今回少し短めです。
それではごゆっくり
「ふいー。いいお湯だった。」
俺は霊夢との修行後、飯を食わせてもらい、風呂まで入れてくれた。
まあ作ったのも入れたのも俺だが。
それにしても、霊夢が料理を食べたとき
「・・・おいしいわ・・・!!!」
といって女の子らしくない食い方をしていたのがびっくりした。
まあ作った料理をうまいといってくれるのはうれしいものである。
さてと・・・
「スペルカード・・・ねえ。」
霊夢との修行が終わったあと
「あなたは能力もあって弾幕もつくれる。つまり弾幕バトルにも巻き込まれることになるわ。そうなっても大丈夫なように鍛えること、それからスペルカードを作っておきなさい。」
といわれたのだ。
「作るって言っても・・・どういう風にすればいいん・・・だ・・・?」
悩んでいて前を見たとき・・・そこには金髪の美人がいた。しかしなぜか上半身だけ亀裂みたいなものからでてきている。
・・・・・・・・
・・・・えっ?
「あの・・・どちらさまですか・・・?」
おれはおそるおそる話しかけてみる。だっていきなりめのまえに美人が現れたらうろたえますよ普通。
「はじめまして、鈴本俊也君。私の名前は八雲 紫。ここ、幻想郷を管理している妖怪よ♪」
「なぜ俺の名前を知っているんですか?」
「いったでしょ?私は幻想の管理者。何だって知ってるわ。」
「そうですか・・・それで八雲さんはなぜここに?」
「私のことは紫でいいわ。そうねえ暇だったから。」
「はあ・・・それでその亀裂みたいなものは何ですか?」
「ああ、これ?これはスキマ。境界の入り口みたいなものよ。ちなみに私の能力は境界を操る程度の能力よ。」
ーーーコピー「境界を操る程度の能力」
「あ・・・」
「どうかしたのかしら?」
「い、いえ、なんでもないです。」
「そう・・・能力がコピーささったのでしょ。」
「わかってますか・・・すみません。」
「別に謝ることではないわ。そういう能力だもの。仕方ないわ。」
うーん。便利だがあまりいい気持ちになれない能力だな・・・
「・・・あら、スペルカードじゃない。まだ決めてないのかしら?」
「ええ・・・どういう風にすればいいのか悩んでいまして。」
「そうねえ・・・スペルカードはあらかじめ力をカードに入れておいて爆発的威力を出すものだしね。」
「そうなのですか?」
「そうじゃなかったスペかの意味がないじゃない。」
「たしかに・・・」
「たとえば弾幕の威力を上げる、自分の能力をフルに扱えるようになる、苦手なことから身を守るなどがあるけど・・・能力が使えるほうがいいんじゃないかしら。せっかくチート的能力があるのだし。」
「なるほど・・・ありがとうございます。」
「ああ、それから人が殺せるような威力はだめよ?」
「分かっていますよ。」
ふむ・・・自分の能力をフルに使えるスペか・・・よし
「だいたい思いつきました。ありがとうございます。」
「そう?それならよかったわ。」
「・・・これを教えにきたのですか?」
「暇だからよ。」
「そうですか。・・・おっと、もうこんな時間か。明日早いので寝ます。」
「そう。それじゃあ私も帰ろうかしら。」
うーん、ねむい。明日の朝食なににしようかな。
「ああ。それと・・・」
唐突に紫さんが口を開いた。なんだろうと思って聞いていると
「あなたは何をしに幻想郷にきたのかしら?」
「・・・え?」
何をしに・・・・?
「いえ、特にないです。もとより迷い込んだ身ですから。」
「・・・そう。」
ん?なんだ?紫さんの表情がなんだかへんだな。
「ならいいわ。幻想郷はあなたを受け入れます。おやすみなさい。」
そんな表情は一瞬で消え、澄ました顔になった。
「え、ええ。おやすみなさい。」
そう返すとにっこりとした笑顔をみせ、スキマに入っていった。
「さて・・・俺も寝るかな。」
俺は布団を準備し中に入り込んだ。
あ~いい寝心地だ。
そう思っていると目蓋がどんどん重くなっていき・・・
博霊神社から帰ってきた紫は動揺していた。
彼の雰囲気、能力、間違いない。
彼は・・・彼はやはりーーー
「紫様、食事の準備ができました。」
「・・・分かったわ藍、すぐに行くわ。」
いまは・・・考えないでおきましょう。それよりごはんね♪
はい、紫さんです。
紫さんは俊也についていろいろ知っています。まあそのうち分かります。
魔理沙は次回・・・かな?
次回は俊也のスペカ実践です。
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