東方なんでも記   作:投稿人的な何か

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間に合った!ふー疲れた。
〆切に追われる漫画家の気持ちが理解できてきている・・・
今回は幻想入り、俊也の能力についてです。
見れば分かりますが、本当にチートですww。
それからタグ変えてますので、気にする人は見てください。
それではごゆっくり。


第2記 幻想入り

ーーーここは・・・どこだ・・・?

 

体を動かそうにも、縛られているようで動かせない。

 

ーーーカツン、カツン

 

誰か近づいてくる・・・男のようだ。

 

『やあ、お目覚めかい?』

 

ーーーおまえは・・・誰だ。

 

『僕?僕はただの研究者さ・・・ちょっと変わっているけどね。』

 

そういって男は注射器を取り出す。

 

『これはね、ーーーやーーーなどの遺伝子を他人に移す薬さ。』

 

ーーーそんなやつ、この世にいるわけないだろう。

 

『だが実際はいた。そして僕が殺した。』

 

ーーーなぜそんなことを・・・

 

『なぜって?そうだねえ~・・・。』

 

 

 

『『知りたかったから』』

 

ーーー・・・は?

 

『だから知りたかったから、だよ。僕は好奇心旺盛でね、何でも知りたいんだ。

だからーーーなどの遺伝子を回収し、他人に移すとどうなるのか知りたくなってね』

 

 

『と、いうわけで』

 

そういって男は俺の腕をつかみ、針を刺そうとする。

 

ーーーや・・・やめろ・・・っ!

 

『やめろって?それは無理だな~。こんなに楽しいことをやめられるわけないじゃないか。』

 

 

 

ブスッ!!

 

 

ーーーう、うわあああああああああああああああああああ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あああああああああああああああああああああああああ!」

 

「ちょ、ちょっと何よ!?どうしたの?」

 

なんだ、夢か。にしてもひどい夢だった。布団から身を起こす。

よっこいしょっと。

 

「ねえあんた、大丈夫なの?」

 

荒い息を整える為、深呼吸する。すーはーすーはー。

ふう、落ち着いてきたぞ。

 

ってあれ?

ここどこだ?

見渡すと家と違って戸は障子でできていたり、色々古そうな家だ。

 

「無視しないでよ。大丈夫なの?」

 

声がした方を見ると、

 

ーーー巫女(?)さんがいた。

 

あれ?巫女さんってこんな服装だっけ

 

「ああはい。大丈夫です。」

 

そんなことを思いつつ返事を返す。

 

「そう?にしては結構うなされていたけど。」

 

「すいません。それよりここは・・・。」

 

ここはどこなんだ?障子が開いているところから外を見ると、一面に紅葉があってとてもきれいだ。

 

「ああ、あなた外来人だもんね。ここは幻想郷よ。」

 

幻想郷・・・?なんだそりゃ。

 

「俺がもといた世界とは違うのか?」

 

「あら。飲み込みが早いのね。そうここはあなたがいた世界とはまったく別の場所よ。」

 

そうか・・・

 

「元の世界に戻ることはできるのか?」

 

「無理ね」

 

まあそうだろうな。

 

「そうか・・・」

 

新作のゲームとかやりたかったな~。まあもうおそいか。

 

「悲しまないの?」

 

「悲しいけどないたって仕方ないだろ?」

 

「ヘンな人ね。今までここに来た人は必ずないていたのに。」

 

まあ・・・そうだろうな。突然すぎるし。

 

「でもヘンね・・・博霊大結界は最近強めたばっかなのに・・・どうしてはいってきたのかしら。」

 

「博霊大結界?」

 

「ああ、この世界とあなたがいた世界を分けている壁のようなものよ。」

 

「へえ~」

 

そんなものがあるのか

 

「あなた、心当たりはある?」

 

「ああ、それは・・・」

 

そういい、あの日のことを言おうとするが・・・

 

(あれ・・・?)

 

思い出せない。

 

(えーと。確か外に出たくなって帰ろうとして・・・あれ?何がおきたんだっけ。)

 

「なにかあったの?」

 

「いや、思い出せん・・・。」

 

「そう・・・ならしかたないわね。」

 

「すまん・・・」

 

「別にいいわよ・・・あ、そうだ。あなた名前は?」

 

ああ、いってなかったか

 

「鈴本 俊也。しゅんやって呼んでくれ。」

 

「そう。私は博霊 霊夢。れいむってよんで。」

 

「ああ、分かった。霊夢・・・しかし、どうしようか・・・帰れないんじゃな~。」

 

どうしようか・・・とりあえず畑でも耕すか?いや家作らないと。

 

「それなら人里に言ってみたら?」

 

「人里?」

 

「ここから少しはなれたところにあるのよ。そこならすむ所もさがせるわ。」

 

「そうか・・・ありがとう、霊夢。」

 

なら早速行ってみよう。とりあえず住居をさがさねば。

 

「ああ、少し待ちなさい」

 

「なんだ?」

 

呼び止められた、何だろう。

 

「あなた能力持ちね。」

 

「能力?」

 

「この世界で言う~~程度の能力ってやつよ。私は空を飛ぶ程度の能力ね。」

 

なんだそれ、めっちゃいいじゃん。

そう思っていると。

 

ーーーコピー「空を飛ぶ程度の能力」

 

「?」

 

「どうかしたの?」

 

「いや・・・何か頭にその能力の名前が響いてきて・・・」

 

何だったのだろう。

 

「ふーん・・・ねえ俊也、空飛んでみて。」

 

「はあ?俺は飛べないっての。」

 

「たぶん飛べるわ。勘がそういっているもの。空を飛ぶイメージを浮かべればいいわ。」

 

何だよその勘。わけ分からん。

まあやってみよう。空を飛ぶイメージ、空を飛ぶイメージ・・・

 

「あら、飛べるじゃない。」

 

「・・・嘘だろおい。」

 

飛べちゃったよ。え、まじですか。

 

「あなたの能力・・・大体分かった気がするけど・・・まだあるようね。」

 

「霊夢、それは勘か?」

 

「ええ」

 

自信たっぷりだなおい。

 

「調べるからちょっと目をつぶって」

 

「調べれるんかい」

 

「ええ、この札をつかってね」

 

ふーん、よく分からんがいいや。

目をつぶる。

 

・・・

 

「俊也、もういいわ。」

 

「もうか?はやいな」

 

「ええ。それであなたの能力だけど・・・すごいわね。」

 

「え?」

 

「想像を現実に起こす程度の能力、答えが分かる程度の能力、支配する程度の能力、他者の能力をコピーする程度の能力・・・それからもう1個あるのだけれど・・・よく分からなかったわ。」

 

うえ~なんだそのチート的能力、俺本当に人間か?

 

「それからあなた、おかしいわ。」

 

「いきなりなんだ。ひどいな。」

 

いきなりおかしいとか・・・理不尽すぎる。

 

「いい?この世界には4つの力があるの。神力、霊力、魔力、妖力。基本的に神力を持っている者は妖力を、妖力を持っている者は神力を使えないわ・・・。

 

ふーん、そうなのか。まあ神様がいて妖怪の力を使えたらおかしいよな。

 

「けれどあなたはこの4つをすべて持っている・・・それも結構な量をね。だからおかしいのよ。」

 

・・・ますます俺が人間なのか疑ってきた。

 

「まあ・・・別にいいんじゃないか?特に何も起こらないし。」

 

「そうね、それもそうね」

 

まあ俺が持っていても宝の持ち腐れなわけでして。

 

「んじゃ俺人里に行ってくるわ~。」

 

「はあ?ちょっとまちなさい」

 

む、なぜだ。さきに「行ったら?」と言ったのは霊夢じゃないか。

 

「あのねえ、この世界には神もいれば妖怪もいるのよ?そんな場所でひ弱なやつが1人で行って無事に行けると思う?」

 

「・・・ああ。それもそうだな・・・」

 

え、やっば。詰んだじゃん俺。ここから動けずにどうしろと。

 

「ああ。すむ場所気にしている?ならここに住めばいいわ。」

 

「・・・え?」

 

ん?なんだかヘンな言葉が聞こえたぞ?

 

「ごめんもう一回」

 

「ここにすめば?」

 

んー耳おかしくなったかな?

 

「ごめんもういっk」

 

「なんどもいわせるなあほ!」

 

バシイ!

 

いって。棒でたたかれた。

 

「だからここですめばいいって言ってるでしょうが。」

 

「・・・マジですか霊夢さん。」

 

え、まじか。こんな美少女と一緒に住めと。ははっ、恋愛無経験の僕にはちょっとな~

 

「ヘンなこと考えているようだけど否定しておくわ。」

 

「じゃあ何ですませんだよ。知らない男を。」

 

「あのねえ・・・。あなた持つはずのない力もっていて、しかも能力はチート。そして使いこなせないやつをほっとける訳ないでしょうが。

暴走されたら困るのよ。」

 

ああ、そういうことか

 

「じゃあこれからよろしくな。霊夢。」

 

「あんたのその身代わりの早さがよくわからないわ・・・まあこれからよろしく、俊也。」

 

「・・・んで、俺は何をすればいいんだ?」

 

「そうねえ・・・じゃあ境内の掃除でもして。居候なんだから働きなさい。」

 

「わかった。」

 

さて、掃除しますか。

 

 

 

 

 

 

「ふう・・・やっと終わった。」

 

はあ、疲れた。何しろ掃いても掃いても紅葉がちらばってくるし・・・

 

「お疲れさん。」

 

霊夢だ。お茶を持っている。

 

「なんだ?居候にもくれんのか?」

 

「いらないならいいわよ?」

 

「いや、もらうさ」

 

ズズズ・・・ふむ、味が薄いような気がするが、ほのかに苦味があってこれもいいものだ。

 

「ほら、飲んだら早く境内に行くわよ。」

 

「なんで?」

 

「修行に決まってるでしょ?」

 

ああ、そうか。修行もしてくれんのか。

それなら・・・

 

「よろしくお願いします。師匠。」

 

「ぶふっ!」

 

霊夢がお茶を噴出した。・・・汚いなあ。

 

「あのねえ、そんな風に言わなくていいから。」

 

「恥ずかしいからか?」

 

「あんまり根拠のないことを言うと吹っ飛ばすわよ。」

 

そういってこっちを睨み付ける・・・なんかよく分からんがすげえ威圧だ。体が動かん。

 

「分かった分かった。すまんすまん。」

 

「分かったならいいわ。はやくいくわよ。」

 

さて、修行がんばりますか。

 

 




うーん・・・いいなあ俊也。「答えが分かる程度の能力」とかめっちゃほしい。
それさえあれば・・・受験なんて余裕なのに・・・まあそうならない現実ですよね。

さて次回は修行編です。バトルシーン・・・うまくかけるかな~・・・

感想、アドバイス、評価あったらよろしくです。

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