東方なんでも記   作:投稿人的な何か

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今回から恋愛が始まります。
待っていた皆様。すいませんでした。
しかし、砂糖ぶち込みたいんですが・・・なかなか難しいです。
それではごゆっくり。


第二章 俊也君の恋心
第8記 白玉楼での宴会


俺がこの幻想郷へきてから2年がたった。

仕事は順調にこなし、生活には困らなかった。

 

「さて・・・今日も仕事しますか。」

 

ええっと、今日の仕事は・・・○○さんへの配達、文さんへのネタ提供・・・これは・・・どうしようか。まああとでいいか。

あとは・・・

 

「げっ、またあいつか。」

 

内容は簡単。ちょっとそこらへんで悪戯しまくっている⑨を懲らしめることだ。・・・。

 

「一週間前やったばっかじゃないか。」

 

あいつも懲りないなあ。どうしようか。

 

「面倒だからあとで考えよう。」

 

まずは行動しないと始まらない。配達にいこう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ふいー疲れた疲れた。」

 

仕事が終わって報酬を受け取り、家に帰ってきた。外は空が赤くなってきた。

ちなみにあの⑨は霊夢に賽銭をやって頼んできた。

 

「今日は・・・何しよっかな。」

 

いつもならゲームをしたりするが・・・なんかそういう気分じゃないな。

さて、どうしようか。

 

ーーーコンコン

 

扉を叩く音がする。誰だろう。

あれ?

 

「なんだ、妖夢じゃないか。どうしたんだ?」

 

珍しいな。彼女が俺を訪ねるなんて。

 

「はい、幽々子様が宴会をしないかと言っていまして・・・」

 

「宴会?」

 

宴会か・・・そういえば最近博霊神社の宴会にいってないな。酒も飲んでないし・・・

 

「わかった。いくと伝えてくれるか?」

 

「はい、分かりました。それではお待ちしています。」

 

そういい妖夢は飛んでいく。

 

「しかし・・・幽々子からのお誘いは初めてか。」

 

あれからちょくちょく宴会には行ったものの、個人のお誘いは初めてだ。

・・・とりあえず冥界にいきますか。

酒あったかな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「冥界は本当に暗いな・・・」

 

そこら辺で霊がふよふよ浮いているくらいで空は暗い。

その中で一際目立っている木がある。

 

「西行妖ねえ・・・」

 

仕事で何回か来たことはあるが、いつ見ても不気味な感じがする。

 

(懐かしい気がするのはなぜだろう。)

 

「お待ちいしていました。幽々子様と紫様がお待ちです。」

 

「え、紫もいんのか?」

 

「はい。それではご案内します。」

 

白玉楼は本当にでかい。門をくぐるとさらに大きく見える。

周りの桜が本当にきれいだ。

 

「いらっしゃい、俊也。こうして喋るのは久しぶりね。」

 

「久しぶり、幽々子。まあ最近宴会にでてなかったしな。しかし、なんで俺を誘ったんだ?」

 

「紫だけだと話し相手が少ないのよ。それにお酒たくさん飲める人ってあなたしかいないじゃない。」

 

そういって微笑んでくる。こうしてみればすごく清楚な主なんだけどな。

 

「妖夢~。お腹すいたわ~。早く料理作って~。」

 

コレで台無しである。まあそれでも可愛げがあるか。

 

「は~い、俊也。久しぶりね。」

 

「久しぶり、紫。藍や橙は?」

 

「あの子達はお留守番。それにしてもあなたが宴会のお誘いを受けるなんて久しぶりね。」

 

「最近仕事が忙しかったからな。」

 

「ふーん・・・。」

 

紫はなんだかこっちを見ながらニヤニヤしてくる。何だその顔。

 

「どうして宴会のお誘いを受けたのかしら?」

 

「仕事が軽くなったし、最近酒飲んでないなと思ったからだ。」

 

「本当かしら。」

 

「なんだよ、本当かしらって。」

 

「幽々子目当てできてるんじゃないのかしら?」

 

・・・・っ。

 

「ドウイウイミデスカ?」

 

「その顔からすると図星らしいわね。」

 

あああ!なぜばれた!顔に出してない自信はあったのに!

 

「ドウシテワカッタンデスカ?」

 

「そうねえ・・・宴会のときちらちら幽々子の方を見ていたからかしら。」

 

はあ・・・すげえ疲れた。

 

「・・・帰ろうかな・・・」

 

「あら、それはだめよ。」

 

「頭痛がするんですけど。」

 

「能力で何とかしなさい。」

 

ぐ・・・逃げ場を失った。

 

「何の話しているのかしら?」

 

「うっぎゃあ!」

 

うしろからいきなり幽々子が現れたのでびっくりした。・・・落ち着くんだ俺。

 

「ド、ドウシタユユコ?」

 

あああああああああああああああ!声が変になってる!紫笑うな!

 

「どうしたのよ。そんな変な声だして。紫もどうして笑っているの?」

 

「いえ、少し面白いことがあってね・・・クス。」

 

「変な紫ねえ。それはそうと料理ができたわ。宴会にしましょう。」

 

「ええ、分かったわ。俊也、お酒持って来てるでしょう?出しなさい。」

 

「はいはい・・・。」

 

ああ、すげえ疲れた。俺は自分の空間を想像する。

そこから酒を出した。

あれからも修行して、自分の空間をスペカなしで創れるようになった。

 

「あら。いいお酒ね。どこで買ったの?」

 

「自分で作ったんだ。苦労したんだから味わって飲めよ。特に幽々子。」

 

「なによ~。私だっていい酒をぐいぐい飲むわけないでしょう。」

 

どの口がいう。結構前の宴会で俺が酒持ってきたとき、すげえ勢いでのんでたじゃねえか。

 

「ほら、早くいこうぜ。」

 

「それじゃあこっちよ。」

 

はあ・・・宴会する前から疲れるって、大丈夫かな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「もう飲めましぇん・・・幽々子様~」

 

あれから宴会を始めたが、幽々子と紫が妖夢に酒を飲ませまくって、妖夢はダウンした。

その後は3人で最近のことを喋っていた。

 

「それでね・・・」

 

「妖夢ったら・・・」

 

女性は話が尽きないな。聞いているだけでも面白い。

あ~酒がうまい。

 

「しゅんや~!。」

 

「うわっ!」

 

幽々子がいきなり抱きついてきた。え、ちょ。

 

「あらあら、幽々子ったらすごい酔ってるわね。まあ相当強い酒だったものね。」

 

「見てないで助けてくれって!」

 

「あらあら、別に満更でもないんでしょう?」

 

ぐっ・・・確かにそうだが。

 

「しゅ~ん~や~♪」

 

ぎゃああああ!体おしつけないでええ!すげえ柔らかい・・・ってそうじゃなくて!

 

「ラブラブねえ。それじゃあ私は帰ろうかしら。じゃあね~。」

 

紫はそういってスキマに入っていった。

 

「スー」

 

・・・この状態、どうしよう。

死にそう。主に俺の心肺停止で。

 

「・・・・・・・」

 

急に静かになってしまった。

眠い・・・

 

「いやいや。ここで寝た・・・・ら・・・・」

 

睡魔に勝てなかった俺はそのまま寝てしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「紫様、どうでしたか?」

 

「まだ思い出してないわ。」

 

「そうですか・・・」

 

「彼は・・・どうなるのかしら。」




ヒロインは幽々子様でした\(-▽ー)/
他のキャラを期待していた皆様。すいません。
酔った幽々子様・・・ええわあ。

感想、アドバイス、評価、誤字、脱字などがあったらよろしくです。


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