東方なんでも記   作:投稿人的な何か

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結構早く投稿できるようになって来た。
ネタが尽きないようにがんばろう。
今回短め。
それではごゆっくり。


第10記 家出騒動1

俺はいつものように仕事を終え、帰宅するとこだった。

今日はちょっと地底にいってきた。

途中星熊さんに絡まれてしまってすごい疲れた。

 

「早く帰るか・・・。」

 

もう日が暮れている。いそがないとまた面倒な妖怪が出てくる。

 

ーーーザアアアアアア。

 

「んげっ!」

 

やっべ、雨だ。すぐに結界を張る。

地面が泥になってきた。

ん・・・?

 

「なんだ?あれ。」

 

道の傍らになんか見えるな・・・

人か・・・?

 

「・・・っ。」

 

ピンク色の髪、着物、まさか・・・

 

「幽々子!」

 

俺は駆け寄って結界を張る。服はもうびしょびしょだ。泥もついてる。

体が冷えきってるな。

 

「くっ!」

 

幽々子を担ぎ、すぐに空を飛んだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その後紫を呼び、すぐに着替えさせてもらった。

いま飯を作っている。

 

「なんであんなところで倒れていたんだ・・・」

 

紫によると服を取りに行ったとき、誰もいなかったという。

 

「妖夢はどこにいったんだ・・・」

 

とりあえず幽々子がおきるのを待とう。

 

 

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「ん・・・」

 

「幽々子!起きたのか!」

 

「ここ・・・は・・・?」

 

「俺の家だ、飯食えるか?」

 

「うん・・・。」

 

なんだ?元気がないな。いつものことならもっと食いついてくると思ったんだが・・・

 

「そうだったわ・・・妖夢いるかしら?」

 

「妖夢?ここにはきてないな。」

 

「そう・・・」

 

「・・・なあ幽々子、何かあったんだろう?何があったんだ?」

 

「・・・・・・。」

 

「無理に話さなくていい。ただ、協力できることがあったら言ってくれ。」

 

「・・・わ・・・た・・・」

 

泣いている・・・?

 

「わた・・・し・・・」

 

「幽々子、無理すんな。」

 

「私!・・・妖夢に・・・うっ、ううう。」

 

「・・・・・・」

 

「妖夢に!・・・ひどいことを・・・。っ!」

 

「幽々子・・・。」

 

そっと抱きしめてやる。泣いているときはこれが一番効果的だと母さんが言っていた。

 

「とりあえず今は泣け。落ち着いたら詳しいことを話してくれよ。」

 

「うっ、う・・・ぐす、ん・・・」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「落ち着いたか?」

 

「ええ、・・・ありがとう。みっともないところをみせたわ。」

 

「かまわないよ。それでなにがあったんだ?」

 

「・・・その・・・」

 

いいづらそうだ。まあ気長に待とう。

 

「妖夢に・・・最近わがままばかり言って・・・それで・・・」

 

「それで?」

 

「今日、妖夢に『もうわがままは勘弁です!』って言われて・・・」

 

・・・なんてこった。まさかの家出か。

 

「謝ろうと思って探したのだけれど・・・どこを捜してもいなくて・・・」

 

・・・・・・・・・・

 

「妖夢が帰ってこなかったら・・・私・・・私・・・っ!」

 

「幽々子・・・」

 

確かに幽々子にも非がある。でも、謝りたいのに会えないのはよくないな・・・

 

「とりあえず、今日は泊まっていきな。もう寝ろ。」

 

「うん・・・一緒に寝てくれないかしら?」

 

「え・・・?」

 

「その・・・一人だと・・・泣きそうで・・・」

 

「いや・・・」

 

「だめ・・・?」

 

「う・・・」

 

上目使い。これは卑怯だ。断れるわけがない。

 

「ああ、分かったよ。」

 

「・・・どういたしまして。」

 

仕方ない・・・寝かしつけてから動くか。

 

 

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「ふう・・・ようやく寝たか・・・」

 

俺は早速着替える。

さて、捜しますか。まあ捜す必要ないけど。

 

「『妖夢の居場所』」

 

突如襲う脱力感。これだけは慣れない。まあ仕方ない。

 

「・・・いるのか?本当に。」

 

でてきた答えは意外なところだった。受け入れてくれるのか?

 

「まあ行きますか。」

 




泣いているゆゆ様がすこし変かな?
まあそこら辺は自己解釈なのでお許しを。
次回は捜索編。妖夢がいる場所とは?

感想、アドバイス、評価、誤字、脱字などがあったらよろしくです。


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