光「本当は英語でうちたかったけど、わからなくてうてなかったんだよねｗ」
…はい
光の歓迎会はそのまま深夜までおこなわれ、騒がしかった会場には寝息だけが響いていた
「よいしょっと」
ベロベロによって眠った霊夢を布団にねかせたあと、零斗は酔って眠った一同を見回す
「しっかし光があんなに酒がのめるとは…」
零斗は顔を真っ赤にして眠る光を見つめて、ため息をはいた
光はワインやウォッカなどの度の強いものを次々に空にしていき、レミリアもすごく驚いた顔をしていたなぁ…
やっぱり光も半分吸血鬼なわけだからワインとか外国のお酒がすきなんだろうか。
焼酎や日本酒はあまり好きじゃないようだ。
俺は好きなんだけどな…日本酒や焼酎
いろんなことを考えつつ俺は霊夢の横に布団を敷いて横になる
そういや光は『住むこところがきまるまで家で預かる』って約束だったよな…
…そーだ、決まったじゃないか
すむところがな
俺は明日これを光にいってやるとどんな顔で驚くか少し楽しみにしながらまどろみに身をゆだねた…
翌朝、俺は昨日思いついたことを光に話した
「ええっ！？僕に紅魔館に住めと！？」
案の定、光は予想通りの驚きっぷりを俺に披露してくれた
あー、面白れーｗｗ
「あぁ、だって吸血鬼だし、執事だってなかなか似合ってたぞ？」
「で、でも、レミリアさんは…」
「あら？私は別にかまわないわ。むしろ咲夜の負担が軽くなるのはこちらとしても助かるもの」
「レミリアさんまで…」
「咲夜もそれでかまわないわよね？」
「お嬢様がおっしゃられるなら…」
咲夜はしぶしぶといった感じだが、ほんのりうれしそうなのは俺は見逃さんぞ！
「咲夜もまんざらじゃないみたいだしいいんじゃない？（私は零斗と二人っきりに戻れるし）」
「霊夢もこういってるしいいんじゃないか？（何か少しうれしそうだけど）」
全員に言われて光も反論する気をなくしたのか力無く
「…わかりましたよぉ…」
と一言だけつぶやいた
「まぁいいじゃないか、吸血鬼だし案外住みやすいと思うぞ」
「すみやすければいいってもんじゃありませんよ・・・」
そのあとの話し合いの結果、実際にすみ始めるのは１ヵ月後。
それまでに服や生活品をそろえておけといわれて、光はとりあえず神社に帰ることとなった
そしてバイト代も一応もらえた
「あ、それあんたが使いなさいよ。生活品そろえなきゃいけないんでしょ？」
霊夢さんにわたそうとしたら、そのお金は自分でつかえといわれたので、大事にとっとくことにした
あとで聞いてみると、実際はあんまりピンチじゃないらしい
あの通帳は偽者でただ僕に紅魔館にいかせるための罠だったようだ
霊夢さんが作ったお酒を里でうったり、先輩が里でバイトしたりと何とかやりくりはできているみたいで、最近は里では顔が効くらしく少し割引したりしてもらえるらしい
まぁ、だからお金の心配はなかったけど…
サプライズを隠すために僕にバイトをさせたらしい
なんだか全員不器用ですよねぇ…
あ、それとそれと
あの通帳は実は八雲さん家の通帳だったらしく、あのあと藍さんが来て
通帳をとりかえしにきたそうだ。なんだか最近本当にピンチらしくそれなのに紫さんは寝てばかりで…と愚痴を聞かされたそうだ
というか…どうやって通帳盗んだんだろう…？
まぁ、こんなことで僕のバイト日記はこれでおしまい
そう、バイトは終わるけれど、執事日記がはじまっちゃうわけだよねぇ…
はぁ…また里にいって紙買ってこなきゃ
それでは皆さん、また会う日まで
seeyou again♪
はい、これで光君の物語はおしまい
次からはまた零斗君の物語が始まります
春雪異変
さてこれはどんな物語になるのでしょうか？
光君のスペルはどんなのなのか？
誰と誰のフラグがたつのか！？零「たつのかよ！」
霊夢はちゃんと異変を解決することができるのか？
それでは次回も！
全「「「お楽しみに～！！」」」零「次回もまた見てくれよな！」
感想、評価、指摘、登録 まっております