黒子のバスケifストーリー「もし緑間に彼女がいたら」   作:和泉春

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六話です!!!!!

結構このシリーズを続けて
3つ同時進行してきましたが……………










まだまだやります!!!!!

引き続きよろしくお願いします^ ^





父(?)と息子(?)

 

なんて珍しい…。

 

 

ピッ

 

俺は携帯を肩と耳の間に挟んで、

妹ちゃんの頭からは手を離さず

動かし続ける。

 

 

「ん。真ちゃん?どーしたん?」

 

『高尾か。

来週の日曜のoff何だが…お前とお前の妹は暇か?』

 

「へ?俺?っと妹ちゃん?

別に予定は無いけど…。何で?」

 

 

何だか凄く動揺してそうというか…

申し訳なさそうというか…。

 

 

いつもの強気の緑間ではない事は

察知出来た。

 

 

「おにーちゃん、もっと右だよ〜。」

 

「はいはいよ〜っと。」

 

 

妹ちゃんの指示に従って、

俺の右手が妹ちゃんの頭の横へと移動する。

 

『なんだ?』

 

「いーんや、こっちの話し。んで?」

 

 

緑間は少し躊躇うようなため息をはいた。

 

 

『…来週の日曜のoff、

俺の妹を預かってほしいのだよ。』

 

「なーんだそんな事。いいぜ。

でも珍しいな、真ちゃんがそんな事言うなんて。

妹となんかあったん?」

 

 

面白がってケラケラ笑う俺が癪に触ってしまったのか、

緑間は声のトーンを低くした。

 

 

『そんな訳ないだろう。馬鹿が。』

 

 

電話越しでも緑間の怒りが伝わってくる。

 

シスコン気味の緑間が、

自分のカワユイ妹相手にヘマをするはずがない。

 

 

緑間に妹がいる事は

母の代理で

俺が妹ちゃんを保育園に迎えに行った時に知った。

 

緑間の妹も同じ保育園に通っていたらしく、

その迎えに来ていたのだ。

 

母から聞いた保育園によく妹を迎えにくる

美形な眼鏡のお兄ちゃんって言うのは、

どうやら緑間の事だったらしい。

 

 

緑間も、緑間の妹も

どちらもおそらく母似。

 

授業参観の時、

一際高貴なオーラを放っていた緑間の母は

とても美人だった事を覚えている。

 

…と言うか、

一度見たら忘れられそうに無いくらいの美人だったのだ。

 

その美形DNAを二人は受け継いだのだろう。

 

父の顔と是非比べて見たい所だ。

 

 

けど…今はそんな事を話してい状況じゃないか。

 

 

「ハハッ、冗談だって。

でもじゃあなんで?理由くらい教えろよ。

大切な大切な妹を預かるんだ。

理由くらい、聞く権利はあるだろ?」

 

 

緑間は観念したかのようにまたため息をつく。

 

 

『…………すみれと出掛けるからなのだよ。』

 

 

それってつまり……。

 

 

「デートか‼」

 

『ハッキリ口にするな‼』

 

「まぁ今日も急に部活入っちまったしなー。

よーし、妹は任せとけ真ちゃん‼

楽しんで来いよ‼」

 

 

気難しい性格の息子に

想い人が出来た時の父親のような俺の反応に

緑間はビビりつつも返事をしたのだった。

 

 

『あ、あぁ…。

よろしく頼むのだよ…?』

 

 

その時の緑間は妙に素直で、

俺の反応に本気でビビっているようだった。

 




第六話 父(?)と息子(?)
を読んで頂きありがとうございました!!!!!

じっくりペースで申し訳ない…www

書きたいものが多すぎるもので…www

感想、評価などして頂けると嬉しいです!!!!!

これからもよろしくお願いします!!!!!!!


次話もお楽しみに!!!!!

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