黒子のバスケifストーリー「もし緑間に彼女がいたら」   作:和泉春

7 / 10
第七話です‼

緑間の話はなかなか進みませんね〜(汗)

でも頑張ります‼

これからもよろしくお願いします‼


妹ちゃんと妹二号

 

約束のoffの日。

 

緑間は妹を連れてうちにやってきた。

 

 

「高尾おにーちゃん‼」

 

「おぉ〜‼我が妹二号〜‼

元気だったかぁ〜?」

 

「元気元気〜‼」

 

「お、おいっ‼梨沙‼」

 

 

緑間の手を離れ、

しゃがんだ俺に抱きつく緑間の妹梨沙ちゃん。

 

緑間は焦った様子で

梨沙ちゃんに手を伸ばした。

 

 

「まーまー真ちゃん。

そうヤキモチやくなって。

妹奪いやしねぇよ〜。」

 

 

面白がってにやにやしている俺に

緑間は図星の顔をした。

 

俺は梨沙ちゃんを片手で抱き上げ、

余った手で妹ちゃんと手を繋いだ。

 

どうやら俺は同学年にはモテないが、

年下や年上にはモテるらしい。

 

 

ま、断然年下のが好みだけどな。

 

 

だからと言って別にロリコンといった類ではない。

 

それだけは理解してほしい。

 

俺の許容範囲は上3つ、

下3つぐらいだから。

 

 

「んじゃ、妹は任せて、

楽しんでこいよっ真ちゃん。」

 

「フン…。行ってくるのだよ。」

 

 

見間違えだろうか。

 

 

一瞬だけど、笑ってた…?

 

 

遠くなっていく背中が

ウキウキして見えた。

 

俺の手をきゅっと握って、

妹ちゃんが俺に言った。

 

 

「梨沙ちゃんのお兄ちゃん、

楽しそうだね。」

 

「…そうだなっ。

サスガ俺の妹ちゃん!!」

 

 

本当、素直じゃねぇ奴。

 

 

緑間の姿が見えなくなってから、

俺は二人を連れて家に入った。

 

 

「はぁい、梨沙ちゃん。

今日は何をしましょうか?」

 

「そうね〜。

お兄ちゃんに聞いてみましょう。

お兄ちゃん、何をして遊びましょうか?」

 

「そうだなぁ。

とりあえずご飯が食べたいな♪」

 

「はーい‼」

 

 

俺には小さすぎるくらいのぬいぐるみを動かして、

おままごと。

 

女の子らしい遊びの定番だ。

 

はじめは恥ずかしかったが、

妹とやっていくうちに慣れていき、

そのお蔭もあって

なんとか妹二人を満足させる事が出来た。

 

 

只今妹二人は仲良くお昼寝中。

 

俺はふぅと息をつくと、

子供部屋から出てリビングへと向かった。

 

リビングには母が居て、昼ドラを見ていた。

 

 

「んあれ?父さんは?」

 

 

俺が母にそう訪ねると、母は庭を指差した。

 

 

「庭で草むしりしてるわよ。

なんか、無償に外に出たい気分なんですって。」

 

「ははっ、何だそりゃ。」

 

 

リビングを横切り庭に出た。

 

 

 

母の言った通り、

しゃがみこんで父は庭の草むしりをしていた。

 

しばらくその様子を眺めていると、

父は急に立ち上がった。

 

 

「よーし、終わり!!

なかなかの働きぶりだったぞぉ‼」

 

 

ふと周りを見渡すと、

花壇の邪魔な雑草がなくなっていたり、

芝生が綺麗に刈られていることがわかった。

 

 

「さっすが、綺麗好き。」

 

 

父はその場にしゃがみこんで肘をつく俺を見つけると

満面の笑顔を向けてきた。

 

 

「おぉ!!和成!!何してんだぁそんなところで。

父さんに用事か?」

 

「特に用事はねぇけど、

最近出張ばっかで顔見てねぇなと思ってよ。」

 

「どれ、じゃあ久々に付き合ってもらおうかな!!和成、グローブ持ってきてくれ。」

 

 

父の笑顔と元気な声に、俺は笑顔を返した。

 

 

「あいよっ‼」

 




第七話 妹ちゃんと妹二号
を読んで頂きありがとうございます‼

ここら辺は主に高尾中心に進みます(汗)

どうぞお付き合い下さい(汗)


これからもよろしくお願いします‼

次話もお楽しみに‼

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。