IS<インフィニット・ストラトス>―Deus Ex Machina   作:ネコッテ

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第94話 バスルームパニック

 整備科。第二格納庫では、ロリーナの手によって<赤騎士>の整備作業が行われていた。

 トーナメントに向けて、強敵との戦いで消耗した<赤騎士>を万全の状態にするためだ。

 

「電磁筋肉の交換、骨格の矯正、動力部の点検、推進装置の清掃。メンテナンスオールオーケーね。これで100%に近いパフォーマンスを発揮できるはずよ。乗ってみて」

 

 アリスは<赤騎士>に乗り込み、補助電力でメインシステムを起動した。システムマネージャーを展開し、各部分のスコアを表示する。動力系、伝達系、駆動系、推進系、シールド系、どの個所も安定して戦闘出力を維持していた。歴戦の戦いで疲弊したことがウソのような快調さだ。

 

「さすがロリーナです。あとこれで<フルセイバー>があれば文句なしなんですが」

 

 アリスは<赤騎士>を見返した。

 現状で操縦技術はローズマリーが上だ。かてて加えて専用機は第四世代型(第三世代の<サイレントゼフィルス>を出してくる可能性も無くはないが、限りなく低いだろう)。この不利な状態を覆せる可能性があるとすれば、それは<フルセイバー>しかない。

 

「……あの、フルセイバーってなんですか?」

 

 隣で<打鉄弐式>を調整していた簪がそうたずねた。

 

「<フルセイバー>は<赤騎士>の専用武装のこと。もともと<赤騎士>は戦闘用のISじゃなく、《第三形態移行》を発現するために開発した実験機でね。いま装備している《ヴォーパル》や《シュナイダー》は<ナイト>パッケージのものを改良した間に合わせにすぎないの」

「……そこで<赤騎士の専用装備(フルセイバー)>?」

「ってわけです」

 

 とアリスが答える。

 

「でも、この子の要望と私の秘密の技術を惜しみなくつぎ込んだら開発費がかさんでね」

 

 ジェネレーター、電磁筋肉、骨格、推力装置、電子機器。<赤騎士>のパーツは、ほとんど新規で開発がなされていた。結果、予算が超過してしまい、専用武装にあてるべき費用がなくなった話だった。

 それを聞いた簪は「打ち切りアニメみたい」と思った。

 

「アメリカにいたころは、予算なんて関係なかったから、ついついね」

「アメリカ?」

「ロリーナは<情報軍>の創立に携わってたんですって」

 

 簪も防諜組織の端くれ。名ぐらいは知っていた。

 アメリカ情報軍。2001年の<白騎士事件>を契機に創立された、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍、に次ぐ第六の軍隊。仮称<イレイズド>と呼ばれるその創立に、彼女は携わっていた。

 簪は改まって、すごい人物が自分の専用機開発に関わったものだと身震いする。

 思い直せば、なぜ彼女は自分なんかの専用機開発に参加してくれたのだろうか。

 

「……あ、あのロリーナさんは、なんでわたしなんかに力を貸してくれたんですか……?」

「この子にお願いされたから。――そして、あなたのお父さんに頼まれたからでもあるわ」

 

 簪は目を見開いた。

 

「意外だった?」

「……はい。父はわたしに関心がないものだと……」

 

 自分は父に叱られたことがなかった。アニメの趣味に没頭しても。武術の稽古から逃げても。更識の生業をおろそかにしても。悲観的な簪は、「好きにしろ」と言うばかりだった父のその態度を、優しさではなく見限られたと受け取っていた。

 

「そんなことはないわよ。あなたのお父さんは、あなたのことをとても気にかけていたわ。そして、お姉さんのことも。そんなお父さんから伝言を預かっているわ。『完成したら手を貸してやれ』ですって」

「お父さんはわたしの想いに気づいていたんだ……」

「みたいね。『刀菜には、おまえ(かんざし)の力が必要だ』とも言っていたわ。だから思い知らせてあげましょう。姉さんに、あなたの力を」

 

 簪は決意を新たに「はい」と頷いた。

 

「さて、一仕事したら汗をかいちゃったわ」

「じゃあ、大浴場でもいきます?」

「ふふ、そうね。そうしましょう」

 

 ロリーナは「じゃあ、出発よー」と進行方向を指さし歩き出す。

 アリスたちもそのあとを追いかけた。

 

 

     ♡          ♣          ♤         ♦

 

 

 ――――というわけで、

 

「うわぁ……」

 

 IS学園。大浴場。ローズマリーたちとばっちり鉢合わせたアリスは表情をこわばらせた。

 さらに隣に蒼髪のスレンダーな女性を見つけてもっと強張らせる。

 

「……ソ、ソフィア・アルジャンニコフ」

「やあ、ひさしぶりだね、アリス・リデル。イランでは世話になった」

 

 かつてイランでの作戦で、アリスはソフィアを撃破している。その後、ソフィアは専用機大破を理由に代表の座を楯無に譲ることになった。ソフィアにとってもアリスは因縁浅からぬ相手だ。

 おっかなびっくりして身構えるアリスに、ロリーナが言った。

 

「大丈夫よ。彼女があなたに危害を加えることはないわ。ね、ローズマリー」

「ええ。互いの構成員に手を加えることは協定違反です。そんなことになれば、これまでのロキの努力が無駄になります。そんなことは私が許しません」

「というわけだから、みんな仲よく」

 

 ロリーナが和やかな声音で、両手を叩く。ひとまず緊張はほぐれたが、更識姉妹だけはくぎくしゃくしていた様子だった。ロリーナの後ろから威嚇してくる簪に、楯無は声を掛けづらそうにしている。

 ともあれ、アリス、簪、ロリーナ、そしてローズマリー、ソフィア、楯無は、横並びになって湯船に浸かった。

 

「……極楽極楽」「気持ちいいですね」「生き返るわね~」

 

 温泉に浸かると、一度はこぼしてしまうセリフである。

 全員が大きな浴槽に解放感を得ていると、簪がふらふら~とロリーナの所にやってきた。

 

「……ロリーナさんって、綺麗ですね」

 

 光沢を放つ美しい肩と色っぽい鎖骨ライン。抱き心地のよさそうな中肉中背の体つき。綺麗な曲線を描く乳房と、それから続く腰回りのくびれ。さらに雪のような白い柔肌が扇情的で、少女には出せない大人の色気を醸し出している。

 

「それに……お、おおきい」

 

 湯船に浮かぶふたつの胸は、自分のサイズより3カップは余裕で大きい。それでいて綺麗な曲線を描いており、簪は『アニメみたいな胸』と思った。

 

「これがGカップの大きさですか」

 

 アリスはロリーナの下乳をゆさゆさ揺らした。まるで水風船みたく弾む胸に「おおー」と感嘆の声が漏れる。「こら、上司のおっぱいで遊ばないの」と叱られるも、眼前のボリューミーな胸に意識が行ってしまい、ほとんど聞こえなかった。

 

「一体なにをどうしたら、こうなるんでしょうね」

「……わけてほしい」

 

 ふたりして自分の胸を見下ろす。パンケーキなみのふくらみしかない自分たちの胸には、なんとなく展望が持てなかった。一体どこで“膨らし粉”を入れ忘れたのか。

 

「そういうけど、アリスちゃんだって、意外とあるじゃない」

 

 と楯無がふにふにと胸を揉んできて、アリスはとび上がった。

 

「きゃーッ、何するんですか、いきなり!」

 

 胸を抱えて後ずさるアリスに、楯無は口先をとがらせた。

 

「だって、アリスちゃん、意外と綺麗なおっぱいしてたから」

「だからって、断りもなくもみます!?」

「いいじゃない、女同士なんだから。ほらほら、もっとお姉さんに触らせなさい」

 

 ワシャワシャと両手を突き出してくる楯無から逃げるように、アリスはローズマリーの背に回り込んだ。

 

「ろーずまりー~、助けてください。れいぱーです。れいぱーが出ました」

 

 アリスはローズマリーの背後からそう言った。ローズマリーは「酷い言いようね」と苦笑いするも、妹が助けを求めてきたのだ。見捨てるわけにもいかなかった。

 

「楯無、そのへんにしておきなさい。女性の胸をさわりたいなら自分の胸を触ればいいでしょ。あなただってよいものをお持ちではありませんか」

「そういうローズちゃんこそ、よいものをお持ちよね」

 

 言われてみんなの視線がローズマリーの胸元へ行く。

 確かにふくよかな胸は楯無と同等かそれ以上の大きさがあった。形も綺麗だ。

 

「触っていいかしらですか?」

「どうぞ」

 

 なぜかアリスが言った。当然の如くローズマリーが眉を顰める。

 

「アリス……」

「身体を挺して妹を守るのが姉のお仕事です☆」

 

 どうみても言葉に裏があるとしか思えないない言動。あからさまに確信犯だ。

 アリスがローズマリーを生贄とばかりに差し出すと、楯無も「では、お言葉に甘えて」とローズマリーの乳房へ手を伸ばた。そして、強くしたり弱くしたり、ふにふにと感触を確かめ始める。

 

「すごいわ。張りがあるのにとても柔らかい。ずっと触っていたくなるような、癖になる感触」

 

 想像以上の感触に楯無の口から感動の声が漏れた。

 

「それはどうも。気は済みましたか」

「いえ、もう少しだけ」

 

 まるで何かに取り憑かれたように、楯無はなおもローズマリーの胸を揉み解す。第三者から見れば、思わず生唾を飲んでしまうような淫猥な光景になりつつあった。だが、当の本人は表情を変えておらず、同性に揉まれたところでなんともないようすだ。

 そこへソフィアが「みていられないな」と忍び寄り、ローズマリーの豊満な胸を持ち上げた。

 

「いいか、楯無、女性の胸は鷲掴んじゃダメだ。こうするんだよ」

 

 言うなり、下からすくうようにも打ち上げながら付け根をなぞる。すると――

 

「んう……ッ」

 

 いままで鈴としていたローズマリーが体をびくっと振るわせた。

 噤んでいた桜色の唇からは甘い声。それは我慢できずもれたような淫靡な声だった。凛として表情を崩さないローズマリーを紅潮させるとは、さすがは何人もの男性を籠絡させて女スパイである。

 ソフィア姉さんのテクぱないって。そんな尊敬のまなざしをうけたソフィアはドヤった。

 

「女の胸は、リンパ腺の多くあつまった脇ちかくが感じやすいんだ―――――み゛ッ」

 

 得意げに解説していたソフィアの体が急にくるりと宙を舞う。

 湯船に叩きつけられた彼女は大きな水柱を立てた。

 

「なにするんだ、いきなり……」

 

 濡れた前髪を拭い、自分をひっくり返した張本人を睨む。

 ローズマリーは片手で胸を隠し、もう片手で握りこぶしを作ってわなわなと振るわせた。

 

「 あ な た ね ……」

 

 表情は羞恥と憤怒で真っ赤だった。妹の前で辱められたのだから無理もない。

 

「そう怒るなって、ちょっとふざけただけだろ。というか、おまえがそんなに感度がいいなんて思わなかったんだ。恨むなら、敏感な自分の体を恨め」

「私の体がいけないというのですか、あなたは」

「“私の体がいけない”とか、そういうフレーズがでてくるあたり、おまえ才能があるよ。エロの。――おっと」

 

 ソフィアは掴もうと伸びてきた手をかわし、身を翻して湯船を飛び出す。

 怒りが収まらないローズマリーは逃げたソフィアを追いかけた。

 そんな姉を妹ながら同情していると、むにゅっと背後から誰かが胸をさわってきた。

 

「こんなかんじなのかしら」

 

 アリスが振り向くと、楯無が妖しく舌舐りしていた。

 

「んっ、ちょっと、会長……」

 

 先とは違う繊細なタッチに、どこか色っぽい声を上げてしまうアリス。

 それが楯無の加虐心を煽り、おふざけをエスカレートさせていく。

 

「ふふ、アリスちゃんのそういう声聞くと、いじめたくなるわ」

 

 そう言った彼女の表情には少女の面影は無く、妖艶な女性の色香だけが漂っていた。

 どうやら、さっきの一件で妙なスイッチが入ったらしい。興奮気味の楯無の吐息が耳に拭きかかるたび、アリスは身悶えした。

 

「ちょっと、息を耳に吹きかけないでくださいってばぁ……」

「あら、想像以上にかわいい声で泣くのね。いいわ。お姉さんにもっと聞かせて♡」

「……だ、黙りなしゃい」

 

 呂律が回らない所為か、威勢は悪く、まともに啖呵すら切れなくなっていた。

 それをいい事に楯無が悪戯をエスカレートさせていく。

 

「そうじゃなくて、いつもみたいに『黙りなさい』って言ってみなさい。ほら」

 

 楯無は色っぽく耳元で囁き、しなやかな腕でアリスの胸をもみしだく。辺りに薔薇の背景が似合いそうな雰囲気が醸し出され、禁忌とか禁断とかいう危ない言葉が彼女らの周りに乱舞した。学園という情操教育を担う場で不埒な行為に及んでいることが、いっそう楯無の興奮に火をつける。

 

(うふふ、これはちょっとグッとくるわ。できるなら、このまま押し倒したいけど)

 

気分を最高潮に、いけない扉を開こうとしたとき、ぼそっと声が聞こえてきた。

 

「……お姉ちゃん、変態、色魔」

 

 それは調子に乗った楯無へのきつい一言だった。

 その一言で、我に返った楯無は「ち、ちがうのよ」と言い訳をするが、妹の冷たい視線はやまない。学園の立場ある人間が、不埒な行為に勤しんだのだ。どうやっても言い訳できなかった。

 何も言えず固まる楯無から、ようやく解放されたアリスは力なくブクブクと湯船に沈んでいった。

 

 

     ♡          ♣          ♤         ♦

 

 

「酷い目に遭いました……」

 

 脱衣室に備わった長椅子に腰掛け、アリスは深い溜息をついた。

 羞恥心と得体の知らない感覚に心身ともにすっかり疲れた気分だ。これじゃ何のために大浴場に来たのかわからない。

 

「災難でしたね、アリス」

 

 そこへローズマリーがやってきた。ソフィアに報復できたのか、満足げな表情だった。彼女の背面ではソフィアが「あいつ、本気でひねりやがった」と赤くなった頬を撫でている。

 

「お互い様ね」

 

 ローズマリーは「ええ」と苦笑いして、アリスの隣に腰を下ろす。

 そのローズマリーになんとなく見つめた。鼻梁の整った顔つき。ふくよかな胸。流れた汗がその綺麗なボディラインをなぞるたび、ドキリとする色気が醸し出されている。我が姉ながら、綺麗な女性である。そんな彼女に見初められた男は、幸せ者だろうなんて考えて、ロキのことを思い出す。

 

「ねえ、ローズマリーには好きな人がいるんですよね」

 

 7月7日の晩。自分が組織を抜けられない理由に、裏切れない人がいることを上げた。その人物がロキであることは、すでに察している。そして、あの少年がローズマリーの想い人であることも。

 

「正直、意外でしたよ。ロキみたいな男性が好みとは思いませんでした」

「私もそう思います。私も年下を好きになるとは思わなかったわ」

「やっぱり、年下なんですか」

 

 ロキは17か18あたり。ローズマリーは20歳前後。実のところ、お互い戸籍管理された国の生まれではないため、正確な年齢はわからないが、傍目からだと、高校生と大学生のカップルのように見える。

 

「とはいえ、これはこれで悪くないと思っています。ただ、年上としてもっとリードしてあげた方がいいのかしらと、思い悩む毎日です。どちらかといえば、私は甘えたい方なので」

 

 歳の差をかなぐり捨てて甘えてみたいものの、いやいやここは、年上としての包容力で支えるべきか。日々そんな葛藤らしい。

 彼に必要なのは、甘えられる相手か、愛でる相手か。

 好きな相手を想い、あれやこれや思い悩む姉をアリスは愛らしく思った。

 

「好きなんですね」

「ふふ、そうなのかもしれないけれど、言われると恥ずかしいからやめて♡」

 

 ほんのり頬を桜色に染めて、ローズマリーは照れるようにはにかんだ。

 そして反撃とばかりにしっとりした声音で告げる。

 

「そういうあなたはどうなの。彼のこと」

「え?」

 

 思わぬ手返しを喰らい、アリスは黙った。

 自分が彼をどう想っているのか。自分でも分からなかった。彼を異性として意識したことはあるが、その彼に恋愛感情を抱いているのかまで意識したことはなかった。恋が未経験だから、彼を想うこの気持ちが恋か否か判断できないというのもある。

 

「ローズマリー、恋をするってどんな気持ちですか?」

 

 純粋な疑問と、好奇心から、彼女は先輩に尋ねた。

 しかし「その質問に意味はあるかしら」とローズマリーは笑う。

 

「人の恋愛観は人それぞれです。聞いたところで参考になるとは思えませんよ」

 

 恋愛の自由化で、それぞれが自分なりの恋愛観を持つようになった現代。何が“恋”か。その答えは人の数だけある。他人の恋愛観が自分に当てはまる方が希有だ。

 

「あなたが彼をどう思っているか。こればかりは、自分で答えを出すしかありません。ただいえることは、彼はあなたのことが好きだということね」

「む~……」

 

 彼が私を好きかもしれない。こう口に出されると、顔から火が出そうになる。

 恥ずかしいような、照れるような、誇らしいような、いろんな感情が入り乱れてアリスは膝を抱え込む。ほんのり頬を赤め、微熱にうなされる妹にローズマリーは愛らしさを感じた。だからこそ、妹の未来を守りたいと強く思う。

 

「やはり、あなたに銃は似合わない。血腥い世界から足を洗って、恋に悩み、青春を謳歌してほしい。戦士としてではなく、乙女として。――けれど、あなたはそれを望まない」

 

 アリスは強く頷いた。

 志半ばで去った母の願いを叶えるため。親友を殺めてしまった償いをするため。それら機会をくれた<デウス・エクス・マキナ>への恩返しのため、まだ銃を置くことはできない。

 周りが“日常”へ戻ることを許しても、自分が自分を納得させられなかった。

 誰かに言われて、すぐやめてしまえるようなことなら、今まで続けてきてなどいない。

 対して、ローズマリーも引き下がれない理由がある。

 もし妹に何かあれば、姉として天国の母に顔向けできない。

 

「やはり勝者の権限を以て従わせるしかないようですね。――では、すべてはトーナメントで」

 

 そう告げて、ローズマリーは椅子から立ち上がった。

 去っていく姉を見送ることなく、アリスは「ええ、そうしましょう」と答えた。

 

 

 


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