黒子のバスケifストーリー「もし緑間に彼女がいたら」   作:和泉春

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第五話です!!

高尾んちはみんな仲良しだと思う…w

そう思って書いててなんだか微笑ましくなりましたw

Twitterもよろしくお願いします!!

これからもよろしくお願いします!!


平凡かつ充実した日々
天使と愛


 

部活を終えて帰宅する。

 

玄関のドアを開けると、

俺の天使の様に可愛い妹ちゃんが俺を迎える。

 

 

「おにーちゃーん‼

おかーえりーなさーい‼あそぼあそぼ‼」

 

「…ホンッット可愛いなぁ〜!!

俺の天使!!妹ちゃーん‼」

 

 

そう言って俺は小さな妹を抱き上げる。

 

妹ちゃんはわーきゃーと騒いで喜んでいる。

 

俺はそのままリビングへ向かい、

台所にいる母に声をかけた。

 

 

「ただいま、母さん。

今日もお仕事お疲れ様です。

働く女性は素敵ですよ♪」

 

「あら、かずくんおかえりなさい。

ありがとう、もうすぐ夕食だからね。」

 

「へーい。」

 

「そういえばかずくん。」

 

妹ちゃんを床に降ろして、

俺は台所を出ようとした体を

母の方へと向き直す。

 

 

「ん?なに?」

 

「今日も居たのよ〜‼

いつも妹を迎えに着てる美形で眼鏡の男の子。

その妹も可愛くてねぇ。

美形兄妹って

まさにあのことを言うんだって思ったわ〜‼」

 

 

いつも以上に上機嫌な母に

俺は苦笑いした。

 

 

「はははっ……。そうなんだ…。」

 

「でもかずくんと鞠ちゃんの方が

私にとって一番可愛い兄妹よ♪」

 

「…そっかぁ?」

 

「当たり前じゃない。」

 

「ははっ…ありがと母さん。」

 

 

面と向かっていわれると

何だか照れる…。

 

 

俺は人差し指で頬をぽりぽりと掻いた。

 

 

母の笑顔は好きだ。

 

凛々しくて、綺麗で、

どこか可愛らしいところがある。

 

大人な女性だが、

子供っぽい面もあってとても愛しい。

 

 

純粋な親子愛だ。

 

 

 

母との会話を終えてリビングへ戻る。

 

妹ちゃんはテレビをつけていた。

 

 

「あれ?遊ぶんじゃねぇの?」

 

「やっぱり一緒にテレビ見る!!

鞠が分からないところ、教えて!!」

 

「わかった。」

 

俺と妹ちゃんは夕食ができるのを

テレビを見て待っていた。

 

内容は主に妹ちゃんが大好きなプリキュアだ。

 

妹ちゃんは俺の膝の上に座り、

俺の胸に寄りかかってきた。

 

少しよろめいたがすぐに体制を立て直すと、

アニメが流れはじめた。

 

 

「おにーちゃん、アクノソシキってなぁに?」

 

「悪い奴がいっぱい集まって.

仲良くしてるところのことだよ。

前に一回教えたろ?

その中で一番強い奴のことをボスっていうんだ。」

 

「へぇ〜!!おにーちゃんいっぱいモノシリ‼」

 

「鞠も分かるようになるよ。」

 

「うん!!鞠かんばるもん♪」

 

「エラい、エラい♪」

 

 

妹の頭を触れるように撫でて続きを見る。

 

本当はバスケ試合の録画を見たいのだが、

俺はいつも妹ちゃんを優先する。

 

と言うのも、妹ちゃんにはいつも、

さみしい思いをさせてしまっているからだ。

 

 

両親が共働きで、母は夕方6時、

父は妹ちゃんが寝ている時間に帰宅する。

 

妹ちゃんは母が迎えに来るまで保育園で待機。

 

各位俺も部活で、

帰ってくるのは早くても7時過ぎだ。

 

本当は寂しいだろうに、

ああやっていつも笑顔で俺を迎えてくれる妹ちゃんへの

ちょっとした罪滅ぼしでもあるのだ。

 

 

夕食を終えて、

妹と風呂から上がった俺は、

妹ちゃんの濡れた髪を

タオルでわしゃわしゃしていると、

突然机に置きっ放しになっていた携帯が着信音を鳴らす。

 

 

着信画面を確認して

俺は一瞬目を疑った。

 

 

でも、見間違いではない。

 

 

 

緑間からだ。




第五話 天使と愛
を読んでいただきありがとうございました!!


緑間の出番がなかった…w

次は出したいと思います‼

ってか題名……www


是非是非感想、評価よろしくお願いします!!

次話もお楽しみに!!

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