博麗さん家と俺   作:doll

29 / 46
妖々夢編

春雪異変、ここに開幕!


妖々夢、春雪異変
第23話 外は桜咲k…いいえ、銀世界でした


チチチッ

 

鳥の鳴き声とともに幻想郷に朝が訪れる

 

たまにTNTNTNと聞こえるのは幻聴だ、違いない。

 

「ふぁあ……もう朝か」

 

俺は低血圧なので朝には弱い、でも朝ごはんをつくらないと霊夢がぐずるからなぁ

 

「ふぎゅ!」

 

寝ぼけながら布団から立ち上がり、障子に向かおうとするとどうやら何かふんだらしい

慌ててみてみると、布団から白色の髪がチラチラと見えている。

 

 

「先輩~、ひどいです。踏むなんて~」

 

もぞもぞと布団から出てきたのは、髪がボサボサになった光だった。

どうやら光の上を踏んだみたいだ

 

「何だ光か、なら問題ない」

 

「ひどくないですか!?僕半吸血鬼なんで朝弱いんですけど……」

 

うしろでギャーギャーと髪をボサボサにした光が騒ぐがそれをスルーし、障子を開けるとヒヤッとした冷気とともに俺の視界には桜の花ではなく、真っ白な銀世界が広がっていた。

 

「……は?」

 

俺の腑抜けた声とともに屋根からドサリと雪が落ちたのだった。

 

その後、とりあえず二度寝しようとしていた光をたたき起こし、朝ごはんの用意をする

 

「おはよぉ……」

 

眠たそうな霊夢が顔をピンクに染めて少しふにゃっとした顔で目をこすりながらおきてくる。

このときの霊夢は凄く可愛い。おもわず抱きしめたくなる可愛さだがここはグッと我慢する

 

「おはよう霊夢、とりあえず着替えて来い。寝巻きが乱れているぞ」

 

そう、多分あともう少しずれたらサラシがほどけてもはやこの小説はR-15をつけるはめとなってしまうぞ

 

「わかった……」

 

けだるそうにテクテクと歩いていく。あぁいつもあんなんならいいのだがな。

でもツンデ霊夢とまでいわれる霊夢だ、あのギャップも中々萌えるものだ。

 

「先輩ー、ご飯炊けましたー。」

 

「了解、よそっておいてくれよ」

 

とりあえず早く用意しないと本題にいけないな。

 

~数分後~

 

「「「ご馳走様でした」」」

 

食器を片付け、早速本題へ入るとしよう

 

「霊夢、なぜか春だというのに雪が積もっているのだが?」

 

「そうね、多分異変かしら。勘がそう告げてるわ」

 

霊夢がそう告げると、霊夢の後ろから二つの影がヌッと影が出てくる

 

「なら話ははやいぜ、早速異変解決といくか?」

 

「貴方行儀がなってないわよ」

 

その影は魔理沙と紅魔館のメイド、咲夜だった。

なぜか魔理沙は3色団子を頬具っている。

 

「あっ!それは!」

 

霊夢がバッと昨日団子をいれておいた戸棚をみると、綺麗になった皿だけがおかれていた。

 

「な?言っただろ」

 

いつもこうして大事にとっておいてても魔理沙に掠め取られる。よく見る光景だ。

 

「あら、迷いもせず戸棚へいったわよ。この白黒魔法使い」

 

「まぁーりぃーさぁ!!!」

 

霊夢が顔を真っ赤にして怒り出す。

 

「落ち着きなさい、霊夢」

 

「その喧嘩、ぜひかいたいところなんだが今回はやめておこう。今はこの異変をどうにかするほうが優先だ。」

 

 

「団子くらいまたかってやるから。」

 

「……わかったわよ。…今度つれていってね、甘味処。」

 

「はいはい、終わったらつれていってやるからさ」

 

俺がそういうと、霊夢はなにやら満足気な顔をしていた。

 

「(あ、こいつ地味にデート誘いやがったな。くっそぉ…!!)」

 

「(……零斗とデート…!!さっさとこの異変を終わらせてやるわ!)」

 

「(あらあら、ずいぶんもてるのね彼)」コソ

 

「(みたいですねー)」

 

二人の少女は違う意味で、内心燃え上がるのでした。




はい!始まりました、春雪異変!

零「解決いけよ!」
いやぁ、次回からいきますって
光「今回は何か僕が扱い酷いような……」
キノセイデスヨ?(目線を泳がせる)
零「アァ、ソウダヨ」
光「何でお二人ともカタコトなんですか!?」
さ……さぁ!次回はついに異変解決へ向かいます!
光「あれ!?」
それでは次回も!

全「お楽しみにー!」光「えっ!?あっ、お楽しみに!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。