博麗さん家と俺   作:doll

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テスト期間がやっと終わり、いざ日をみてみれば

「12月1日」

・・・え?

・・・ええぇぇぇ!?

なんとハロウィンから1ヶ月1日すぎておりました、ハイ
急がないとまたクリスマス、お正月とイベントもりだくさんなわけで
参加募集の恐ろしさがわかりましたね
絶対ハロウィンは終わらせます!
でも参加募集はまたいつかになるかなぁ
やっぱりこういうのは事前からこつこつかくべきだった・・・


ハロウィンパーティーpart2

駆真と魔理沙にクッキーを手渡したあと

駆真はしばらくこちらの魔理沙と話しているということなので俺はまたぶらぶらと探索を開始しはじめたが、またどこからかにぎやかな声がしてくる

また何か怖い服装でもした奴らがいるのか?

人混みをかき分け、進んでみると

 

「ニャハハハハハ!それ仮装じゃなくてェ普段着じゃないかァ」

 

「だ、だってこれしかなかったんだもん!」

 

「お前ら俺の前でイチャイチャすんのやめてくれる?」

 

「ニャハハッ、なんだァ夜月。霊夢と一緒に来れなかったからスネてるのかァ?」

 

「んなわけあるか!」

 

そこにいたのはパッと見11歳くらいの化け猫の仮装をした少年と

多分こっちの世界のミスティアじゃないのだろう、おかみすちーの格好をしたミスティアと

オオカミ男の格好をした17、8はあるだろう青年だった

みんな凄い髪の色してるけどやはり幻想郷。あれも地毛なのだろうか

 

「ニャっ?アンタが主催者かなァ?」

 

化け猫の姿をした少年?はこちらを振り返るとニコニコしながらミスチーの手をひいてこちらにやってくる

 

「あぁ、そうだけど…あんたは?」

 

「リア・ウランドエル、普通にリアってよんでくれェ」

 

「俺は緋色 夜月、夜月でいい」

 

「私はミスティア・ローレライ。適当に好きに呼んでいいわよ」

 

「俺は新藤 零斗、零斗でいいよ。よろしく」

 

色々話を聞いてみると、夜月はそちら側の世界では博麗神社に住んでいるらしく

よく霊夢にお払い棒でなぐられるらしい。おっかないのな…

それにリアの猫耳は今回だけでなく、常につけているらしい

…趣味か?

口調もなかなか独特なんだな

ただ何を考えているのかわからないのが少し不気味な気がする…

 

「零斗!やっと見つけた!」

 

話し込んでいると、後ろから突然また声をかけられる

ふりむくとそこには、いつもの紅白の巫女服ではなく黒色の魔理沙の服を着た霊夢がたっていた

 

「霊夢…何で魔理沙の服なんかきてるんだ?」

 

「…つくるお金がなかったから魔理沙にかしてもらったのよ」

 

…お金ケチったなコイツ

 

「それよりトリック・オア・トリートよ!勿論その後ろの人達にもいただくけど」

 

魔理沙と同じこと言うなぁ・・・

 

俺はみんなにくばっているクッキーの袋を手渡すと、霊夢は嬉しそうに持っていた袋の中にいれた

チラッとのぞいてみるとかなり大量にはいってる

 

「どんだけもらってんだよ・・」

 

「みんなをおどs・・げふんげふん。お願いしたらみんな快くお菓子をくれたわよ」

 

「おいまて、さきにきこえた物騒なワードはなんだ」

 

「きのせいよ」

 

「ニャハハハッ、やっぱりどこの霊夢も一緒だねェ。ぶっとばされるのも嫌だし。はい、キャンディーあげるねェ」

 

リアは霊夢に真っ黒なアメを差し出す

霊夢はちょっと警戒しながらアメを受け取る

 

「あ、ありがと。ところでこれ何」

 

「キャンディーだよォ?」

 

「いやいや!それはわかるわよ、味よ、味!」

 

「あぁ、それはちょっと不思議なキャンディーでねェ?なめた人の好きな味になるんだァ」

 

「ふーん、なかなかいいじゃない」

 

他にもミスチーからはお菓子じゃないけどヤツメウナギの蒲焼きが何本かと夜月からは金平糖をもらいご機嫌でほかの人のところへさっていった

 

「それじゃあ俺もそろそろ違うとこにいくかな、じゃあ楽しんでいってくれよ?」

 

俺はクッキーを三人に手渡すとまた人混みの中を歩き出した

 

やはり違う世界からの人は目立つよな

またまた出会ったのは高校生ぐらいの青年

狼男の仮装をしている

どうやら1人できたようだがまわりとはかなり親しげに話している様子からまわりにうち解けやすいのだろうか

 

そしてもう1人その青年の近くにいるのが魔女の仮装をした男性

男性なのに魔女、うん気にしないでおこう

 

とりあえず話しかけるにこしたことはない、といざゆかんと足を進めた瞬間、狼男の仮装の青年がこちらにきづいたのか、人懐こっそうな笑顔でこちらをむく

そして魔女服の男性もこちらを見る

 

「あ、今回のハロウィン主催者さんだね。はじめまして」

 

「あぁ、こちらこそはじめまして」

 

「俺の名前は龍神 王牙、よろしく」

 

「俺は邪黄乃魔。とある小説のうp主だ。よろしく」

 

「あぁ、俺は新藤 零斗。よろしくお二人さん」

 

一通り挨拶をおえると王牙はあたりの料理をみてはあぁとため息をつく

 

「どうしたんだ?」

 

「いや…ね。ここらの料理はどれも美味しいね、じいちゃんにこれ作った人の爪の垢のませたいよ」

 

「流石女子ばかりの幻想郷」

 

「いや、ここらへんの料理つくったの俺」

 

「「えぇぇ!?」」

 

二人はおもいっきりのけぞる

 

「おいおい…」

 

「いわゆるあれか、主夫といわれるやつか」

 

「同じ男なのに…じいちゃんはなぁ…」

 

 

いったいどれだけ凄いのだろうか王牙のじいちゃんの料理

 

俺が頭で色々と考えていると、向こうで何かあったのかグラスがこちらに飛んでくる

 

グラスは邪黄乃魔にパァァーン!とぶつかるが、邪黄乃魔は一切反応せず、おちていくガラスの欠片を素手でもつ

 

えぇぇ…血も出てないし

俺は内心この人は超人かとツッコミをいれながら、さすがに客人に片づけてもらうわけにはいかないので

 

「あぁ、いいよ俺にまかせて」

 

俺は邪黄乃魔がもっているガラスの欠片にチョンっとふれると、能力でゼロに戻し、欠片を消し去った

 

「おぉ…」

 

邪黄乃魔は目を見開くとふむ…と考え込み、下に残った欠片にチョンっとふれる

すると欠片は俺がやったのと同じように欠片は消え去った

 

「えっ…」

 

「俺の能力は相手の能力をコピーする程度の能力、零斗の能力をコピーさせてもらったよ。

でもどんな能力かわからないからそのまま真似しただけだけだがな」

 

 

なるほど、これで俺の零にする程度の能力をコピーしたのか

 

 

とりあえず、グラスがとんでくるなどとかなり大盛り上がりになってきているのでそろそろ誰か怪我をするだろう

お開きにするとしようか

 

 

俺は会場にいた全員にクッキーを手渡し終えると、開閉を告げた

みんなは十分楽しんで満足したのかにこにことご機嫌でかえっていく

 

 

めちゃくちゃになった会場をみて、俺と霊夢ががっくりと肩をおろすのはいつものことだ

 

片づけが終わると、俺たちは余ったお菓子を食べつつお酒を飲み交わしていた

 

「んー、本当に好きな味だわ…」

 

「どんな味?」

 

「あんみつ」

 

「あんみつ味のキャンディーて…」

 

霊夢はそれでも美味しいらしいのかかなりご機嫌でリアからもらったキャンディーを口の中でころころところがしている

 

俺は魔理沙がくれたスルメをちみちみかじりつつお酒をふくんだ

何故スルメかというと、お酒好きが多い幻想郷。甘いものよりおつまみのほうが喜ぶからだそうだ

 

あいつも色々考えてんだな

 

「俺はなくなった霊夢のコップにお酒を注ぐと、自分のコップにも注いだ

 

そして霊夢はニコリとほほえんでこちらをみる

 

俺はそれを同じようにほほえんでかえした

 

「「ハッピーハロウィン!」」

 

チンっ♪とコップをならし、そのままグイッとお酒を飲み込んだ

 

 

こんな遅いハロウィンもなかなかいいかもな

 




はい!やっと終わりましたハロウィン!

コラボさせていただいた皆様!お待たせしてすいません
これでコラボ回は終わりです
次回からは本編にはいっていきます

ただでさえ遅い更新、このままラストまでいけるかとても不安です…
とりあえず失踪はしませんのでご安心を

今回ハロウィンパーティーに参加していただいた

ウェルドールさん
聖魂のマキシさん
邪黄乃魔さん
シャイニングさん
本当にありがとうございました!

…あっ
glipさん!
コラボなんですが
今回どうしても書けませんでしたので、こういう大きなコラボでなく。個別でも構いませんか?

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