学校で終業式やら何やらで色々忙しかった・・・
今回は修行編です。
なんだかへんかもしれませんがそれでも読んでくれればうれしいです。
それではごゆっくり
庭にでると、先ほどから見えていた紅葉が一層ときれいに思わせてくる。
「・・・いい景色だ。」
思わず声に出していた。もとの世界じゃまったくみていないからな。
「ほら、さっさと修行するわよ。」
「ああ、分かってるよ。霊夢。」
そうだった。修行だ。俺にはチート的能力が備わっているから扱えるようにしなければ。
「それじゃ、なにをすればいいんだ?」
「そうねえ・・・空は飛べるから能力を使ってみましょうか。」
「いや、分からないんだが。」
分かっていたら修行する意味がない。
「とりあえず、[想像を現実に引き起こす程度の能力]からつかってみましょ。俊也、刀を想像してみて。」
「刀か?」
とりあえず想像してみる・・・刀カタナ・・・
「あら、できるじゃない。」
「まじか・・・」
俺の右手には一本の刀が握られていた。本当にできるもんだな。
「じゃあその刀であそこの木を斬ってみて。」
「いやいやいや、刀じゃきれねえよ。」
霊夢が指を差している木・・・うへえ、結構太いじゃん。斬り倒す前に刀が折れる。
「あら、だからこそ想像すればいいじゃない。」
「・・・なるほど。その手があったか。」
本当にチートである。
木が斬れる木が斬れる・・・。
「そりゃ!」
刀を振るう。そうすると木はスパッと音を立てて斬れた。
「おおー。すげー便利な能力だ。」
「そのくらい扱えれば十分ね。それと目をつぶって。」
「なんで?」
「何か変わってるかな~と。主に力が減ってるとか。」
まあ、確かに少し疲れたな。
目をつぶる。
「あ~。霊力がへっているわね。」
「霊力か。それと刀を創るときより木を斬るほうが疲れたんだが。」
「まあ当たり前ね。他の物体に干渉するんだから。それなりに力使わないとできないでしょ。次は[支配する程度の能力]ね。」
支配か・・・あんまりよくない能力だな。
「じゃあ・・・私の腕を支配してみて。」
「は?」
腕を支配?どういうことだ。
「動きを支配するのよ。ほら、やってみなさい。」
ああ。そういうことか。でも・・・
「どういうふうにすればいいんだ?」
「そうねえ・・・想像したら結局そっちの能力になるし・・・答えを求めてみたら?」
「・・・そんな能力もあったな。」
本当に便利だ。
「んじゃ・・・[支配する程度の能力]を扱う方法!」
・・・・・・・・・
「わかった?」
「・・・ああ、なんとなく分かった・・・が、すッげえ疲れた。」
「目をつぶってみて・・・うっわ、神力が半分以上なくなってる。すごい代償ね。まあそんなほいほい答えが分かってもだめだけど。」
俺はそこら辺にあった岩の上に座る。
「そんなにつかれたの?やめる?」
「いや、続けるが少し待ってくれ。」
さすがに疲労感がやばい。激しい運動をしたあとぐらいだ。
スーハースーハー
「よし、もういいぞ。んでつぎの能力だけど・・・制限することでいいか?」
「制限?・・・ああ、それでいいわよ。」
分かってくれたみたいだ。答えによると結構力を必要とするらしい。
「・・・よし。」
俺は答えの感覚に頼る。そして・・・
「っ!!!」
霊夢の顔が驚いたものに変わる。まあ相当力をいれているからな。
「制限なんてものじゃないわね・・・本当に支配されてるみたいだわ。」
ふ、そうだろうそうだろう!絶対動かせまい。
「まあ動かせるけど。」
・・・は?
「ふんっ!」
霊夢はなんだか声を出すと・・・腕が動き出した。
それと同時に
「うっぐ!」
俺の体に負担がかかる。相手が解こうとすれば俺に負担がかかるのだ。
「まあ支配と言えどやっぱりそれなりに力が必要そうね・・・ちょっと本当に大丈夫?」
「ああ、大丈夫大丈夫。」
まあ実際疲れるだけだし。
「ならいいわ、目をつぶって。」
俺は目をつぶる。力を見るのだろう。
「妖力が減ってるわね。でもそんなに減ってないわ。多分疲れてるのは慣れてないからね。」
妖力が減ってるのか。まあ支配だからな。
「それじゃあ次いきましょ。次は弾幕ね。」
「弾幕?なんだそりゃ。」
「この世界の戦い方。いってみればケンカのようなものね。この世界には妖怪もいれば神もいる・・・だから人間だけが弱くなりすぎないように作ったのよ。」
ふーん、たしかにこの世界だったら必要かもな。
「それじゃ早速やってみましょう。今から私が出すわ。」
そういって霊夢は手を振りかざす。そうするとそこから丸い球のようなものと札がいっぱい発射された。
「へえ、これが弾幕か。」
「まあ私の場合はこれが弾幕ね。じゃああなたやってみなさい。」
「ほーい。」
弾幕ね・・・それこそ想像して出そう。
「そいやっ!」
そういうと弾幕が想像されたように出てくる。おお、俺は青色か。まあ一番落ち着くし。
「あら、結構出せるじゃない。能力を使ったのね。」
「使えるものは使わないとな。」
「なら弾幕はオッケーね・・・スペルカードは・・・あとでいっか。」
「スペルカード?」
「ああ、簡単に言えば必殺技みたいなものよ。霊符『夢想封印』!」
霊夢はそうやって叫ぶと・・・あたりにカラフルな球がばら撒かれた。つか・・・
「うっわ、量多すぎだろ。」
「そう?これでも抑えたほうよ?」
うわーこれで抑えた方なのかー本気とかやばいじゃん。
「まあスペルカードは自分で作りなさい。・・・それで次だけど、弾幕バトルに慣れてもらうわ。」
「慣れる?」
「ええ。具体的にいえば実践訓練。つまり弾幕をよけてもらうわ。」
「・・・さっきのような弾幕をよけんのか?」
俺は恐る恐る聞いてみる。あの量が平然と出るならよけようがないだろ。
「ああ、あの夢想封印ほどじゃないわ。でもそれなりによけれるようになりなさい。と、いうわけで・・・」
霊夢は手を振りかざす・・・って、え?
「これをよけなさい!」
「うわあああああああああああああああああああ!」
霊夢から放たれた球や札は俺のほうに飛んできた。うっわやっべ・・・ってあれ?
「意外とよけれるもんだな。」
結構簡単だった。色々視野を広げればよけるのなんて簡単である。
「・・・驚いたわ。弾幕をはじめてよけるひとがここまでよけれるなんて。チルノでもここで撃墜できるんだけど・・・」
なにやら霊夢がぶつくさいっている。・・・ってなんでなんか悔やんでんですか?
「ふふふ、ならもっと難易度を上げてもいいわよね?さあ、いくわよ!」
「ちょっとまってええええええええええええええええええええ!!!」
俺、この世界で生きていけるかな・・・?
ふう・・・書き終えると次を考えるのが楽しいです。
次は・・・俊也のスペルカードや魔理沙を出そうかと。
それから・・・投稿を毎週日曜日にします。
宿題やら何やらでいそがしいので・・・すみません。
感想、アドバイス、評価、誤字、脱字などがあったらよろしくです。