻がこの世を去ったと聞いた時は2人の死を悲しみ、せめて2人が遺した真優を世界から守り抜こうと決意して裏の存在から常に真優を守っている。

 

 

バーサーカー:ヘラクレス

 

寿命によってこの世を去ったイリヤを看取り、召喚された時からイリヤを守り抜くという使命を完遂したと悟ると英霊の座へ戻っていった。

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

聖杯戦争終了と同時に寿命が尽き、バーサーカーに看取られながらこの世を去る。

俗に言うあの世で自身の両親と再会を果たしたとか。

そして数年後に衛宮夫妻が自分と同じ場所に来た時は両親共々とてつもなく驚いたとか。

 

 

アサシン:佐々木小次郎(に最も近いNOUMIN)

 

凛の【うっかり】の犠牲者その2

聖杯戦争において何度もセイバーと死合いをしたことで現世への未練はなかったが大聖杯の解体に立ち会った凛の【うっかり】によって聖杯から溢れた魔力で受肉してしまう。

受肉後は思い切って諸国漫遊の旅をしようと考えて冬木から旅立ち、旅の途中で立ち寄ったとある剣術と古武術の道場で住み込みの師範代を務めることになった。

白騎士事件の後、師範代をしていた道場の持ち主から道場を譲られ、師範代の時から残った少年の稽古相手となり、その少年もとある学園へ強制的に入学させられた後は元警察官の男性と共に地元の子供達に簡単な剣術を教えている。

 

 

ギルガメッシュ

 

元々受肉していたので英霊の座に還ることはなかった。

聖杯戦争のあんまりな終わり方に三日三晩笑いこけていたがセイバーがカムランの丘に還ったと知るや否ややってられるかと言わんがごとく若返りの秘薬を飲んで子供の姿に戻り、民草の中に消えていった。

聖杯戦争の終結から20年が経って再び元の姿に戻っていた彼は女尊男卑となったこの世界で企業を成長させるために奔走する慎二とその部下である桜の夫に愉悦を見出して彼らの生き様を楽しんでいた時にアルトリアとシンの召喚を感知し、世界が再び大きく動くと推測し世界がどう動くのか楽しみにしながら人類の裁定者として日本のどこかにあるとある豪邸で時代の変化を見守っている。

 

 

 

 

 

 

 

 


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