黒子のバスケifストーリー「もし緑間に彼女がいたら」   作:和泉春

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第四話です!!!!

緑間はこんな感じのタイプが好きそうだと思いました。

Twitterもよろしくお願いします^ ^

@izumi36585108 です!!!!




あの緑間が惚れた女

全体の練習が終わって、

レギュラーのみの個人練習の時間になると、

緑間はいつものようにシューティングを始めていた。

 

彼女さんは壇上に足を投げ出すように座って

その様子を眺めていた。

 

お互い言葉を交わしていないのに

彼女さんの表情は明るく、

うっとりしているようにも見えた。

 

緑間も少し楽しそうに見えた。

 

 

その光景がなんだか新鮮で、

時が止まったかのように穏やかだった。

 

俺はドリブルしている手を止め、

ボールを持った状態で棒立ちしてその光景を眺めていた。

 

あの二人の空間から、目が剃らせなかった。

 

 

 

その時、

緑間があの彼女を選んだ理由が分かった気がした。

 

 

緑間は自分のペースを乱されるのを

何よりも嫌う。

 

 

バスケに対しては勿論、

日常生活でさえ、

そういうことには口うるさい程だ。

 

俺も初めはいろいろやらかして

何度も緑間を本気で怒らせた。

 

 

入部間も無くは、

緑間は誰も寄り付かせないオーラ満載で、

誰も近づこうとしなかった。

 

毎日練習に珍妙なものは持ってくるし、

「なのだよ」とか変な語尾つけてるし、

変な所に神経質だし。

 

初めの印象はそりゃもう最悪なのなんの…。

 

だけど練習は手を抜かないし、

居残り練習とかいつもいるし。

 

 

天才で、でもその上秀才で…。

 

 

努力を見ているうちに、

俺も頑張らないといけないなって気にさせられる。

 

負けてられるかって闘志が燃えてくる。

 

だからみんな、あいつの事嫌いになれないんだ。

 

 

いけ好かねぇ奴だけど、めんどくせぇ奴だけど、

あいつの実力も努力も、皆認めざるを得ないんだ。

 

 

俺は変人は嫌いじゃないから、

うっかりからかってやりたいと思ってしまう。

 

 

最近じゃもう慣れられて、

緑間のペースパターンに

俺が組み込まれてしまっているのだろう。

 

嬉しい気もするが、

何だかつまらない気もする。

 

 

俺も楽しくて勝手にやってるだけだから、

別にいいけど。

 

 

彼女さんは、俺とは少し違う。

 

俺はもう何度も緑間のペースを乱し過ぎた所為で

慣れられちゃったって感じだ。

 

でも彼女さんは、

多少緑間の予想以上の事は何度かしでかすけど、

ペースを乱す事は絶対にしない。

例え乱したとしても、

巧みに緑間を操り直ぐにペースを取り戻させてしまう。

 

 

緑間は無自覚だろうけど、

相当惚れ込んでいるはずだ。

 

自分のペースを乱さない、

普段しっかりしているけど、

自分にだけに甘えん坊の可愛い彼女に。

 

 

俺は小さくクスッと笑うと、

またドリブルを始めた。

 

 

あれ?そう言えば…。

 

 

彼女さんについて

気になる点が多々あったが、

今日の所は良しとしよう。

 




あの緑間の惚れた女 を読んで頂きありがとうございます!!!!

両思いって素敵な事だと思います。はい。

運命なのだよ、とは、まさにこの事ですなw

これからも頑張っていくので、よろしくお願いします^ ^

感想、評価などよろしくお願いします^ ^

次話もお楽しみに!!!!

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